「マタニティフォト」とは、お母さんのお腹の中にまだ赤ちゃんがいる状態で撮影する、家族の原点となる写真のことです。
お腹が大きい妊娠中期〜妊娠後期ならではの特別な姿を写真に残すことで、お父さんとお母さんにとっても一生の思い出になることがメリットの1つとして挙げられるでしょう。
また、無事に誕生した後の我が子に写真を見せて、「あなたの誕生を心待ちにしていたんだよ」という思いを伝えられるのも魅力です。
お父さん、お母さんにとっても、生まれてくる赤ちゃんにとっても、家族のスタートとして思い出に残る素敵な機会になるのではないでしょうか。
出産が冬や初春に当たる方だと、マタニティフォトの撮影は冬になることが多いのではないでしょうか。
しかし、寒い冬の外での撮影は、お母さんの体にも赤ちゃんの体にも負担がかかってしまうため、おすすめできません。冬にマタニティフォトを撮りたい場合は、室内スタジオで撮るのが良いでしょう。
ここでは、マタニティフォトをスタジオで撮るメリットについて紹介します。
スタジオでの撮影の場合、スタジオの照明や雰囲気にぴったりの衣装を貸し出してくれるところもあるため、ぜひ活用してみましょう。
もちろん自分で用意することも可能ですが、借りるのもおすすめです。
ナチュラルで可愛らしいイメージや、シンプルでシックな感じなど、希望にあった雰囲気・衣装で撮影できるでしょう。
屋外での撮影の場合、人の目が気になったり寒さ対策をする必要があったりして、選べる衣装の幅が狭まってしまうこともあるでしょう。
しかし、スタジオ撮影であれば、どんな衣装を選んでも問題ありません。他人の目を気にせず自分が着たいと思った衣装を制限なく選べるため、とても自由度が高くなります。
また、スタジオにはカメラマンとスタッフしかいないため、リラックスした状態で撮影に臨めるという点もメリットと言えるでしょう。
先述したように、冬の屋外での撮影は妊婦さんの身体への負担が大きくなります。
一方、スタジオ内は快適な温度で支度から撮影まで行えるため、お母さんにも赤ちゃんにも大きな負担をかけずに撮影できます。
また、何か体調の異変を感じた時でも、スタジオ内にはたくさんのスタッフがいるため、対応もスムーズに行ってもらえるという安心感もあるでしょう。
屋外の撮影の場合、予約日が悪天候だと撮影自体が延期になったり、急遽雨に濡れない場所に変更になったりと、天候に左右されがちです。
一方、スタジオ撮影の場合はそのような心配は一切ありません。
雨でも強風でも、変わらないコンディションで撮影できるため、髪型の崩れなどが気になる方などにはぴったりです。
また、衣装や小物が汚れる心配がないのもメリットの1つでしょう。
それでは、マタニティフォトの撮影に適した妊娠時期はいつなのでしょうか。
マタニティフォトを撮る場合は、事前に計画して予約をしたり、衣装や小物を用意したりと、準備が必要になります。
そのため、妊娠周期の中でいつ頃に撮影予定をすれば良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。ここからは、マタニティフォトの撮影に適した妊娠時期を紹介します。
生まれてくる赤ちゃんが、何番目の子どもになるかによっても変わる部分があるため、ぜひ参考にしてください。
1人目の場合は、安定期に入ってから臨月を迎えるまでが良い時期です。
この頃には、お腹の大きさも目立つようになる妊婦さんが多く、マタニティフォトを撮る時期としては適していると言えるでしょう。
ただし、お腹の膨らみ方には個人差もあるため、人によってはまだお腹の大きさが目立っていないこともあるでしょう。
2人目の場合は、1人目の時よりもお腹が膨らむのが早いため、1人目の時よりも早めに撮影を済ませるのが良いでしょう。
出産予定日ギリギリになってしまうと体調に変化が出たり、安心して外出できなかったりと、撮影が難しくなってしまう可能性もあります。
1人目よりも2人目の方が、撮影時期が早いことを覚えておきましょう。
双子の場合も、2人目と同様です。1人よりも、双子の方がお腹が膨らむのが早く、出産も早まることが多いと言われています。
そのため、双子だと判明した段階で、1人目よりも早くマタニティフォトの撮影の予定を組んでおくのが良いでしょう。
マタニティフォトの撮影に必要なものの1つが衣装です。お腹の大きさを強調したような可愛いドレスに、憧れを抱いているお母さんも多いのではないでしょうか。
衣装の準備方法は、大きく分けて2つあります。以下で詳しく見て行きましょう。
最近では、スタジオで貸し出している衣装の種類も豊富で、十分満足のいく衣装がたくさん用意されているところも多くなっているようです。
どのスタジオでも、ワンパターンにならないように、エレガントなマタニティドレスから、デニムとチューブトップのような自然なスタイルまで、幅広く用意されています。
特に大きなこだわりがない方や、自分で用意するのが大変な方、購入しても一度きりになってしまいそうな方は、レンタルという方法も良いでしょう。
マタニティフォト向きの衣装は、ネット通販などで手ごろな価格で販売されています。種類も本当に幅が広く、全て見て回るには相当な時間がかかる可能性もあります。
気に入った衣装が見つかったら、自身で購入して用意するのも良いでしょう。
なお、購入する場合は、撮影日に間に合うよう、余裕を持って注文することを忘れないようにしてください。
マタニティフォトをどのような雰囲気やイメージで撮りたいかによって、撮影方法が変わります。
SNSにアップしたくなるようなおしゃれな写真や、夫婦・家族との自然な表情を収めたナチュラルな写真など、様々なテイストがありますが、どんな雰囲気に仕上げたいかをしっかりと決めておきましょう。
ここからは、撮影方法について紹介していきます。
おしゃれに撮りたいというイメージを持っている方は、スタジオ選びを慎重にしましょう。衣装やアクセサリーの種類が豊富なスタジオを選ぶのがおすすめです。
衣装を借りる場合、事前にどのような衣装が借りられるのかを確認しておくことが重要です。衣装だけではなく、アクセサリーや小物の用意がどの程度あるのかも確認しておくと良いでしょう。
また、ヘアセットやメイクが撮影料金に含まれているかもチェックが必要です。おしゃれな写真にするためには、ヘアスタイルやメイクも重要になるため、プロの手で綺麗にしてもらって、素敵な写真を撮影してもらいましょう。
背景が白っぽく、また明るくて自然な光が入る場所があるスタジオを選びましょう。
ポーズや表情作りも重要になります。夫婦や上の子と一緒に撮影する場合は、何かお話をしながらや、小道具・おもちゃで遊びながら撮影してもらうことで、自然な表情が引き出せるでしょう。
冬にマタニティフォトを撮るのなら、冬らしい衣装で撮りたいと考えるお母さんも多いのではないでしょうか。
ここからは、冬にマタニティフォトを撮影する時におすすめの衣装を紹介していきます。冬ならではの衣装で、素敵な思い出の1ページにしましょう。
ワンピースは、マタニティフォトの定番衣装ではありますが、冬ならではのニットワンピースもおすすめです。ニットワンピースは、可愛らしいイメージを保ちながらも、お腹の大きさを強調できて、冬のマタニティフォトにはぴったりでしょう。
また、お腹を出さないスタイルで撮影できるため、露出を避けたいという妊婦さんにもおすすめです。
ざっくり編まれたニットは、冬ならではの衣装です。白ニットとデニムの組み合わせは、シンプルですがとても冬らしく、明るい印象に仕上がるでしょう。ニットの色をブラックにすると、スタイリッシュな印象に仕上げることもできます。
ニットの色を変えるだけで印象も変えられて、用意するのも難しくないため、おすすめの衣装と言えるでしょう。
また、小物としてニット帽を用意するのも良いでしょう。ニット帽も冬の象徴であり、撮影に使えば一気に冬らしい雰囲気になります。
マタニティペイントは、安産への願いを込めて、お腹に好きな絵や文字を描くことから始まったものです。
これまで、マタニティペイントをするには、アーティストに依頼してアトリエで描いてもらうか、自身で描くかの2パターンでした。
しかし、今ではシールになったものが販売されています。シールであれば、貼るだけで済むため、自宅でも簡単に仕上げられます。
雪の結晶や雪だるまなど、冬ならではの絵柄を選んでみてはいかがでしょうか。
サッシュリボンは、ウエスト部分に巻きつけて使う幅の広いリボンのことです。結婚式のドレスのウエスト部分に巻いてイメージチェンジに使う人もいます。
このサッシュリボンをお腹に巻けば、可愛らしい写真になることでしょう。
色のバリエーションも豊富なため、赤ちゃんの性別によって色を変えるのも良いでしょう。また、冬という季節を活かして、クリスマスの雰囲気が出せる赤や、雪のイメージの水色・紺色にするのもおすすめです。
マタニティフォトは、家族にとっても、お母さんにとっても忘れられない大切な思い出になりますが、注意点もあります。
特に、お母さんの体調面には十分な注意が必要です。臨月を迎えた後や、あまり体調が優れない時などは、無理をせず延期や中止の決断をすることも忘れないでください。
また、マタニティフォトの撮影にあまり良い印象を持たない方もいます。お母さん1人で撮影を決めるのではなく、事前に旦那さんへ相談することをおすすめします。
多くの妊婦さんが関心を寄せるマタニティフォトですが、寒い冬は、無理をして屋外で撮影するのではなく、暖かい室内で安心して撮影できるスタジオがおすすめです。
また、季節柄、風邪やインフルエンザが流行しやすい時期でもあります。体調管理には十分に注意して、無理なく撮影に臨める範囲で行いましょう。
ぜひ本記事を参考に、家族の原点となる素敵なマタニティフォトを撮影してみてください。