結婚費用で考えておくこと4つ!内訳別の結婚にかかる費用の節約方法

結婚費用とはどこまでの内訳を言うのか

「結婚費用」とはいったいどのような費用でしょうか。


一般的に結婚費用というと「両家顔合わせ」「結納」「結婚式」「結婚式後の二次会」「ハネムーン旅行」の他、「新居への引っ越し」に必要な費用などが該当すると言われています。

結婚にかかる費用の平均相場

実際に結婚にかかる費用は具体的にどのくらいかというと、平均的な相場は約300万円から500万円と言われています。


ただ結婚費用の総額には個人差があり、結婚式や新婚旅行、引っ越しなどをしないカップルもいます。反対に、結婚式だけで300万円から500万円になるといった例まで、さまざまです。


そのほかにも、地域の風習によっても違いがあり、派手に結婚式を行うところでは費用の平均が上がることもあります。

結婚費用で考えておくこと4つ

結婚費用は、本人たちが全額負担する場合や、人によっては親からの援助が受けられるケースもあるでしょう。


結婚を考えるときに、まず貯金しておくべき金額はどの程度なのか、カップルで費用の負担割合を考える必要があること、ご祝儀やお祝い金がもらえる可能性なども考慮することなど、注意点を紹介します。

結婚費用で考えておくこと1:いくら貯めればよいか

結婚費用にかなりのお金がかかることは先述しましたが、どのくらいの金額を貯めておけばよいのでしょうか。結婚式を終えたカップルによると、おおよそ全体の費用の6割~8割程度は貯めていたという人が多いようです。


金額で言うと、300万円の結婚費用なら180万円~240万円程度、500万円なら350万円~400万円程度は貯めることを目標にするとよいでしょう。


結婚費用に必要なお金を全額貯金しておくに越したことはありませんが、親からの支援やお祝い金などを見越して結婚するカップルも多いようです。

結婚費用で考えておくこと2:費用の負担割合

結婚費用でトラブルが起こりやすいのが、カップル間の費用負担の割合についてです。なるべく早いうちにお互いの負担をどうするのか話し合っておいた方がよいでしょう。


新郎新婦それぞれの事情や費用の内訳を考慮し、不公平にならないようにお互いが納得いくまでしっかり話し合いをして決めましょう。

結婚費用の分担方法

新郎新婦どちらに影響が大きいのかで、それぞれの費用分担の大小を決めるという分担方法があります。


例えば、新婦がブライダルエステを希望するなら、その費用のほとんどを新婦が負担する必要があるかもしれません。新郎側の親族に近い場所の結婚式場を選んだ場合は、遠方のゲストへの交通費は新郎側が多く負担したほうが良いでしょう。


それぞれの費用負担の比重に差が出る場合は、調整してバランスをとることが大切です。

親からの援助を受ける場合

親から援助が受けられる場合には、なるべく両家に同じ程度の金額を援助してもらうと、後のトラブルに発展しにくいでしょう。ただ、それぞれの家庭の事情によりますので、要相談です。


このとき、親から受けた援助は新郎新婦どちらかに偏った費用ではなく、必ず必要な式場代などにあてるとよいでしょう。もし援助が片方の親からしか得られないという場合は、援助を出す側の新郎または新婦の費用として計算した方が無難です。

結婚費用で考えておくこと3:ご祝儀やお祝い金も含めて算出する

親族などからもらえる「ご祝儀」や、職場などからもらえることのある「お祝い金」を結婚費用に充てることができます。


一般的に結婚式費用の大半はゲストから頂くご祝儀で支払われます。まずは参列者のリストを作成し、どのくらいのご祝儀を頂けるか想定したうえで、事前に準備する金額を話し合いましょう。

結婚費用で考えておくこと4:メリハリを付ける

結婚費用では、こだわりたいところには費用を投入しつつ、あまり気にしていないところは節約するなど、メリハリを付けるとよいでしょう。


豪華なウェディングドレスを着たいなら、ウェディングドレスは好きなように選び、他の部分は節約するようにします。すべてを思い通りにできるならその方がよいのですが、予算には限りがあります。新郎新婦でしっかり話し合い、必要な項目の優先順位を考えてみましょう。

【内訳別】結婚にかかる費用の節約方法6つ

それではここからは、実際に結婚費用を上手に節約するにはどうしたらよいのか、項目別に節約方法を紹介いたします。


ここで紹介しているのは、一般的に必要となる結婚費用です。どの部分を節約するのか、どんな方法で節約するのかを参考にしてみてください。

結婚費用の節約方法1:結婚式費用

結婚式場やホテルを会場として使用する場合、結婚式を挙げる時期や日取りによって、かなり値段に違いがありますので、なるべく空いている日時に結婚式を行うと節約できます。


1年のうち結婚式の人気が高いのは、過ごしやすい気候の4月~5月、9月~11月やジューンブライドの6月です。さらに、大安の週末は結婚式を挙げる人が多いため、会場使用料が高くなりやすいのです。人気の低い時期や平日の結婚式を検討してみましょう。

費用の節約方法2:婚約指輪費用

婚約指輪は、お店で買う人が多いのですが、同じグレードの指輪をネットで購入すると節約できる場合があります。


ただ、ネットでは購入するまで現物を手に取って確認することはできません。あくまでも画像だけでの判断になりますので、注意してください。


この他に、婚約指輪は買わないという場合もあります。結婚後は結婚指輪をつければよいので、婚約指輪は必要ないと考える人が増えています。

結婚費用の節約方法3:結婚指輪費用

結婚指輪費用を節約するには、婚約指輪と同じお店で買うことで割引してもらうか、ネットで購入する、宝石卸メーカーで購入するなどの方法があるでしょう。


婚約指輪とは違い、結婚指輪は結婚してからずっとつけ続ける指輪です。そのためなるべくグレードは落とさないで、クオリティを保ちつつ節約するのがおすすめです。

結婚費用の節約方法4:顔合わせを兼ねた食事会費用

両家の顔合わせを兼ねた食事会では、ネットを利用して予約割引や飲み物サービスを受ける、クーポンを利用する、クレジットカードで支払ってポイントを貯めるなどの節約方法があるでしょう。


昨今では、わざわざ結納はせずに両家の顔合わせだけをする場合や、結納はしないけれど婚約指輪だけ贈るといった、古来の形式にこだわらない人が増えています。

結婚費用の節約方法5:新婚旅行費用

結婚式の後の新婚旅行の費用を節約するには、なるべく観光シーズンではない時期に旅行をして飛行機代や現地のホテル代を節約する方法があります。


やはり観光にはシーズンというものがあり、シーズンオフは観光客が少なくホテル代も安くなります。飛行機にもオフシーズンがあるので、結婚式をした直後ではなく、航空チケット代が安い時期に新婚旅行すると節約になるでしょう。

結婚費用の節約方法6:新生活の準備費用

結婚したら、いよいよ夫婦2人での新生活が始まります。新生活の準備費用には家具、家電の購入や引っ越し代などが含まれていますので、節約するにはなるべく引っ越し業者の閑散期に新生活を始めるとよいでしょう。


やはり、3月から4月の時期は一般的に引っ越し件数が増えるため、引っ越し代の見積もりも高くなりがちです。その時期を避けて引っ越しすることや、自分たちで運べる分は自分で運ぶなどで、引っ越し費用を節約できます。

結婚費用を貯めるための貯金術

結婚費用は節約してもそれなりにかかるので、日々の支出を見直して無駄遣いを減らしたり、お互いに1人暮らしなら婚約者と同棲することもおすすめです。


やはり、出費を減らすのが貯金への近道です。毎月目標貯金額を決めて、結婚に向かって2人でお金を貯めていきましょう。また、同棲することで生活費を節約できるという場合もあります。

結婚費用を考えておこう

いかがでしたでしょうか。結婚費用では、結婚式以外にもいろいろな費用がかかります。両親から援助を受けたり、ご祝儀をあてにすることもできますが、やはりある程度は自分たちで貯める必要があります。


どのくらい結婚費用がかかるのかを計算し、2人で協力しながら結婚費用を貯めていきましょう。