二人目が欲しいという思いがありつつも、二人目の育児は難しいという情報を聞くことはありませんか。一人目の子と良い関係を築きつつ二人目を育てていくには、問題点についても先に知っておく必要があるでしょう。
二人目の育児が大変な理由3つとして、年齢が上がっていること・上の子のお世話がある・金銭的な問題が挙げられます。
二人目の育児が大変な理由として1つ目は、年齢が上がっていることです。
近年、女性の社会進出が進んでいることもあり晩婚化や初産の平均年齢が高くなっている傾向があります。初産の平均年齢が高くなるということは二人目を妊娠、出産する年齢はそこからさらに高くなるため、妊娠自体が大変になります。
出産後は、幼い二人の育児をする年齢が40代以上になっているケースもあり、体力的にきつい場面は増えるでしょう。
二人目の育児が大変な理由として2つ目は、上の子のお世話があることです。
歳が大きく離れていれば負担は減りますが、年齢によっては二人目が生まれても一人目の子のお世話が必要です。一人目だけのときと違って上の子がいるため、下の子の世話をしながら上の子の抱っこなど、手がかかります。
二人目の育児が大変な理由として3つ目は、金銭的な問題です。
二人目は一人目のときほど出費はないですが、確実にお金はかかります。ミルクやおむつ代、性別が違えば洋服もお古ばかり着せるわけにはいきません。また、保育園に預ける場合も保育料は軽減されますが、お金がかかることに変わりはありません。
二人目の妊娠で気を付けること4つには、一人目のときの記憶を頼りにした思い込みに気を付ける・無理をしすぎない・上の子とコミュニケーションをしっかり取る・異変を感じたら病院へ行くなどがあります。
二人目の妊娠は一人目とは勝手が違うことも多いです。最初の妊娠より気が緩みがちですが、きちんと向き合いましょう。
二人目の妊娠で気を付けることとして1つ目は、思い込みに気を付けることです。
思い込みとは、二人目の妊娠となると一人目を妊娠したときの記憶があり、無事に出産できた経緯から、体調が不安定でも「一人目の人のときは大丈夫だった」などと油断することです。
多少具合が悪くても上の子の育児に追われ、頑張り過ぎてしまう部分もあるでしょう。お腹の子によって妊娠の経過も違うので、そのときに合わせた行動をとりましょう。
二人目の妊娠で気を付けることとして2つ目は、無理をしすぎないことです。
妊娠中は無理は禁物です。家事や育児を頑張りすぎて切迫早産ぎみになったというケースもあります。つわりや体調が悪いときは、できるだけ家族にサポートしてもらいましょう。また、頼る相手がいないときは家事代行やベビーシッター、一時保育を利用する手もあります。
二人目の妊娠で気を付けることとして3つ目は、コミュニケーションをしっかり取ることです。
お腹の子にママを取られたと一人目の子が感じてしまうと、突然わがままを言ったり、一段と甘えん坊になってしまうことがあります。
ママを困らせることで注意を引きたい部分があるので、一人目の子が寂しがらないよう「大好きだよ」「可愛いよ」と伝えたり、抱きしめたりして愛情を伝えるようにしましょう。
二人目の妊娠で気を付けることとして4つ目は、異変を感じたら病院へ行くことです。
一人目の妊娠中に、高血圧症や妊娠糖尿病などの妊娠合併症を発症していた方は、二人目でも発症する可能性は高いです。
また、二回目の出産だから大丈夫と高を括っていると、一大事になるケースがあります。一人目の子と経過は違うため用心しながら、もし異変があればすぐに病院に行きましょう。
次は、二人目妊娠時の上の子との過ごし方4つについて紹介していきます。二人目妊娠時の上の子との過ごし方には、二人の時間を楽しむ・甘えさせる・赤ちゃんの頃の写真を見せる・お手伝いを頼むなどがおすすめです。
下の子が生まれてくることを想定して、二人の時間は貴重だと頭に入れておきましょう。上の子にとってはこのときに、親の愛情をしっかりと感じられたかで下の子が産まれてくることへの印象が変わります。
二人目妊娠時の過ごし方として1つ目は、二人の時間を楽しむことです。
二人きりで過ごせる時間を大切にしましょう。一人目の子とだけ、二人っきりで過ごす時間は二人目が生まれるまでと限られています。上の子と出かけたり、遊ぶ時間を過ごしたり、二人目の妊娠中に充実させておきましょう。
二人目妊娠時の過ごし方として2つ目は、甘えさせることです。
毎日抱きしめて「大好きだよ」「可愛いよ」と伝えましょう。寝る前は、「今日も幸せだったよ、ありがとう」と感謝の気持ちを一人目の子供に伝えても良いでしょう。
また、お腹の赤ちゃんがいると抱っこは難しいため、頭をなでたり、手を握ったり、他にも横になるとき隣に寝るなど、スキンシップを密にとり目一杯甘えさせましょう。
二人目妊娠時の過ごし方として3つ目は、赤ちゃんの頃の写真を見せることです。
一人目が赤ちゃんの頃の写真を見せて、「みんなで○○(一人目の子)ちゃんの誕生を喜んでいたんだよ」「赤ちゃんのときもこんなに可愛かったんだよ」などと話しましょう。
自分のときもそうだと分かれば、二人目の子が生まれたときの心の準備ができます。
二人目妊娠時の過ごし方として4つ目は、お手伝いを頼むことです。
二人目を妊娠している間に、一人目の子にお手伝いを頼んでおくと、二人目を出産した後もいろいろと手伝ってくれることがあります。「洗濯物畳んで」「テーブル拭いてきて」「お皿持ってきて」などを頼んでみましょう。
子供は褒められることが好きなので、お手伝いを受けてくれたときや、お手伝いの内容が完了したときは多少大げさに褒めましょう。
次は、二人目の育児をするときのコツ5つについて紹介します。工夫をいれることで、二人目の育児がぐっと楽になるでしょう。
二人目の育児をするときのコツには、適度に休む・家事代行を利用する・一人遊びができるおもちゃを用意する・周りにサポートしてもらう・一時保育を利用するなどがあります。
二人目の育児をするコツとして1つ目は、適度に休むことです。
育児を100%やり遂げることはまずできないと思ったほうが良いでしょう。完璧な育児などありません。体力にも限界があるため、無理はしすぎず適度に休むことは大切です。また、妊娠中は眠くなるので上の子と一緒に横になるなどリフレッシュしましょう。
二人目の育児をするコツとして2つ目は、家事代行を利用することです。
二人目ができたことで、これまでのように家事が行き届かないことが出てくるでしょう。また、パートナーの協力だけでは家事が間に合わないこともあります。
そのため、家事がうまくこなせないことでストレスになることもあるでしょう。このようなときは、家事代行サービスを利用して、家事の負担を減らし無理せず過ごせるように工夫しましょう。
二人目の育児をするコツとして3つ目は、一人遊びができるおもちゃを用意することです。
一人目の子に一人遊びができるおもちゃがあれば、おもちゃに熱中してくれるので、その間は寂しさを感じさせることが少なくなるでしょう。また、一人遊びをしている子はじっと集中して遊んでいることも多いです。
もちろん、おもちゃだけ与えて放置してしまうのは良くないことですが、二人の育児を同時に要領良くしていく中では、必要なことでしょう。
二人目の育児をするコツとして4つ目は、周りにサポートしてもらうことです。
子育ては母親一人で行うものではありません。パートナーの協力は必要になりますし、両親など頼れる人にサポートしてもらうことで二人目の育児負担は軽減します。
一人で何もかも背負うと体調を崩す可能性があるので、協力体制はきちんと作っていきましょう。また、育児に協力してもらうためにどちらかの両親の近くに住むなど転居を考えるのも良いでしょう。
二人目の育児をするコツとして5つ目は、一時保育を利用することです。
一時保育とは、保育園・認定こども園などで一時的に子供を預けられる制度です。生後6ヶ月以降から預かってくれる施設が多いため、ストレスを溜めないように適度に利用するのも良いでしょう。
また、子供二人を預かってもらい、一人の時間をゆっくりと過ごすこともできますし、二人目の子だけを預けて上の子とリフレッシュできる機会を設けるという方法でも活用できます。
二人目の育児が大変な理由や二人目の妊娠で気を付けること、上の子との過ごし方や育児をするコツについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
一人目のときより、育児スキルはアップしているため二人の育児もコツを掴めば気楽に望め、最初は辛くても二人の育児を楽しいと思える日はくるでしょう。二人目の妊娠中は上の子と二人で過ごす貴重な時間なので、この時間は上の子と一緒に楽しみましょう。