人生で数回しか味わえない幸せな瞬間を、しっかりと形に残すのが「マタニティフォト」です。妊娠という神秘を、好きなシチュエーションや場所を使って「世界に一枚だけの写真」として残すことができます。
お母さんのお腹の中に赤ちゃんがいる期間は、約280日(9か月程)と限定されています。赤ちゃんを授かることは奇跡です。そう何度も経験できない貴重な時間を何か記録に残しておきたいという方も多いのではないでしょうか。
マタニティフォトを撮るのに最良な時期は、妊娠7か月〜9か月(定期〜臨月前)頃と言われています。
妊娠初期に撮影してしまうとお腹の膨らみが目立たず、反対に遅すぎると体調が安定しなかったり、予定日よりも早く生まれたりして、タイミングを逃してしまう場合があります。
そのため個人差はありますが、体調面、精神面共に安定しやすい妊娠後期の7か月〜9か月に撮影するのがベストでしょう。
妊娠が2、3人目の場合や双子の場合は、お腹の膨らみ方も変わってくるため、早めに計画しておくと安心です。
屋外で撮影するのであれば、家族の思い出が詰まったスポットや季節を感じられる場所での撮影がおすすめです。兄弟がいる場合、よく遊びに行く公園で撮影すれば普段通り楽しみながら撮影に挑めます。季節にあった撮影をすれば時期を鮮明に記録することができます。
また、外出が辛い方は自宅で撮影することも可能です。時間帯や部屋の雰囲気次第で室内でもクオリティの高い写真を撮影できます。天候や体調に左右されず、家族の好きなタイミングで撮影できるのも自宅撮影の利点です。
自宅で撮影することで、緊張せずリラックスした状態で撮影でき、日常が垣間見える和やかな一枚が撮れるでしょう。
ママだけでなく家族揃ってマタニティフォトを撮影する際のメリットを紹介します。貴重な機会だからこそ迷いますが、1人で撮ろうかご家族で撮ろうか決めかねているママさんは家族マタニティフォトのメリットを参考にしてみてください。
ママ1人での撮影となると、慣れない状況に固くなりがちです。しかし、日常を共にする家族やペットがそばにいてくれるだけで不思議と安心できます。日常と変わらない自然な笑顔で撮影できるでしょう。
ポーズやシチュエーションを意識せずとも、流れるように良い写真が撮れる可能性があります。1人での撮影が心細いママはパパ、兄弟、みんな揃って撮影してみましょう。
マタニティフォトは新たな命を宿してから初めての家族写真になります。ママの大きくなったお腹に触れながら撮影することで、上の子にとっても改めて兄弟の誕生を実感する出来事になるでしょう。
ママやパパも撮影をしながら、これから家族が増える幸せを噛み締めることができます。
マタニティフォトはお腹の赤ちゃんの成長はもちろん、家族の成長記録にもなります。
赤ちゃんが誕生して写真を見返す頃には、ママ、パパ、兄弟それぞれが変化していることでしょう。マタニティフォトで家族みんなの成長を振り返りながら思い出話に花を咲かせるのも楽しい家族団欒になります。
家族総出でマタニティフォトを撮るのであれば、1人ではできない複数人向けのポーズに挑戦してみてはいかがでしょうか。将来写真を振り返って見た時、家族みんなが笑顔になれるようなポーズを紹介します。
なかなかポーズが思い浮かばないという方はぜひ参考にしてみてください。
パパがママを後ろから抱きしめ、大きくなったお腹に2人で手を添えるポーズです。夫婦でのマタニティフォトでこのポーズは人気があります。ママとパパの手を重ねるとさらに仲良し感がアップし、温かみのある一枚に仕上がります。
「これから2人で守っていくからね」と親子の愛、夫婦としての愛の両方を表現できるポーズです。
兄弟となる上の子がママのお腹に触れるポーズは、大人の手が触れているのとはまた違った味のある一枚が撮れます。
パパの手の上に子供の手を重ねることで手の大きさが比較できたり、「我が子が増える喜び」「新たな兄弟が誕生する楽しみ」等、それぞれの手から想いが読み取れたりするでしょう。
あどけなさのある柔らかい手でお腹を撫でる姿は愛らしさでいっぱいです。兄弟愛溢れる一枚を記念に残してみてはいかがでしょうか。
上の子がママのお腹にキスするポーズは、微笑ましい光景と言えます。もうすぐ生まれてくる新たな兄弟がどんな子なのか、純粋にワクワクしている姿はぜひ写真として残しておきましょう。
元々はお腹に入っていた上の子が成長し、新たな兄弟にキスする様はとても感慨深い一枚になるのではないでしょうか。
ママを間に挟んで上の子とパパでお腹に話しかけるポーズもマタニティフォトでは定番です。お腹にいる時から家族が仲良くしていたと赤ちゃんが大きくなった時に見せましょう。
赤ちゃんは外の声が聞こえているという説もあります。ある程度大きくなったら「この時こんな話をしていたけど聞いていたのかな」と、写真を見返しながら質問してみるのも良いでしょう。
パパもママと一緒にお腹を出したり、パパが自分のお腹を撫でたり、夫婦揃って同じポーズを取るとユニークな一枚が仕上がります。最近少しお腹が膨らみつつあるパパにとっては、活躍できるこの上ない機会ではないでしょうか。
夫婦揃ってふざけるうちに緊張が解け、2人ともナチュラルな笑顔で撮影しやすくなります。真面目な写真を撮りつつ、撮影の合間でユニークなポーズに挑戦して息抜きしましょう。
家族みんなでお腹を出して横一列に並ぶ等、全員で同じポーズを取ることで賑やか且つ統一感のある一枚を撮ることができます。家族恒例のポーズや思いつきのポーズをみんな揃ってしてみましょう。
今後、家族が増える度に同じポーズの写真を撮り、シリーズ化することもおすすめです。
パパがママを後ろからハグして、お腹の真ん中あたりでハートマークをつくるこのポーズは、シャイなパパやママも顔出しをせず撮影できます。ハートマークをつくる指に2人の愛の証である「結婚指輪」をワンポイントに魅せれば、幸せ溢れる一枚になるでしょう。
ハートマークを2人でつくる時も、それぞれつくって重ねる時も、オリジナリティを追求してつくってみると面白いでしょう。
マタニティフォトはご家族の衣装によってグッと雰囲気が変わります。また、どのようなテイストの写真にしたいかによっても選ぶ衣装は変わってくるでしょう。そこでここでは、衣装選びがスムーズになるポイントをいくつか紹介します。
衣装選びに困った際は、ぜひ参考にしてください。
複数人写っていても統一感がでるように、ご家族で共通の色や装飾を入れるのがおすすめです。全員で一緒の服を揃えるとなると料金もハードルも高くなってしまいますが、一部の色を合わせるのであれば、お家にある服で間に合う場合もあります。
ご家族全員分の衣装選びに頭を抱えている方は、まず共通の色を選んでみてください。
全員で服装を揃えたい場合は白Tシャツ×デニム等、シンプルな組み合わせにすると衣装探しがしやすく、見た目もごちゃつきません。
ご兄弟は可愛らしいプリントが入っているTシャツ、パパとママは無地Tシャツで大人っぽくまとめる等、工夫次第でいろんな雰囲気にできるのも楽しめる要素です。お揃いコーデで家庭の個性をアピールしましょう。
一気にオシャレ感が増すモノクロコーデで揃えるのもおすすめです。シックで落ち着いた雰囲気にしたいのであれば「黒」、華やかでふんわりとした雰囲気にしたければ「白」で揃えてみましょう。
それぞれの衣装のプリントや小物に遊び心を持ってきても楽しめます。
ママがマタニティドレスを身に着ける等、普段よりかちっとした記念撮影になるなら家族全員でなんちゃって正装するとまとまった雰囲気を出せます。ドレスコードとまではいかなくても、ブラウスや白シャツ、スラックスを活用して少し改まった服装で演出しましょう。
上の子やパパの髪まできちっとセットすれば、なんちゃって正装でも十分スマートな一枚に仕上がります。
マタニティフォトの正装といえば「マタニティドレス」です。定番の純白のドレスを身に纏えば、母親の神秘的な姿を撮影できます。もちろん色は白に限らず、様々なカラー展開やデザインがあるため、個性を出すことも可能です。
マタニティフォトで特別感を演出したい方は、ぜひこの機会にマタニティドレスで撮影しましょう。
お腹を露出するのに抵抗があるという方は、ワンピースを着てもマタニティフォト感が出せます。胸のところに切り替えがあるワンピースや、柔らかい生地でお腹の大きさを強調できるデザインのものを選びましょう。
ドレスは着ないけれど、少し華やかさが欲しいという方にもワンピースはおすすめです。
マタニティフォトで人気があるのがチューブトップです。家族みんなでお腹にペイントやシールで装飾して楽しめるのもチューブトップのメリットです。チューブトップはシンプルなため、家族のコーディネートもしやすくなります。
とにかくお腹を目立たせたいという方は、チューブトップを着て定番のマタニティフォト撮影をしましょう。
セルフ撮影では写真の構図も重要ですが、加工や小物の工夫でさらにワンランク上のマタニティフォトに仕上げることができるでしょう。どなたでも手軽に挑戦できる方法なのでぜひお試しください。
モノクロで撮影することで洗練されたスタイリッシュな写真に仕上がります。モノクロは形を鮮明に浮かび上がらせる効果があるため、大きくなったお腹は主張されますが、全体的な構図はスッキリと引き締まった印象を与えます。
同じコーディネートや配置でカラーとモノクロの両方を撮影し、違う雰囲気を楽しむのも良いでしょう。
神聖なシーンを演出するのに持ってこいなのがシルエット撮影です。シルエットを写すことでお腹が目立ちにくい方でもしっかりと母体の変化を表現できます。顔がはっきり写らないため、シャイであまり顔出ししたくない方にも向いています。
妊娠して大きく変化したお腹をモードな雰囲気で撮影してみましょう。
小物やペイントを使って唯一無二の特別な一枚を作るのもおすすめです。身近にあるものや生まれてくる赤ちゃんに準備したベビーグッズを使って撮影しましょう。
例えば、検診で毎回もらうエコー写真を後ろに並べて撮ってみたり、糸電話を作って赤ちゃんと会話するような構図にしたりすれば、上の子達は工作から楽しめて、撮影時もお遊び気分で自然体な表情を撮影できます。
他にもミニ黒板やガーランドに赤ちゃんへのメッセージを書いたり、ベビー服や靴を置いたりして、オリジナルのマタニティフォトを作ってみてください。
新しい家族との記念写真となるマタニティフォトは、思いきってフォトスタジオ等のプロに撮影してもらうのも良いでしょう。
セルフ撮影に比べればお金がかかってしまいますが、プロの魅せ方は素人に真似できません。撮影機器、照明や小物もスタジオで撮影すれば心配無用でしょう。
妊娠後期の外出が不安という方は出張撮影サービスもあります。自宅にプロのカメラマンが来てくれるため、リラックスした状態でクオリティの高い撮影をしてもらえます。
セルフ撮影に限界があると感じたら、プロにお任せするのも一つの手です。
お腹に赤ちゃんを宿した神秘を記録したいのであれば、ぜひマタニティフォトとして形に残しておきましょう。
マタニティフォトはママだけではなく、パパや子供たちみんなで撮ることでさらに温かみのある写真になり、家族の成長まで記録できます。
妊娠中は体調も変化しやすくスケジュールを立てにくいですが、自宅でのセルフ撮影であればご自身やご家族の都合で撮影することができ、負担も少なくなります。小物やアイデアも我流で考えれば、より思い入れの深い写真に仕上がるでしょう。
プロにお任せしたいなら、体調が安定した時にスタジオや出張撮影サービスを利用しましょう。無理だけはしないように、身体と相談してください。
貴重な妊娠期間を家族マタニティフォトとして、宝物コレクションに追加してみてはいかがでしょうか。