結婚式のプロフィールとは、来場いただいたゲストに対し、新郎新婦がどういった人かを具体的に紹介するものです。
プロフィールの紹介はいくつかの方法がありますが、披露宴の冒頭にMCから手短に紹介してもらったり、生い立ちムービーを作成しお色直しのタイミングで紹介したりすることが多い傾向にあります。
また結婚式の二次会などでは、新郎新婦に関する質問やプロフィールをクイズ形式で紹介することもあります。
結婚式のプロフィールでは、名前や生年月日などの基本情報をはじめ、学生時代に取り組んだことなどを紹介します。名前や生年月日といった基本情報は、披露宴のプロフィール内に記載する方も多い傾向にあります。
基本項目は、新郎新婦がどんな人かを知るための情報です。お互いのプライバシーも考慮し、記載したくない項目は無理に記載する必要はありません。二人で相談しながら、どんな内容を紹介するか決めましょう。
結婚式のプロフィールの基本項目1つ目は、新郎新婦の名前です。結婚式はお互いの家同士が結びつき、家族になる儀式の1つです。名前の紹介は、新郎新婦の旧姓を使用しフルネームで紹介しましょう。
生い立ちの紹介ムービーなどでは、名前の由来や漢字の意味などを簡単に紹介するのもおすすめです。名前の表記は、漢字や英語で記載することが多く、難しい名前の場合はフリガナを記載するとわかりやすいでしょう。
結婚式のプロフィール基本項目2つ目は、お互いの生年月日です。プロフィールにおける生年月日の記載は、個人情報につき無理に記載する必要はありません。新郎新婦の中には年齢を公表したくない方もいるため、年齢が気になる場合は誕生日だけでもいいでしょう。
また年号については、西暦表記でも元号表記でも問題ありません。一般的には西暦で記載する場合が多く、記載するスペースを考慮しながら選ぶといいでしょう。
結婚式のプロフィール基本項目3つ目は、幼い頃や学生時代に呼ばれていたニックネームです。ニックネームの由来にはさまざまなケースがあり、本名の名前から派生したニックネームもあれば、名前とはまったく違うニックネームもあります。
特にユニークなニックネームがある方はプロフィールに記載する際、その理由を簡単に説明するのがおすすめです。ゲストはユニークなニックネームを見て盛り上がること間違いなしです。
結婚式のプロフィール基本項目4つ目は、お互いの趣味です。趣味は、スポーツや習い事など、どんな内容でも問題ありません。多趣味の方は3つまでに絞り、記載するスペースを考慮しながら選ぶようにしましょう。
趣味で多いのが、学生時代に取り組んでいたスポーツや音楽などです。新郎新婦で共通の趣味がある場合は、共通の趣味にプラスしてもう1つ趣味を記載するといいでしょう。
結婚式のプロフィールの中でも、プロフィールパンフレットを作成する場合は血液型も基本項目の1つです。
海外における結婚式では血液型を記載することはほとんどありませんが、日本人は血液型別のステレオタイプを把握しているので、血液型を知ることで何となくこんな性格かなという認識ができます。
新郎新婦の中には、血液型の欄に、クワガタやガタガタなどと記載し、ゲストを沸かせてくれる方もいます。
結婚式のプロフィール基本項目の6つ目は、お互いの好きな食べ物です。プロフィールの記載項目は、当たり障りのない項目を中心にしつつ、お互いの好き嫌いがわかるのが好ましいといえます。
好きな食べ物は、果物や野菜、グルメの名前など、何でも構いません。新郎の場合は、新婦が得意とする料理を記載するのも1つの方法です。字数が限られているので、あまり長くならないようにアイテムを絞って記載しましょう。
結婚式のプロフィール基本項目7つ目は、お互いの苦手な食べ物です。プロフィールで好きな食べ物を記載した場合は、対比するためにも苦手な食べ物を記載するといいでしょう。
結婚式ではこれから夫婦でお世話になる方も大勢参列しています。新郎新婦の苦手な食べ物を把握しておけば、今後食事会をする上での参考にもなります。苦手な食べ物が多い場合は、野菜類やフルーツ類全般など、カテゴリーで掲載してもいいでしょう。
結婚式で紹介するプロフィールでは、基本項目に加えて、新郎新婦に関する質疑応答を記載することが多い傾向にあります。質問の項目は、二人の馴れ初めなどを中心に、ゲストが読んでいて楽しいと感じる内容がいいでしょう。
質問に対する答えは、短く端的に答え、答えが長くなるような質問は避けるのが一般的です。次は結婚式のプロフィールでよくある質問項目についてくわしくご紹介しましょう。
結婚式のプロフィールで記載する質問項目の多くは、二人の馴れ初めに関する質問です。たとえば、お互いの第一印象を一言で答えたり、デートした場所で印象に残った場所などでもいいでしょう。
二次会などで新郎新婦のプロフィールを紹介する場合は、質問の答えにストーリーがあるものもおすすめです。プロフィール内では一言で答えを記載し、二次会の中で具体的な内容を新郎新婦から語ってもらうのもいいでしょう。
結婚式のプロフィール内の質問2つ目は、お互いの好きなものを紹介する質問です。好きなものは、好きな食べ物や趣味と答えが重なる場合があるので、他の質問項目のバランスを見ながら記載しましょう。
好きなものが得意なものではなくても問題ありません。これから挑戦しようと思っているものや結婚した後も続けていたいことなどでもいいでしょう。結婚後もゲストが新郎新婦と付き合う上で、重要な情報の1つとなります。
結婚式のプロフィールにおける質問項目3つ目は、お互いのペットに関する質問です。最近は犬や猫以外のペットを飼っている方も多く、どんな種類の動物を飼っているのか、ペットの名前を答えとして記載する場合も多くあります。
ペットの名前がユニークな場合やあまり他では飼われていないような動物の世話をしている場合は、ゲストの目を引く質問になるので記載するといいでしょう。
結婚式のプロフィールの質問項目4つ目は、お互いが将来どのような家庭を築きたいかという質問です。理想の家庭で多い回答は、温かい家庭、笑顔の絶えない家庭などが多い傾向にあります。
ゲストの気を引くため面白い回答を考え、記載するという必要はありません。新郎新婦がお互いどういった希望を将来に抱いているか、どんな家庭を求めているかを紹介するものなので、あまり難しく考えず端的に答えましょう。
結婚式のプロフィールの質問項目5つ目は、相手の性格や言動に関する質問です。たとえば、相手の尊敬できる部分や優れた点など、相手に関するポジティブな質問が多い傾向にあります。
相手の性格や長所を答える場合は、「明るい」、「活動的」など、できるだけ短い言葉で答えるようにしましょう。相手のことをどう思っているかは、ゲストも興味があるポイントです。ネガティブな表現は避け、相手の良い点を上手に表現しましょう。
結婚式のプロフィールの質問項目6つ目は、お互いの子どもの頃の夢です。子どもの頃の夢は、社会とは関係のない異次元空間の1つです。野球選手やお花屋さんなど、現実で仕事として成立する夢から、王子様やお姫様などの非現実的な夢までさまざまです。
プロフィール内の質問や答えが同じような内容になった場合は、このような質問を組み込むことでバランスの取れたプロフィールに仕上がります。
結婚式のプロフィールの質問項目7つ目は、お互いを人間以外のものに置き換えてみる質問です。結婚式のプロフィールでは真面目な質問が大半ですが、少しユニークな質問もプラスするのがおすすめです。
たとえば、相手を動物や乗り物に置き換えると何かなど人間以外のものにたとえることで、読んでいる側の想像力は膨らみます。二次会などでは、この質問の答えを深堀し、なぜこの答えを選んだのか理由を聞いてみるのもいいでしょう。
結婚式でプロフィールを作成する場合は、句読点や言葉の表現方法を選ぶことが重要なポイントです。結婚式は二人にとって一生で一度の晴れ舞台です。
お祝いムードに包まれた席であることを十分理解し、新郎新婦をはじめ、参列したゲストの方も不快な気分にならないような心温まる演出を心がける必要があります。それでは結婚式のプロフィールを作成する際に注意すべきポイントについてくわしく見ていきましょう。
結婚式のプロフィールを記載する場合は、紙面・動画ともに句読点は入れないのが基本です。句読点は、「、」「。」といった文章を区切る記号です。プロフィールでは短いフレーズや言葉で表現するため、句読点で文章を区切る必要がありません。
また句読点があることで紙面が読みにくくなり、読み手にストレスを与えかねません。文章が長いと感じるフレーズは、文字数のバランスを見ながら、改行して文章をまとめるようにしましょう。
結婚式のプロフィールを作成する場合は、不幸を連想させる忌み語を使用しないように注意しましょう。忌み語とは、終わる、去る、別れるなど、ネガティブなイメージを与える言葉のことを意味します。
忙しいという言葉は、心を亡くすという漢字を使用することから慶事のシーンではふさわしくない言葉とされています。またしばしばやまたまたなど、重ねる言葉も同じことを重ねるという意味から忌み嫌われるので注意しましょう。
結婚式のプロフィールは、新郎新婦のことをゲストに知ってもらうため、パンフレットや動画でお互いのことを紹介するものです。プロフィールでは、名前や生年月日などの基本情報から、二人の馴れ初めやお互いの第一印象など、二人に関連する質問を記載します。
答えは短く端的に記載し、慶事では忌み嫌われる言葉の使用は避けるようにしましょう。少しユニークな質問を交えながら、結婚式を大いに盛り上げましょう。