「好きな人と結婚して幸せになれる」と思っていても、新婚生活では、さまざまな問題が起こり始めることがあります。
新婚生活で起こりやすい問題は、主に3つあります。結婚して夫婦となり、身近になってくる生活費の問題、新婚生活で一緒に生活するようになって起こる食事関係の問題、そして相手の親という存在への問題です。それぞれの問題について見ていきましょう。
新婚生活でもっとも起こりやすいトラブルは、何といっても「生活費のやりくり」、つまりお金の問題ではないでしょうか。恋人の頃は、おごってくれて頼りになると思っていたら、実は金遣いが荒く貯金ができないタイプだった、ということもあります。
夫婦の生活費は共有の財布にするか、完全に別財布にするかで意見が分かれます。それぞれメリットやデメリットがあるので、将来の計画も含めてよく話し合いを行ってみましょう。
新婚生活で毎日同じ家に住んで一緒に生活するようになると、お互いの食事の準備や食習慣の違いなどから問題が起こることもよくあります。
朝食はパン派か和食派かで揉める家庭もあるでしょう。どうしてこれまで気づかなかったのかといえば、デートでは外食中心でお互いの食事の好みの違いに気づかないということがあります。
他には、共働き世帯が増えたので食事の準備をどちらがするか、などもよくある問題の1つです。
最後に紹介するのは、新婚生活で相手の親と接する機会が増えることで起こる、相手の親との相性の問題です。
これまではお互いにある程度距離をもった関係か、挨拶と顔合わせの時にしか会ったことがないというように接点が少なかったでしょう。しかし、結婚した後、相手の親とは恋人の頃よりも会う頻度、干渉される頻度が上がることが原因になってしまうのではないでしょうか。
せっかく縁あって結婚したのですから、新婚生活を円満に、上手に過ごしていきたいものです。そのためにはどうしたらよいのでしょうか。ここからは、新婚生活を上手に過ごすためのコツを10個紹介します。
これから新婚生活を迎えるという方、新婚生活中にさっそく問題が起こった方、毎日イライラしてしまうという方は、これらのコツを意識して生活してみましょう。どちらか片方だけでなく、お互いに実践するのがおすすめです。
現在は夫婦共働きという夫婦が増えてきましたので、家事についてもしっかりと役割分担を決めて、どちらかに負担がかたよらないようにしましょう。
新婚生活を始めてすぐに、どんな役割分担にするのか話し合って決めます。どんな家事にどれだけの負担があるか分からないという場合は、休日にでも夫婦で家事を一緒にしてから話し合うとよいでしょう。できれば、結婚する前に話し合っておくのがおすすめです。
新婚生活で何か問題が起こってイライラした時は、どうして相手と結婚したくなったのかを思い出して、相手を大切にするよう心がけてみましょう。
結婚したからといって、相手への態度がいい加減になってはいないでしょうか。恋人同士として付き合っていた頃のことや、相手のことを好きな気持ちを思い出してみてください。
何かしてもらったらどんな小さなことでも、お礼を言う、きちんと挨拶の言葉をかけるなどを心がけましょう。
お互いに違う家庭、違う環境で育ったのですからまったく同じ考え方・価値観にはならないと考えて、自分の価値観を相手に押し付けないこと、相手の価値観を否定しないように気をつけます。
価値観の違いは、時には離婚問題にまで発展することがあります。お互いの価値観がぶつかった時は、相手の価値観を否定しないで尊重し、自分の価値観と相手の価値観の妥協点を探っていくようにしましょう。
新婚生活を円満に過ごすためにも、お互いに共通する趣味や楽しみを探してそれを大切にし、一緒に楽しむ時間を持つようにしましょう。
お互いに映画が好きなら、声をかけて一緒に映画に出かけるとか、一緒にスポーツ観戦に出かけるなど、一緒に楽しむことで夫婦としての関係も強くなっていくでしょう。ただし、趣味の押し付けはいけません。お互いに、楽しいと感じることを一緒にするのが前提です。
他所の夫婦が幸せそうに見えるからといって、自分たちと比べたりそのことで相手を批判したりしないように気をつけましょう。
よその夫婦が良く見えても、その夫婦の全てを知っている訳ではありません。お互いに何もかも違う可能性が高いので、比べない方がいいでしょう。
他所の幸せな夫婦と比べて落ち込んだり文句を言うよりも、理想の夫婦がいるならそれを真似する等、自分たちなりに幸せな夫婦を目指してみましょう。
結婚して、新婚生活に入ったなら独身の頃のような交友関係は見直して、節度を保つことが大切です。独身の頃の交友関係を、そのまま新婚生活中も続けてしまうのは問題になりやすいものです。
交友関係についての考え方は、人によってかなり違いがあります。異性でも友だちと考える人もいれば、異性なら友だち付き合いは難しいと考える人もいます。大切なことは結婚相手の気持ちを考えて、適切な交友関係を保つことです。
新婚生活中であっても、むしろ一緒に暮らすようになったからこそ喧嘩をすることがありますが、眠った後は忘れるようにして喧嘩を翌日に、持ち越さないことが重要です。
喧嘩は始めるのは簡単ですが、終わらせるのは簡単ではありません。翌朝以降も喧嘩の態度を続けてしまうと、いつ仲直りをするのかタイミングを失ってしまいます。喧嘩をしても長引かせないこと、翌日に持ち越さないことが新婚生活を上手に過ごすコツでしょう。
新婚生活を送っていると、いつの間にか最初は感謝していたことがやって当たり前のこと、してもらって当たり前のことになってしまうので、感謝の言葉を口にして、その気持ちを忘れないようにしましょう。
人は慣れる生き物だと言われています。しかし、相手にしてもらうことは当たり前ではありません。また、感謝の気持ちを持っていても言葉にしなければ伝わりません。毎日のことでも、感謝の言葉を忘れないようにしましょう。
新婚生活中にも恋人の頃のように2人でデートに出かける、食事に出かけるなどしてふたりの会話がなくならないよう、大切にするようにしましょう。
結婚していても相手との会話がない夫婦がいますが、そういう夫婦はあまり円満でないことが多いです。新婚生活だけでなく、結婚生活を上手く過ごすには、お互いの価値観や考え方を尊重し共有することが大切です。そのためには、ふたりの会話が欠かせません。
新婚生活では育った環境の違う人と一緒に生活するため何かと我慢することが多いですが、我慢のし過ぎはよくないので、不満は、はっきりと伝えた方がよい場合があります。
我慢は、いつか爆発してしまう可能性があるものです。相手に、一方的に我慢を強いている関係は、よくありません。どうしても、我慢できない不満があるなら相手と話し合って改善し、お互いの妥協点を探したりするようにしましょう。
ここまでは、新婚生活を上手く過ごすためのコツについて紹介してきました。ここからは、新婚生活の二人が避けるべきことについて紹介します。
新婚生活に入る前、または、すでに新婚生活に入っている方は、これらの避けるべきことが既に起こっていないか思い出してみてください。将来的に何かしらの問題になる可能性があるので、今のうちに改善しましょう。
結婚生活では考え方も価値観も違う2人が夫婦として暮らすため、話し合いある程度のルールを決めることは、円満に過ごすためのコツですが、細かすぎるルールは逆に言い争いの原因になるので気をつけてください。
おおまかなルールならよいのですが、細かなルールにしてしまうと約束違反となることがあります。そして、細かいルールを守らなければならないことがストレスになりますので、あまり良いことではありません。
一緒に生活しているので、色んなことに慣れるのは当たり前なのですが、お互いに、羞恥心を無くすことはあまりよいことではないので気をつけましょう。
結婚後も円満に仲良く過ごしたいなら、恋人時代にしてなかったようなことは結婚後もしない方がよいでしょう。つまり、羞恥心を無くして下着姿で家の中をうろついたり、相手の前でオナラやゲップをするというような行動です。できれば避けた方がよいでしょう。
新婚生活で2人で暮らすようになると色んなアイテムが必要になるので、どんなものが必要になるのかを見ていきましょう。
1人暮らししていた相手の家に、一緒に住むことになったとしても、これまで必要ではなかった物が必需品となることがあります。新婚生活をスムーズに始めるためにも、どんなアイテムが必需品となっているのか把握しておきましょう。
新婚生活に必需品の生活家電、必需品は「冷蔵庫」・「電子レンジ」・「炊飯器」・「洗濯機」・「掃除機」・「エアコン」などです。
これらは一人暮らししていた人は、既に持っている場合が多いです。しかし、将来を考えているなら、買い替えてもよいでしょう。
新婚なら、これから家族が増えるかもしれないことを考慮して選ぶのがコツです。新婚だからと2人分で購入してしまうと、後から子どもが増えたときに新たに買い替える必要が出てきます。
新婚生活にあったら便利なものは「TV」や「ブルーレイレコーダー」、「ドライヤー」や「空気清浄機」・「電気ケトル」、「調理器具」や「日用雑貨」などです。
どんな部屋に住むのか、それによっても必需品が変わってきます。まず、必需品だけを買いそろえるか、どちらかの家から持ってきて、あったら便利なものを新婚生活後に買い足していってもよいでしょう。
結婚したら思っていたのと違ったということや、新婚生活なのに上手くいかないということがあります。それでも、相手にあまり期待しすぎたり、逆に我慢し過ぎないようにしましょう。
新婚生活で大切なことは、初心を忘れずに相手を大切にして思いやり、お互いの考え方や価値観を尊重しあって、それぞれの良い面に目を向け、よく話し合ってポジティブに生活していくことです。