結婚前に不安を感じる原因とは?解消方法と関係を良好に保つポイントも紹介

結婚前に不安になりやすい人の特徴とは?

結婚前に不安になりやすい人に見られる特徴としては、パートナーに一途であることや変化に対応するのが苦手であることの2つが挙げられます。


パートナーに一途だと不安を感じないのではないか、と思う人もいるでしょう。一途だからこそ、価値観の違いやそれに合わせようとしてストレスや不安を感じてしまう場合もあるのです。


また結婚するとなると、生活スタイルをはじめとした環境に大きな変化が起きます。変化に対応するのが苦手という人にとっては大きなストレスとなるため、不安につながりやすいと考えられます。

結婚前に不安になる原因7つ

結婚前に不安を抱える人たちは漠然とした気持ちを抱えている場合もありますが、多くは不安の原因となるものが隠れています。


価値観の違いや生活環境の違いなど、他人と家族になるからこそ抱えやすい原因や、経済面や独身時代との違い、相手の愛情に対する不安なども大きな要因になりやすいです。結婚という大きなステージに直面することで、他にも様々な悩みや不安が出てきます。


ここからは、そんな結婚前に不安になる可能性のある原因を7つ紹介します。

  • 価値観の違い
  • 経済面に不安がある
  • 生活環境の違い
  • 相手の親戚との関係性
  • 自分の時間がなくなることへの不安
  • 相手からの愛情が続くかの不安
  • 相手との結婚に迷い出す

1:価値観の違い

価値観の違いに関しては、最初は些細なものだと判断して付き合っているころは気にしないという人もいます。しかし、結婚して一緒に生活するようになると、価値観の違いは徐々に大きなずれとなりやすく、違和感や不快感にもつながりやすいです。


全ての価値観が一致していればいいというわけではありませんが、特にお金に関する価値観の違いは大きなずれを生みやすく、結婚に対する不安や疑問を生みやすくなっています。

2:経済面に不安がある

男性も女性も、相手の経済面に不安を感じると結婚していいのかどうか迷いやすい傾向があります。どちらかの経済力に問題があると結婚生活も何らかの影響があるでしょう。


特に貯金がない場合や収入が低い場合、借金がある場合は、性別に関係なく不安を感じやすい傾向がみられます。

3:生活環境の違い

結婚する際、相手と初めて一緒に生活をする、慣れ親しんだ家や地元を離れるなど、生活環境が大きく変わるケースは珍しくありません。そうなると、これまでの生活環境と大きく変わる可能性もあるため、どうしても不安を抱えやすいものです。


その結果、結婚することに消極的になる、マリッジブルーになるなどの様子が見られることがあります。特に一人暮らしで自由気ままに生活していた人は、独身時代との生活環境の違いに耐えられるのかと不安を感じる場合があります。

4:相手の親戚との関係性

結婚は当人同士だけではなく家同士のつながりでもあるため、相手の両親や親戚ともかかわりを持つようになります。相手の両親と仲良くできるかどうか、親戚との付き合いはうまくできるかどうか、など不安に感じる人は少なくありません。


これは男性よりも女性の方が不安に感じやすい傾向がみられ、どちらかが、妻は夫の家に入るものという考えが強い場合は、より不安を抱えやすいことがあります。

5:自分の時間がなくなることへの不安

結婚して誰かと一緒に生活するとなると、お互いの生活スタイルを合わせる、または妥協しなければいけない部分が発生する場合があるでしょう。それに伴って、それまでは自由に持てていた自分の時間がなくなるのではないか、と不安を感じる人がいます。


これは、一人暮らしをしていた人が抱えやすい不安のひとつで、男性でも女性でもみられる悩みです。

6:相手からの愛情が続くかの不安

結婚に至るまで、お互いへの愛情を信頼しているカップルがほとんどです。ただ結婚することが現実に近づいてくると、結婚してからも相手からの愛情が続くのか、もしかしたら愛想をつかされるのではないかと不安を感じてしまう人もいます。


これは相手への不信感があるからというだけではなく、結婚を真剣に考えるからこそ湧いて出る不安だと言えます。

7:相手との結婚に迷い出す

プロポーズをした、または、された直後は喜びが大きく、結婚に対しても夢を見ている場合が少なからず見受けられます。そして、結婚を冷静に受け止められるようになると、このまま相手と結婚していいのかと結婚に迷いが出てくる人もいるようです。


これは、相手との結婚で自分が幸せになれるのかという疑問からくるもので、疑問から徐々に不安へと変わった結果の悩みとなっています。

結婚前の不安解消法9つ

もしも結婚に対して不安や迷いを抱えているのであれば、その原因を自分の中で分析して対策を取ることが必要です。原因も対策もわからないままだと不安を解消することができず、結婚自体がストレスになってしまいかねません。


ここからは、結婚前の不安を解消できる方法を9つほど紹介します。

  • 少し距離を置いてみる
  • 将来について話し合う
  • 結婚費用を貯めておく
  • お互いの家族と良好な関係を築いておく
  • 自分自身を磨く
  • お互いの生活リズムを確認しておく
  • 家庭内のルールを作っておく
  • 相手に経済力があるか確認する
  • 自分の不安を打ち明ける

1:少し距離を置いてみる

結婚前の不安や疑問に関して、最終的にどうするのかを決めるのは自分です。そのため、相手と物理的に距離を置いて1人の時間を作ることで、ゆっくり考える時間を作ることが大切だとされています。


ただ必要以上に物理的な距離や期間を空けるのは、相手を不安にさせる可能性があるため、きちんと相手に説明をしたうえで距離を置くことが大切です。

2:将来について話し合う

結婚後の生活に関して不安がある場合や価値観の違いに関する悩みがある場合は、相手と将来について話し合う時間を作ることも必要です。


価値観の違いや結婚に対する意識について話し合っておくことで、結婚式だけではなく結婚後の生活に関する考えのすり合わせができます。また相手の気持ちや意見など、思わぬ情報を得られる場合もあるため、些細なことでも普段から話し合っておくことが大切です。

3:結婚費用を貯めておく

相手からの愛情やお金に関する不安がある場合は、結婚費用を貯めておくことも結婚前の不安を解消する効果的な方法のひとつです。


ある程度、具体的な計画を立てて結婚費用を相手と一緒に貯めることで、相手の経済力や計画性の有無を確認することができます。また相手がきちんと結婚に関して真摯に取り組んでくれていると数字で確認できる点も、安心できる要素になるでしょう。

4:お互いの家族と良好な関係を築いておく

相手の両親や親戚との関係性に対する不安は、結婚前から良好な関係を築いておくことで解消しやすくなります。特に相手の両親とは付き合っている時から何らかの交流を図っておくことで、ある程度、相性などを確認することが可能です。


親戚との関係性に関しては、年末年始などの集まりを利用して挨拶をするなど、結婚前から顔合わせをしておくと結婚した後も付き合いやすくなります。

5:自分自身を磨く

結婚前の不安が大きい人の中には、自分に自信がない場合や心が弱っている場合も考えられます。このような場合は、内面を中心に自分磨きをすることで、柔軟な考えを身につけやすく不安を解消できる力を身につけやすいです。


自分自身を磨くことは簡単ではなく、効果もすぐに出るものではないため、少しずつ培っていくことがポイントになります。

6:お互いの生活リズムを確認しておく

お互いの職業や業種が異なっていると、生活リズムが合わないこともあります。そうするとすれ違いが起きてしまうだけではなく、相手の生活リズムとの違いがストレスになってしまうことも少なくありません。


このため、事前に同棲を挟むなどお互いの生活リズムを確認しておくと、生活環境の違いを理解でき、不安を解消しやすくなります。

7:家庭内のルールを作っておく

結婚してからの生活に関する不安を解消させるためには、ある程度、家庭内のルールを作っておくことが望ましいでしょう。特に共働き夫婦の場合は、家事の分担に関するルールを作っておくと結婚してから不満が溜まるのを予防できます。


ガチガチに決める必要はないものの、曖昧なルールにしてしまうと後から不満が溜まりやすく、喧嘩になってしまう可能性があるため注意が必要です。

8:相手に経済力があるか確認する

結婚する相手の経済力や金銭感覚を事前に確認することは、お金に関する不安を解消する意味でも大切なポイントです。


収入面や貯金だけではなく、ギャンブルや借金など散財するリスクがないかどうかも確認しておくと、結婚してからのお金に関する苦労や不安を解消しやすくなります。

9:自分の不安を打ち明ける

結婚相手は、自分の人生のパートナーです。相手に不安を隠し続けるよりも、打ち明けて不安を共有する方が根本的な不安を解消できる可能性があります。


お互いの不安を共有することで一緒に考えるきっかけになり、お互いのことをさらに深く理解できるチャンスにできます。結婚相手に話せないのであれば、親や友人など話しやすい相手に相談するのも有効です。

結婚後の関係を良好に保つポイント7つ

結婚前の不安をうまく解消・克服して無事に結婚できた後は、パートナーとの関係を良好に保ちたいと考えるのが自然です。ただ何をすればいいのかわからず、夫婦円満でいるために必要なことを知りたいと悩む人もいるのではないでしょうか。


ここからは、結婚後も良好な関係を保つためのポイントを紹介します。

  • 会話する時間を多く持つ
  • 感謝の気持ちを伝える
  • 相手の意見を聞く
  • 自分の意見を伝える
  • 相手を信頼する
  • 一緒に出掛ける
  • ある程度の距離を保つ

1:会話する時間を多く持つ

結婚してからも良好な関係を保つために重要なポイントとして挙げられているのが、会話やコミュニケーションの時間を多く持つことです。


結婚して毎日顔を合わせるようになると、会話やコミュニケーションがおろそかになってしまう夫婦もいます。そうすると自分の気持ちをわかってもらおうと押しつけがましくなってしまうことがあり、相手の気持ちを尊重できなくなってしまう人もいるようです。


このため会話やコミュニケーションを積極的にとり、言葉できちんと気持ちを伝えるようにすることが大切になります。

2:感謝の気持ちを伝える

夫婦間での会話やコミュニケーションの時間を多く持つ中で、感謝の気持ちを相手に伝えることも大切だとされています。


感謝の言葉は誰に言われてもうれしい言葉ですが、心の中で思っているだけでは相手に伝わりません。そうして相手に感謝の言葉を伝えないまま過ごしていると、不満の気持ちを持たれやすく、喧嘩に発展してしまう可能性もあります。


お互いに感謝の気持ちを伝えあう関係を築くことは、良好な夫婦関係を保つために欠かせない要素です。

3:相手の意見を聞く

良好な関係を保っている夫婦はあくまでも対等な関係として、お互いの意見を尊重しています。そのため、自分の意見や考えばかり主張して相手の意見を聞かないというのは、対等な関係を築けているとは言えません。


このような点から、相手に対して何らかの不満があったとしても、まずは相手の意見を聞く姿勢を持つことが必要です。

4:自分の意見を伝える

相手の意見を聞くことは、良好な夫婦関係を築くポイントのひとつです。しかし、相手の意見ばかり聞きすぎて自分が我慢してしまうのは、対等な夫婦関係ではありません。


重要なのは、お互いを尊重しあえる対等な関係を築くことであるため、自分の意見もきちんと伝えるようにします。そのうえで相手の意見も聞くなど、バランスをとることが大切です。

5:相手を信頼する

結婚して人生を一緒に歩んでいる相手に対して、信頼できないなどの不信感を抱えたまま良好な関係を保つことは困難です。普段は信頼できていても、些細なことから相手への信頼が揺らいでしまうという人もいるのではないでしょうか。


相手に批判的な気持ちを持つ、過度に期待してしまうと相手への信頼が揺らぎやすくなります。そのため、相手と自分が違うことを認め、相手の言動や行動を信頼することも夫婦関係を良好にするためには必要です。

6:一緒に出掛ける

付き合っている時はデートなどで一緒に出掛けていたのに、結婚してからは一緒に出掛けなくなったという夫婦も少なくありません。出掛けても近くのスーパーでの買い物や地元の店での食事など、簡単なお出掛けになる場合もあります。


このような状態が続くとマンネリ気味になってしまうため、たまに付き合っていたころのようなデート感覚で一緒に出掛けてみると刺激になり、非日常を共有して楽しめます。

7:ある程度の距離を保つ

どんなに仲がいい夫婦であっても、常に一緒にいるというのは疲れてしまう場合があります。自分や相手が負担を感じないように、ある程度の距離を保つのも良好な夫婦関係を保つためのポイントです。


例としては、お互いの趣味に関して口出しをしない、相談を持ち掛けられたらアドバイスをするなど、必要以上に首を突っ込まないようにします。

結婚前に不安を解消しておこう

結婚前には、誰しも大なり小なり不安を抱えることがあります。不安をそのままにするのではなく、原因を把握したうえできちんと解消することが大切です。


1人ではなく結婚相手や周囲に協力してもらいながら、結婚後も良好な夫婦関係が築けるように行動しましょう。