結婚が決まり、新婚生活に期待を抱く人も多いことでしょう。その一方で、新婚生活でかかる生活費に不安を感じる人も少なくはありません。初めての新婚生活ですから、期待と不安でいっぱいになる人が多くいます。
新婚生活にかかる生活費を具体的に知ることで、抱えている不安を軽減することができるでしょう。新婚生活を送る前に具体的な新婚夫婦の生活費を知り、今後に役立ててみてはいかがでしょうか?
共働きか、あるいは片方が働いているかによって生活費は大きく変わります。共働きの場合は収入に余裕があることから、広い部屋を借りる夫婦が多くいます。共働きの場合、一ヵ月の生活費は31万円が平均です。
その一方で一人が働いている場合は18万円が平均となり、共働き世帯と比べておよそ半分の生活費になります。
また、新婚夫婦の生活費は地域によって収入に違いがあることから、地域によっても異なる傾向です。
生活費と一言で言っても、何にいくらの費用が発生するのか具体的に知ることが大切です。新婚夫婦の生活費の内訳は、基本的に7つの項目に分けられます。一人暮らしや同棲生活の経験がある人なら、イメージが湧きやすいのではないでしょうか?
育った環境が違う夫婦が共に生活を送るため、生活費が予想より高くなることも珍しくはありません。そこで、新婚夫婦の生活費を7項目に分類し、ご紹介していきます。
食事は人間が生きるうえで欠かせません。新婚生活を送るうえで、食事の時間を大切にしたいと考える人もいることでしょう。新婚夫婦は、食事を二人一緒に食べる割合が多い傾向です。
さらに、結婚したことで外食の頻度が下がる傾向にあります。外食の頻度を減らすことで、食費を節約することができます。新婚夫婦の食費は4万円が平均です。
夫婦二人の場合、適度な外食であれば食費が高くなる心配はありません。
夫婦二人が新しく暮らすために、物件を借りる人がいます。また、新婚夫婦でマイホームを購入する人もいることでしょう。
このように、住まいにかかる費用が住居費となり、おもに家賃や住宅ローンなどを指します。マイホームを購入している場合は、固定資産税が発生する月もあります。
また、住居費は光熱費や公共料金も含まれます。住居費と聞くと住まいにかかる費用と認識されがちですが、水道料金などの公共料金も含まれます。
光熱費は、電気・ガス・灯油・水道が挙げられます。先ほどご紹介したように水道は住居費に該当しますが、光熱費としてまとめる人も少なくはありません。そのため、自身が分かりやすいように管理を行うと良いでしょう。
電気は自宅照明や家電製品の利用で発生します。オール電化であれば、調理も含まれます。ガスは、調理や暖房器具の使用で発生します。
灯油を使った暖房器具使用している場合は、灯油も光熱費に入れましょう。
結婚と同時に保険を見直す人は多くいます。夫婦のどちらかが病や怪我で通院や入院をした場合、保険に入っていることで手厚い手当に期待ができます。保険には生命・通院・入院などがあります。
一家の大黒柱が病や怪我に見舞われても、保険に入っていることで生活の不安が取り除けるでしょう。独身時代から保険に入っている人は、結婚を機に保険を見直してみてはいかがでしょうか?
生活には衣服は欠かせません。特に日本は、気候の変化が目まぐるしく、朝と夜の温度差が激しいです。そのため、衣服選びも慎重に行う必要があります。
季節や気温に合わせて衣服を選ぶだけでなく、衣服の保存状態を良くするためにクリーニングも必須です。
仕事でスーツを着用する場合、衣服代と合わせてクリーニング代も見積もると良いでしょう。
通信費とは、スマートフォンの使用料金やインターネット料金を指します。スマートフォンの普及により、現代社会ではインターネットが日常的に、使われるようになりました。
自宅でパソコンを使用する場合、インターネット料金も通信費として計算しましょう。近年では、インターネット料金が無料の賃貸物件も多くあります。
通信費を安く抑えるために、スマートフォンのキャリアを見直す夫婦もいます。
共通の趣味を持つ新婚夫婦もいるでしょう。また、交友関係の広い夫婦であれば、交際費も生活費に含まれます。趣味に費やす時間とお金は、趣味によって大きく変わるでしょう。
また、交際費においては外食やレジャーなどが含まれます。また、その場所に行く交通費を含めても良いでしょう。結婚したからこそ、趣味や交友関係を大切にしたいと考える人も少なくはありません。
結婚をしたら、家計をどのように管理していくか悩む人も多くいます。家計の管理を行ううえで、夫婦が納得いくまでしっかりと話し合う必要があります。
収入全てを夫婦の一方が管理すべきか、それぞれが別々に管理をするか悩ましい問題です。
そこで、夫婦で財布を分けるメリットとデメリットをご紹介します。メリットとデメリットを把握したうえで、家計の管理を行う参考にしてみてはいかがでしょうか?
共働きであるか夫婦の一方が働いているか、どちらも関係なく収入に応じて夫婦の一方が家計を管理することを意味します。新婚夫婦の財布を1つにする場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
新婚夫婦の財布を1つにするメリットは2つ、デメリットは1つあります。以下でそれぞれを具体的に見ていきましょう。
財布を1つにすることで生じるメリットは、収入をひとまとめにすることで、夫婦でのお金の話をする機会が増えることです。
お金の使い方や見直しなど、それぞれの意見を出し合うため解決方法の選択肢が広がります。
大きな買い物を決断したい場合、普段からお金の話し合いができている夫婦であれば、意見がまとまりやすいです。収入がひとまとまりになることで、収支と出費の計算もしやすいでしょう。
財布を1つにすることで、貯蓄計画が進めやすくなるメリットがあります。生活費にかかる出費が分かりやすいため、出費を抑えながら、貯金に回す工夫もできます。
貯蓄計画を進めるうえで、生活費を管理する側も出費の見直しをすることができます。財布は1つにしていても、互いの意見を尊重し合うことができるため、貯蓄計画が、スムーズに行えるでしょう。
財布を1つにすることでメリットもありますが、一方で夫婦の意見が相違するデメリットも生じます。いくら夫婦と言っても、育った環境や生活スタイルが完全に一緒とは限りません。
結婚するまでに培った経験から、お金に対する考え方も夫婦で、大きく異なることは珍しくないでしょう。
生活費の使い方で意見が合わず、衝突することも懸念されます。どちらの意見が現実的であるか、冷静に判断ができるとベストです。
財布を2つに分けるパターンでは、一ヵ月の額を決めて定額を出し合います。財布を2つに分けるパターンは、共働きの新婚夫婦に多い傾向です。
自分の財布と相手の財布は別という考えのため、生活費や住居費などを除いた額は自由に使えることも考えられるでしょう。
財布を分けることで得られるメリットとデメリットは、それぞれ2つあります。以下で具体的に紹介していきます。
生活を共にすると、固定費や生活費の出費は欠かせません。しかし、必要最低限の支出を行えば、残ったお金はお小遣いとして自由に使えるようになります。そのため、趣味や交際費に充てても良いでしょう。
残ったお金を、将来の為に貯蓄に回すのも得策です。生活が一変しない限り、毎月の支出は大きく変わりません。そのため、支出の流れを把握すれば、1ヵ月で自由に使えるお金の計算がスムーズになります。
財布を分けて生活費を出し合う新婚夫婦は、共働きであるケースが多いです。特に収入が少ない方は、自分の出費を減らせるメリットがあります。毎月の固定費や生活費は、生活をするうえで必要不可欠です。
夫婦で暮らしている場合、独身時代よりも出費が増えてしまいます。収入の多い方が出費をカバーすることで、収入が少ない方の出費を最低限に抑えることができます。
財布を分けるメリットで収入が少ない方の負担が減ると紹介しました。その分収入の多い方は出費をカバーしなくてはなりません。そのため、収入が多い方の出費が増えてしまうデメリットが生じてしまいます。
新婚時代の固定費や生活費においては、生活が一変しない限り大きな変動は出ません。そのため、一方の収入アップが見込めない限り、継続的な出費の負担が続くことを頭に入れておきましょう。
必要最低限の出費を終わらせれば、自分の手元にお金が残ります。そのため、手元に残ったお金を、自分へのお小遣いとして使い切ってしまう人も少なくはありません。特に新婚夫婦は、自由に使えるお金が減るという認識の人が多くいます。
貯金として互いの財布からお金を出し合えればベストですが、そうでない場合は貯蓄へ回すお金が貯まらないデメリットが生じてしまいます。
新婚時代に節約や貯蓄をしっかり行うことで、未来の貯蓄へとつながります。上手に節約を行えば、その分を貯蓄に回すことが可能です。節約を意識するのであれば、保険料や通信費に無駄な支払いがないかを見直しましょう。
外食の頻度を減らし、自炊を心がけてください。夫婦二人での外食は、1回で数千円の支払いが生じます。こまめに電気を消すことで、光熱費も節約できます。無駄に水を使わないよう意識をすることも大切です。
新婚時代の固定費や生活費から、シミュレーションをスタートしましょう。月々の固定費や生活費は、生活が一変しない限り大きな変動はありません。そのため、未来の貯蓄をイメージしやすいです。
今現在のシミュレーションを終えたら、10年、20年後と範囲を広げていきましょう。子どもを作る予定の人は、明確な貯蓄額を目標にすると安心です。また、老後までシミュレーションできれば、無駄のない安定した生活が送れるでしょう。