ご祝儀のお返しを贈る際のポイント4選|おすすめのお返しも紹介

ご祝儀をもらったら

結婚式に招待されたときに必ず用意する「ご祝儀」には、いろいろなマナーがあるのをご存じでしょうか。


ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイントや、ご祝儀のお返しのおすすめのものなどを詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。また、ご祝儀のお返しが不要な場合もありますので、その場合の対処法も参考にしてみてください。


今回は、ご祝儀に関するいろいろなマナーを詳しくご紹介しています。

お礼を伝える

ご祝儀をいただいた場合はきちんとお礼を伝えるようにしましょう。


ご祝儀や結婚祝いを手渡しでいただいた場合は、その場できちんとお礼を伝えるようにしましょう。また、遠方からご祝儀や結婚祝いを送っていただいた場合には、直接電話をかけてお礼を伝えるようにしましょう。


メールでお礼を伝える方法もありますが、特にご年配の方の中には失礼に感じる人もいるため、直接会えない場合には電話でお礼を伝えることをおすすめします。

お返しリストの作成

ご祝儀をいただいた場合はお返しリストを作成するようにしましょう。


お返しリストには、「いつ」「誰が」「何をくれたのか」を分かり易くまとめて作成しておくようにしましょう。


また、「お祝いの金額」「住所」「連絡先」「披露宴に招待しているか」などもわかるようにしておくことをおすすめします。さらに、自分が、誰にいつ何を贈ったのかもリストに書いておくと送り忘れなどが防げます。

もらった品物の値段をチェック

ご祝儀をいただいた場合はもらった品物の値段をチェックするようにしましょう。


お返しは、いただいた結婚祝いやご祝儀金額の半分から3分の1程度が相場です。そのため、ご祝儀をいただいた場合は、もらった品物の値段をチェックするようにしましょう。


ただし、あくまで相場は目安なので、あまりこだわらずに贈りたい品物で選ぶことも選択肢の1つに加えましょう。

ご祝儀のお返しが不要な場合3つ

皆さんは、ご祝儀のお返しが不要な場合があるのをご存知でしょうか。


ご祝儀のお返しが不要な場合は次の3つのケースが挙げられます。


「結婚式で引き出物をお渡しする場合」「いただいたものが少額の場合」「会社の制度としてもらった場合」といったそれぞれのケースに分けて詳しくご紹介します。

ケース1:結婚式で引出物をお渡しする場合

結婚式で引出物をお渡しする場合は、ご祝儀のお返しが不要になります。


この場合は、結婚式でのお料理や引出物がお礼になるからです。結婚式で引出物をお渡しする場合は、ご祝儀のお返しが不要になると覚えておきましょう。

ケース2:いただいたものが少額の場合

いただいたものが少額の場合は、ご祝儀のお返しが不要になります。


お返しするのが礼儀だと思われている方も多いようですが、いただいたものが少額の場合は、必ずしもお返しをする必要はありません。


なぜならば、少額の半額ですとお返しに見合う物がなかなか見つけられない場合も多いためです。必ずしもお返しはする必要がないという、極めて珍しいケースでしょう。

ケース3:会社の制度としてもらった場合

会社の制度としてもらった場合は、ご祝儀のお返しが不要になります。


なぜならば、会社の制度としてもらった場合は、それは福利厚生の一環ですので、お返しは不要となるからです。


会社の福利厚生の一環で行っているので、お返しをする必要はありませんが、どうしてもお返しをしたい場合は、気持ちとして少額のものを贈るのも悪くはありません。

ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイント4つ

皆さんはご祝儀のお返しをする際に気をつけていることはありますか。


ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイントとしては次の4つのことが重要です。


「金額」「のし」「時期」「手紙」といったそれぞれの項目に分けて詳しくご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

ポイント1:金額

ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイント1は「金額」です。


お返しの金額は、いただいた結婚祝いやご祝儀金額の半分から3分の1程度が相場です。それ以下になってしまうと、マナーのない人だと思われてしまうかもしれませんので、お返しの「金額」には気をつけてください。また、いただいた結婚祝いやご祝儀金額よりも多くなってしまうのも良くありません。


見栄を張る必要はありませんので、注意してください。

ポイント2:のし

ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイント2は「のし」です。


お返しの品には必ず「のし」を付けるようにしましょう。その際、「のし」と「水引」が印刷されたのし紙を使います。


また、結び切りは一度結ぶと端を引っ張ってもほどけないことから「一生涯結ばれる」という願いが込められており、「二度と繰り返す事のないように」という意味もあります。

ポイント3:時期

ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイント3は「時期」です。


一般的には、無事に結婚式を終えたことの報告もかねているので、あまり遅すぎるのは失礼にあたります。そのため、結婚内祝いを贈る時期は、挙式披露宴を行う場合は「挙式披露宴後の1ヶ月以内」を目安にすると良いでしょう。


挙式披露宴を行わない場合は、お祝いをもらってから1カ月以内に贈るようにしましょう。それより遅くなってしまう場合には、謝罪の言葉も付け加えるようにしましょう。

ポイント4:手紙

ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイント4は「手紙」です。


ご祝儀のお返しをする際は、お祝いをいただいたらすぐにお礼のご挨拶をしましょう。特に目上の方からお祝いが届いた場合は、「手紙」でお礼するのが望ましいでしょう。


手紙を書く時間がない場合は電話でも構いません。基本的には日中に電話をかけるようにしてください。また、「今、お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と相手の状況を伺ってから、お礼を述べるようにしましょう。

ご祝儀のお返しのおすすめの4つ

皆さんは、ご祝儀のお返しを考えるときに悩んだ経験はありませんか。


ご祝儀のお返しのおすすめできるものとして次の4つをご紹介します。


「カタログギフト」「タオルセット」「紅茶やコーヒー」「お菓子」は、特にご祝儀のお返しとして喜ばれるものです。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ1:カタログギフト

ご祝儀のお返しのおすすめ1は「カタログギフト」です。


親族の場合、新郎新婦との関係性や、地域によってご祝儀の金額が異なることが多いです。その場合、引き出物の金額はご祝儀の金額によって贈り分けをすることが必要になります。そして、カタログギフトは、1つのシリーズで金額がわかりやすく設定されています。


そのため、ご祝儀の金額に合わせてカタログギフトのコースを選ぶだけで贈り分けも可能となりおすすめです。

おすすめ2:タオルセット

ご祝儀のお返しのおすすめ2は「タオルセット」です。


実はタオルには、出会いを細い糸から紡ぎだし人生を織り上げていくという意味があるからです。運命の相手とは赤い糸でつながれているという言葉を聞いたことがあるでしょう。


古くから日本人は人と人との結びつきを糸で表す傾向があり、1本の糸から紡ぎだされるタオルは、とても縁起がよいと考えられています。

おすすめ3:紅茶やコーヒー

ご祝儀のお返しのおすすめ3は「紅茶やコーヒー」です。


ドリップバッグはお湯を注ぐだけで本格的なコーヒーを淹れられるアイテムです。


1杯分ずつ個別包装したものは、持ち運びができ、使い勝手の良さから贈る相手を選びません。また、より手軽にコーヒーを楽しめるように作られたのは、個別包装された粉末タイプのインスタントコーヒーです。


味わいや香りへのこだわりをギフトにしたいなら、コーヒー豆や挽いたコーヒー粉がおすすめです。また、紅茶通の人に贈るには、ティーバッグよりも本格的な『リーフタイプ』を選ぶのがおすすめです。

おすすめ4:お菓子

ご祝儀のお返しのおすすめ4は「お菓子」です。


ご祝儀のお返しのお菓子は、味や見た目の華やかさにも気を配りましょう。


また、話題性があったり食べやすかったりといったプラスアルファの要素があるとよりセンスが良いと感じてもらえるでしょう。そのため、ご祝儀のお返しにはお菓子を選ぶのがベターです。


手に入りやすいので、悩んで時間がなくなってしまうことも避けられます。さらに、後に残らないのでいただいた方も負担になりません。

お返しを考えるときの例外3つ

皆さんは、お返しが不要になるケースがあることをご存知でしょうか。


ここでは、お返しを考えるときの例外として3つのケースをご紹介します。


「目上の人からもらった場合」「連名でもらった場合」「挙式をしない場合」には、どのような点に注意してお返しを考えると良いのか詳しくご紹介します。

ケース1:目上の人からもらった場合

お返しを考えるときの例外1は「目上の人からもらった場合」です。


こちらは、年下の人から現金をもらうことに抵抗を覚える方もいるので、上司など目上の方に現金を贈ることに、ためらわれるといったケースです。


そのような場合は、カタログギフトや商品券を贈ることをおすすめします。もちろん金額は現金を贈るケースと同額で構いません。

ケース2:連名でもらった場合

お返しを考えるときの例外2は「連名でもらった場合」です。


この場合、結婚祝いのお返しもまとめてひとつ贈ればいいかと思いがちですが、連名でお祝いをいただいた場合でも、それぞれ個別に内祝いを返すのが基本的なマナーです。


お祝いのメンバーに加わってくれた人に、それぞれをきちんと把握して、ひとりひとりに「ありがとう」の気持ちを込めて内祝いを贈るようにしましょう。

ケース3:挙式をしない場合

お返しを考えるときの例外3は「挙式をしない場合」です。


結婚式に出席(招待)せず、ご祝儀のみをいただいた方には「結婚内祝い」としてお礼の贈り物を用意します。


結婚式を挙げないからといって、ご祝儀やプレゼントをもらうばかりでは、マナー違反となり、今後のお付き合いに差し障ります。その場合も「ご祝儀の1/3から半額程度」の品を用意するのが良いでしょう。

ご祝儀のお返しをきちんとしよう

今回は、ご祝儀のお返しをする際に気をつけるポイントなどをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


ご祝儀をいただいたときは、期間を空けずにできるだけ早くお返しをすることが大切です。また、結婚を祝福してくれている人にはきちんとお礼の気持ちを伝えるようにしましょう。


相手の好みがわからない場合は何を贈ればいいのか悩むことでしょう。そのような時は、こちらで紹介したおすすめのものを、ぜひ参考にしてみてください。