妊娠38週でおこるママの体の変化5つを紹介|妊娠38週の赤ちゃんの様子とは?

妊娠38週目の赤ちゃんの様子

妊娠第38週目とは、臨月に入って3週目、正式な出産予定日の2週間前に当たります。


個人差はありますが、この頃の赤ちゃんの一般的な大きさは、平均身長48cmくらい、推定体重は3000g前後とされています。


赤ちゃんの内臓臓器は完成し、ここからの数日間で皮膚がより厚くなります。1日につき約14gの脂肪をつけ、驚くことに手の爪は2〜3日の間に指先からはみだすくらいの長さになります。

妊娠38週でおこるママの体の変化5つ

妊娠38週に入ると「赤ちゃんに会えるまでもう少し」と、期待と不安が入り混じるでしょう。
出産予定日まであと2週間ありますが、常に出産を意識して生活したいところです。


今回は、妊娠38週でおこるママの体の変化や生活においての注意点をまとめてみました。

妊娠38週でおこるママの体の変化1:おりものが増える

妊娠38週になると、体が出産の準備を始めることから、ホルモンの分泌が多くなり、おりものが増えることがあります。いつものおりものと色が違う、臭いがある、かゆみがあるなどの異常がなければ、あまり心配をする必要はありません。


しかし、臨月ですので「おしるし」や「破水」と見分ける必要があります。もし、おりものに赤やピンクなどの色がついていた場合には「おしるし」の可能性があります。

妊娠38週でおこるママの体の変化2:トイレに行く回数が増える

妊娠38週頃になると、子宮が大きくなっているのに加えて、胎児が骨盤に下りてきて、子宮が膀胱を圧迫することでトイレに行く回数が増えることがあります。排尿の回数が増えるだけでなく、くしゃみなどの衝撃で尿漏れを起こす場合もあります。


トイレに行くのを我慢するのは膀胱炎の原因にもなるので、尿意を感じたら適宜トイレに行くようにしましょう。

妊娠38週でおこるママの体の変化3:むくむことがある

妊娠38週頃には、大きくなった子宮が血管を圧迫して血流を悪くすることで、顔や手足のむくみを感じるお母さんも多くなります。


むくみやすい方は、就寝時は足を高くして寝る、マッサージをする、塩分摂取を控えるなどの対策をしてみましょう。水分を摂らないと、血流は停滞してしまいますので、適度な水分は取りたいところです。

妊娠38週でおこるママの体の変化4:痛みやしびれがでることがある

妊娠38週目頃になると赤ちゃんの頭が下りてくるため、骨盤周辺の神経が圧迫されていき、足の付け根や恥骨が痛いなどの症状が出てくることもあります。


症状が出て、辛い時には無理はせず痛みやしびれを感じる部分を温めて血流を良くしたり、姿勢を変えるなどしてみてください。苦しいと感じたり、歩けない程の痛みを感じたりしたときは、楽な姿勢をとりしっかりと休息をとることも大切です。

妊娠38週でおこるママの体の変化5:出産の兆候がある

妊娠38週頃になると出産が近づき、お母さんの体にはさまざまな変化が現れます。どんな出産兆候があるのか知っておくと、当日も慌てずに対応できます。万が一の早期の入院に備えて準備をしておきましょう。


これらの症状が現れたら、赤ちゃんに会える瞬間はもう少しです。

おしるし

「おしるし」とは、出産が始まることを知らせるサインとして多くのお母さんが経験する兆候です。子宮口が開きはじめることで起きる少量の出血のことで、この時期に生理のような赤い出血があればおしるしの可能性が高いです。


ただし、おしるしがなく突然陣痛が始まるケースもあります。出産は十人十色ですので、あくまで参考として覚えておきましょう。

前駆陣痛

陣痛は、赤ちゃんを産み出すために子宮が収縮することで起きる痛みです。一般的に、本格的な陣痛が起きる前に「前駆陣痛」と呼ばれる痛みが来ます。


前駆陣痛の特徴の一つとして、不規則で時間の間隔はバラバラな点が挙げられます。また、痛みは比較的弱く、歩いたり、休憩したり、姿勢を変えると痛みを感じなくなることもあります。出産予定日が近づくことで、より強く頻繁に前駆陣痛が現れることもあります。

妊娠38週で注意すべきこと5つ

長かった妊娠生活もいよいよ残りわずかです。間も無く赤ちゃんに会える日がやってきます。検診の際に何度もエコーで見ていた赤ちゃんとやっと対面できます。


ここでは、残り少ない妊娠生活の中での注意点を挙げていきます。早く産みたいと思うお母さんもいるかもしれませんが、赤ちゃんに会える日を楽しみに、最後のマタニティライフを楽しみましょう。

妊娠38週で注意すべきこと1:できるだけ車の運転をしない

お腹が大きくなって思うように体が動かせなくなるこの頃は、できるだけ車の運転は避けるのが望ましいです。


お腹が大きくなると機敏に動けないだけではなく、足元が見にくかったり、ハンドル操作がしにくかったりと運転に支障が出てきます。横や後ろの安全確認がしにくくなり、事故のリスクも上がりますので運転には注意が必要です。


さまざまなリスクを考えると、旅行や遠出などは他の交通手段を選んだ方が安心です。

妊娠38週で注意すべきこと2:無理な運動はしない

妊娠中の適度な運動はおすすめではありますが、注意も必要です。


無酸素運動や、人と接触したり、人と競争したりする運動などきつい運動は避けましょう。また、いくら妊娠中に避けたい運動でなくても、この頃には妊娠前と同じようには体が動きませんし、体調が急に悪化することもあります。


母体と赤ちゃんの安全を第一に考え、腹痛やお腹の張り、貧血などの症状が出た場合には直ちに運動を中止しましょう。

妊娠38週で注意すべきこと3:転ばないようにする

臨月になると、母体の体重増加や関節が緩み不安定になることがきっかけで転倒しやすくなります。今まで気にならなかった僅かな段差や揺れでも、思わぬ怪我や事故の原因になりますので、特に散歩や買い物などには十分注意しましょう。


この頃には羊水の量も増えるため、かなり強い衝撃でなければ衝撃は吸収できると言われています。しかし、切迫早産や前期破水の危険もありますので、転倒にはくれぐれも気をつけた方が良いでしょう。

妊娠38週で注意すべきこと4:性交渉は避けたほうがよい

妊娠後期の中でも、生まれる間近の臨月での性交渉は控えましょう。妊娠38週頃になると、お腹もかなり大きくなり、お腹が張ることが増えます。


性交渉をする場合は、まず一番にお腹を圧迫しないように気をつけましょう。


また、感染症予防のためにも避妊具を装着することをおすすめします。そして何よりも、妊婦さんの気持ちと体調を第一に、パートナーと良くコミュニケーションを取り、無理をしないようにしたいところです。

妊娠38週で注意すべきこと5:バランスの取れた食事を心がける

出産までもう少しですが、引き続きバランスの良い食事を心がけましょう。エネルギーやビタミン、ミネラルなど妊娠後期に摂取したい栄養素はたくさんありますが、なんでも多めに摂取すれば良いという訳ではありません。


好きなものばかりを食べていると、急激な体重増加の原因になります。アルコールやカフェインなどはもちろんですが、生肉などの生ものは避けるようにしたほうが良いでしょう。

妊娠38週でしておくとよいこと2つ

出産のタイミングは人それぞれで、いつ始まるか分からないものです。まだまだと思っていて準備もしていないと、いざお産が始まった時に焦ってしまいますので、事前に準備をしておきましょう。


特に初産の場合は、経産婦に比べて慌ててしまうことも多いので、体調と相談しながら家事の合間などに少しずつ準備を進めておきましょう。


ここでは、妊娠38週でやっておくことを2つ紹介します。

入院準備

いつお産が始まってもスムーズに対応できるように、事前に入院準備をしておきましょう。入院手続きで必要なものは4つあります。「母子手帳」「診察券」「健康保険証」「印鑑」です。お産が始まってからでは、そわそわして落ち着かなくなりますので、何日も前から準備しておきましょう。


必需品の他に、出産中暑いこともありますので団扇があると良いです。また、空腹を感じることもありますので、手軽に食べられる軽食があると便利です。

赤ちゃんグッズの準備

まず重要なのは、赤ちゃんの肌着や洋服です。退院時には必ず必要になります。


現在は、退院時に着せる退院服としてセレモニードレスが定着しつつあります。レースがふんだんに使われており、まさにセレモニーにぴったりです。また、体温調節におくるみがあると安心です。抱っこもしやすくなり、赤ちゃんも落ち着くようです。


さらにガーゼハンカチと授乳クッションがあると、入院中の授乳時に便利でしょう。

チャイルドシート

チャイルドシートは、赤ちゃんが退院する日から6歳になるまで必要です。赤ちゃんと車で移動する際は、「泣いたらあやす」のではなく「泣いたら停車」するように心がけましょう。


また、授乳後すぐに乗せるとミルクを吐き戻してしまうこともありますので、授乳後30分程度は時間をあけるようにしたいものです。


チャイルドシートにはたくさんの種類がありますが、車種に対応しているか、安全基準を満たしているかなどの条件を確認して購入するようにしましょう。

赤ちゃんに着せる服

退院時に赤ちゃんに着せる服は、セレモニードレスというイメージが定着しつつありますが、必ずしもそうでなければいけないわけではありません。ごく普通の新生児用の洋服で退院するケースも珍しくありませんので、夫婦や家族とよく話し合って決めましょう。


サイズの目安としては、エコーなどで事前に赤ちゃんが「小さめ」「大きめ」などと伝えられていない場合は、50㎝〜60㎝と表記のあるものを選ぶと間違い無いでしょう。

妊娠38週がどんな時期か知ろう!

妊娠38週は赤ちゃんにとっても、ママにとっても最後の準備の時期です。


赤ちゃんは、動きが少なくなる傾向にあり、胎動を感じることが減ってくるでしょう。ママとしても出産の流れをイメージしたり、入院の準備をしたり、常に出産のことを考える時期になります。いつ陣痛や破水が起きても良いように、医療機関の連絡先を控えておきましょう。


赤ちゃんに会えるまでもう少しです。最後までマタニティライフを楽しみましょう。