結婚式が終わった後に幸せに包まれた新郎新婦に対して、お米のシャワーをイメージするように投げる定番演出のライスシャワーですが、どんな意味を込めて行っているかご存知でしょうか。
具体的にどんな意味があって、いつから行われるようになったのかを考えたことがある人は少ないかもしれません。この記事では、ライスシャワーに込められた意味や起源についてご紹介していきます。
結婚式後に行うライスシャワーには、新しい人生をスタートさせる2人に対して、食べ物で苦労することなく子宝にも恵まれるようにという願いが込められています。
一粒のお米、一本の稲穂から収穫できるお米の量が1000粒以上と言われているため、お米には「豊作」「子宝祈願」の意味が込められています。そのことから結婚式の定番の演出としてライスシャワーが行われるようになりました。
結婚式でライスシャワーがいつから行われていたのか、ライスシャワーの起源を遡ってみると、発祥の地は古代ローマでありヨーロッパで誕生した風習です。
当時、豊かさの象徴と言われていた小麦を、結婚式を挙げる2人に向けて投げていましたが、小麦からお米に変わってアメリカでも行われるようになりました。
その後ライスシャワーの風習が伝わり、いつからか日本でも行われるようになりました。
結婚式の締めを華やかに演出するライスシャワーですが、大切な人の結婚式を一生の思い出にするべく、気持ちを込めて手作りのものを使いたいという人も多いのではないでしょうか。
そこで、ライスシャワーを作るために必要になる材料、作り方について詳しくご紹介していくので、ライスシャワー作成を検討されている人は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式を挙げる2人からライスシャワーを作ってほしいと頼まれたけど、作るためにどんな材料を用意すればいいのかわからないという人もいることでしょう。
ここからはライスシャワーの材料や作り方についてご紹介していきます。
ライスシャワーを作るために必要な材料の1つ目は、ライスシャワーの名前の通りお米(1人あたり5~6粒)が必要不可欠です。
どんなお米でも問題ありませんが、大切なご友人などの晴れ舞台を演出する大事な催しなので、少し高価なお米を使うなど、目に見えない気遣いをしてみるのも良いでしょう。
お米と一緒に綺麗なスパンコールなどを入れることで華やかなライスシャワーになるので、新郎新婦の好みに合わせて考えてみましょう。
ライスシャワーを作るために必要な材料の2つ目は、ライスシャワーを可愛く華やかに魅せるためのリボンです。
スパンコールと同様に、リボンも華やかに演出するために不可欠なアイテムであり、色もシンプルなものから派手なものまで様々なので、新郎新婦がシンプルと派手なもののどちらが好みなのか、事前にリサーチして検討してみると良いでしょう。
ライスシャワーを作るために必要な材料の3つ目は、用意したお米やスパンコールを包むもの(チュールなど)です。
包みの中のお米やスパンコール、装飾品のリボンで色の演出は十分なので、ライスシャワーを包むものは白色などシンプルなものが良いでしょう。
中身と包みのデザインやバランスを考えながら、楽しんで作ってみてはいかがでしょうか。
ライスシャワーを作るために必要な材料が用意できましたら、ここからご紹介する作り方を参考に、実際に作ってみましょう。
ライスシャワーの作り方は、小さめに切ったチュールを用意して、1人あたり5、6粒のお米と華やかさを演出するスパンコールをチュールに包んでいきます。
お米とスパンコールを包んだら、新郎新婦の好みに合わせた色合いのリボンで可愛く結んであげれば完成です。
結婚式を無事に終えた新郎新婦をさらに祝福するべく、参加者が揃ってお米を投げるライスシャワーですが、当たり前のように行われている一方、知っておかなければいけない3つの注意点があります。
何も考えずにライスシャワーを行ってしまうとケガなどの可能性もあるので、これからご紹介する3つの注意点をしっかり知ったうえで行うようにしましょう。
結婚式のライスシャワーについて知っておくべき注意点の1つ目は、持ち込み料がかかる可能性があることです。
ライスシャワーをすることに関しては問題ない結婚式場だったとしても、ライスシャワーをするための料金が別途上乗せされてしまう可能性があります。知らなかったでは済まされないので、事前に確認しておくようにしましょう。
結婚式のライスシャワーについて知っておくべき注意点の2つ目は、ライスシャワーそのものが禁止されている結婚式場があることです。
前述した別途料金がかかる結婚式場があるように、ライスシャワー自体を禁止している結婚式場もあるので注意しておきましょう。
禁止している結婚式場がある理由としては、お米を投げることによって鳥が集まってくるなど、結婚式後の片づけが大変になってしまうからです。
結婚式のライスシャワーについて知っておくべき注意点の3つ目は、投げたライスシャワーが当たると危ないことです。
ライスシャワーには、お米だけでなくスパンコールなどの装飾品やリボンの角など、目や顔に当たると危ないので、作る際になるべく危険がないように意識して作ることも重要です。
ライスシャワーをするには、決まったタイミングや投げ方はありませんが、一般的な流れがある程度決まっています。
ライスシャワーを投げるタイミングは、結婚式を終えて新郎新婦が建物の中から出てきたタイミングがおすすめです。投げ方は、参加者(特に子供に注意)に当たってしまっても危険のないように、軽くフワッと放る感じで投げるようにしましょう。
結婚式後に行うライスシャワーは、結婚式場によって行うことができない場合もありますが、その場合は諦めるしかないのかというと、そうでもありません。
会場の都合でライスシャワーができない場合は、これからご紹介するライスシャワーに代わる4つの演出から好みのものを選んで用意することで解決できるかもしれません。
ライスシャワーNGと言われて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
ライスシャワーに代わる演出の1つ目は、美しい花びら使って行うフラワーシャワーです。フラワーシャワーもライスシャワーのお米を花びらに変えただけのものなので、比較的簡単に代用できておすすめです。
フラワーシャワーの注意点としては、生花にしてしまうと華やかな衣装が汚れてしまう可能性があるので、後片付けの手間も少ない造花で作った方が良いでしょう。
ライスシャワーに代わる演出の2つ目は、シャボン玉を飛ばして華やかな雰囲気を作り出すバブルシャワーです。シャボン玉の場合、辺りが散らかることもないので、後片付けの面においてもおすすめの演出です。
ライスシャワーに代わる演出の3つ目は、ふわふわと空を舞う滞空時間が魅力のフェザーシャワーです。羽にパールやリボンなどで装飾することで華やかさも演出できるので、ライスシャワーの代わりとしておすすめです。
ライスシャワーに代わる演出の4つ目は、お米の代わりに蝶々結びしたリボンを投げるリボンシャワーです。DIYが得意な人などは、紙吹雪なども使ったりオリジナリティ溢れる演出を作れるのが魅力です。
結婚式に欠かせない演出となっているライスシャワーの意味、作る際に必要な材料や作り方についてご紹介しました。
大切な友人、会社の上司や後輩など、様々な結婚式に参加する機会があると思いますが、ライスシャワーの作成をお願いされる人もいることでしょう。
その場合は、今回ご紹介した作り方を参考にしながら、あなたの個性溢れるライスシャワーを作って結婚式に臨みましょう。