妊娠報告のメールをするタイミングとは?
妊娠の報告は、誰にとっても非常に嬉しいことです。しかし、相手によってどのタイミングで報告をするのか迷うこともあると思います。今回は妊娠報告をメールでする際に、誰にどのタイミングで報告するのがいいか考えてみましょう。
両親、職場、そして友人たちに、マナーとタイミングを考えて伝えなければなりません。妊娠後の人間関係を円滑に進めるためにも、相手の気持ちや立場に立ってメールで必要なことを伝えましょう。
会社の場合
会社に妊娠の報告をするのは、早いうちにしましょう。安定期に入ってからと思うかもしれませんが、妊娠初期はつわりなどで体調が不良になりがちです。
業務の時間短縮や会社を休まなければならない場合もあるので、妊娠がわかった時点で報告をしましょう。
報告する順番ですが、直属の上司にまず連絡を入れ仕事がきちんと回るように、指示を仰ぎましょう。同僚への連絡は、上司にメールを入れてからでも遅くはありません。
両親の場合
それでは両親や義理の両親には、どのタイミングがいいのでしょうか。これは、母子の状態にもよります。流産の経験がある場合などは、安定期に入ってからがいいでしょう。
しかし親が近くに住んでいれば、妊娠初期のつわりの時期には、相談したり、お世話になることもできますから、早めのタイミングがいい場合もあります。親が遠方にいる場合や、親に心配をかけたくない場合は、安定期に入ってからがいいでしょう。
友人の場合
友人には、気軽に報告できますが、ラインやSNSで大勢に同時に伝えるのではなく、仲の良い友達にメールを使って個人的に伝える場合は、無理のないようにタイミングを見計らって、連絡しましょう。
友人にメールで報告する場合は、安定期に入ってからが多い傾向にあります。しかしどのタイミングにするかは、友人との関係や、その時のお互いの状況にもよります。相手にも自分にもいいと思われるタイミングで、報告しましょう。
妊娠報告のメールをするときに気を付けるポイント3つ
妊娠報告のメールをする時には、いくつか気を付けるポイントがあります。きちんとした人間関係を継続するためには、どうしたらいいでしょうか。
メールを送る相手によって配慮する点が違います。誰に送るのか、また自分の状況がどうなっているのかなど、あらかじめ整理しておきましょう。
妊娠報告のメールのポイント1:配慮が必要な場合もある
妊娠の報告をメールでする場合、妊活の人や流産の経験がある人などには、配慮が必要です。
あまり自分の喜びを大きく伝えてしまうと、相手にとっては、精神的に負担になってしまうこともあります。かと言って報告をしないのも失礼になりますので、その場合の報告は簡潔にしましょう。
相手の状況を思いやり、自分の報告は淡々と書いた方がいいでしょう。
妊娠報告のメールのポイント2:事前に自分の気持ちを固めておく
仕事をもっている女性にとっては、妊娠の報告の際に、業務内容、勤務形態、産休などの具体的な内容を決めなければならない場合があります。
また人によっては、退職するのかどうかの選択もでてきます。メールを送る前に自分の仕事を具体的にどうしていくのか整理し、自分の気持ちを確認しておきましょう。
妊娠報告のメールのポイント3:上司には直接の報告をする
上司に妊娠の報告をする場合は、前にも述べましたが、妊娠がわかった段階ですぐにメールで連絡しましょう。安定期まで待つと、体調不良になった時に業務に支障がでるので、事前に報告しておけば、会社も対策が立てやすいでしょう。
さらにメールで報告した後は、きちんと対面で報告したほうが良いでしょう。また具体的な産休、退職などの相談は直接話し合い、決めなければなりません。実際の業務に関する事もなるべく早く連絡して、上司の指示に従いましょう。
妊娠報告のメールの書き方4選
それではここで、職場の上司、両親、友人、結婚と妊娠の報告が同時の場合など、ケース別に妊娠報告のメールの書き方を見ていきます。
相手と状況によって、書き方に配慮が必要です。それぞれの例文を見てみましょう。
妊娠報告メールの書き方1:職場の場合
職場の場合は、まず直属の上司にメールを入れましょう。その後同僚に、必要ならば他部署にメールを入れましょう。
その際に、自分の健康状態や、今後の業務、産休の予定などについて、相談したいこと、連絡したいことを伝えましょう。また産休などのシステムに関しても確認しましょう。
妊娠、出産の間は、業務の事で職場の人に助けてもらうこともあるかもしれません。なるべくスムーズに進むように、きちんとメールで説明しましょう。
上司の場合の例文
お疲れ様です。〇〇です。私事で恐縮ですが、この度新しい命を授かりました。出産は来年の4月上旬の予定です。
出産に関しましては、何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、何卒よろしくお願いいたします。
甚だ略儀ではございますが、まずはメールを持ちましてご報告申し上げます。
同僚の場合の例文
お疲れ様です。〇〇です。私事ですが、この度妊娠いたしました。現在妊娠〇カ月で出産予定日は〇月〇日頃です。産休などの予定、業務引継ぎに関しては、追ってご連絡させて下さい。
今後は仕事内容の調整などで、ご迷惑をおかけすることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
他部署の場合の例文
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。私事ですが、この度妊娠いたしました。出産予定日は〇月〇日頃の予定です。〇月以降は産休に入らせていただく予定です。
その後の業務の引継ぎに関しましては、○○さんにお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。業務の調整などでご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
妊娠報告メールの書き方2:両親の場合
両親、義理の両親にメールで報告する時は、どちらに対しても同じタイミングでする方がいいでしょう。
ただし、遠方にいる場合や、心配をかけたくない場合などは、その状況で判断しましょう。
両親に報告する場合には自分の健康状態を伝えて、体調などの相談事もしてみましょう。またどこで出産すると良いかなど、具体的なアドバイスももらいましょう。
両親の場合の例文
先日調子が悪かったので、病院に行くと妊娠していることがわかりました。現在妊娠〇カ月で、予定日は〇月〇日頃です。今のところつわりもひどくなく、落ち着いています。性別はまだわかっていませんが、温かく見守ってくれると嬉しいです。
色々相談したいことがあるので、もし時間があれば近いうちにこちらに来てもらえませんか。
〇〇さんのご両親にも報告しました。また連絡します。
親戚の場合の例文
残暑お見舞い申し上げます。まだ暑さが続いていますが、いかがお過ごしですか?
私事ですが、お陰様でこの度妊娠いたしました。〇月が出産予定です。しばらく体調が悪かったので、ご連絡が遅れました。現在は体調も良く元気にしております。無事出産しましたら、またご報告をさせていただきます。
まだ暑さが続きますが、皆様にはくれぐれもお元気でお過ごしください。
妊娠報告メールの書き方3:友人の場合
友人にはメールやSNS、LINEなどを使い気軽に報告ができます。
親しい友人には、個別にメールで今の気持ちを伝え、喜びを分かち合いましょう。また出産経験者がいれば、相談事をしてみるなどアドバイスをもらいましょう。
大勢の友人に同時に伝える時は、SNSを利用しましょう。SNS上で報告する場合は妊活中の人や、流産の経験がある人などもいる可能性があるので、心配りを忘れずなるべくシンプルに伝えましょう。
友人の場合の例文
こんにちは!実は妊娠したことがわかり、連絡しました。現在妊娠〇カ月で、出産予定日は〇月〇日頃です。
ちょっと体調が悪かったので、連絡が遅れてごめんなさい。最初はつわりがひどくて大変だったけど、今は落ち着いてきました。この後は安定期に入るので、体調も安定すると思います。
もし都合がつけば、会って話がしたいけど、今週の予定はどうですか。先輩として色々アドバイスがもらえたら嬉しいです。
SNSを使って報告をする
私事ですが、この度妊娠しました。〇月頃が出産予定です。しばらく体調不良だったため、連絡が遅れましたが、今は落ち着いています。出産までしばらくありますが、元気な赤ちゃんが生まれるよう頑張っていきたいと思います。
無事出産したら、また報告します。
妊娠報告メールの書き方4:結婚報告と一緒にする
妊娠報告と結婚報告が同じタイミングになる時があります。
このような場合は気を付けなければならないポイントがあります。
会社には、結婚式の予定や、業務にかかわる調整も連絡しなければなりません。また結婚や出産に関わる手続きも確認しておきましょう。
親に伝える場合は、直接きちんと挨拶に行き、すでに結婚の意思があったことを伝え、納得してもらうことが大切です。メールで先に説明する場合も、結婚を前提に付き合っていたことをきちんと伝え、その後二人で自分の親、相手の親のところに挨拶に行きましょう。
職場の場合の例文
お疲れ様です。〇〇です。
私事ですが、この度以前よりお付き合いさせていただいている方と結婚する運びとなりました。同時に妊娠していることがわかりましたので、ご報告させていただきます。予定日は〇月〇日頃です。
式の日取りなどが決まりましたら、またご連絡いたします。今後業務においてご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。引継ぎ、産休などに関しましては、追ってご連絡させていただきます。
両親の場合の例文
何年間も真剣に付き合ってきた○○さんと結婚する決意をしました。今年結婚を考えていたタイミングで、今回赤ちゃんを授かりました。現在妊娠〇カ月です。出産予定日は〇月〇日頃になります。現在つわりもひどくなく、順調です。
これから二人で、この命を守り新生活をスタートさせたいと心から思っています。突然メールで報告してしまいましたが、次の休みに二人で挨拶に行かせて下さい。また連絡します。
妊娠報告時に知っておくと心強い「母健連絡カード」
「母健連絡カード」は医師が女性労働者への指示事項を、適切に事業主に伝達するためのツールです。
これは公式書類として利用でき、妊産婦が医師などから通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その内容を的確に事業主に伝達することができるものです。妊娠による症状で、仕事内容や母体、胎児の影響に不安を感じるときは積極的に医師に相談してみると良いでしょう。
妊娠報告のメールを送るときのポイントを押さえよう!
今回は妊娠報告のメールするタイミングや気を付けるポイントを中心に解説しましたがいかがでしたでしょうか。
妊娠報告のタイミングや気を付けるポイントに興味のある方は、本記事を参考にして妊娠報告に役立ててみてください。