最近では妊娠が発覚してから入籍し、結婚式を挙げる「授かり婚」は決して珍しくないものになってきています。妊娠6ヶ月前後の安定期に入ってから、マタニティウェディングを挙げるカップルも多いでしょう。
この記事では、妊娠中の体に負担をかけずに美しい花嫁姿を演出してくれるマタニティウェディングにピッタリなドレスについて特集しています。
マタニティウェディングのドレス選びに迷った時に、ぜひ参考にしてみてください。
最近では、妊娠中の女性が安心して結婚式を挙げられるように、マタニティウェディングのためのプランを充実させている結婚式場も増えています。
妊娠中の女性の体はデリケートであるため、ウェディングドレス選びでは締め付け感が少なく、体に負担のないデザインを選びたいものでしょう。
ここではまず、マタニティウェディングにおすすめのドレスのデザインを3つピックアップして、それぞれの特徴について解説していきます。
マタニティにおすすめのウェディングドレスとしてまずご紹介したいのが、Aラインのデザインです。
Aラインのウェディングドレスは二の腕やデコルテなど上半身の華奢なパーツを強調しつつ、下半身には広がりをもたせたデザインになっているため、お腹がふっくらとしはじめた妊婦さんにもおすすめできます。
加えて、アルファベットの「A」の形になっているため、すっきりとして痩せて見えることが出来るでしょう。
キュートなデザインがお好みの女性にピッタリなマタニティウェディングのドレスのデザインとして、プリンセスラインが挙げられます。
プリンセスラインとは、おとぎ話に出てくるお姫様が着用しているようなデザインのドレスのことで、スカート部分がふんわりと広がりのあるシルエットをしているのが特徴的です。
大人っぽいAラインとは対照的に、プリンセスラインのウェディングドレスは可愛らしくフェミニンな印象になります。
マタニティにおすすめのウェディングドレスのデザインのひとつとして、エンパイアラインも挙げられるでしょう。
エンパイアラインはウエストの位置ではなくアンダーバストの位置で切り替えをおこなうデザインになっているため、妊婦さんでもふっくらとしたお腹が目立ちにくいというメリットがあります。
また、ウエスト部分を直接締め付けないため、妊婦さんの体に優しいデザインのウェディングドレスだとも言えるでしょう。
以上では、マタニティにおすすめしたいウェディングドレスの主なデザインを取り上げて解説しました。こうしたデザインならば、マタニティの女性であっても比較的違和感なく着用できますし、お腹のふくらみを上手にカバーできるでしょう。
では、ドレス選びで他に何に気をつければよいのでしょうか?ここからは、マタニティの女性がウェディングドレス選びで確認すべき点をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
マタニティの女性がウェディングドレスを選ぶにあたっては、適切な時期を見極める必要があります。結婚式を挙げるよりもずっと前にウェディングドレスを選んでしまうと、結婚式当日にドレスのサイズが合わず、無理をしてドレスを着用しなければならなくなってしまいます。
また、妊娠初期の段階ではつわりが起こりやすく体調も不安定なので、安定期に入ってからウェディングドレスを選んだほうがよいでしょう。
お腹周りが目立たないデザインのウェディングドレスを選ぶというのも、マタニティウェディングを成功させるためのポイントとして挙げられるでしょう。
妊娠中期以降にマタニティウェディングを挙げる場合、お腹のふくらみが目立ちやすいため、ウエスト部分がタイトなデザインのドレスを避けるなどの工夫が必要です。
ウエストではなくバストのすぐ下の位置で切り替えをしているドレスならば、お腹まわりが目立ちにくいでしょう。
一生の思い出に残る結婚式にするために「自分が好きなウェディングドレスを選びたい」という気持ちは理解できますが、デザインばかりを優先させてしまうと、妊娠中の体に負担をかけてしまいかねません。
とりわけ、ウエスト部分がタイトなデザインのウェディングドレスは締め付け感が強いため、マタニティの女性にとっては好ましくないでしょう。
締め付け感がないデザインのものや、少しだけサイズが大きいものを選びましょう。
マタニティの女性の体は日々変化するため、結婚式当日にどれくらいお腹が大きくなっているかを正確に予想するのは難しいです。
ウェディングドレスを試着したときにはサイズ感がピッタリだったり、ある程度余裕があったとしても、想像以上にお腹が大きくなって結婚式当日にきつく感じることも珍しくありません。
背中部分が編み込みになっているデザインのドレスのように、サイズ調整がしやすいものを選ぶとよいでしょう。
マタニティの女性がウェディングドレスを選ぶ際には、体型の変化を考慮することも必要です。妊娠初期と中期・後期ではお腹周りのサイズはもちろんのこと、バストのサイズも大きく変化します。
妊娠前の感覚でウェディングドレスのサイズを選ぶと、結婚式当日にサイズが合わなくなってしまう可能性が高いでしょう。体型の変化のことを考慮して、希望のウェディングドレスに加えてサブのドレスを用意しておくのもおすすめです。
マタニティ用のインナーを選ぶというのも、妊娠中の女性がウェディングドレス選びをする際に知っておきたいポイントのひとつでしょう。
普通のインナーとは違い、マタニティ用のインナーはデリケートな妊婦さんの体のことを考えてデザインされているため、お腹周りの締め付け感が少なくて着心地がよいのが魅力的です。
妊娠中期から後期にかけては、大きくなったお腹を優しくサポートしてくれるマタニティインナーを選びましょう。
ここまでは、妊娠中の女性でも安心して快適に着用できるウェディングドレスのデザインや選び方のポイントについてご紹介してきました。
結婚式の主役は花嫁であると言っても過言ではありません。妊娠中でお腹が大きい状態でも、美しい花嫁姿を披露したいものでしょう。
ここからは、妊娠中のデリケートな体に負担をかけずに美しい花嫁姿を叶えてくれる、おすすめのウェディングドレスについてご紹介していきます。
「あまり肌を露出したくない」「妊娠中だから体が冷えるのが気になる」という女性におすすめしたいのが、五分袖タイプのAラインのウェディングドレスです。
スリーブタイプのウェディングドレスは、ともすれば古臭く感じてしまいがちですが、レースや刺繍でスリーブ部分が作られているAラインのドレスならば、エレガントさとおしゃれ感を両立できるでしょう。どんな年代の女性も違和感なく着用できるのもおすすめの点です。
プリンセスラインのウェディングドレスはおとぎ話のお姫様のような可憐さとキュートさが特徴的ですが、大人っぽい雰囲気もプラスしたいならば、オフショルダータイプのものを選んでみてはいかがでしょうか?
可愛らしさと大人っぽい女性らしさの両方を、上手に演出してくれます。また、品のある色っぽさを演出したいならば、胸元やデコルテを美しく見せてくれるVネックのデザインがおすすめです。
アンダーバストの位置で切り替えをおこなったエンパイアラインのウェディングドレスはお腹のふくらみが目立ちにくく、エレガントな女性らしさを演出してくれるというメリットがあります。
オーソドックスなエンパイアラインのドレスがお好みならば、スリーブレスやハートカットのデザインのものを選んでみてはいかがでしょうか?よりクラシックな雰囲気を出したい場合には、スリーブタイプのエンパイアラインがおすすめです。
ここまでは、妊婦さんがウェディングドレスを選ぶにあたって確認したいポイントやおすすめのデザインについて解説してきました。
妊娠中の体はとてもデリケートであり、ちょっとした変化によって体調が悪くなってしまうことも珍しくありません。だからこそ、ドレス以外の事柄についても気を配る必要があります。
ここからは、ドレス以外でマタニティの女性が注意したいポイントについて詳しくチェックしていきましょう。
妊娠中は嗅覚が敏感になる女性も多く、結婚式当日に使用するヘアスタイリング剤の香料で気分が悪くなってしまうことも珍しくありません。
結婚式のヘアスタイルやメイクに関しては、事前にメイクさんと打ち合わせを行うのが一般的ですが、その時はスタイリング剤の匂いが気にならなくとも、結婚式当日に気になってしまうこともあります。
メイクさんに相談して、無香料や香りの弱いスタイリング剤を使ってもらうようにしましょう。
妊娠中には肌がデリケートになり、妊娠前は問題なく使えていた化粧品が肌に合わなくなってしまうこともしばしばです。
そのため、セルフメイクを行わずにプロのメイクさんにブライダルメイクをお願いする場合には、事前にどのような化粧品を使うのかを確認しておきましょう。
肌が敏感に傾いている場合には、メイクさんにそのことを伝えて、敏感肌でも使える低刺激タイプの化粧品を使ってもらうようにしてみてください。
「ウェディングドレスにはヒールを合わせたい」という気持ちは理解できますが、ヒールを履くと足元が不安定になりますし、転倒してしまう可能性もゼロではありません。
結婚式当日に履くヒールは普段から履きなれたものではありませんし、ドレスを着用すると足元が見えにくくなるので、マタニティウェディングを挙げる場合にはヒールのないぺたんこ靴を選びましょう。
今回はマタニティにおすすめのウェディングドレスについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか?
妊娠中であってもウェディングドレス選びを工夫すれば、体に負担をかけることなく美しい花嫁姿を叶えることができます。
素敵なドレスを選んで、理想通りの結婚式を実現しましょう。