授かり婚とは?賛成意見5選と反対意見5選|上手に報告する方法もご紹介

授かり婚とは

「授かり婚(さずかりこん)」とは、妊娠が明らかになってから入籍・結婚することをいいます。結婚する前に妊娠してしまうことから、かつては「できちゃった婚」といわれていました。


しかし、できちゃった婚という言葉にはあまりよいイメージがないことから、「おめでた婚」や「授かり婚」のようによりポジティブな言葉で呼ばれるようになってきています。

【賛成意見】授かり婚に対する印象5選

授かり婚に対して、どのような印象を持たれる可能性があるのか、ここでは良い印象、授かり婚に対する賛成意見についてまとめています。


結婚式を経て妊娠するのが正しい順序である、と考えている人も多いため、授かり婚は、あまり良いイメージではありませんでした。ですが、現代ではわりと肯定的にみている人が増えてきています。授かり婚に対する賛成意見をチェックしてみましょう。

【賛成意見】授かり婚に対する印象1:結婚に勢いは大事

付き合っていても結婚となれば、なかなかハードルが高いというカップルも多いですが、子どもができたとなると否応なく結婚を考える必要がでてきて、覚悟が決まるから賛成という意見があります。


結婚には勢いが大切です。結婚するためにしなければならないことが多くあって、ついつい先延ばしにしてしまいがちです。授かり婚なら、否応なくタイムリミットができるので、結婚に向けて勢いがつくという賛成意見です。

【賛成意見】授かり婚に対する印象2:よい結婚のきっかけに

お付き合いをしていても、なかなか結婚の話がでなかったけれど、妊娠をきっかけに真剣に結婚を考えるようになる、という授かり婚への賛成意見があります。


恋愛関係にあっても、なかなか結婚のタイミングがつかめず、ズルズル付き合い続けるカップルが多いようです。そんな中で妊娠すれば、結婚や出産について考える必要が出てきます。妊娠することが結婚するのに、よいきっかけになるという賛成意見です。

【賛成意見】授かり婚に対する印象3:高齢出産等のリスクが軽減される

現在は晩婚化の影響もあり高齢出産が増えていますが、授かり婚をすることで高齢出産になりにくいメリットがあるという賛成意見もあります。


たとえば、30歳以上で結婚する場合、結婚してから出産となれば高齢出産になるリスクが考えられます。授かり婚なら結婚前に妊娠し、出産するまでの時間が速いため、結果的に高齢出産になるリスクが減ります。


また、妊娠してから結婚するので不妊で悩む心配が少ないともいわれています。将来的に子供が欲しいと考えているのであれば、女性の出産リスクも考慮されていて良いという印象のようです。

第3表 出生数の年次推移,母の年齢(5歳階級)別|平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

【賛成意見】授かり婚に対する印象4:責任感が生まれる

妊娠したことが判明してから決意する授かり婚では、男女どちらも責任感が生まれる、という賛成意見があります。


授かり婚では、通常の結婚よりも妊娠のことをよく考え、とくに新婦に対して配慮する必要がでてきます。結婚式の準備やプロセスを踏んでいる過程でも、命を授かることを前提にして2人でするべきものという意識が芽生えるそうです。


男女ともに親になるという意識が強くなり、責任が芽生えるという賛成意見です。

【賛成意見】授かり婚に対する印象5:結婚前提で付き合っていたなら問題ない

授かり婚に対する賛成意見の最後は、もともと結婚前提で付き合っていたのなら、授かり婚であってもなにも問題ないという意見です。


もともと結婚しようと考えていたカップルであるなら、妊娠はただのきっかけであって、たまたま順序が逆になっただけで問題ないと考える人が多いようです。


結婚が決まってから妊娠が判明するカップルもあるように、結婚が前提のお付き合いならいつ妊娠しようと問題にならないのでしょう。

【反対意見】授かり婚に対する印象5選

ここまでは、授かり婚に対する賛成意見を紹介してきました。しかし、現在でも授かり婚に対して良いイメージしかないという訳ではなく、悪いイメージを持っている人たちもいます。


授かり婚に対する反対意見、あまり良くないイメージとはどのようなものなのか、見ていきましょう。周囲の人が授かり婚に対して反対の考えを持っているのなら、授かり婚の報告の仕方やタイミングにはとくに気をつけた方がよいでしょう。

【反対意見】授かり婚に対する印象1:出費が重なる

授かり婚に対する反対意見として、結婚式や新居費用などの結婚に関する費用だけでなく、妊娠・出産費用の負担も増えて出費が重なるという意見があります。


結婚式はお金をかけようとすれば際限がなく、一般的にある程度貯金をしておく必要があるといわれています。


その費用に加えて妊娠と出産にかかる費用も負担する必要がでてくるため、ただでさえ出費が多い時期に、さらに出費が増えてしまい経済的な負担が増えるため、よくないという意見です。

【反対意見】授かり婚に対する印象2:愛情がないんじゃないか

子どもがいなかったら結婚していなかったのではないか、相手に愛情がないのではないか、という反対意見があります。


授かり婚は、妊娠したことが理由で結婚したよう思われ、相手に愛情があって結婚したのではないようにみえるという意見です。


子どもを結婚するための手段として利用したようにみえる、という意見もあります。結婚してから妊娠するという順番とは違うため、そう感じる方も少なくないようです。

【反対意見】授かり婚に対する印象3:計画性がない

通常であれば、結婚を意識して貯金したりプロポーズしたり、結婚の計画を立ててから結婚するのに対し、いきなり結婚・出産で計画性がないようにみえるという反対意見があります。


やはり結婚してから妊娠・出産というのが正しい順番だと考えている方たちからは、順番が逆なだけで計画性がなくみえてしまうことがあるようです。結婚する人の多くは、社会人なので、社会人なのに計画性がないとマイナスイメージを持たれてしまいます。

【反対意見】授かり婚に対する印象4:だらしがない

授かり婚には、結婚の予定もないのに避妊もしていなかった、だらしがないという反対意見があります。授かり婚といえば、聞こえはよいものの、だらしがない付き合い方をごまかしているだけだ、といった厳しい意見もあります。


結婚を前提にしていたお付き合いでもないのに避妊せず、妊娠したこと・妊娠させたことに対して無責任である、だらしない、みっともないと感じる方が少なくないようです。

【反対意見】授かり婚に対する印象5:新婚気分を味わえない

最後は、授かり婚ではすぐに子どもが生まれるため新婚気分を味わえないという、どちらかというと授かり婚をする2人を気遣う反対意見です。


結婚後は、新婚期間として夫婦2人きりの時間をしばらく過ごせます。しかし、授かり婚の場合、結婚してすぐに出産するため、新婚期間がほとんどないでしょう。


時期によっては、ハネムーンにも行けないため、できれば余裕を持って結婚して欲しいという反対意見です。

授かり婚を上手に報告する方法6つ

ここまで、授かり婚に対する賛成意見と反対意見を紹介してきました。ポジティブな賛成意見があるのに対して、反対意見もそれなりにあるということが分かります。


そこで、授かり婚を両親や周囲に伝えるときに、結婚に賛成してもらえるような報告の仕方を紹介します。言い方ひとつ、伝え方ひとつで人に与える印象は大きく変わってしまいますので、上手に報告しましょう。

授かり婚を上手に報告する方法1:早ければ早いほど良い

授かり婚を上手に報告するためには、まず報告そのものが早ければ早いほど良いため、すぐに動き出しましょう。


早ければ早いほどいいというのは、授かり婚であればすでに妊娠しているので、出産前に式を挙げたいのなら、ためらっているような時間はないということです。


また、なるべく早く伝えたいという気持ちを伝えることで、相手に誠意を示す効果もあるでしょう。

授かり婚を上手に報告する方法2:女性の親に伝えるのが先

授かり婚では、まず女性の親に報告しに結婚の挨拶に行きます。一般的に結婚の挨拶は、女性の親が先ですが、授かり婚ではとくにそれを徹底した方が良いでしょう。


すでに女性が妊娠しているため、ご両親は非常に心配している状況です。男性の親に先に伝えても、まず女性の親に許可をもらってからでなければ、と言われる可能性も考えられます。


そのため、先に女性の親に報告して、授かり婚の許可を得ておくようにしましょう。

授かり婚を上手に報告する方法3:上司にも早めに報告

職場で授かり婚の報告をするなら、上司に報告して最初に知っておいてもらうのがマナーです。


職場で上司に報告することで、女性だと体調を気遣ってシフトや業務内容等を配慮してくれることがあるからです。男性の場合も、結婚関連で会社側がしなければならない手続きやスケジュール調整があるため、早めに伝えた方が良いでしょう。

授かり婚を上手に報告する方法4:親しい人にも忘れずに

親しい友人たちに授かり婚の報告をする際には、報告し忘れている人がいないかチェックしておきましょう。もし、特定の誰かだけ報告から漏れていたら、あとで「私だけ知らされなかった」と人間関係が危うくなることも十分に考えられます。


親しい友人には、妊娠した直後から相談していることもありえるため、全ての友人に等しく、同じタイミングで報告する必要はありませんが、報告し忘れがないかだけは、きちんと確認しましょう。

授かり婚を上手に報告する方法5:直接会って報告する

授かり婚に限らず、結婚の報告は直接会って報告するのがベストです。直接会って結婚を報告すれば、相手に誠意が伝わりやすいでしょう。


もし、遠方であったり、忙しすぎて連絡がとれなかったりした場合は、電話やメール、LINEなどで報告しても問題ないです。


最初からメールやLINE・電話で伝えるのではなく、直接伝えようとしたけれどできなかったという状況に限っては、直接報告しなくても相手に理解してもらえると考えられます。

授かり婚を上手に報告する方法6:もともと結婚を前提に付き合っていたと伝える

授かり婚を上手に報告するには、妊娠が先になってしまったが、結婚前提の付き合いだったことをしっかり伝えましょう。


授かり婚の賛成意見に、結婚前提だったなら問題ないという意見があります。子どもが出来たから結婚するのではなく、もとから結婚するつもりだったというのなら、授かり婚でもだらしない、順序が違う、といったマイナスイメージを持たれにくいでしょう。


本当に結婚前提であったのなら、報告する際にその旨を伝えるようにしましょう。

授かり婚に不安はない!素敵な新婚生活を楽しもう

授かり婚をするカップルは、4組に1組と珍しくありません。世間体では、マイナスなイメージもありますが、プラスの意見もたくさんあります。周りがどう思うかではなく、自分たちがどうしたいのかで決めることが大切です。


今でも授かり婚は、順序が違うといわれることがありますが、上手に結婚の報告をすれば違った印象を与えられるので、きちんと報告して素敵な新婚生活を楽しみましょう。