海外には写真映えのするロケーションがたくさんあるので、海外ウエディングに憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。最近では、ハワイやグアム、ヨーロッパなど、海外ウエディングができる場所はたくさんあり、とても身近なウエディングになっています。
親族に旅行をプレゼントする場合や新婚旅行を兼ねる場合など、きっかけはさまざまですが、海外ウエディングは実際にどのくらいの費用がかかるのか詳しく見ていきます。
海外ウエディングでかかる費用の平均は2人の場合119万から255万円といわれています。ゲストの数やオプション、プランの種類、パーティーでのお料理などで大きく異なるので、新郎新婦の希望によって差が出るのが特徴です。
ウエディング会社選びや、オプションの付け方などをしっかり調整をすれば、憧れで終わらずに希望の費用で海外ウエディングを挙げることができるでしょう。
海外ウエディングと国内ウエディングは違う部分がたくさんあるので、費用にどの程度の差が出るのか気になる方も多いのではないでしょうか。海外ウエディングと国内ウエディングの費用の差を、下記の5つの項目に分けて詳しく見ていきます。
海外ウエディングと国内ウエディングの比較項目1つ目は、挙式の費用です。挙式だけの費用はどこで行っても大きな違いはありませんが、国内ウエディングの場合はゲストの人数が多かったり、披露宴を含めて挙式を行うのが一般的なので、全体的に費用がかかります。
しかし、海外ウエディングは移動の負担があるため、親族と最低限のゲストだけで行うことから、挙式後のパーティーを含めても国内より値段が安く済むのが特徴です。
海外ウエディングと国内ウエディングの比較項目2つ目は、衣装のレンタル費用です。海外ウエディングでも国内ウエディングでも、ドレスの費用はブランドや種類によって異なり、レンタルする値段はだいたい10万から40万といわれています。
ドレス自体の費用に大きな差はありませんが、国内ウエディングの場合はお色直しや二次会があるため、ドレスを用意する数が多くなるのが特徴です。
海外ウエディングと国内ウエディングの比較項目3つ目は、ビューティー費用です。結婚式に欠かせないヘアメイクや着付けの料金は、国内ウエディングが平均7.5万円に対し、海外ウエディングは1万から3万円といわれています。
ただし、海外ウエディングの場合は、日本人を指名する場合などに別料金がかかり、国内ウエディングの場合はお色直しや引き上げ量などの追加料金もあるのでしっかり確認しましょう。
海外ウエディングと国内ウエディングの比較項目4つ目は、映像の費用です。国内ウエディングの場合、前撮りが16万円以上、当日の撮影などが20万円以上なのに対し、海外ウエディングは前撮りなしで当日にロケーション撮影をするため、15万円から30万円かかるようになっています。
プランやこだわり方によって金額が大きく変わりますが、大事な思い出なので、映像費用に力を入れる方は多いのが特徴です。
海外ウエディングと国内ウエディングの比較項目5つ目は、旅行や宿泊の費用です。
国内のホテルウエディングであれば、セットのプランで安く泊まることができ、ホテルが付いていないチャペルだとしても選択次第で費用は抑えられますが、海外ウエディングの場合は旅行を含めて宿泊するため、国によって30万円から100万円以上かかります。旅行会社が出している海外ウエディングがセットなども含めて検討しましょう。
海外ウエディングでは、新郎新婦が招待するゲストの交通費用や旅行費用を、どの程度負担するのかが迷うポイントの1つでしょう。では、旅行費用はどのような負担パターンがあるのでしょうか。
旅行費用の負担パターンは下記の3つに分かれます。
1.ゲスト負担の場合
2.新郎新婦の一部負担
3.新郎新婦の全額負担
この3つのパターンを詳しく見ていきましょう。
海外ウエディングにおける招待者の旅行費用負担パターン1つ目は、ゲストが負担する場合です。ゲストに旅行費を負担してもらう場合、旅行費を各自で負担してもらうことをしっかりと伝え、ご祝儀をもらわないのがマナーになります。
ゲスト側から新郎新婦に費用の負担内容を詳しく聞くことはできないので、新郎新婦側がしっかりと事前に詳しく連絡してあげることがポイントです。
海外ウエディングにおける招待者の旅行費用負担パターン2つ目は、新郎新婦が一部負担する場合です。新郎新婦がホテル代か交通費のどちらかのみを負担する場合、ゲストにしっかりホテルの場所や飛行機の内容などを詳しく伝えるようにしましょう。
さらに、ゲストは飛行機やホテルが同じになるので、他に誘っているゲストが誰なのかを伝えておくのがマナーです。
海外ウエディングにおける招待者の旅行費用負担パターン3つ目は、新郎新婦が全ての額を負担する場合です。新郎新婦が全ての額を負担する場合は、ゲスト側がしっかりご祝儀を渡すマナーになっています。
海外ウエディングは、親族や親密なゲストだけを誘うことがほとんどなので、今までの感謝を込めて海外旅行をプレゼントできるのが嬉しいポイントです。
憧れのある海外ウエディングですが、金額が高くなるイメージがあるので、検討する前に諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。最近では、海外ウエディングだけでなく、さまざまな格安旅行会社が海外ウエディングのプランを出しているので、方法次第で節約も可能といえます。
費用を抑える方法は下記の3つです。
1.オフシーズンに挙げる
2.オプションを選別する
3.手作り持ち込み品を増やす
この3つの方法を見ていきましょう。
海外ウエディングの費用を抑える方法1つ目は、オフシーズンに挙げることです。年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどの大型連休には、ゲストを呼びやすいのがメリットですが、通常の海外旅行でも人気なシーズンなので、ホテルや飛行機代がとても高くなってしまいます。
そのため、大型連休が終わった後のシーズンや、暖かい国の場合には冬場のシーズンの方が費用を抑えることができます。
海外ウエディングの費用を抑える方法2つ目は、オプションを選別することです。基本プランに入っていないオプションはたくさんあるので、絶対に必要なオプションと付けなくても良いオプションをしっかり確認しておくことがとても重要なポイントです。
そのため、ウエディング会社に相談するだけでなく、実際に同じ場所で挙式を挙げた人などの口コミやブログなどを調べて、必要なオプションを選別するようにしましょう。
海外ウエディングの費用を抑える方法3つ目は、手作りの持ち込み品を増やすことです。海外ウエディングでは、挙式でのブーケやパーティーなどの装飾品など、基本プランに入っていないものは全てオプションで付けなければいけないため、1つ1つのアイテムが高額になりがちです。
そのため、持ち込み料金とオプションの料金を比較し、価格の安い方を選択することで、価格を大きく抑えることができます。
海外ウエディングは身近になりつつありますが、まだまだ国内ウエディングの方が定番で、実際に呼ばれたことのある人が少ないため、マナーやルールなど詳しいことがわからないという人が多いのではないでしょうか。
海外ウエディングをする上で、新郎新婦が迷いがちな疑問は下記の2つです。
1.招待者からご祝儀をもらう?
2.国内での披露宴をする?
この2つの疑問を詳しく見ていきましょう。
海外ウエディングの気になる疑問1つ目は、招待者からご祝儀をもらうのかについてです。新郎新婦がホテルや交通費を全額負担した場合と一部だけを負担した場合には、ご祝儀をもらうことが一般的とされています。
しかし、ホテルや交通費をゲスト側に全額負担してもらう場合は、ご祝儀を辞退するようにしましょう。ご祝儀の金額は国内ウエディングと変わらないので、ゲスト側は現金をしっかり用意しておく必要があります。
海外ウエディングの気になる疑問2つ目は、国内での披露宴をするかについてです。海外ウエディングにすると決めた場合、帰国後に国内での披露宴をやるべきなのかを同時に悩むことになります。
海外ウエディングに招待する人が親や家族だけなのか、親族だけなのか、仲の良い友人まで呼ぶのかで、帰国後の披露宴のやり方が大きく変わります。
帰国後に披露宴を開く場合と、帰国後に友人関係のみの2次会を開く場合を見ていきましょう。
新郎新婦2人だけで海外ウエディングをした場合や、招待したのが親だけだった場合には、帰国後の披露宴では親戚を呼ぶため、フォーマルな披露宴がおすすめです。
披露宴だけなので、通常では挙式が終わった後に行うガーデンでのフラワーシャワーからスタートしたり、披露宴会場で海外ウエディングの映像を流してからスタートするなどのパターンがあります。準備もしっかり必要なので、同時に進められるようにしましょう。
海外ウエディングに親族や仲の良い友達を招待した場合は、友人関係だけで楽しむカジュアルな1.5次会やアットホームな2次会がおすすめです。
海外ウエディングの雰囲気をそのまま出すために、ドレスコードをアロハシャツやワンピースに設定したり、ゲスト全員にレイなどを配ることで、とても華やかなパーティーになります。かっちりする必要がないので、新郎新婦側もゲスト側も気兼ねなく楽しめるのがメリットです。
海外ウエディングの費用比較や、費用負担のパターン、費用を抑える方法、気になる疑問などを詳しく紹介しました。海外ウエディングは、新郎新婦が楽しめるだけでなく、親族やお世話になっている方に旅行をプレゼントすることができます。
さらに、しっかり工夫をすれば費用を抑えることもでき、とても身近な存在です。憧れだけで終わらせず、海外ウエディングをぜひ挙式の候補に入れてみてください。