マタニティフォトは、妊娠中の神秘的な姿を美しく残したり、出産前の貴重な姿を記録できたりします。そのような中でも、近年ではお腹を出さずに撮影するスタイルのマタニティフォトが注目を浴びています。
なぜなら、お腹を出すことが恥ずかしく抵抗がある方でも気兼ねなく撮影できるからです。また、お腹を出さずに撮影するとナチュラルで飾らない雰囲気のマタニティフォトが撮れます。
お腹を出さないマタニティフォトは、従来のマタニティフォトに比べて敷居が低く、自然体なマタニティフォトを撮りたい方を中心に話題になっています。
ここでは、お腹を出さないマタニティフォトでおすすめの衣装とアイテムを紹介します。お腹を出さないマタニティフォトでは、衣装やアイテムを使ってお腹をカバーすると自然な雰囲気で撮影できます。
優しいふんわりとした質感が特徴的なシフォンドレスは、お腹を出さないマタニティフォトにおすすめです。女性らしく上品な印象を与えるシフォンドレスは、神秘的なマタニティフォトの雰囲気にあうでしょう。
手軽にサイズ調整ができるシャーリング・編み上げタイプのドレスなら、マタニティドレスとして作られていないものでも着用できます。衣装を選んでから撮影日まで期間があく場合でも、お腹のふくらみにあわせて調節でききます。
結婚式を控えていたり、ウェディングフォトも一緒に撮りたい方は、ウェディングドレスを着用したマタニティフォトもおすすめです。
ウェディングドレスを着用したい場合は、マタニティドレスを着用しても問題ありません。マタニティ用に作られていない衣装でも、お腹を圧迫しないゆったりとしたデザインや背中にある編み上げを緩められるデザインのものを選ぶと良いでしょう。
全体的にゆったりと作られているビックラインのドレスも、お腹を出さないマタニティフォトに適しているでしょう。オーバーサイズで作られていることから、露出を控えながらも体型を上手にカバーしてくれます。
ビックラインのドレスを着用する場合は、お腹のふくらみが目立ちにくくなるため、お腹を強調するようなポーズを積極的にとると良いでしょう。
お腹を出さないマタニティフォトでおすすめの衣装の1つに、着物があります。着物は、帯を使ってサイズの調整ができるため、妊娠中のふっくらとしたお腹でも負担なく着用できるでしょう。
あまり人と被らないため、一味違うマタニティフォトを撮影したい方やウェディングフォトと一緒に撮影したい方におすすめです。
ウエストのあたりから裾が広がっているデザインが特徴的のAラインのドレスも、お腹を出さないマタニティフォトにおすすめです。ウエストから裾が広がっているため、お腹への負担を減らしながら着用できます。
また、Aラインドレスを着用するとすっきりとした印象に仕上がるため、体型をカバーしながらきれいなマタニティフォトが撮れるでしょう。
シンプルなシャツとデニムを衣装にすると、カジュアルな雰囲気のマタニティフォトが撮影できます。
身近なお店で購入できるため、夫婦でお揃いの衣装を着用したい方や2人目以降のマタニティフォトで、家族でリンクコーデにしたい方にもおすすめです。夫婦や上の子と衣装をあわせることで、統一感のあるマタニティフォトに仕上がるでしょう。
自然体で手軽にマタニティフォトを撮りたい場合は、好きな私服で撮影に挑んでも良いでしょう。私服での撮影では、着心地を優先することもできるため、よりリラックスした中でマタニティフォトが撮れます。
また、普段着ている服を使うことで準備にかかるお金を抑えることができます。リラックスして撮影したい方やできる限り費用をかけずに撮りたい方は検討してみましょう。
お腹にアクセサリーをつけることで、さりげなくお腹がカバーできるマタニティサッシュベルトを使った撮影もおすすめです。さまざまな花のデザインやカラー、大きさのアイテムがあるため、使用するアイテムによってイメージの違うマタニティフォトが撮影できるでしょう。
ここまで、お腹を出さないマタニティフォトでおすすめの衣装と小物について紹介してきました。
ここからは、お腹を出さない衣装選びのコツを見ていきましょう。お腹を出さないマタニティフォトでも、妊娠中の神秘的な姿を美しく表現するためには適切な衣装選びが大切です。衣装選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
小顔効果を意識して衣装を選びたい場合、Vネックやオフショルダーの衣装を選ぶと良いでしょう。
デコルテと胸元の開いたVネックやオフショルダーの衣装を着用することで、鎖骨がきれいに見せることができます。鎖骨のラインを強調することで顔まわりがすっきりし、小顔効果が期待できるでしょう。
お腹を出さないマタニティフォトを撮りたい方の中には、妊娠中に濃くなった体毛が気になる方もいるのではないでしょうか。レースで覆われた衣装を選ぶことで、体毛がカバーできます。
妊娠中に体質が変わってしまい、カミソリやシェーバーを使っての処理が難しい方もいるでしょう。しかし、妊娠中のマイナートラブルにあわせて衣装を選ぶことで、安心してマタニティフォトの撮影ができることでしょう。
マタニティフォトの衣装で、袖がふんわりとしたデザインの衣装を選ぶと二の腕をカバーできます。なぜなら袖にボリュームを出すことで、目の錯覚で二の腕が目立たなくなるからです。
ふんわりとしたシフォン素材の衣装だけでなく、長袖の衣装をあわせても良いでしょう。
マタニティフォトの衣装選びでは、デコルテが見えるデザインのものを選びましょう。
妊娠中の体型変化の中に、胸が大きくなることがあります。デコルテが見えるデザインのものを選ぶことで、胸元がすっきりと見えるため着ぶくれを防いでくれます。
デコルテの見える衣装を着ても着ぶくれしてしまう場合は、デコルテに加え、下半身がふんわりとしたデザインの衣装を選ぶと良いでしょう。
お腹を出さないマタニティフォトの衣装を選ぶ際には、青い衣装やネイビーの衣装など、寒色系のものを選ぶと良いでしょう。色の持つ特徴から寒色系の衣装は、引き締め効果が期待できます。
そのため、体型カバーをしたい方、着痩せ効果ですっきりと見せたい方は、ぜひ参考にしてください。
妊娠中のお腹を強調されるため、お腹のラインがわかるデザインの衣装を選びましょう。特にお腹を出さずにマタニティフォトを撮影すると、衣装によってはお腹のふくらみが伝わりにくく、ふっくらとしたお腹を上手く映し出せない可能性もあります。
はっきりとお腹のラインがわかる衣装を選ぶことで、お腹を出さずに撮影しても、マタニティフォトらしい神秘的な写真が残せるでしょう。
マタニティフォトの撮影スタイルの1つに、お腹にペイントするスタイルがあります。ふっくらとしたお腹に好きなアートを施すことで、素のお腹をおしゃれにカバーできます。
ペイントを施すマタニティフォトの中にも、いくつかのスタイルがあります。ここでは、素のお腹を見せずに撮影できるペイントについて紹介します。
ペイントするマタニティフォトの種類の中に、メヘンディ・アートというペイントがあります。メヘンディ・アートは、インドや中近東などの地域で、「家族の幸せ」や「災難から身を守る」などの意味があり、安産祈願としても親しまれているものです。
メヘンディ・アートは、乾燥させて粉末状にしたヘナの葉を使っています。粉末状にしたものを水やオイルをあわせてペースト状にし、お腹に模様を描きます。
ベリーペイントは、お腹にペイントを施すマタニティフォトの中でよく知られているペイントです。安産祈願の意味合いも持つベリーペイントは、海外でもよく目にする撮影スタイルとなっています。
ボディペイント用の水性絵の具を使ってペイントを施しているため、入浴時に簡単に落とせます。カラフルな色合いで好きなデザインのアートができるのが魅力のペイントスタイルです。
ベリーペイントに本物の押し花を使ってペイントを施す、押し花アートがあります。肌に優しいオイルを使って天然の押し花をお腹に貼り付けることで、身体や肌への負担を軽減させています。
押し花アートは、上品で大人っぽいデザインが可愛らしいペイントスタイルです。
マタニティフォトのペイントスタイルの1つ、ボディジュエリーは専用のグルーでお腹にアートし、その上にグリッターを乗せてペイントします。
ボディジュエリーはスタジオによって、シールを使っている場合もあるでしょう。ボディジュエリーシールを使えば、施術時間が大幅に短縮されるため、身体への負担も軽減できます。また、シールは何度も使えるため、撮影後も記念に残しておくことができます。
ここまでお腹をさりげなくカバーできるペイントについて解説してきました。マタニティフォトの衣装やペイントについて理解したら、どのようなポーズをとれば良いのか気になる方もいるのではないでしょうか。
ここではマタニティフォトでおすすめのポーズについて8つ紹介します。
ママが1人で撮影する時には、カメラに向かって横向きになって撮影するポーズがおすすめです。横向きになって撮影することで、お腹のふくらみが自然に強調された写真が撮れます。
お腹のふくらみがわかりやすくなることから、マタニティフォトを撮影する時に、お腹があまり目立たない方に特におすすめのポージングです。さらに、お腹のふくらみ方が横側に広がっている方にもおすすめポージングです。
マタニティフォトを撮影する際には、お腹を包み込むようなイメージで、お腹の下の方に手をあてたポーズで撮影してみましょう。
お腹の下に手をあてることで、ふっくらとしたお腹を強調できます。お腹の目立たない衣装を着用している場合でも、自然にお腹のふっくら感を演出できます。
マタニティフォトを撮影する際には、パパが後ろからハグして撮影してみましょう。正面を向いているママに向かって、後ろから優しくハグします。ママがお腹の下の方に手をあて、パパはその上から手を添えるようにハグしてみましょう。
また、一工夫してお腹の真ん中あたりでハートを作るポーズもおすすめです。後ろからハグして撮ることで、お腹の子への愛情表現を映し出した写真に仕上がります。
赤ちゃんのために購入したベビー服やベビーシューズ、靴下などのベビーグッズと一緒に撮るのもおすすめです。ベビー服の両端を夫婦で持ってみたり、それぞれベビー服を掲げるように持ってみても良いでしょう。
ベビーシューズの場合は、お腹に靴を近づけてみてください。ベビーグッズと一緒に撮影することで、赤ちゃんの誕生を心待ちにしている印象になります。
夫婦で隣同士に座ったり、並んだりしてお揃いのポーズをとると自然な雰囲気のマタニティフォトが撮れます。お腹のふくらんでいるママにあわせて、パパもお腹に手を当ててみても良いでしょう。
2人目以降のマタニティフォトの場合は、夫婦だけでなく、上の子も一緒にお揃いのポーズで撮っても可愛らしい1枚に仕上がります。
手を繋ぎ、まるで屋外を散歩しているかのようなイメージで撮影すると、自然体なマタニティフォトが残せます。片手を繋ぐだけでなく、あえて両手を繋ぎ、2人が向かいあうように撮影しても良いでしょう。
また、手を繋いだポーズも兄弟がいる場合は、上の子が真ん中に立って手を繋いでみましょう。
マタニティフォトの撮影でおすすめのポーズの1つに、仰向けで撮るポーズがあります。なかなか仰向けになる機会の少ない妊娠期間中ですが、仰向けのポーズをとり入れると新鮮で、肩の力の抜けた写真が撮れます。
シンプルに仰向けになって撮るだけでなく、仰向けになったお腹にベビーシューズを置いたりベビー服の隣で仰向けになってみましょう。小物を組みあわせながらポーズをとることで、よりおしゃれなマタニティフォトに仕上がります。
あぐらをかいて撮影するマタニティフォトは、比較的身体に負担をかけずに撮影できるでしょう。パートナーと一緒にあぐらをかいて撮ったり、兄弟がいる場合は上の子があぐらをかいているママのお腹にキスしたりするポーズもおすすめです。
ある程度時間のかかるマタニティフォトを撮っている時に、立っていることやポーズをとることが辛くなった際にとり入れると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。お腹を出さないマタニティフォトは、撮影に興味があるもののお腹を出すことに抵抗がある方でも気兼ねなく撮影できます。また、カジュアルな衣装で撮影すれば自然体で撮影できるため、妊娠中の貴重な姿を記録したい方にもおすすめです。
妊娠中は体調が変化しやすいため、お腹や肌への負担を減らしながらマタニティフォトの撮影に挑むと良いでしょう。貴重な記録にもなりますので、衣装や撮影スタイルにこだわりたいところです。