結婚指輪(マリッジリング)の刻印とは、記念日やふたりのイニシャルなどを刻むことを指します。
名前やメッセージ、モチーフなど、ふたりの永遠の愛の印をリングの裏側などに刻印することができます。特にペアで、常に身につける結婚指輪には、刻印を入れることで特別感が生まれます。だからこそ、多くのカップルが刻印にこだわるのではないでしょうか。
ここでは、結婚指輪の刻印にまつわる基礎知識をご紹介していきます。
結婚指輪に刻印を入れる理由は、永遠の愛を刻みたい気持ちの表れでしょう。
結婚指輪の裏側には、一般的にふたりの名前のイニシャルや、ふたりだけの記念日などを刻印します。結婚指輪に刻印を入れたいと望むカップルは多いようです。
その理由として、結婚指輪には永遠を誓ったカップルが、いつも身につけている指輪に永遠の愛を刻んで残したいという思いが強いからではないでしょうか。
結婚指輪の刻印には、ふたりのイニシャルや記念日を入れることが多いでしょう。
一生の記念になる指輪だからこそ、お互いに文句なしの思い出に残る刻印を考えたいものです。指輪の刻印には、手彫りと機械彫りの2通りがあります。
手彫りの刻印とは、ハンコのような道具で叩く方法です。一方で機械彫りとは、レーザーの熱で印字をします。刻印できる文字数やデザインなどはあらかじめ確認をしましょう。
結婚指輪にイニシャルや記念日などを刻む、人気の刻印6つをご紹介します。
結婚指輪の裏側には、ふたりの名前や好きなメッセージを刻印できます。人生の晴れ舞台で、愛の証として身につける特別なものだからこそ、オリジナリティーを求めたくなるのではないでしょうか。
刻印できるデザインや文字数などは選ぶリングによって異なるため、今回は刻印やメッセージを6つの例を挙げてご紹介していきます。
結婚指輪の刻印は、イニシャルや入籍した日付が人気でしょう。日付は入籍日の他に、結婚式の日付や初デート、プロポーズの日など、ふたりの大切な日を選びましょう。
結婚指輪の刻印の定番は、ふたりのイニシャルです。「男性のイニシャル to 女性のイニシャル」または「男性のイニシャル & 女性のイニシャル」が一般的とされています。
日付のみを刻印する場合は、「2020.5.15」や「R2.5.15」などのようにシンプルにするとよいでしょう。名前はローマ字表記が多いです。また、日本語表記の刻印ができるショップもあります。
結婚指輪の刻印をふたりの名前にすることで、より特別感を演出できるでしょう。
また、名前を入れるときには入籍日や記念日などを一緒に入れるのもおすすめです。文字数や可能なデザインを確認したうえで、検討してみてはいかがでしょうか。
お店によっては結婚指輪に、マークやモチーフを刻印できるお店があります。
ハートマークや星マークなど、シンプルなモチーフなら多くの店で刻印が可能です。イニシャルやふたりの名前の間にマークやモチーフを組み合わせれば、可愛い刻印になるのではないでしょうか。
人気のメッセージと、思いを込めたオリジナルマークには、月、四つ葉のクローバー、そして、∞(インフィニティ)無限の愛などがあります。
結婚指輪の刻印を英語のメッセージにすると、シャイなふたりでも抵抗なく刻印できるのではないでしょうか。外国語にすると、日本語では照れくさくて口に出せない言葉も、伝えることができるでしょう。
ここでは、結婚指輪の刻印で人気の言葉を英語でご紹介していきます。メッセージ性の高い外国語のメッセージの刻印は、とてもロマンチックです。日頃言葉にできない思いを込めたいという方は、ぜひ英語のメッセージの刻印で叶えましょう。
結婚指輪の裏側に、stay with me(ずっと私といて)と英語表記の刻印をするとロマンチックになります。
stay with me(ずっと私といて)は、ストレートに愛を伝えられるメッセージで、とてもロマンチックです。互いに、メッセージを入れたいけど少し照れくさいという方には、英語のメッセージがおすすめです。
大切な記念の結婚指輪だからこそ、日頃口にできない言葉で刻印するのも素敵でしょう。
結婚指輪のフランス語の刻印は、日本語や英語とは違う美しい発音や綴りが特徴です。
同じプロポーズの言葉でも、フランス語と日本語では、また違う魅力を感じるのではないでしょうか。発音も優雅で優しく、新婚旅行でフランスを訪れたカップルは、現地の思い出を言葉で刻むと思い出に残る刻印になるでしょう。
愛の国と呼ばれるフランスの言葉は、結婚指輪の刻印メッセージとしても人気があります。
結婚指輪の裏側におすすめの刻印は、フランス語のJe t’aime(愛してる)です。
Je t’aime(愛してる)は、スタンダードなフランス語のメッセージではないでしょうか。
ハネムーンでフランスを訪れ、思い出や思い入れのある場所があれば、フランス語で刻印することでふたりだけにしかわからない特別感が生まれるでしょう。
ラテン語の刻印メッセージの代表例は、Amor(愛)です。
Amor(愛)、特別な言葉での刻印は、何よりロマンチックです。結婚指輪の刻印にラテン語をおすすめする理由は、指輪の発祥である地古代ローマで使われていた言葉だからです。
照れ臭い言葉でも、外国語表記なら抵抗がなく、ふたりだけが知る秘密の言葉のようで特別感があるのではないでしょうか。
結婚指輪のラテン語の刻印では、Seculo seculorum(ずっといつまでも)もおすすめです。
Seculo seculorum(ずっといつまでも)は、世界でも古い言語といわれているラテン語なので、特別な愛を誓いあえるでしょう。
ラテン語は、指輪の発祥の地である古代ローマで使われていた言葉で、現在は、欧州言語のルーツとして人気が高く残っているため、おすすめです。特にこだわりの強いの人にはおすすめです。
結婚指輪に刻印を入れる時に注意すべきポイントは、4つあります。
結婚指輪に刻印を入れる時の注意点は、文字数やスペル、サイズ変更、刻印を入れる所要日数や費用も考慮すべきです。中には刻印できない店舗もあり、刻印サービスがあったとしても、刻印できる文字の種類が限られている可能性もあります。
刻印入りの結婚指輪を購入予定の方は、お店で希望の刻印ができるかを事前に確認する必要があるでしょう。
結婚指輪に刻印をするのに、文字数やスペルに制限があるショップもあります。
結婚指輪への刻印をお願いする前に、さまざまな内容に問題がないかを念入りに確認しましょう。刻印の文字数以外にも、複雑なデザインやモチーフは刻印できない可能性もあります。
購入予定の指輪に刻印が可能かどうか、きちんと確かめることをおすすめします。
納品された指輪のサイズを修正したい時には、購入した店舗に確認しましょう。
店舗によっては、購入のアフターサービスとして修正してくれる場合があります。しかし、期間限定の可能性があるので気をつけましょう。
もし、修正ができない場合でも刻印専門のお店に相談すると、対応してくれるケースもあります。ただし、どちらのケースも有料になる可能性が高いので、あらかじめ費用や日数も確認しましょう。
結婚指輪の刻印ができない店舗もあります。
ようやく気に入ったデザインの結婚指輪を購入し、ふたりらしい刻印の中身まで考えたものの、そのショップが刻印サービスをしていないケースもあります。その場合はあらためて、ジュエリーの刻印を専門とするお店や工房を探さなくてはなりません。
そのようなことを避けるためにも、くれぐれも刻印サービスについては購入する前に確認することをおすすめします。
結婚指輪の刻印は、手元に届くまでの所要日数と費用の確認が必要です。
結婚指輪には、既製品、セミオーダー、フルオーダーの3種類があり、引き渡し期間が大きく変わります。サイズ調整だけでも3週間から1ヶ月は必要な場合もあり、刻印の料金はショップやブランド、刻印の種類によって異なります。
指輪の購入で刻印が無料になる店舗や、特殊加工、刻印は追加費用が発生することも考慮しておきましょう。
結婚指輪の刻印は、子供の誕生日を追加で刻印したい場合や、別の刻印を入れるために、今の刻印を削除したいということがあるかもしれません。
ブランドによっては刻印の追加や削除をしてくれるショップもあるので、電話で問い合わせるなど、念入りに事前のチェックをすることが大切ではないでしょうか。
ここでは参考までに、追加、削除が可能なブランドをご紹介します。
ショップ(ブランド)名 |
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Tiffany & Co |
アイプリモ(I-PRIMO) |
Cartier |
MIKIMOTO |
BVLGARI |
刻印の追加は、Tiffany & CoやCartierなど複数ブランドが対応しているようです。中には無料で刻印の追加が可能なブランドもあります。
詳しいサービス内容や金額に関してはブランドごとに異なるため、事前にショップに確認しましょう。
刻印の削除は、刻印を追加できるブランドで対応していることが多いようです。刻印の削除は、表面を削って対応するのが一般的です。そのため、あまり多用はしない方がよいでしょう。
こちらのサービスに関してもブランドごとに異なるため、事前に確認をしましょう。
結婚指輪は、大切な人と夫婦になった証で、男女それぞれが身につけるペアリングです。
結婚指輪は一生の思い出に残る特別なアクセサリーです。ふたりの記念日やイニシャルを刻印して、夫婦の証として、身につけられるのは結婚指輪の他にはないでしょう。
ふたりだけの愛のメッセージを刻印すれば、世界にひとつだけの愛の証になります。イニシャルや日付で個性を演出して、オリジナリティあふれる刻印を考えましょう。