地味婚とは?地味婚を選ぶ7つのメリット|スタイル別の費用も解説!

地味婚とは?

地味婚とは、地味な結婚の略であり、結婚形態の一つです。地味婚に決められた形はありませんが、具体的には披露宴を行わず挙式のみにしたり、披露宴の演出を控えめにし、招待する人数を抑えてミニマムな結婚式にすることをいいます。


近年は地味婚が人気を集めています。本記事では、地味婚とはなにか?地味婚を選ぶメリットやスタイル別の費用について紹介します。地味婚を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

地味婚のメリット7つ

地味婚が人気な理由にはいくつかメリットがあります。地味婚のメリット7つについて紹介していきます。


地味婚は、身近な人間への挨拶を一回で済ませることができる・自分たちの身の丈に合った式ができる・シンプルで控えめなので費用を抑える事もできる・ゲストと話す時間をとることができる・会費制にしてカジュアルな結婚式にできる、などのメリットがあります。

地味婚のメリット1:身近な人間への挨拶が一回で済ませることができる

地味婚のメリット1つ目は、身近な人間への挨拶を一回で済ませることができます。大規模な結婚式・披露宴の場合、スピーチでお礼を述べても「全体に向けて話している」という印象があります。


招待人数が少ない地味婚であれば、全体に向けて挨拶をしても、一人ひとりと目を合わせることができ、挨拶を一回で済ませることが可能です。

地味婚のメリット2:自分たちの身の丈に合った式ができる

地味婚のメリットとして2つ目は、自分たちの身の丈に合った式ができることです。結婚式・披露宴というと何十人もの人を招待し、新しい門出を祝ってもらうという大規模で華々しいイベントのイメージがあります。


実際に友人もそれほど多くないのに、無理に人を招待しなければいけないという辛い部分があるでしょう。地味婚であれば、身の丈に合った規模や内容のコンパクトな結婚式にすることが可能です。

地味婚のメリット3:シンプルで控えめなので費用を抑える事もできる

地味婚のメリット3つ目は、シンプルで控えめなので費用を抑える事もできることです。結婚式・披露宴を行う場合、費用は、参加人数や内容、式場の場所によって差がありますが大体300万円以上かかるといわれています。


地味婚であれば式にかかる費用を抑えられるので、式費用に充てる予算が少ないカップルは身の丈に合った式を行うことが可能です。

地味婚のメリット4:ゲストと話す時間を作ることができる

大人数を招待する結婚式の場合、招待客が80人から100人規模になり、式の演出やスタイルにもよりますが一人ひとりと話す時間を設けることが難しくなります。


遠方からのゲストと話す時間を作れないことは寂しいものがあるでしょう。地味婚であれば、通常、演出をしている時間をすべてゲストとの交流にあてることができ、招待人数も少ないので一人ひとりと話す時間を持つことが可能です。充実した時間を過ごせるでしょう。

地味婚のメリット5:会費制にしてカジュアルな雰囲気にできる

地味婚のメリット5つ目は、会費制にしてカジュアルな雰囲気にできることです。会費制ウェディングとは、ゲストからご祝儀ではなく会費を用意してもらい、パーティーを開くスタイルのことをいいます。


会費制にする分、内容はカジュアルになるので、二次会に近い雰囲気で披露宴を行えます。かしこまった雰囲気よりも、二次会のようにゲストと楽しみながら時間を過ごしたいカップルにおすすめです。

地味婚のメリット6:お付き合いでの招待をしなくてもOK

地味婚のメリット6つ目は、お付き合いでの招待をしなくてもOKということです。結婚式を、それなりの規模で行うとなると、それほど親しくない相手もお付き合いの関係上、呼ばなくてはいけないケースも出てきます。


しかし、親族のみの地味婚ということであれば、お付き合いでの招待は一切しなくても大丈夫です。友人を招くとしても、本当に気心が知れていて心から祝福してくれる友人のみで問題ありません。

地味婚のメリット7:フォトウェディングのみでもOK

地味婚のメリット7つ目は、フォトウェディングのみでもOKということです。人を集めての挙式・披露宴を望まないというカップルもいるでしょう。フォトウェディングは、結婚式の代わりに写真を撮影するというものです。


写真撮影だけなので費用を抑えた状態で、花嫁姿を残したいという女性の夢を叶えられます。ゲストを呼ばず、2人で気軽に行えるので楽しい思い出にもなるでしょう。

地味婚で選ばれている演出3つ

次は、地味婚で選ばれている演出3つについて紹介します。地味婚で選ばれている演出に、席札メッセージ・ケーキサーブ・フォトラウンドなどがあります。


実際に地味婚を行う場合は、項目を削りすぎると自分たちにとっても、誰が主役かわからないような寂しい結婚式になってしまいます。必要な演出はこだわっていきましょう。

地味婚で選ばれている演出1:席札メッセージ

地味婚で選ばれている演出1つ目は、席札メッセージです。席札とは、披露宴に訪れたゲストの席を指定するためにテーブルに置かれている、ゲストの名前が書かれた札です。席札メッセージは、この札の裏や中面にゲストへのメッセージを書くことをいいます。


席札メッセージは、自分たちで用意できるので費用をあまりかけることなく、ゲストに温かい気持ちを感じてもらうことができるでしょう。

地味婚で選ばれている演出2:ケーキサーブ

地味婚で選ばれている演出2つ目は、ケーキサーブです。ケーキサーブとは、ウェディングケーキを新郎新婦が入刀し、その後切り分けたケーキをゲスト一人ひとりに配るという演出です。


新郎新婦がゲストの席へ行き、ケーキがのったお皿を渡すスタイルと、新郎新婦がケーキを配っているところにゲストが取りに行くという、2つのスタイルがあります。ゲストとの距離が近くなり、会話しやすいので人気が高い演出です。

地味婚で選ばれている演出3:フォトラウンド

地味婚で選ばれている演出3つ目は、フォトラウンドです。フォトラウンドは、新郎新婦がゲストのテーブルを回り、記念撮影をしていく演出です。来てくれたゲストと写真を残せるのは魅力的です。


地味婚はゲスト人数が少ないといえど、席が離れてしまうと会話しにくいことがあります。フォトラウンドを行うことで、ゲスト一人ひとりとの距離が近くなり、会話するタイミングも増えるでしょう。

地味婚で失敗しない3つの方法

次は、地味婚で失敗しない3つの方法について紹介していきます。地味婚で失敗しない方法は、お金を掛ける部分と節約する部分をしっかり把握すること・ゲストへのおもてなしの気持ちを忘れないこと・両親の意見も聞くことなどがあります。


地味婚は時間や費用を最小限におさえて行いますが、通常の結婚式に比べて内容が少ないことから、やり方次第では不満が出てしまうこともあるので気を付けましょう。

地味婚で失敗しない方法1:お金を掛ける部分と節約する部分をしっかり把握

地味婚で失敗しない方法の1つ目は、お金を掛ける部分と節約する部分をしっかり把握することです。結婚式をする上で、地味婚を選択しても譲れない部分は妥協せず費用をかけるようにしましょう。


自分が着用したいドレスにこだわりがあれば、ドレスの金額を気にせず気に入ったデザインのドレスを選びましょう。地味婚といえ、それなりにお金はかかります。終わった後に悔いが残らないよう、納得できる結婚式を作りましょう。

地味婚で失敗しない方法2:ゲストへのおもてなしの気持ちを忘れない

地味婚で失敗しない方法の2つ目は、ゲストへのおもてなしの気持ちを忘れないことです。地味婚は費用を抑えられます。内容を地味にしすぎると、ゲストに対して、失礼な結婚式だったと後悔することがあります。


例えば、料理の質を落としすぎてしまうと、費用を削った様子が伝わってしまいます。ゲストが、残念な気持ちになるでしょう。ゲストに楽しんでもらいたいという気持ちを忘れずに、結婚式の準備をしましょう。

地味婚で失敗しない方法3:両親の意見も聞く

地味婚で失敗しない方法の3つ目は、両親の意見も聞くことです。結婚するのも結婚式をするのも当人同士ですが、両親も二人の結婚を祝福したいと思っていることを忘れてはいけません。


両親側の気持ちもあるので、地味婚にしたい旨を話して、意見を聞きましょう。反対された時は、地味婚を選んだ理由を説明し理解してもらった方がいいでしょう。

地味婚のスタイル別の費用3つ

最後に地味婚のスタイル別の費用について3つ紹介していきます。地味婚のスタイル別の費用には、少人数制、挙式のみ、会費制などがあります。


どんな結婚式にしたいか、どの程度の規模を考えているか、カップルによって、地味婚の内容は変わります。金額で式の形を変えるケースも出てくるでしょう。

スタイル別の費用1:少人数制

地味婚のスタイル別の費用1つ目は、少人数制です。少人数制とは、ゲスト数が多くても30人くらいまでの小規模な結婚式のことをいいます。家族や親族、親しい友人などを招待し、挙式と披露宴を行うか、もしくは挙式と食事会を行います。


衣装代、ゲスト人数、料理の内容などによって、費用は変わります。ゲストが10人程度であれば20~100万円、30人になると50~200万円ほどかかることもあります。

スタイル別の費用2:挙式のみ

地味婚のスタイル別の費用2つ目は、挙式のみのスタイルです。披露宴は行わず、挙式のみの場合は、安ければ10万円以内でできる会場もあります。


ただ、オプションにこだわると50万円程度費用がかかることもあるでしょう。挙式のみでも、フラワーシャワーなどの演出にこだわると金額は上がります。


神前式の場合は、選ぶ神社や衣装によっては金額が高くなることもあるでしょう。

スタイル別の費用3:会費制

地味婚のスタイル別の費用3つ目は、会費制です。会費制は、受付でゲストから会費を集めてパーティーを開くスタイルです。レストランを貸し切って、二次会のようにカジュアルなパーティ形式するのが一般的です。


費用は、会場や料理の内容、人数にもよりますが、数十人で100~200万円程になるでしょう。ご祝儀とは違い、ゲストから集める金額を把握できます。そのため、全体の予算を立てやすいことがメリットです。

地味婚は演出を削りすぎても良くないので注意しよう

地味婚とはなにか、また、地味婚を選ぶメリット、スタイル別の費用について紹介しました。地味婚に決まった形はないので「やって良かった」と思えるような形式、内容が良いでしょう。


地味婚の注意点として、演出を削りすぎてしまうと寂しい印象になってしまいます。ゲストに楽しいひとときを過ごしてもらえるよう、演出にこだわり、おもてなしの気持ちを忘れないよう注意しましょう。