フォトウェディングとは、結婚式の代わりに記念写真を撮って思い出を残すウェディングのことです。結婚式関連で記念写真を撮るというと前撮りがありますが、前撮りは挙式を行うことを前提とした写真撮影のため、前撮りとフォトウェディングは異なります。
妊娠中や出産後であっても、人目を気にせず、自分の好きな衣装・好きなロケーションで最高の思い出を残せることが特徴です。
最近ではフォトウェディングだけで結婚式を済ませるカップルも多く、「フォト婚」と呼ばれることもあります。
フォトウェディングを海外でしてみたいと憧れている方も多いでしょう。ここからは、海外フォトウェディングを行うメリットを3つご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
ハネムーンは、一生に一度の新郎新婦2人の大切な思い出になります。そのような思い出の地でブライダルフォトを撮影し、一生の記憶を形として残せるのが、海外フォトウェディングの魅力です。
日常では見られない透明度の高い海や歴史的建造物を背景に撮影できるのが、海外フォトウェディングのメリットの1つです。
欧米やアジア、リゾート地などの雰囲気を肌で感じながら撮影すれば、気分も良くなり一生の思い出に残る素敵なロケーションフォトになるでしょう。
写真館や写真スタジオでの撮影の場合、決まった衣装の中から選ぶ必要がありますが、フォトウェディングでは、プランによっては衣装の持ち込みが可能です。
買ってもらった振袖やドレス、他に自分が気に入った衣装などがあれば、それらを持ち込んで写真に残すことができます。
ただし、持ち込みの際には追加料金が発生する場合もあるため、事前に確認をとりましょう。
ここからは海外フォトウェディングで知っておきたいポイントについて解説していきます。
ロケーションや費用など、海外フォトウェディングで知っておきたいポイントを押さえておきましょう。
海外フォトウェディングを行いたい場合、まずはツアー会社や手配会社に相談しましょう。
打ち合わせの中で、「理想のロケーションはどのようなものなのか」「どのような衣装を着て撮影したいのか」「予算はどれくらいなのか」などを伝えて、スタッフと相談しながらプランを具体的に決めていきます。
もしもセルフで衣装やヘアメイクの準備をすることが可能であれば、自分でカメラマンを探して撮影してもらう方法もあります。そうすると費用をおさえられるため、リーズナブルに自分の好きな衣装・ロケーションで撮影することが可能です。
海外フォトウェディングの費用の目安は、一般的に3万〜30万円程度と言われています。なお、現地までの交通費、宿泊費、食費などは別途必要です。
行く国や時期、追加のオプションサービスによって費用が変わるため、申し込みの際は撮影したいロケーションや時期などを明確化させて予算を立てましょう。
ここからは、おすすめの海外フォトウェディングのロケーションを3つご紹介します。
いずれも魅力的な場所のため、海外フォトウェディングのロケーションを選ぶ際の参考にしてください。
海外では、ただ街中を歩くだけで美しい景色が見られることがあります。その街の歴史や文化を一番に反映したものが、日常の風景と言えるでしょう。
海外では、有名な観光スポットに行かなくても街並みをバックにするだけで、おしゃれで絵になる写真を撮影することができます。
海外には透明度の高い、美しいビーチが沢山あります。
太陽の光が差す中、ウェディングドレス姿で、青い空、青い海、白い砂浜を背景に写真を撮れば、色のコントラストが美しい非日常的な記念写真を残すことができるでしょう。
夕暮れ時はオレンジ色や金色に染まった空を背景に、ロマンチックな写真を撮れる絶好の時間帯です。
同じ場所でも時間が違えば、異なる雰囲気の写真を撮ることができます。お気に入りのスポットがあれば、時間を変えて昼間と夕暮れ時に撮影してみるとよいでしょう。
ここからは、海外フォトウェディングにおすすめのエリアを4か所ご紹介します。
人気のグアムやハワイの他にもおすすめエリアがあります。フォトウェディングとともに、観光も楽しめるでしょう。
グアムは、美しい海が広がり海外の雰囲気を味わえる至高のリゾート地です。日本から飛行機で約4時間で到着するため、気軽に行くことができます。日本との時差は1時間のため、時差の心配なく撮影に臨めるでしょう。撮影場所としては「イパオビーチ」「恋人岬」などが人気です。
「イパオビーチ」はイパオ公園の前に広がるビーチです。シュノーケリングで有名な海で、透明度が高く熱帯魚やサンゴ礁が見られます。「恋人岬」はタモン湾をはじめとした大パノラマをのぞむことができ、恋愛・縁結びのパワースポットとなっています。
フランスの首都であるパリは、町並みが絵になるヨーロッパの中でも人気のスポットです。人気の撮影場所は、パリのシンボルである「エッフェル塔」「モンマルトルの丘」「セーヌ川周辺」です。
「エッフェル塔」は夜にはライトアップされ、華やかなパリを演出するため、昼だけでなく夜の撮影もおすすめです。「モンマルトルの丘」には、パリの街並みの中では異質な白いドーム型の「サクレ・クール寺院」があります。
「セーヌ川周辺」には、美しい彫刻が施された橋があります。「エッフェル塔」と「セーヌ川」を同じアングルで撮影すると、パリらしさが出て古き良き素敵な写真になるでしょう。
ハワイは日本人に人気の海外旅行先の定番スポットです。南国ならではの雰囲気を味わえ、自然も多く、美しいビーチはもちろん、温暖で過ごしやすくショッピングなども楽しめます。旅行を兼ねたフォトウェディングの行き先には、うってつけの場所です。
撮影場所としては、「ワイナマロビーチ」や「カピオラニパーク」などがおすすめです。
「ワイナマロビーチ」は、ターコイズブルーの海が非常に美しく、人気のあるビーチです。「カピオラニパーク」は、ダイヤモンドヘッドの下に広がる大きな公園で、ホノルルマラソンのゴール地点としても有名です。
日系の人も多く、日本語が他の国と比べると通じやすいため、海外旅行が初めての方や海外旅行の経験が浅い方にもおすすめのエリアです。
コバルトブルーの海が美しいエリアやオレンジ色の夕日がきれいに見える、バリ島やタヒチなどのエリアもおすすめです。
「バリ島」では、アジアンリゾートの雰囲気を味わいながら美しい海をバックに撮影することができます。スポットとしては、多くの観光客でにぎわう「クタビーチ」や夕日が美しい「ダブルシックスビーチ」が有名です。
「タヒチ」は、南太平洋中央部に位置する島々です。美しいブルーラグーンや日本ではあまり見られない水上バンガローなどがあります。ボラボラ島の「マティラ岬」やランギロア島の「ランギロア環礁」など、美しい海が広がる観光スポットが人気です。
上記のような海辺での写真撮影は、夕日の時間帯と重なると美しくドラマティックなウエディングフォトを楽しめるでしょう。
海外フォトウェディング以外の結婚式のスタイルとして、国内でのリゾートウェディングがあります。
その場合、費用の相場は、場所やゲストの数にもよりますが、平均約200万円と言われています。海外までの旅行費を考慮しても、海外フォトウェディングの方がリーズナブルに実施できる可能性があります。
他には、日本でフォトウェディングを行う場合、数万円〜20万円、海外での挙式の場合、場所や時期により異なりますが、平均約210万円です。
カップルでこだわりたい部分を明確にした上で、予算も考慮しながら結婚式のスタイルを検討すると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
本記事では海外でのフォトウェディングを行うメリットや費用感、おすすめのロケーションなどをご紹介しました。海外フォトウェディングは、自分たちの好きなロケーション・衣装でハネムーンと合わせて実施できる結婚式のスタイルと言えるでしょう。
ぜひ憧れの海外や思い出の場所で、記憶に残る記念写真を撮影してみてはいかがでしょうか。