入籍祝いのお返しで把握するべきこと4つ!お返しに最適な品を紹介

入籍祝いとは

「入籍祝い」とは、入籍を報告した親族や友人などの親しい人、仕事でお世話になっている人などから、お祝いの言葉と共に贈られる品物や御祝儀のことです。


心のこもったお祝いは心から嬉しいけれど、「お返しに何を贈ればいいのか分からない」「そもそもお返しって何だっけ」と時には困ってしまうこともあるかもしれません。


そこで、今回は「入籍祝いのお返しのいろは」を簡単にご紹介します。

結婚祝いとは

結婚祝いとは、一般的に結婚式に出られなかった方からのお祝いの贈り物のことで、入籍祝いを兼ねて贈られることもあります。


結婚のお福分けという観点から、相手に合わせた贈り物を用意します。入籍日と結婚式の時期の違いによっては、入籍祝いとは別で改めて頂くこともあるかもしれません。


意味合いは同じですが、それぞれの状況に合わせて贈るタイミングや品物を考えましょう。

入籍祝いと結婚祝いでお返しの品は変えるべき

入籍祝いと結婚祝いの中身が同じかというと、そうではありません。


厳密には受け取った時期や相手に合わせて「贈り分け」をしている方が多いのも事実です。


せっかく祝ってくれた相手に対して失礼にならないよう慎重に、また、心を込めて準備に取り掛かるのが大切です。

入籍祝いのお返しで把握するべきこと4つ

そもそも何を基準に入籍祝いのお返しを用意すれば良いのか分からない方は、失敗をする前にあらかじめ「把握するべきこと4つ」を知っておきましょう。


何のプランもなくネットや実店舗でお返しの品を探すと、想定以上に時間も労力も使います。


把握しておくべき4つのポイントについて、次項で詳しく解説します。

把握するべきこと1:お返しの適切なタイミング

通常、入籍祝いは結婚式の2か月前~1週間以内に贈られ、お返しは挙式後1か月以内までが良いとされています。


失礼に当たらない最適なタイミングでお返しを贈ることで、二人の門出を応援したいという気持ちを改めて持ってもらうきっかけにもなります。


ところが、結婚式を挙げない場合や入籍と結婚式の時期の違いなど、タイミングはその人の状況によって変わります。自身のプランと照らし合わせて考えてみましょう。

結婚式を挙げない場合

入籍のみ行い、結婚式を挙げないカップルが増えています。式を挙げない場合、入籍祝いを受け取ってから1か月以内に相手に届くようにしましょう。


また、入籍祝いを頂いたらできるだけ早めに、電話やお礼状で感謝の気持ちを伝えることも大切です。


結婚式やパーティでお披露目を行わない分、改めて挨拶する気持ちで相手に合わせたお返しを贈るのもいいかもしれません。

入籍日と結婚式が離れている場合

「結婚式は入籍1年後くらいで考えている」「挙式をするか未定だ」という方もいるかもしれません。


入籍日と結婚式の時期が離れている場合も、入籍祝いを頂いてから1か月以内にお返しをしましょう。


結婚式にも呼ぶ予定だからといって、お祝いを頂いたのに放置していては先方に対して大変失礼です。

入籍日と結婚式が近い場合

入籍した日と結婚式の時期が近い場合は、挙式後1か月以内にお返しの品を贈るのが一般的です。


入籍祝いを頂いたら、まずはお礼の電話やお礼状の送付をしましょう。挙式で会えることを楽しみにしている旨を伝え、式が無事終了したら忘れないうちに手配をします。


結婚式前の慌ただしいスケジュールの中では、誰が、どのような内容のお祝いをくれたのか混乱してしまうこともあります。お祝い・内祝いリストを作成しておくと安心です。

把握するべきこと2:入籍祝いと結婚祝いを兼ねてお返しする場合

同じ方に入籍祝いと結婚祝いを別々で頂いた際も注意が必要です。


頂いた品の大体の合計金額の半額~3分の1程度のお返しを贈るようにしましょう。


お返しの価格が高すぎても低すぎても、相手に対して失礼になることがあります。また、頂いた時期が違う場合も、その旨を忘れずにお礼を述べましょう。

把握するべきこと3:縁起の悪いものは贈らない

入籍祝いのお返しに相応しい贈り物は「縁起が良いもの」が基本です。


結婚に際して縁起が悪いものとは、縁切りを連想させる「刃物」やガラスなどの「割れやすいもの」、不幸を連想させる「4や9の数字に関連するもの」などがあります。


最近は縁起をあまり気にせず、実用性を重視してお祝いや内祝いの品を選ぶ方も増えています。ところが、本人ではなく先方の家族が気にすることもあるので、お返し選びは慎重にしましょう。

把握するべきこと4:お返しの送り方

遠方の方から入籍祝いを頂き、直接お返しを手渡すのが難しいこともあります。


郵送で内祝いを贈るときは、相手にお礼の連絡を兼ねて事前に電話をし、さらにお返しの品と共にお礼状も同封しましょう。


本来であれば直接会ってお礼を伝えたいものです。それができない分、より丁寧に品物選びやお礼状の中身を考えましょう。

持参するとき

反対に、通例通り入籍祝いのお返しを持参する場合もあるでしょう。


持参する時にも同様に、お祝いを頂いたらできるだけ早めにお礼の連絡をします。


先方の都合に合わせ、できれば2人揃って伺いましょう。内祝いの品は必ず風呂敷や紙袋から取り出し、手渡しをします。また、当日はあまり長居しない方がスマートです。

【5つの対象者別】入籍祝いのお返しにおすすめな品

それでは、実際に入籍祝いのお返しにはどのようなものを選べば良いのでしょうか。


入籍の内祝いは頂いた相手と自分の立場や関係によって贈る中身が変わります。相手に対して失礼に当たらず、かつ喜んでもらえるようなものを選びたいものです。


そこで、「友達」「同僚」「後輩」「上司」「親戚」の5つの対象者別に、入籍祝いのお返しにおすすめな品をご紹介します。

お返しにおすすめな品1:友達

親しい友人への入籍祝いのお返しには、相手の好みに合わせて使いやすく親しみを感じられるものを選ぶと良いでしょう。


せっかくの友人ですから、あまり固くなり過ぎずに、相手が好きなものや使ってみてほしいものを選んでも良いかもしれません。


ただし、友人だからと言って「はさみ」や「割れ物」などの縁起の悪いものは選ばない方が賢明です。気楽に手に取ってもらえるものを考えましょう。

お返しにおすすめな品2:同僚

職場の同僚の場合、数人のグループ単位でまとめてお祝いを用意してくれることがあります。


このような場合には、小分けできるお菓子やハンドタオルなどの使いやすい雑貨を選ぶと良いでしょう。


1人当たりのお返しの金額も低くなるので、あまり大げさなお返しはかえって気を遣わせてしまいます。また、同僚から個人的にお祝いを受け取った場合は、友人と同じように対応しましょう。

お返しにおすすめな品3:後輩

職場の後輩から入籍祝いを頂いた際も、同僚の時と同様に対応するのがスマートです。


特に後輩の場合、高価なものだと気を遣わせてしまうことがあるので、頂いた金額の2分の1相当のものを選ぶと良いでしょう。


選ぶ中身についても、個人的に貰った時や少人数からの場合は人数分のプチギフトを、大人数からまとめて受け取った場合は小分けできるお菓子などが喜ばれます。

お返しにおすすめな品4:上司

お返しで特に悩むのが、上司などの目上の人かもしれません。職場の上司からお祝いを頂いた際には、頂いた金額の3分の1を超えない、かつ上質なものを選びましょう。


あまり高いものを贈ると相手に恥をかかせることになってしまいます。


反対に、貧相なものを贈っては感謝の気持ちも伝わりません。国産のブランドタオルやお酒、高級調味料の詰め合わせなど、上司の好みや家族構成を踏まえて選ぶと良いでしょう。

お返しにおすすめな品5:親戚

最後に、親戚からお祝いを頂いた際のお返しについてです。親戚に対する入籍の内祝いは、好みが分かれば喜んでもらえそうなものを、そうでない場合はカタログギフトも選択の一つです。


また、時には高額な金額を頂くこともあるかもしれません。そのような場合は2分の1~3分の1で返してしまうと、かえって高すぎて失礼になります。


感謝の気持ちを十分に伝えつつ上質なものを贈りましょう。

入籍祝いと一緒に贈るお礼状の書き方

入籍祝いのお返しを直接手渡すことができない場合は、感謝の気持ちを込めたお礼状も一緒に添えます。「お返し」よりも「お福分け」の気持ちがより伝わるように、お礼と共に2人のこれからの生活に向けての抱負も綴りましょう。


また、必ず住所などの連絡先と旧姓を含めたフルネームも忘れずに記載しておくことが大切です。

入籍祝いのお返しを考えよう

いかがでしたか。今回は、入籍祝いのお返しについて簡単にまとめました。


入籍祝いのお返しとは一言で表すと、「お祝いに対する感謝の気持ちを伝えること」です。


「お返し」の気持ちが強すぎては、品物選びもうまくいきません。祝ってくれた相手のことを想い、結婚の幸せを「お福分け」する気持ちで考えてみてください。きっと相手に相応しいギフトを選ぶことができるでしょう。