結婚記念日は、ふたりが夫婦となったときから毎年やってくる大切な日です。
記念のプレゼントやお食事などで思い出を重ねていきたいですよね。
ただ、そんな結婚記念日はいつから数えるのが正解なのでしょうか。
結婚記念日の数え方として、婚姻届の提出日や挙式日など、基準となる日から経過した年によって○周年の記念日となります。
夫婦の大切なアニバーサリーである結婚記念日ですが、そもそも基準となる日付をいつにするか悩む方もいるのではないでしょうか。
特に、婚姻届を提出した日と結婚式の日が異なる場合などは、どちらにすべきか迷ってしまいますよね。
ここでは、結婚記念日の基準の日となる日付のパターンについてまとめてみました。
結婚記念日に設定される日付としてスタンダードなパターンの1つ目が、婚姻届を提出した日です。
正式に戸籍上で夫婦となった日として、この日に結婚記念日をお祝いする人は多いようです。
婚姻届を提出する時点で、日付は覚えやすいものやこれまでの思い出の日にする人が多いので、忘れにくいというメリットもあります。
結婚記念日に設定される日付としてもうひとつスタンダードなのが、結婚式の日です。
華やかなドレスを着て、ゲストのみんなからおめでとうと祝福を受けた日の思い出をいつまでも忘れないよう、結婚式の日を毎年ふたりでお祝いするのも素敵ですね。
結婚式の日を記念日にするために、式場の予約の段階から入念に日付を選ぶということもあるようです。
結婚記念日はふたりで愛を確かめ合う日なので、いつがいいと決められているものではありません。
ふたりが出会った日やプロポーズの日、お祝いのしやすい祝日などその他の記念日にするパターンもあります。
お互いの日頃への愛と感謝を伝えられる記念日にすることが大切なので、日付はふたりで自由に決めてしまいましょう。
結婚記念日とは、夫婦がお互いに感謝をし、この先の末永い幸せを改めて誓う大切な日です。
結婚記念日には、経過した年数ごとに名前が付けられており、名前や由来にちなんだプレゼントをすることもあります。
ここでは、年数ごとの結婚記念日の名称やその由来についてご紹介します。
よく耳にする銀婚式や金婚式以外にも、モノや宝石に例えられた記念日の名前がありますのでチェックしてみてください。
1周年目の結婚記念日は紙婚式と呼ばれます。
まだまだ新鮮で、まっさらな白紙のようなふたりの将来の可能性をあらわしています。
白いキャンバスのように広がる未来をふたりで歩んでいくことを再確認する日だとよいでしょう。
紙婚式は、手帳などの紙製品のプレゼントを贈ったり、この先の結婚生活の希望や夢を紙に書いたりするのもおすすめです。
2周年目の結婚記念日の名称が、綿婚式です。
柔らかく固まりきっていない綿のイメージに、2年目の夫婦の姿を重ねたという説や、家族が増えることなどを踏まえて質素倹約をあらわしているとも言われています。
ハンカチや衣料品などの綿製品を贈りあったり、今後の将来設計を話し合う日にすることがおすすめです。
3周年目の結婚記念日は、革婚式と呼ばれます。
革素材がしなやかで丈夫なことにちなんで、強い夫婦の絆をあらわしています。
3年目で慣れてしまうのではなく、時が経つほど味が出る革のように確かな信頼関係を築いていこうという日です。
記念日の名称や由来から、財布やベルト、バックなどの長く使える革製品がプレゼントとして選ばれることが多いようです。
4周年目の結婚記念日の名前が、花婚式です。
咲き誇る花と、花の実りにあやかって、ふたりの家庭に幸せが訪れることを願って付けられています。
プレゼントの定番である花束や、お花をモチーフにしたアクセサリー・小物などを 贈り合うと良いでしょう。
また、別名で書籍婚式とも呼ばれ、絵本や詩集など普段なかなか選ばないものを記念にプレゼントするのもおすすめです。
5周年目の結婚記念日の呼び方は、木婚式です。
しっかりと根を張った1本の木のように、夫婦が一体となった姿をあらわしています。
ふたりお揃いで使えるお箸などの木製の小物・雑貨や、一緒に育てられる観葉植物などを記念に購入するのがおすすめです。
6周年目の結婚記念日は、鉄婚式という名称です。
年数を重ねて鉄のように強くなった夫婦の絆で、どんな困難にも負けない人生をという願いが込められています。
フライパンやお鍋などの鉄製品をふたりで購入して、今後の食卓をより一層楽しむ記念の日にしてみてはいかがでしょうか。
記念日に購入したアイテムがあれば、その後一緒に料理をしたりするきっかけにもなるかもしれません。
7周年目の結婚記念日は、銅婚式と呼ばれます。
これまでの期間で築いてきた家族や財産の安定を、銅の性質に例えてつけられた名称です。
アクセサリーをプレゼントしたり、お酒を楽しむことのある夫婦であれば、銅でできたペアグラスなどもギフトにおすすめです。
由来にちなんで、将来のための財産についてじっくり話し合う日にしてみてもいいかもしれません。
8周年目の結婚記念日は、青銅婚式という名称です。
青銅とは普段あまり馴染みがないかもしれませんが、美術品などによく使われており、経済的にも精神的にも成長した夫婦をあらわしています。
時計などの貴金属を贈りあったり、別名ゴム婚式とも呼ばれることから、最近ではスマホケースなどもプレゼントとして人気のようです。
9周年目の結婚記念日は、陶器婚式と呼ばれます。
陶器は扱いに気をつけなければヒビが入ったり欠けたりしてしまいます。
夫婦の関係も、陶器を扱うように大事にしようという教訓が含まれています。
お揃いのカップやお皿、お茶碗などの陶器製の食器などがプレゼントにおすすめです。
10周年目の結婚記念日は、錫婚式です。
錫とは「スズ」という金属のことで、金属でありながら柔らかく、使うほどに美しい光沢が出てくる素材です。
派手できらびやかではないけれど、美しさと柔軟さを備えた錫を10年目の夫婦の絆に例えています。
プレゼントには、錫製のコップなどの食器類がおすすめです。温度が変わりにくく、夫婦の変わらぬ愛をあらわすことができるでしょう。
11周年目の結婚記念日は鋼鉄婚式という名称で、鋼鉄のように強靭な信頼関係をあらわしています。
日々使うお鍋や包丁などの鉄器具を新しく買い換えて、これからも一緒に食卓を囲み絆を深めようと、お互いに改めて感謝し合えると良いですね。
6周年目の鉄婚式でおすすめしたフライパンやお鍋も、5年経てば買い替えのタイミングとしてもちょうど良いのではないでしょうか。
12周年目の結婚記念日が、絹婚式です。
絹のように細部まで丁寧な相手を思いやる心を持とうという願いが込められています。
プレゼントに選ばれやすい上質なシルクのネクタイ・スカーフなどの装飾品は、12年前の結婚当初には、少し大人すぎてなかなか身に着けなかったとしても、絹婚式の頃にはふさわしいふたりになっているのではないでしょうか。
13年目の結婚記念日の名称が、レース婚式です。
糸が幾重にも折り重なってできているレースの繊細な美しさとふたりの愛を重ねて名付けられています。
レースを使ったハンカチのプレゼントや、インテリアに上品なレースのクロスなどを取り入れて、華やかな気分を持ち続けましょう。
14周年目の結婚記念日は、象牙婚式と呼ばれます。
年月を重ねるごとに価値が高まっていく象牙のように、これまで夫婦で重ねてきた日々の大切さを確認し合うといいでしょう。
象牙製と言えば印鑑のイメージですが、アクセサリーやインテリア用品にも幅広く使われているので、記念品としてチョイスしてみるのがおすすめです。
15年目の結婚記念日は、水晶婚式という名称です。
水晶のように透明で曇りのない夫婦関係をあらわしています。
今までは1年ごとに名称があった結婚記念日ですが、15周年からは名称が5年刻みになっていくため、一種の節目として盛大にお祝いする方も多いようです。
アクセサリーなどのクリスタル製のプレゼントをおすすめします。
20周年目の結婚記念日は、時が経つにつれて価値が高まる磁器になぞらえて、磁器婚式と言われます。
磁器は薄手ですが耐久性に優れており、20周年を迎えて洗練された夫婦をあらわしています。
プレゼントには食器や、磁器製の鉢に入った観葉植物などもおすすめです。
25周年目の結婚記念日の名称が、よく耳にすることも多い銀婚式です。
いぶし銀という言葉があるように、25年経つと夫婦生活にも味わいや深みが出てきていることでしょう。
お子さんがいる家庭では、両親へのお祝いとしてお子さんが銀婚式のお祝いを企画するということもあるようです。
25周年という一区切りを迎えたふたりには、シルバーのアクセサリーや時計など、ペアアイテムのギフトがおすすめです。
30周年目の結婚記念日は、真珠婚式と呼ばれます。
真珠は富と健康をあらわしており、家族の経済的な安定とこれからも健やかな生活が続くようにとの願いが込められています。
女性にはネックレスやブローチ、男性にはカフスやピンなど、真珠の装飾品がプレゼントにおすすめです。
35周年目の結婚記念日が、サンゴ婚式です。
何十年という長い年月をかけながら、じっくりと成長を遂げるサンゴの姿が名称の由来となっています。
サンゴを使ったジュエリーのプレゼントや、美しい海が楽しめるロケーションへお祝い旅行へいくのもよいでしょう。
40年目の結婚記念日は、ルビー婚式という呼び名がついています。
40年も経つと、1周年のときの紙婚式と比べて名称自体にも大きく高級感が出てきます。
ルビーの深紅色に例えて、夫婦の深い信頼関係をあらわしています。
ルビーを使ったアクセサリーや、深紅色の小物などのプレゼントがおすすめです。
45周年目の結婚記念日が、サファイア婚式です。
サファイアの宝石言葉は誠実と徳望で、一途な想いを貫くというメッセージの込められた石にちなんだ記念日の名称になっています。
プレゼントにはサファイアのアクセサリーやカフスなどの装飾品がおすすめです。
硬く美しい宝石であるサファイアの落ち着いたブルーの色合いが、夫婦の深みを象徴してくれます。
50周年目の結婚記念日が、聞き馴染みのある方も多い金婚式です。
金色の輝きを得ることをあらわしており、これまで夫婦で歩んできた豊かな経験が財産になっているという意味を持ちます。50年というと結婚生活を半世紀続けたということになります。
お子さんやお孫さんがいる方はファミリーの集いとして盛大にお祝いすることもあるようです。夫婦揃ってお祝いできること自体が何よりのギフトだと言えるでしょう。
55周年目の結婚記念日は、エメラルド婚式と言われています。
エメラルドは幸福や安定の他に、夫婦愛という宝石言葉を持っています。
贈り物には、指輪やブローチなどのエメラルドをあしらったアクセサリーがおすすめです。エメラルドの緑のように深く静かな夫婦の暮らしをふたりで続けられていることに感謝しましょう。
60周年目の結婚記念日が、ダイヤモンド婚式です。
宝石の王様とも呼ばれるダイヤモンドの永遠に美しく光り輝ける姿にならって、長寿を祝うという意味もあります。
ダイヤモンドのアクセサリーなどもプレゼントにはおすすめですが、美しさだけでなく希少性も高いダイヤモンドのように、結婚60周年を夫婦欠けることなく迎えられることこそが宝物だと言えるでしょう。
65周年目の結婚記念日は、ブルースターサファイア婚式という名称がつけられています。
65周年ともなると、二人揃っての長寿と、何があっても壊れることのない仲の良さがなければなかなか辿りつくのも難しい境地です。
ブルースターサファイア婚式の中には、中で星が輝くようなスター効果と呼ばれる光を放つものがあり、希少性も高く神秘的とも言われています。
ふたりが辿りついたブルースターサファイア婚式も、まさに神秘的と言えるほどの価値のある記念日になっているはずです。
70周年目の結婚記念日が、プラチナ婚式です。
誰もが心惹かれるプラチナのように美しい輝きと、奇跡のような記念日を迎えられた幸福を祝うことをあらわしています。
プラチナは地球からの貴重な贈り物とも言われています。
プラチナ婚式は、ふたりだけでなく周りの人からの支えがあって迎えられる、まさに奇跡の贈り物のような結婚記念日だと言えます。
ふたりの大切なアニバーサリーである結婚記念日ですが、毎年やってくるイベントがゆえに、何をするか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
すごく贅沢じゃなくても、特別な日だということを味わえる日にしたいものですよね。
ここでは、結婚記念日のおすすめの過ごし方を3つご紹介します。
結婚記念日の過ごし方として、スタンダードでおすすめなプランは外食やデートに出かけることです。
普段の生活よりもお互いちょっぴりおしゃれをして、素敵な食事や景色、映画などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
あらたまってのデートは、初心も思い出せますし、準備をする時間もワクワクして楽しいものです。
人生のパートナーとして、そばにいてくれることへの感謝の気持ちを示す日にしましょう。
毎年の定番にするのにおすすめの結婚記念日の過ごし方が、記念写真を撮ることです。
結婚記念日には写真を撮るということをふたりの中での定番にしていけば、年を重ねるごとに思い出が写真となって増えていく喜びを味わえます。
写真を見ながら、当時のことを思い出してふたりで語り合うのも、落ち着いて幸せを感じることのできるひとときとなるでしょう。
大切な日だからこそ特別で贅沢なことがしたいという方におすすめの結婚記念日の過ごし方は、旅行へ出かけることです。
思い出の場所に出かけるのも良いですし、普段何気ない会話やテレビなどで気になった場所へふたりでチャレンジしてみるのも良いでしょう。
旅行は、日常とは違う解放感が味わえて、帰宅後もまたリフレッシュした新鮮な気持ちで夫婦生活を過ごすことができおすすめです。
いつもそばで支えてくれる大切な相手だからこそ、結婚記念日には普段の感謝を伝えて自分よりも相手の喜ぶ姿がみたいと思うものではないでしょうか。
人を巻き込んだ大々的なサプライズではなくても、気持ちのこもったプランは相手の心に届くものです。
ここでは、パートナーを感動させるおすすめの結婚記念日のサプライズプレゼントをご紹介します。
何にしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
パートナーを感動させるサプライズプレゼント1つめが、手紙付きのギフトです。
記念日だからギフトは準備しているという方も、あらためて相手への感謝を手紙に書くのは照れくさいものですが、だからこそ貰った時の感動が大きいです。
普段の気持ちを文章にまとめるのは難しいものです。
手紙を準備するときは、ギリギリではなく余裕を持って書き始めるのがポイントです。
パートナーを感動させる結婚記念日のサプライズ2つめは、自宅の飾り付けと手料理です。
記念日とはいえ、仕事の都合などでふたり揃って丸一日の外出は難しい、という方にもおすすめです。
ふたりで過ごした日々の中で、相手がこれ好きだったなという自慢の手料理がきっとあるはず。
自宅を飾り付け、お酒やメッセージプレート付のケーキなども準備して、ふたりだけのゆったりとした時間を過ごす記念日にしましょう。
パートナーを感動させる結婚記念日のサプライズ3つめが、思い出スポット巡りをするプランです。
ふたりが出会った場所や、初デートのお店などの記念の場所を巡ることで、その時の気持ちもよみがえり感動的な1日となるでしょう。
年を重ねるごとに思い出スポットも増えていくはずです。
振り返りだけでなく、この先もふたりで思い出を増やしていけることの喜びを噛みしめる記念日にしましょう。
パートナーを感動させるサプライズプレゼント4つめは、1年間をまとめたフォトアルバムです。
毎年やってくる結婚記念日だからこそ、その年の1年間がふたりにとってどんなものだったか、お互いに見返して語り合う時間にしてみましょう。
スマートフォンなどで簡単に写真が残せる時代となり、あえてプリントアウトしてコメントや飾りをつけたアルバムを作ることで、より温かみのある気持ちのこもったギフトになります。
パートナーを感動させる結婚記念日のサプライズ5つめは、メッセージムービーのギフトです。
同じ屋根の下で長く過ごしていると、結婚記念日とはいえ面と向かって感謝や愛を伝えるのは照れてしまいます。
直接顔を見ている状態だと、相手も照れて茶化したりしてムードが思っていたのと違うものになってしまうこともあるかもしれません。
メッセージムービーであれば、贈られた側もじっくり見てその気持ちを噛みしめることができます。
結婚記念日は、相手への愛や感謝の気持ちを伝える、夫婦にとって大切な日です。
無理して贅沢をしなくても、特別な日を特別な相手と過ごせる幸せを感じられればそれだけで素敵な記念日になります。
これから先もふたりで仲良く暮らしていこうね、と誓い合えるような、夫婦で忘れられない思い出の結婚記念日にしてください。