結婚指輪のオーダーメイドとは、自分が好きな形やデザインを選び、オリジナルの指輪を作ることを意味します。オーダーメイドには、大きく分けて「セミオーダーメイド」と「フルオーダーメイド」の2種類があります。
オーダーメイドの方法によってはリングが完成までに要する時間も異なるので、結婚式当日までの時間を考慮することが大切です。では結婚指輪のオーダーメイドの種類について詳しく見ていきましょう。
結婚指輪のセミオーダーメイドとは、素材やサイズ、指輪の幅など、決められたパターンの中から好きなデザインを組み合わせて作ることを意味します。
アクセサリーメーカーによっては、いくつかのデザインパターンに加え、刻印サービスなどのオプションがついている場合があります。セミオーダーメイドでも、既製品にはない二人だけのオリジナルの指輪が作れます。結婚式当日までに時間のない方は、おすすめの手段です。
結婚指輪のフルオーダーメイドとは、指輪のデザインから素材まで、自分の希望に沿った指輪をイチから作ることを意味します。結婚指輪のデザインや形が具体的にイメージできている方は、指輪のデザイン画などを持参するのもおすすめです。
結婚指輪をフルオーダーメイドできるお店では、ジュエリーの専門家が常駐しているので、好きな指輪の形やデザインを相談しながら、理想の指輪を作ることができます。
結婚指輪をオーダーメイドする場合は、優れた職人のいるアクセサリーショップで依頼するのがおすすめです。アクセサリーショップによって、デザインや素材の種類、作製工程などもやや異なるため、事前にチェックしてから選ぶことをおすすめします。
好きなアクセサリーショップを探し、早いタイミングで直接相談してみましょう。次はオーダーメイドの結婚指輪を作れるおすすめのアクセサリーショップをいくつかご紹介しましょう。
ケイウノでは、2人の理想の結婚指輪を実現するため、デザイン提案から素材選びまで、細部までこだわった提案をしてくれます。
こちらでは指輪の幅も自分に合うサイズに決められるため、同じ材質・デザインでも華奢な手であれば細い幅に変更できます。
結婚指輪の内側に自分の好きなキャラクターを使用したオリジナルの刻印もでき、また指輪に合わせてネックレスやタイピンなどもオリジナルで作ることができます。
ith(イズ)は、100種類以上もの豊富なデザインが揃っており、自由なアレンジができるオーダーメイドのアクセサリーショップです。結婚指輪の素材や幅はもちろんのこと、テクスチャーや金属も好きなように組み合わせることができます。
またダイヤモンドをはじめ、天然石などの種類も豊富に取り揃えているので、自分の誕生日や結婚した月などに合わせて天然石を指輪にアレンジするのもおすすめです。
ROCCAは、ひとつひとつのジュエリーにこだわり、既製品からオーダーメイドまで、お客様の要望に合わせたデザインを実現してくれます。
ROCCAのフルオーダーメイドは、デザイナーが理想のデザインを作り上げ、技術に優れた職人が手作業で指輪を作り上げます。またROCCAはアフターケアも充実しているので、結婚後に結婚指輪のサイズが合わなくなった場合でも、メンテナンスができるので安心です。
FRAU KOBE JAPANは、神戸発祥のアクセサリーブランドでシンプルなデザインから個性的なデザインまで豊富なブランドを取り揃えているショップです。
結婚指輪をオーダーメイドすると心配になるのが制作予算です。FRAU KOBE JAPANでは、予算に合わせてプランやデザインを提供してくれるだけでなく、ジュエリーボックスのバリエーションや好きなカラーも豊富と、お気に入りの1点を作ることができるでしょう。
BRILLIANCE+では、既製品からオーダーメイドまで、2人の理想の指輪を実現してくれる人気のアクセサリーショップです。
サイズ計測器やサンプルリングの貸し出しが可能なので、自宅に戻ってから二人でゆっくり相談して決めることができ、初めて指輪をオーダーする人でも安心です。また、アフターサービスや包装なども充実しており、納得した指輪を購入できるでしょう。
アクセサリーショップ雅‐miyabi‐では、3DCGによるデザイン提案から丁寧な工程でオーダーメイドを行うのが魅力です。
オーダーメイドのデザインというと、フラットなデザイン画が一般的ですが、こちらでは立体的なイメージにしてくれるので結婚指輪の完成をイメージしながら、具体的な修正が可能です。二人の理想のイメージを実現してくれるおすすめのアクセサリーショップです。
MITUBACIでは、ひとつひとつの指輪を熟練の職人が作り上げ、予算や希望に合わせた結婚指輪を提供してくれるブランドです。
さまざまな結婚指輪のサンプルを提供しており、実際にイメージしやすいようにシミュレーターを使用して見積もりを出しています。また金属テストやリンゲージの無料貸し出しも行っており、細かいサービスがうれしい人気のショップです。
福永宝飾店では、ロストワックス製法を使用し、ひとつひとつ熟練の職人が丁寧にジュエリーを仕上げる人気のアクセサリーショップです。
結婚指輪の内側にイニシャルや数字を刻印するサービスでは、手打ちかレーザー刻印の2種類から選ぶことができます。希望に沿った指輪を提供できるよう、バリエーション豊かな天然石を取り揃えているのも大きな魅力です。
洗練された結婚指輪を作りたい方は、アクセサリーショップ「杢目金屋」がおすすめです。杢目金屋では、グッドデザイン賞をはじめ、数々の受賞歴のあるアクセサリーショップです。
ショップ名にもある木目金をあしらった個性的なデザインも多く、二人だけのオリジナル指輪を作成するのにぴったりです。またアフターケアも充実しているので、長く着用できる指輪を作れるのもうれしいポイントです。
2人の愛の証となる結婚指輪のフルオーダーメイドには、メリットとデメリットがあることを理解してから制作依頼することをおすすめします。
2人にとって大切な結婚指輪だからこそ、デザインや素材選びに慎重になるでしょう。そのため発注依頼から結婚指輪が完成するまでには数か月かかるのが一般的です。
結婚式当日まであまり時間のない方は、セミオーダーで時間を短縮するなど、時間や予算を考慮して行うことが大切です。
結婚指輪をフルオーダーメイドする大きなメリットは、世界に1つだけの結婚指輪を作れるということです。既製品の結婚指輪の場合、他の方とデザインが同じになってしまうことも少なくありません。
しかし、フルオーダーメイドであればデザインが重なることもなく、2人の思い出や気持ちを込めた結婚指輪に仕上げることができます。2人が好きなアイテムをモチーフにしたり、誕生月の天然石を入れたりするなど、自由なデザインが可能です。
結婚指輪をフルオーダーメイドするもう1つのメリットは、指輪のデザインや形などが自分の好きなように選べるという点です。既製品の結婚指輪はシンプルなデザインが多く、普段身につけやすいように凹凸のデザインが多い傾向にあります。
フルオーダーメイドであればどんな形やデザインの指輪でも作ることができ、既製品のようなシンプルなデザインに縛られる必要がないのは大きな魅力です。
アクセサリーをはじめてフルオーダーメイドする方の多くは、どのようなデザインにしていいか悩み続け、なかなかデザインが決まらず時間が過ぎてしまう傾向にあります。
デザイン画を自分で作成しても、実際のサンプルで見るとイメージが異なり、なかなか納得のいくデザインにならないこともあります。デザインに悩んだら、ショップの専門スタッフに相談し、具体的なアドバイスをもらうことをおすすめします。
フルオーダーメイドで結婚指輪を作るデメリットには、既製品と比較すると費用が高くつくという点です。
フルオーダーメイドの場合は、デザインから作成までひとつひとつの工程を職人が丁寧に手作業で行います。そのため、既製品やセミオーダーより手間がかかり、値段は必然的に高くなります。
しかし生涯身に付ける大切な結婚指輪ということを考えれば、少々値段が高くても長い目で見れば高い買い物ではないといえるでしょう。
結婚指輪をフルオーダーメイドする場合は、デザインや素材によっては完成までに数か月かかります。一般的にはリングを作る工程だけでも2か月は要し、デザインの考案や試作リングを作った場合はさらに時間がかかります。
デザインを途中で変更する、一部を修正するなどが加わった場合は、さらに時間がかかるケースもあります。結婚式当日までに時間に余裕のない方は、既製品かセミオーダーで作ることをおすすめします。
オーダーメイドの結婚指輪を完成させるためには、数多くの工程があります。それらの工程にかかる時間は人によって異なり、最低でも見積もりから完成までには数か月かかるということを頭にいれておきましょう。
結婚指輪をオーダーメイドするタイミングは、結婚式のおよそ3か月前から進めるのがおすすめです。それではオーダーメイドの6つの手順について詳しく見ていきましょう。
結婚指輪をオーダーメイドすることを決めたら、インターネットや口コミを参考に、アクセサリーショップを探し相談しに行きましょう。デザインの相談や見積もりを無料で行ってくれるショップも多く、気になるショップを数か所回ってから決めるのもいいでしょう。
ショップに行く場合は事前に予約をしてから行きましょう。特に6月・12月の3か月前は、比較的混雑が予想されるため早めに予約することをおすすめします。
ショップが決まったらデザインを具体的に相談し、見積もりを出してもらいましょう。デザインを行う段階ではあまり予算のことを考えず、好きなようにデザインしてみましょう。
万が一予算をオーバーしてしまった場合には、どこを変更すると予算内におさまるかなど、慎重に決めるといいでしょう。はじめから予算のことばかり考えていると、なかなかデザインが決まらないため、どんな点を重視したいかを相談しながら決めてください。
デザインと見積もりが確認できたら、いよいよ作製となります。作製が決定した後に大幅な修正を行う場合は、追加料金が発生する場合もあるので注意しましょう。
リングの表面は、ツヤ消しやダイヤモンドポイントなどのさまざまな加工があり、表面加工でも指輪の印象は大きく変わります。また部分によっては修正不可の場合もあるので、作製が決定する前にもう一度納得のいくデザインに仕上がったかを熟考しましょう。
作製が決定したら、試作リングの作製を行います。試作リングを作るかどうかは、アクセサリーショップによって異なります。試作は本リングと同じデザインやサイズ感の指輪を試験的に制作するものです。
通常の工程に試作リングが入っていない場合はオプションとなり、別料金が発生するので注意しましょう。また急ぎでオーダーメイドリングを作りたい方は、試作リングの工程を外し、なるべく急ぎで作ってもらうのも1つの方法です。
試作リングでデザインを確認した後、いよいよ本リングの作製となります。本リングの作製では、おおよそ2か月を目安にしておくといいでしょう。
結婚式当日までに間に合うように、本リングの作製は結婚式の2か月より前に行うのが理想的です。本リングの作製中に、結婚式で使用するピローケースなどを作っておくのもいいでしょう。結婚式は準備に時間がかかるので、待っている時間も有効活用しましょう。
本リングの作製が終了したら、いよいよ最後は本リングの納品となります。
本リングが希望通りのデザインになっているかなどを確認しましょう。また、指輪内側部分への刻印がしたい場合は、リングが作製されてからでも対応が可能です。指輪のサイズなども再度確認し、他に問題がないかしっかり確認するようにしましょう。
2人の愛の証となる結婚指輪は、デザインや素材にこだわる方も多く、オーダーメイドで作るカップルが増加しています。2人だけの特別な指輪だからこそ、素材からデザインまで自由に選べるオーダーメイドにしてみるのもよいでしょう。
結婚式当日までにあまり時間のない方は、セミオーダーで作るのもおすすめです。普段から身に付けるものだからこそ、時間をかけて素敵な指輪を作り上げましょう。