結婚式で着るスーツの選び方のポイントは、新婦が着用するドレスと合わせ、フォーマルな素材やカラーを選ぶことです。結婚式で新郎が着用するスーツにもいくつかの種類があり、色や形によってもイメージが異なります。
またお色直しの際に、新郎も新婦のドレスに合わせて着替えるのが一般的です。結婚式で着るスーツの種類を知り、おしゃれでフォーマルなスタイルで結婚式当日を迎えましょう。
結婚式で着るスーツには、フォーマルウェアの代名詞であるモーニングコートやタキシードをはじめ、いくつかのデザインや種類があります。
フォーマルなスーツは着こなし方にも決まりがあり、シーンや時間帯によっても適したスタイルが異なります。では、結婚式で着るスーツの代表的なデザインを4つご紹介していきましょう。
フロックコートは、昼間用の礼装で、着丈の長いジャケットが印象的なフォーマルスーツです。
ジャケットは細く長いシルエットなので、スラっとしたスタイルに仕上がります。ジャケットにはベスト合わせ、チーフとネクタイを合わせればスタイルの完成です。
またフロックコートのデザインは、新婦のドレスがボリュームのあるデザインと相性がとても良いです。
モーニングコートは、昼間用の礼服で、ストライプ柄のボトムスに着丈の長いジャケットを組み合わせたフォーマルなスタイルです。
ジャケットの前部分が短い丈になっており、足がすらっと長く見える効果があります。政府や国の式典などでもよく見られる服装で、結婚式では新郎の父親が着用するスーツとしても人気の高いシルエットです。
テールコートは、夜間用の礼服の1つでとても格式の高いスタイルです。ジャケットの裾が燕の尾のような形をしており、日本では「燕尾服」と呼ばれています。
フォーマルな晩餐会などで着用している姿が多く、ジャケットの中にはショートカラーのベストを重ね、白い蝶ネクタイを合わせるスタイルです。
タキシードは、昼夜問わず着られている礼服で、着丈の長いジャケットが特徴的なフォーマルウェアです。9割の新郎が着用するほど、人気のデザインとなっています。
誰でも着やすいデザインのスーツで、フォーマルな場面だけでなくカジュアルな場面でも着用でき、1着持っておくと重宝するデザインです。
結婚式で着るフォーマルなスーツは、正式には昼と夜で着用する種類が異なります。たとえば、燕尾服は夜用の礼服とされており、フォーマルウェアの中でももっとも格式の高いスタイルです。
日本の結婚式でも人気の高いタキシードはもともと夜用の礼服ですが、現在では昼夜兼用のフォーマルウェアとして認識されています。
結婚式で新郎が着るスーツには、ホワイトやブラックのベーシックカラーをはじめ、さまざまな色のスーツがあります。
フォーマルウェアというと、ブラックやホワイトが定番カラーのイメージがありますが、光沢のあるグレーやネイビーなども人気の高いカラーです。次は結婚式で新郎が着る際のスーツを色別にご紹介していきます。
結婚式で新郎が着るスーツの定番カラーといえば、ホワイトです。ホワイトは清潔感のある色合いで、新婦が純白のウェディングドレスを着る際に、合わせて着るのが一般的です。
また新婦が淡いピンクやブルーのドレスを着用する場合は、新郎がホワイトのスーツを合わせることで、よりドレスの色が鮮やかな印象になります。新婦のドレスカラーと合わせた色のチーフやネクタイをつければ、さらにおしゃれに仕上がります。
フォーマルウェアの中でもシックで大人っぽい印象に仕上がるのが、ネイビー色のスーツです。ネイビーは、青みが強い色から黒に近い色までさまざまであり、色によってスタイルの印象が異なります。
華やかな印象にしたい方は、青みの強い明るい色を選びましょう。派手なスタイルが苦手な方は、少し暗めの色を選び、生地は少し光沢のあるものを選ぶとフォーマルにふさわしいスタイルに仕上がります。
おしゃれでスタイリッシュなスタイルに仕上げたい方は、グレー系のスーツがおすすめです。グレーにもさまざまな色味がありますが、結婚式では明るく光沢感のある色を選びましょう。
グレー系のスーツは新婦のドレスとも合わせやすく、インナーにホワイトのベストを合わせるとよりおしゃれなスタイルに仕上がります。シックなスタイルにしたい場合は、ブラックなどのダークカラーを差し色で使うといいでしょう。
フォーマルウェアの王道というと、ブラック系のスーツです。シックでフォーマルな印象が高い色で、格式高い結婚式にしたいという方におすすめの色です。
ブラックは引き締め効果もあるので、体型が気になる方でもスタイリッシュかつスタイルアップの効果が期待できます。ホワイトやグレーなどの明るい色が苦手な方や、派手な服装が苦手という方はブラック系のスーツを選ぶといいでしょう。
大人っぽいシックなスタイルが好きな方は、チャコール系のスーツがおすすめです。チャコールにはさまざまな色がありますが、おしゃれなスタイルにしたい方はブラウン系のチャコールがよいでしょう。
シックなスタイルが好きな方は、グレー系のチャコールを選ぶと締まった印象に仕上がります。シャツの色やネクタイの色で差し色をプラスすると、よりおしゃれなスタイルに仕上がります。
結婚式で新郎が着るスーツの選ぶポイントは、新婦のドレスとバランスのとれた色合いや素材を選ぶことです。新婦のドレスが淡いピンクやブルーの場合は、ホワイトやグレーなどの明るい色のスーツがいいでしょう。
純白のウェディングドレスには、ホワイトのスーツを合わせるとバランスのいい組み合わせになります。一生に一度の記念すべきイベントだからこそ、細かな部分にこだわったスーツを選びましょう。
自分のサイズに合ったスーツを着たい方は、オーダーメイドのスーツを作るのがおすすめです。オーダーメイドのスーツというと値段が高いイメージがありますが、生地やブランドによっては既製品と変わらない値段でオーダーすることも可能です。
レンタルスーツで、サイズがなかなか合わないという方は、早めにオーダーし、自分だけの1着を作るといいでしょう。
結婚式で着るスーツにはさまざまなデザインがありますが、おしゃれに着こなすためにはスーツの色や素材選びが重要なポイントです。
結婚式で新郎が着るスーツの素材は光沢感の高い生地を使用しているものが多く、普段のスーツと素材や色が異なります。色が派手で気になる方は、ネクタイやチーフなどの小物でダーク系の色をプラスしましょう。
結婚式で着るスーツ選びの中でも重要なポイントは、新婦が着用するウェディングドレスと雰囲気を合わせることです。
ピンクやブルーなどの明るいカラードレスであれば、ホワイトやグレー系のスーツがおすすめです。ダーク系のパープルやグリーン系のドレスは、ブラックやチャコールグレーなど、同じ色のトーンで合わせるといいでしょう。
結婚式で新郎が着るスーツは、タキシードやモーニングコートなど、さまざまなデザインや色があります。新郎のスーツ選びで重要なことは、新婦が着用するウェディングドレスとのバランスも見ながら、晴れの舞台にふさわしいスタイルに仕上げることです。
スーツのデザインが決まったら、シャツやネクタイなどで差し色を選べば完成です。一生で一度きりのイベントだからこそ、おしゃれスーツで最高の一日を過ごしましょう。