フォトウェディングとは、結婚式の代わりに結婚式の衣装を着て写真撮影を行うことを言います。小物を活用することで、自分たちらしい雰囲気を作り出し、華やかな写真を撮影することができるでしょう。
また、ポーズに困ったときにも小物を活用することで、ポーズのバリエーションを増やすことができます。フォトウェディングで小物を活用し、自分たちだけの世界観を表現した写真を撮影しましょう。
小物と一口に言ってもドレスなどの洋装に合う小物や、着物などの和装に合う小物、トレンドアイテムなどさまざまな小物があります。
ここからは、フォトウェディングに活用できる小物について紹介していきます。
ガーランドは、フォトウェディングの定番アイテムとも言えるほど人気の小物です。新郎新婦の名前を入れるなど、ガーランドを撮影に取り入れることでオリジナリティーのある写真になるでしょう。
雑誌やWebサイトでもおしゃれなガーランドのデザインなどが紹介されており、参考にしながら手作りすれば、より思い出深い写真になるためおすすめです。
結婚式などのウェルカムスペースに置かれることも多いイニシャルやアルファベットのオブジェも、フォトウェディングの小物として人気があります。
2人のイニシャルのアルファベットオブジェの間に「&」のオブジェを置くのも、おすすめです。アルファベットオブジェは、手に持ったり地面に置いたりして撮影します。また、花を使って「LOVE」の形を作るのもフォトウェディングらしくて良いでしょう。
フォトプロップスとは、棒の先に吹き出しや眼鏡などが付いた小物のことで、フォトウェディングに活用すれば楽しい雰囲気の写真を撮ることができます。
吹き出しに2人の会話を書いたり、メッセージを書いてみたりしても面白いでしょう。簡単に作れるため、オリジナリティーのあるフォトプロップスを作ってみるのもおすすめです。
和装のときに使用するなら、扇形のフォトプロップスを作って筆ペンでメッセージを書いてみるのも良いでしょう。
コンフェッティとは紙吹雪のことで、フォトウェディングに活用すればお祝いの雰囲気あふれる華やかな写真を撮影できるため、おすすめの小物です。
四角いコンフェッティも華やかですが、ハートや星など好みのデザインにカットされたものや、キラキラの紙で作られたものを使うと、より素敵な写真になるでしょう。
コンフェッティを使用すると後片付けが大変なため、使用したいときは事前に撮影する場所やスタッフに確認しておくことが必要です。
フォトウェディングにリングケースや指輪を活用するのもおすすめです。新郎が新婦にリングケースに入った指輪をプレゼントするプロポーズのシーンを撮影したり、指輪をカメラに近づけて輪の中に新郎新婦を収めるように撮影したり、さまざまなポーズのバリエーションがあります。
また、2人で結婚指輪をつけ合うところを撮影するのもフォトウェディングらしくて良いでしょう。
洋装でも和装でも人気があるのが雰囲気に合わせた帽子を活用した撮影です。クラシカルな雰囲気の中折れ帽、つば広帽、ビーチにぴったりの麦わら帽子など、自分たちの雰囲気や撮影場所に合わせた帽子を取り入れるのがおすすめです。
雰囲気に合わせた帽子を取り入れることで、おしゃれな雰囲気の写真を撮影することができるでしょう。
ぬいぐるみもフォトウェディングで人気のある小物です。テディベアのぬいぐるみや、お気に入りのぬいぐるみなどをフォトウェディングに活用しましょう。
2人の思い出のぬいぐるみやお気に入りのぬいぐるみを活用することで、撮影の緊張もほぐれて自然な表情の写真を撮ることができます。
額縁を小物として活用するのもおすすめです。大きな額縁を2人で持って2人の顔が入るようにしたり、普通の額縁をカメラに近づけて遠近法を利用し、2人の姿をフレームに収めるようにしたりしても構図づくりに役立ちます。
額縁を使用する際はガラス面を取り外し、外枠だけを使用してください。額縁にもさまざまなデザインのものがあるため、2人の雰囲気に合った額縁を選びましょう。
2人が幼い頃の写真をそれぞれ持って撮影するのもおすすめです。和装の写真なら2人の七五三の写真を持って撮影すればおしゃれな写真に仕上がります。
幼くあどけない頃の写真を小物として活用することで、2人の成長を感じることができる写真になり、お互いの両親にとっても感慨深い写真になるでしょう。
シャボン玉もフォトウェディングで人気の小物です。シャボン玉は使い方次第でさまざまな雰囲気の写真を撮影することができます。ロケーション撮影で使用すれば、幻想的な写真を撮ることができるでしょう。
スタッフにシャボン玉を飛ばしてもらってバブルシャワーでより華やかな雰囲気を演出してみたり、自分たちでしシャボン玉を吹き合ってほのぼのとした雰囲気を演出してみたりするのもおすすめです。
フォトウェディングにサングラスは意外と思う人もいるでしょうが、ビーチやガーデンなどでのロケーションフォトで小物として活用すると、リゾート感を演出することができるためおすすめです。
サングラスは、かけて撮影するだけでなく、レンズの部分にメッセージを書いたりレンズ部分に2人を映し出す構図で撮影したり、さまざまな使い方ができます。
運命の相手であることを連想させる赤い紐や糸は、フォトウェディングに気軽に使える小物のためおすすめです。
2人の小指を赤い紐や糸で繋げば、2人が運命で結ばれていることを強調することができるでしょう。
また、赤い紐にワイヤーを通して「LOVE」「寿」などの文字を作って演出するのも素敵です。アイデア次第でさまざまな使い方ができるため、活用してみてはいかがでしょうか。
SNSでは動物のお面が人気です。絵本の挿絵に出てくるようなかわいい動物のお面は、洋装だけでなく和装のフォトウェディングにもおすすめです。
動物のお面にもかわいいものやリアルなものなど、さまざまなテイストのものがあるため、選ぶお面のデザインによって仕上がる写真のイメージも異なります。2人のイメージに合ったお面を探して、素敵な写真を撮影しましょう。
和装のフォトウェディングの場合、文字を切り貼りした扇子を小物として活用するのもおすすめです。
新郎新婦それぞれの扇子に「夫」「妻」の文字を切り貼りして、花や水引きなどでデコレーションしたものを持って撮影すると素敵な写真になるでしょう。自分たちで文字を切り貼りしてデコレーションした扇子は撮影後も良い思い出になります。
和装にぴったりな和傘もフォトウェディングの小物としておすすめです。和傘で相合傘をしたり、それぞれが違う色の和傘を持ったりして撮影するのも良いでしょう。
和傘はさすだけでなく、地面に置いて撮影するのもおすすめです。さしても置いても、和傘があるだけで華やかな雰囲気になるため、和装の場合に活用したいアイテムと言えるでしょう。
和装のフォトウェディングにぴったりな折り鶴を活用してみるのもおすすめです。和紙の折り紙などで折った折り鶴を新郎新婦それぞれが持って撮影すると、おめでたい雰囲気の写真を撮ることができるでしょう。
折り鶴は普通のでも良いですが、尾の部分が広がって見た目に華やかな祝い鶴と呼ばれる鶴を活用するのもおすすめです。祝い鶴の折り方はそれほど難しくないため、2人で折ってみてはいかがでしょうか。
和装のフォトウェディングにおすすめの小物に、習字を書いた半紙があります。「夫」「妻」と書いた半紙をそれぞれが持って撮影したり、「結婚しました」と書いた半紙を持って撮影したりすると和の雰囲気のある写真になっておすすめです。
今後の夫婦の目標を書いた半紙を持って撮影すれば、振り返って見たときに良い思い出になるでしょう。また、「謹賀新年」と書いた半紙を持って撮影すれば、年賀状にも使用できます。
フォトウェディングに彩りを加える紙風船もおすすめの小物です。紙風船なら手軽に準備をすることができ、かさばらずに持ち運べて、当日その場で膨らませるだけで使うことができます。
2人で紙風船を膨らましている様子を撮影したり、紙風船で遊ぶ様子を撮影したりして、写真に動きをつけることもできるでしょう。和装のフォトウェディングに紙風船を取り入れて彩りを加えてみるのはいかがでしょうか。
和装のフォトウェディングには夫婦円満デザインのお守りを活用するのもおすすめです。夫婦の幸せを願った夫婦守りを手のひらに包み込むようにした写真撮影が人気になっています。
神社によってスタイリッシュなものからかわいいものまで、さまざまなデザインのものがあるため自分たちの雰囲気に合ったものを選んで活用しましょう。夫婦円満デザインのお守りを小物に使って撮影すれば、素敵な写真になります。
足元の撮影に使えるスニーカーもフォトウェディングに活用できるおすすめの小物です。お揃いのスニーカーは、これから2人で歩いていくことを象徴して縁起が良く、小物として取り入れる人も多くなっています。
2人でお揃いのスニーカーを履いて撮影すれば、正装とのミスマッチが面白く、おしゃれな写真に仕上がるでしょう。ビーチやガーデンなどのロケーションフォトにおすすめです。
フォトウェディングに活用できる小物はたくさんあります。そのため、どのような小物の使い方をすれば良いかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、フォトウェディングにおける小物の使い方についてご紹介します。
手作りができる小物は、手作りしてオリジナリティーを出すのがおすすめです。おすすめの小物で紹介したガーランドやフォトプロップス、扇子などは手作りできるため、手作りして自分たちだけの小物を作りましょう。
小物を手作りすることでオリジナリティーが出せるだけでなく、コストを抑えられるというメリットもあります。できるだけコストを抑えたいという人は、ぜひ手作りをしてみてください。
2人の共通の趣味に関連したアイテムを使って撮影してみましょう。
2人の趣味が海外旅行の場合にはパスポートを使ってみたり、サッカー観戦が趣味の場合には観戦グッズを使ってみたりなど共通の趣味に関連したアイテムを使うことで、2人らしいフォトウェディングになります。
共通の趣味に関連したアイテムを小物として使って2人らしい世界観を演出しましょう。
動きのあるものを使って写真への効果を引き出すのも小物の使い方の1つです。シャボン玉を吹いて飛ばしてみたり、紙風船で遊んでみたりすることで、写真に躍動感を与えることができるでしょう。
動きのあるものを使って写真に躍動感を与えることで、自然な表情で生き生きとした写真にすることができるためおすすめです。
小物を選ぶときには統一感が重要なポイントとなります。シックな雰囲気のフォトウェディングにしたいのに、ポップな小物やカラフルな小物を取り入れると、自分がイメージした仕上がりとは異なる写真になってしまうでしょう。
また、チャペルでのロケーション撮影にカジュアルな小物を使用すれば、仕上がったときにチグハグな写真になってしまいます。
そのため、使いたい小物を何でも取り入れるのではなく、小物の使い方は出来上がりの写真を想像して考えるようにしましょう。
フォトウェディングをすることになったら、小物選びを始める前にまず注意したいことがいくつかあります。
そこで、ここではフォトウェディングに使う小物選びにおける注意点について見ていきましょう。
フォトウェディングの時間は限られているため、限られた時間内に小物を使って撮影したい場合には、事前に小物を使ったポージングの練習をしておきましょう。
事前にポージングの練習をするためには、2人で小物を使ってどのような写真を撮りたいのかを相談しておく必要があります。
お互いにイメージするものが違う場合や、ポージングが思い浮かばない場合はフォトプランナーに相談してアドバイスをもらいましょう。
フォトウェディングを成功させるためには、予めカメラマンに仕上がりのイメージを伝えておくことが重要なポイントです。
SNSやフォトサンプルなどで素敵な写真を見つけて同じようなイメージの写真を撮りたいときには、カメラマンにこのような感じの写真が撮りたいと伝えておきましょう。
フォトウェディングの小物はあくまで補助アイテムであり、新郎新婦自身を撮影するのがフォトウェディングの基本です。
そのため、小物をたくさん持ち込まないようにしましょう。事前にスタッフやカメラマンにどのくらいなら小物を持ち込んで撮影することができるか、確認をしておくのがおすすめです。
フォトスタジオによっては小物の使用料金が発生する場合もあるため、注意しましょう。小物の使用料金が発生する場合には、自分たちで小物を手作りして準備する方がコストを抑えられる場合もあります。
また、小物の持ち込みに持ち込み料金が発生する場合もあるため、これらの費用が発生するのかどうかを事前に確認しておきましょう。
自分たちで小物を準備しなくても、フォトスタジオでも撮影用小物は準備されています。そのため、使いたい小物がある場合は事前にフォトスタジオでその小物をレンタルできるかどうかを確認しておきましょう。
レンタルできる小物にはどのようなものがあり、レンタル料金が必要なのかどうかも併せて確認しておくのがおすすめです。
フォトウェディングは2人の大切な門出をプロのカメラマンに撮影してもらえる機会です。華やかな写真を撮りたい、自然な写真を撮りたいなどカップルによって希望する雰囲気は異なるでしょう。
ご紹介した内容を参考に、小物を使って2人らしい写真が撮れるよう、フォトウェディングの演出を楽しんでみてください。思い出に残る素敵なフォトウェディングになるでしょう。