【専門家監修】つわりと性別は関係がある?妊娠の特徴にまつわるジンクスを紹介

つわりの特徴と性別の関係性

妊娠が判明したとき、おなかの子が男の子か女の子か、性別が気になる方は多いのではないでしょうか。この記事ではつわりと性別の関係性があるのか、妊娠の特徴にまつわるジンクスについてなど紹介していきます。


妊娠初期はとくにつわりを経験しやすいですが、つわりの状態によって性別がわかることはありません。つわりの状態が酷くても、軽くても、性別は関係ないと捉えましょう。

つわりにまつわる性別のジンクス

出産前に、エコー検査で性別を伝える病院はありますが、伝えない病院もあります。そういう場合、性別を知る方法としてジンクスをあてにしたくなるのではないでしょうか。


たとえジンクス通りの結果でなくとも、性別がどちらか考えるのはワクワクするものです。つわりにまつわる性別のジンクスには以下のようなものがあります。

重さ軽さでの違い

つわりの重さ、軽さの違いで、「つわりが重いと男の子、軽いと女の子」と言われることがあります。しかし、逆に「つわりが重いと女の子、軽いと男の子」という説もあるため、どちらが正しいかは不明です。その地域や、実際に出産した人の意見で認識が変わってくるものです。

1人目との妊娠時の違い

1人目の時と次の妊娠時の違いで性別を判断するジンクスは、たとえば「1人目はつわりが重くて男の子だった、ということはつわりがまた重かったら同じ性別だ」というものです。


そのほか、「2人目は1人目と違って胎動が激しかったから、性別は違う」「1人目の妊娠時はすね毛が濃くなり男の子だった、2人目は薄くなったから女の子だ」などもあります。


妊娠する時期が何年も空いている場合は、記憶違いということもあるため、あくまでジンクスと捉えた方が良いでしょう。

胎児の頭の良さでつわりの重さは変わるか

一時期、つわりが酷い場合は胎児の頭の良さが関係している、という説が出てきたことがあります。


これは、アメリカの経済新聞であるウォール・ストリート・ジャーナルが、「つわりがあった母親の子供は、なかった母親の子供よりIQや言語・行動能力テストの結果が高い」という内容を発表したためです。


しかし、この説を否定する専門家も多く、「IQは遺伝であり、子供の頭の良し悪しはその後の成育環境で変化するものであり、現在ではIQよりも、心の知能指数のEQが重要視される」とも言われています。


出典:つわりが重いと子どものIQが高くなる?|moony
参照:https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/trouble/pt0384.html

そのほかの性別にまつわる4つのジンクス

胎児の性別に関係するジンクスは、つわりだけではありません。性別はいつの時代も家族にとって大きな関心ごとだったためか、さまざまな言い伝えが生まれました。ここでは、つわり以外の性別にまつわるジンクスについて紹介します。


胎児の性別が判明するまで「男の子かな、女の子かな」と想像するのは楽しいものです。あくまでジンクスという意識は持ちつつ、自分の体と向き合うつもりで、ジンクスの内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。

1:胎児の動き方

胎児の動き方で、「お腹を強く蹴る、または蹴る回数が多いと男の子、胎動が少ない、ゆっくり動くような様子が多いと女の子」というジンクスがあります。医学的な根拠はありませんが、胎動について細かく様子を見ておきましょう。

2:母体のお腹の形

母体のお腹の形が、「前にとんがるように大きくなっていると男の子、横にせり出すように広がっていると女の子」というジンクスがあります。この話も医学的な根拠はありません。


お腹の形は、母体のもともとの体格、主に骨盤の形が影響しているため、体に応じてお腹の形も大きくなっていき、性別は関係ないと言われています。

3:お母さんの顔つき

お母さんの顔つきが、「きつく険しくなると男の子、柔らかい感じになると女の子が生まれやすい」というジンクスもあります。これも有名な話なので、1度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。


妊娠後分泌されるホルモンの違いから、お母さんの顔つきが変化するなど言われることもありますが、医学的な根拠はありません。

4:お母さんの食べ物の好み

妊娠中の食べ物の好みによっても、性別のジンクスは存在します。妊娠してから、「肉やジャンクフード、しょっぱいものが食べたくなると男の子、チョコレートやケーキなど、甘いものが食べたくなると女の子」と言われています。


妊娠初期のつわりが酷い場合、食欲自体減ってしまう方も多いですが、しょっぱいものか、甘いもの、どちらか偏って食べたくなる場合は、性別のジンクスのことを考えてみても良いでしょう。

出生前に性別を知ることはできる?

つわりにまつわるジンクスを気にしてしまう方ほど、出生前に性別が気になるのではないでしょうか。男の子、女の子、どちらか希望の性別かによって喜びはより一層高まることもあります。


実際に、出生前に性別を知ることは可能です。出生前に性別を知る方法としては、新型出生前診断とエコー検査があります。

新型出生前診断

新型出生前診断は、母体の血液を採取して、胎児の染色体に異常がないかどうかを調べる検査です。この検査では、性別も判明します。妊娠10週からこの診断を受けられるため、エコー検査よりも早く性別がわかります。


ただ、新型出生前診断は、性別を知る目的で利用するものではなく、胎児が先天性の異常を持っていないかどうかを調べるものです。


制限として、35歳以上の妊婦が対象になっているため、誰もが受けられる検査ではないことも注意が必要です。対象者でない場合は費用が高額になります。


出典:【検査別】出生前診断にかかる費用は?|青山ラジュボークリニック
参照:https://nipt-info.com/column/diagnostic-costs/

エコー検査

エコー検査は、子宮や卵巣、胎児の状態を観察するための検査です。妊娠中の検診でエコー検査を何度か行います。


妊娠週数が進むと、エコー検査によって胎児の外性器が見えてくるため、男の子か女の子か性別が判明します。外性器の形が、はっきりわかるようになる妊娠20週以降に伝えられることが多いでしょう。


ただ、エコー検査は確実に性別がわかるものではありません。胎児の体の向きで性別が正しく確認できないこともあるので注意が必要です。


出典:妊婦検診のよくある質問|的野ウィメンズクリニック横浜
参照:https://www.matono-womens.com/ninp/faq

ジンクスで性別を予想して辛いつわりも楽しく乗り切ろう

つわりと性別は関係があるのか、妊娠の特徴にまつわるジンクスについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。


つわりは多くの女性が妊娠後に経験します。個人差があり軽い人もいますが、重い人は吐き気や体調の悪さで悩まされることがあります。症状が重い方は、少しでもつわりの症状を軽減するためにも、本記事を参考にジンクスで性別を予想して楽しく乗り切りましょう。