結婚式の主賓挨拶に選ぶべき人の3人を解説!依頼する際のポイント

結婚式の主賓挨拶とは

結婚式の主賓挨拶とは、新郎新婦と関わり合いのある格式高い方や恩人などから祝辞をいただくことを意味します。


会社に勤めている方は、会社の役員や上司などに依頼するケースが多いです。主賓挨拶をお願いする場合は結婚式の数か月前に正式な形で相手に依頼する必要があります。また主賓挨拶が始まる際は、新郎新婦、両家の両親ともに起立し、主賓に対し敬意を表すのがマナーです。

主賓挨拶を依頼するマナー

主賓挨拶を依頼する場合は、結婚式当日の2か月から3か月前に依頼するのがマナーです。


主賓挨拶は、両家のバランスを取ることも重要で、新郎新婦の主賓挨拶をともに決めてから依頼するのがおすすめです。


また結婚式がどれくらいの規模で、主賓挨拶の時間はどの程度かなど、事前にわかる情報はしっかり相手に伝えるのもマナーです。祝辞を依頼する場合は可能な限り本人のところへ出向き、直接口頭でお願いするのがいいでしょう。

上司にお願いをする

新郎新婦に勤め先がある場合は、会社の上司に主賓挨拶をお願いするケースが多い傾向にあります。


会社の上司へ主賓挨拶を依頼するときは、結婚の報告や結婚式への出席を直接お願いし、その際に主賓挨拶を依頼するのがいいでしょう。


上司によっては、自分よりも上の肩書の上司を勧めてくる場合もあります。上司との関係性などもあるので、主賓挨拶をお願いしたいという相談は早いタイミングで行うのが良いでしょう。

主賓挨拶の基本知識2つ

主賓挨拶では、挨拶の種類やスタイルによって基本となるルールがあります。主賓挨拶を依頼する場合も、挨拶の種類や相手方の肩書も踏まえ、事前に説明するのが一般的です。


挨拶のシーンによってはスピーチ内容も異なるので、依頼する方に失礼のないよう主賓挨拶の基本知識をしっかり理解しておくことが重要です。


それでは主賓挨拶の基本となる知識についてくわしく見ていきましょう。

主賓挨拶の基本知識1:主賓が行う挨拶

主賓が行う挨拶には、「祝辞」と「乾杯」の2種類があります。主賓挨拶として両家の主賓から祝辞をもらった後、乾杯へと移るのが基本の流れです。


乾杯をお願いする主賓の方には、主賓の挨拶でどのような肩書の方から祝辞をもらうのかを伝える必要があります。それでは、祝辞と乾杯でどのような違いがあるのかをくわしく見ていきましょう。

祝辞

祝辞は、祝いの言葉という意味があり、祝福したい方へメッセージを贈るものです。


祝辞では、新郎新婦の性格や仕事ぶり、特徴や魅力などのエピソードを紹介し、結婚をすることへの祝福のメッセージとともに伝えます。祝辞の所有時間は5分程度にまとめるのが理想で、新郎新婦の紹介を行った後に時間を設けるのが一般的です。

乾杯

主賓挨拶として乾杯を依頼する場合は、祝辞を依頼した方の次に上位の方へお願いするのが一般的です。


乾杯は、新郎新婦のお祝いメッセージやエピソードを約3分から5分話した後、式全体の乾杯の発声を行うものです。


乾杯は通常主賓挨拶の後に行うため、乾杯の挨拶を依頼する場合は主賓挨拶をどんな肩書の方が行うのか伝えるようにしましょう。

主賓挨拶の基本知識2:主賓挨拶の基本スタイル

主賓挨拶の基本スタイルは、新郎側の主賓から挨拶を行い、その後に新婦側の主賓が挨拶するのが一般的です。挨拶を行う方の肩書によっては、新郎よりも新婦の方が地位の高い方だとしても順番を変える必要はありません。


ただし、お互いの主賓のその旨を事前に説明したり、両家の両親にも一言添えておくといいでしょう。では、主賓挨拶におけるそれぞれの場面についてくわしく見ていきましょう。

新郎側の主賓が行う挨拶の場面

新郎側の主賓は、主賓挨拶をはじめに行うのが基本です。結婚式の司会に名前を呼ばれたら、新郎側の横へマイクを持って移動します。


新郎側の主賓は、新郎の仕事ぶりやこれまでのエピソードを披露しながら、二人の結婚を祝福するメッセージを伝えます。新婦のことをあまり知らない場合でも、事前に新婦の話をヒアリングしておき、祝辞の中に少し含ませると両家にとって喜ばしい祝辞となるでしょう。

新婦側の主賓が行う挨拶の場面

新郎の主賓挨拶が終えた後、新婦側の主賓挨拶の時間を設けます。


新婦側の主賓は、司会に名前を呼ばれた後、新婦側の横にマイクを持って移動します。新婦側の主賓は、新婦の性格や魅力などを紹介するとともに、家庭的な一面や魅力を引き出す内容だといいでしょう。

結婚式の主賓挨拶に選ぶべき3人

結婚式の主賓挨拶を依頼する相手は、会社の上司、恩師、親の知人の中から選ぶのが一般的です。主賓挨拶では地位の高い人の中から選びますが、恩師のように肩書がない方でも問題はありません。


主賓挨拶は依頼された側も責任を感じ、挨拶文を用意するため長い時間を要します。相手の負担や時間も考慮しながら、慎重に依頼する相手を選ぶようにしましょう。

結婚式の主賓挨拶に選ぶべき人1:役職や肩書が一番上の上司

結婚式の主賓挨拶で選ばれている方の多くは、新郎新婦の勤め先で一番高いポジションの上司です。大企業の場合は、役員クラスや部長などが主賓挨拶することが多い傾向にあります。


中小企業の場合は、代表取締役が挨拶を行うことも多く、会社の規模や新郎新婦のポジションによっても異なります。誰に依頼すればいいのかわからない場合は、直属の上司に相談するのも1つの方法です。

結婚式の主賓挨拶に選ぶべき人2:学生時代の恩師

結婚式の主賓挨拶で次に多いのが、学生時代の恩師です。恩師は、自分が未熟な年頃のとき、いろいろなことを教えてくれた方や大きな影響を受けた方のことを意味します。


恩師の方には肩書は必要ありませんが、もう一人の主賓挨拶がどういった肩書の方なのかを事前に伝えておきましょう。

結婚式の主賓挨拶に選ぶべき人3:お世話になっている親の知人

結婚式の主賓挨拶にはあなたが幼い頃からお世話になっている親の知人を選ぶこともできます。


自分を育ててくれた親とともに自分の成長を見届けてくれた方は、今のあなたに少なからず影響を与えた一人でもあります。


親のかわりとなって、あなたの幼い頃から学生時代、そして現在にいたるまでを時系列であなたの成長を伝えてくれるでしょう。誰に依頼するかは、あらかじめ両親に相談して決めるようにしましょう。

結婚式の主賓挨拶の依頼する際のポイント3つ

結婚式の主賓挨拶を依頼する場合は、必ず本人へ口頭で依頼し、両家の主賓のバランスを取るのが重要なポイントです。主賓挨拶を依頼したのに、後からキャンセルすることはできません。


主賓は新郎新婦にとってかけがえのない方であり今後も夫婦でお世話になっていくことを踏まえ、相手に失礼のないよう依頼しましょう。では主賓挨拶を依頼する際に注意すべきポイントについてくわしく見ていきましょう。

依頼する際のポイント1:招待状を出す前に口頭で伝えておく

結婚式で主賓挨拶を依頼する場合は、結婚式の招待状を出す前に口頭で伝えるのがマナーです。通常、結婚式の招待状は結婚式の2か月から3か月前に発送します。


主賓挨拶を依頼する方が勤め先にいる場合は、直接本人に会って依頼をしましょう。主賓挨拶を依頼する方が遠方にいる場合は、電話で一報する形でも問題ありません。結婚式の招待状をもらうまで結婚することをお知らせしないのは失礼になるので注意しましょう。

依頼する際のポイント2:両家のバランスを考える

結婚式の主賓挨拶を依頼する場合は、両家のバランスを考えることが重要です。たとえば、新郎側の主賓挨拶は係長に依頼し、新婦側は大手企業の社長にお願いするとなると、少しバランスが悪くなります。


このような場合は、新婦側の部長クラスに主賓挨拶を依頼するなど、お互いの両親とも相談しながら主賓挨拶を依頼する相手を決めるようにしましょう。

依頼する際のポイント3:頼める人がいない場合には

結婚式の主賓挨拶を依頼できる方が見つからない場合は、無理に主賓となる方を探す必要はありません。


主賓挨拶の時間がない分、友人の余興に時間を費やしたり、友人からのスピーチを増やすなど、バランスよく結婚式のプログラムを変更しましょう。

主賓挨拶を選ぶ際の正しい依頼方法3つ

結婚式の主賓挨拶を依頼する際は、丁寧かつ相手に失礼のないように伝えるのがマナーです。結婚式の主賓挨拶は依頼された側にもスピーチを準備する時間が必要です。


結婚式直前で突然主賓挨拶を依頼したり、口頭で依頼せず結婚式の招待状に一言書いて依頼するなどの方法は相手に対して失礼となるので注意が必要です。では主賓挨拶を選ぶ際の正しい依頼方法についてくわしく見ていきましょう。

主賓挨拶の正しい依頼方法1:結婚の報告を伝えておく

主賓挨拶の相手を決めたら、まず結婚の報告を相手に行いましょう。結婚式の日取りを決めるタイミングは人によって異なりますが、結婚式の日からおおよそ1年前が多い傾向にあります。


結婚式のプログラムや衣装などを決め、3か月前には結婚招待状を送付します。結婚の報告は、結婚の日取りを決めてから、招待状を送付する前までに必ず行うのがマナーです。

主賓挨拶の正しい依頼方法2:直接会って依頼すること

主賓挨拶の相手に結婚の報告をした後は、本人に直接会って主賓挨拶の依頼をしましょう。主賓挨拶を依頼する方が会社の上司の場合は、仕事終わりなどのタイミングで相談する時間をもらい、丁寧に依頼しましょう。


主賓挨拶を依頼したい方が遠方にいる場合は、電話や手紙でも問題ありませんが、できる限り時間をとって直接会いにいくのがいいでしょう。

主賓挨拶の正しい依頼方法3:招待状でも改めて依頼をお願いする

結婚式の3か月前に招待状を送付する際は、招待状でも改めて依頼をお願いする旨を記載しましょう。


依頼された相手は当日主賓挨拶を行うことを把握していますが、改めて自分たちの結婚式で挨拶をしてもらえることに感謝の気持ちを一言添え、当日何時までに式場に来場して欲しいかなどを伝えましょう。

招待状でのお願いの書き方

結婚式の招待状でお願いする場合は、「当日披露宴にてご祝辞を賜りたく存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます」と書きましょう。


主賓の中にはさまざまな結婚式で主賓挨拶を依頼されている場合もあります。確認の意味も込めて、二人の結婚式で挨拶をお願いする旨をシンプルに伝えましょう。

結婚式の主賓挨拶の依頼方法を理解しておこう

結婚式では、お世話になった勤め先の上司や恩師などから祝辞をもらうのが一般的です。主賓は、もっとも地位の高い方などにお願いすることから、依頼する際は3か月前には主賓挨拶の依頼を行いましょう。


挨拶の依頼は本人に直接お願いし、できる限りメールや電話で伝えるのは避けるのがおすすめです。結婚式の中でも主賓挨拶は重要な項目なので、相手に失礼のないよう依頼し、幸せな結婚式当日を迎えましょう。