再婚の場合結婚式を挙げたいけれど、ゲストに2度も来てもらうのは悪いからなどと躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし、再婚でも結婚式を挙げるメリットはいくつもあります。また、近年さまざまな結婚式のスタイルができていることから、自分たちに合ったものを選択でき、結婚式を挙げやすくなっているでしょう。
再婚カップルでも披露宴は4割近く、挙式においては5割近く行っていると言われています。ぜひこの記事を参考に、結婚式を挙げるか検討してみてください。
実際に結婚式を挙げるとするなら、どのようなスタイルで行ったら良いのか悩むのではないでしょうか。
人目を気にすることなく楽しめる「リゾートウエディング」や「ふたり婚」、子どもと一緒の「ファミリーウエディング」など、スタイルはさまざまです。では、再婚カップルの結婚式には、どのようなスタイルがあるのでしょうか。
ここでは、パターン別に結婚式の3つのスタイルについて紹介していきます。
お互い再婚同士の場合は、初婚のときに比べると小さい規模で結婚式を挙げるカップルが多いです。お互いの家族や親しい友人などを招いての少人数の結婚式で、レストランなどでカジュアルに挙げる場合もあります。
2回目ということから大袈裟にはせず、結婚の節目のタイミングで「写真だけは残したい」というケースもあります。
多くの女性にとって、結婚式は夢を抱く憧れの晴れ舞台ともいえる場所でしょう。女性が初婚の場合は、女性が望むような形で結婚式スタイルを決めることが多い傾向にあります。
男性側が女性やその家族を大切に思う気持ちで行い、王道スタイルの披露宴からカジュアルな結婚式まで、挙式スタイルはさまざまです。
女性が再婚で男性が初婚の場合でも、女性の意思を尊重する場合が多いです。男性は経験がないためか、女性の初婚時の経験から自分たちの今の状況に合わせた結婚式の形を決めていくスタイルがほとんどでしょう。
新郎新婦ともに再婚同士か、どちらかが再婚かによって、結婚式を挙げるかどうか悩む場合もあるでしょう。ですが、再婚だからこそ結婚式を挙げた方が良い理由もたくさんあります。
ここからは、再婚でも結婚式をした方が良い5つの理由について紹介していきます。
夫婦のどちらかが初婚の場合は特に、初婚の相手やその親族への配慮が大切です。例えば、女性側の親族が「花嫁姿を見たい」と思っている場合、男性側がその意見を聞いて結婚式を挙げることで、信頼を得られる可能性があります。
また、結婚式という節目を設け、新たなスタートを切ることは、相手や親族への安心感に繋がるでしょう。
再婚するときに「結婚式はしなくても良い」という合意のもとで、新婚生活がスタートすることもあるでしょう。
そのような中で、着てみたいウエディングドレスや自分たちに合った結婚式プランを見つけ、「カジュアルなものでも良いから結婚式をやっておけばよかった」などと後悔する可能性があります。
そのため、夫婦ふたりとも後悔しない選択ができるように心がけましょう。
再婚前の結婚と離婚について、親族や友達で心配してくれた人も多いのではないでしょうか。結婚式を開いて感謝の思いを伝えられれば、周りの人は安心し、新郎新婦をより応援してくれるでしょう。再婚の結婚式は、心配をかけた人へ感謝を伝えられる場と言えます。
再婚であっても、結婚式を挙げることは大切な家族の思い出になるでしょう。さらに、これから付き合っていく両家がお互いの親族を紹介できる貴重な機会となります。よって、結婚式は両家や家族の親睦が深まる絶好のチャンスの場となるでしょう。
再婚の結婚式は、前回の結婚式の不満を解消することが可能です。
前回の結婚式は初めてのため、もっとこうすればよかったという不満が残っている方もいるのではないでしょうか。再婚の結婚式では、「最初は王道のスタイルで挙げたから、今回は華やかなものではなく雰囲気を変えて行いたい」など、さまざまな希望が叶えられるでしょう。
再婚での結婚式ではご祝儀をもらうべきか、悩む方も多いのではないでしょうか。「最初の結婚式でご祝儀をいただいたのに、もらっても良いのか」「ゲストに負担をかけてしまうのではないか」などと気になることでしょう。
ここでは、再婚の結婚式で気になる「ご祝儀」のポイント4つを紹介していきます。
2回目の結婚式だから「ゲストに負担をかけてしまうのでは」と心配している方も多いのではないでしょうか。このような場合、レストランやゲストハウスなど、1.5次会のようなカジュアルな雰囲気の会場で結婚式を挙げ、会費制にすることをおすすめします。
会費制ではご祝儀よりも費用を抑えられるため、ゲストの負担を軽減することが可能です。ただし、会費制で予算が少なかったとしても、ゲストへのおもてなしとして料理にはお金をかけて、他の部分で節約するなどの工夫が必要となるでしょう。
ご祝儀をもらわないことも、選択肢の1つです。結婚式、披露宴には来てもらいたいけれど、ゲストに負担をかけたくないという場合に最適な方法です。招待状などでご祝儀はもらわない旨を伝えておきましょう。
この場合、結婚式の費用は自分たちで負担することになるため、予算を考えてプランを練る必要があります。
引き出物は、結婚式に参加してくれた感謝の気持ちを込めて記念品として贈る品です。再婚では、ご祝儀をくださるゲストへ感謝の気持ちがより伝わるように、引き出物を少し高価なものにする人もいます。
特に、初婚の結婚式と再婚の結婚式、どちらも参加してくださったゲストには、豪華な引き出物を渡すと良いでしょう。
「ご祝儀は結構です」と伝えていても、お遣いでご祝儀を包んでくれるゲストがいる可能性もあります。お祝いしたいゲストの気持ちを尊重して、遠慮することなくご祝儀を受け取るのは問題ないでしょう。
そして、結婚式が終わってから、後日「内祝い」を贈ると良いでしょう。
再婚だから控えめの結婚式でなければいけない、ということは全くないでしょう。年齢を重ねてからの再婚で、ドレスや白無垢に抵抗がある場合、振袖や着物を選ぶ方もいます。式のスタイルや衣装は、たくさんの選択肢から好きなものを選んで良いでしょう。
新しい門出を迎えるにあたって、夫婦でふたりらしい結婚式のスタイルを選んでみましょう。
ここでは、再婚でおすすめの結婚式スタイル5つを紹介していきます。
親しい人だけの少人数の結婚式なら、本当に祝ってほしい人だけのあたたかい雰囲気の結婚式ができるでしょう。
信頼できる身内だけの小さな結婚式にすると、再婚による抵抗感は少なくて済む可能性があります。家族のみ・親族のみの少人数結婚式プランなどを利用すれば、結婚式ならではのおもてなしや特別感も十分にあるでしょう。
こういった少人数での結婚式は、2度目なので家族だけでシンプルに行いたい、子連れ再婚で子どもがいるから、他人に気を遣うことなく行いたい方におすすめです。
親族や親しい友達のみを招いて、レストランやゲストハウスなどで会費制のカジュアルな結婚式を挙げるのも良いでしょう。
再婚の際のご祝儀を辞退すると伝えても、ゲストが気を遣い包んできてくれる場合もあります。伝えられた側も本当に何もなしで良いのか悩む場合もあるでしょう。お互いにあれこれ考えて悩むのであれば、ご祝儀ではなく会費制にするのもおすすめです。
当日の飲食代相当のみを受け取る形にすることで、気兼ねなく友達を招待することができます。また、会費を計算すればあらかじめ自己負担額を把握することができるため、結婚式のプランを立てやすくなります。
写真のみの結婚式、いわゆるフォトウエディングは、新郎新婦が衣装を着て、屋外のスポットや写真スタジオなどで記念の写真を撮るスタイルです。
再婚のため「結婚式はしたくないけれど記念撮影はしたい」「結婚のけじめとして写真だけでも残しておきたい」などの理由から、フォトウエディングのニーズも高まっています。
初婚は豪華だったため、2回目はふたりだけで記念になることがしたいカップルにはおすすめです。
チャペルや神社、ホテル、ゲストハウスなどで、挙式のみのウエディングを受け付けているところもあります。家族や親しい人だけが参列することも多いようですが、ふたりだけで挙げるカップルもいます。
披露宴をする気はないけれど、挙式をすることで結婚のけじめはつけたいカップルにおすすめです。
新婚旅行をかねて国内の観光地に近い結婚式場を選び、旅行とセットで結婚式をできるプランもあります。また、国内ではなく、ハワイなどの海外でハネムーン挙式をすれば、忘れられない思い出に残るでしょう。
初婚と同じように、披露宴も行う王道の結婚式を挙げる再婚カップルもいます。ホテルや専門式場、ゲストハウスなどを会場として、落ち着いた雰囲気の中おいしい食事を楽しむことができます。
転職などで初婚時と招く人が異なる場合は、気兼ねなく王道の結婚式を挙げることができるためおすすめです。
再婚の結婚式で迷ってしまうポイントや結婚式のスタイルをいくつか紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
近年では「身内だけの小さな結婚式」「ふたりだけで挙式のみ」「フォトウエディング」「新婚旅行を兼ねて、旅先での挙式」な、どさまざまなスタイルが定着しつつあります。
「再婚だから結婚式を挙げるのは」と悩んだり迷ったりすることもあるでしょう。この記事を参考に、ふたりにとって自然体でいられる、ふたりらしい結婚式を検討してみてはいかがでしょうか。