妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物10選|旅行先の選び方を解説

妊婦が旅行できる時期は?

妊婦が旅行に行ける時期は、一般的に安定期といわれる妊娠5~7ケ月頃が良いといわれています。安定期は、妊娠初期の不安定な体調が落ち着いてくる時期であり、旅行を楽しむ余裕が生まれているでしょう。


逆に安定期以外の妊娠初期や妊娠後期は、流産や早産を防ぐためにも、活発な行動は避けた方が良い時期です。ただ安定期は母体の状況など、人それぞれ異なります。旅行を計画する際は担当の医師に確認をとるようにしましょう。

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物10選

妊婦の旅行に適している時期は安定期とわかったところで、妊婦が旅行をするときに持って行ったほうが良いものを考えていきましょう。


妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物には、保湿クリーム・サプリメント・母子健康手帳・健康保険証・検査結果をコピーしたもの・処方薬・パジャマ・レッグウォーマー・マタニティーマーク、などがあります。

持っていきたい持ち物1:保湿クリーム

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、保湿クリームです。妊娠中は妊娠前と比べて肌が敏感になるといわれています。


例えば、日差し強い観光地、乾燥する地方への旅行など、気候に慣れていない場合は普段でも肌荒れしてしまう可能性がありますが、妊娠中は尚更敏感なので特に注意が必要です。


現地で買うと肌に合わないこともあるので、日常的に使用している保湿クリームを持って行きましょう。

持っていきたい持ち物2:サプリメント

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、サプリメントです。妊娠中サプリメントを飲んでいる方が多いのではないでしょうか。実際に、産婦人科から葉酸や鉄などが含まれるサプリメントをすすめられることもあります。


サプリメントは毎日摂ることが大切なので、旅行に行く時も普段とっているサプリメントを持って行きましょう。

持っていきたい持ち物3:母子健康手帳

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、母子健康手帳です。母子健康手帳は、妊娠の経過や母子の状態を正しく確認するために必要です。


妊娠中は、いつ何が起こるかは分かりません。突然旅行先でお腹が張ってしまい、病院に現地でかけこむ事もあり得るので、母子健康手帳は持っておきましょう。


飛行機に乗る時は、出産予定日を聞かれることもありますので、すぐに出せるところにしまっておくことをおすすめします。

持っていきたい持ち物4:健康保険証

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、健康保険証です。どのような場所にいても、怪我をしたり、病気になる可能性はあります。


怪我や病気で病院へ駆け込んだとき、健康保険証がないと、医療費は全額負担になってしまいます。いつ何があっても良いように、健康保険証は持ち歩くようにすると良いでしょう。

持っていきたい持ち物5:検査結果をコピーしたもの

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、検査結果をコピーしたものです。母子の状態を正確に把握するためにも血液検査の結果など、検査結果のコピーを持っておくと、旅行先で何かあった時、病院側も適切な処置ができます。


旅行先では何が起こるかわかりません、母体とお腹の赤ちゃんに対して何か起きてしまう危険性を考え、スムーズに対応できるよう用心深くなっておきましょう。

持っていきたい持ち物6:処方薬

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、処方薬です。妊娠期間は、妊娠中に控えたほうがいい薬も多く、市販薬を飲むのはできるだけ避けたいところです。


旅行先で病院にすぐにかかれるとは限れないので、医師から直接処方されている薬がれば必ず持って行きましょう。旅行前に体調が良くても、安定期前まで飲んでいた薬があれば念のため持ち物に入れておきましょう。

持っていきたい持ち物7:冷え対策グッズ

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、冷え対策グッズです。避暑地など旅行の行き先によっては、夏でも冷える地域があります。


妊娠中は脂肪が増えているため、冷房を強くきかせている旅館やホテルでは思った以上に体が冷えてしまうこともあるでしょう。


妊娠中の冷えは、お腹が張りやすくなるといわれているので危険です。カーディガンなど羽織れるものや、ひざ掛けなどを用意して冷えを予防しましょう。

持っていきたい持ち物8:パジャマ

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、パジャマです。宿泊先でも寝具が用意されていることは多いです。例えば旅館の場合、浴衣が用意されていることがありますが、浴衣はお腹がはだけて冷えてしまうこともあるでしょう。


妊娠中は体つきが変わるため、用意されている寝具ではお腹の大きさをカバーできない可能性もあります。普段使用しているパジャマを持参していくようにしましょう。

持っていきたい持ち物9:レッグウォーマー

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物は、レッグウォーマーです。レッグウォーマーは、足首を暖めて、全身を冷えから守ってくれる防寒グッズとしても活躍します。


暖かい季節でも、冷房で室内が思った以上に冷えてしまうこともあるので、レッグウォーマーで足元から冷え対策をしていきましょう。

持っていきたい持ち物10:マタニティーマーク

持っていきたい持ち物に、マタニティーマークがあります。お腹の大きさは個人差があるため、安定期に入ってもあまりお腹の膨らみが目立たず、妊娠していることがわかりにくい方もいるでしょう。ゆったりとしたワンピースなど、着用する服でもわかりにくいことがあります。


誰から見ても、妊娠していることがわかるように、マタニティーマークをバッグに着けておくと電車やバスでも席を譲ってもらえることがあります。

妊婦のための旅行先の選び方3つ

妊婦のための旅行先の選び方には、国内旅行か海外旅行か・どんな公共の乗り物を利用するか・アクティビティがメインの場所は控える、というポイントがあります。


ここからは、妊婦のための旅行先の選び方3つについて詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

旅行先の選び方1:国内旅行か海外旅行か

旅行先の選び方として1つ目は、国内旅行か海外旅行かということです。できれば移動時間も短く、医療機関体制も整っている国内旅行がおすすめです。


海外への旅行は国内旅行より慎重に選ぶ必要があるでしょう。妊婦はエコノミークラス症候群になりやすいリスクがあるため、フライト時間が短めな国がおすすめです。

旅行先の選び方2:どんな公共の乗り物を利用するか

旅行先の選び方として2つ目は、どんな公共の乗り物を利用するかということです。目的地にたどり着くまでに、電車や飛行機を使用したり、現地でアクティビティを楽しむ際に乗り物を使うことがあるでしょう。


ここでは、乗り物を使用した時にどのような危険があるか確認しておきましょう。普段元気であっても旅行中、乗り物を使うことで急に具合が悪くなってしまうこともあります。

電車の場合

旅行先にたどり着くまでに電車を利用する場合は、移動する時間帯によって人混みに巻き込まれてしまうことがあります。つわりがおさまった安定期でも、人混みで気持ち悪くなってしまうことはあるため、人が多い時間に電車を利用するのは控えた方がいいでしょう。


また、乗り換えなど時間がぎりぎりだと急いで歩く必要が出てきます。階段など、お腹が大きい妊婦には危険が伴うため、乗り換え時間は時間に余裕を持ちましょう。

飛行機の場合

飛行機の場合は、航空会社で医師の診断書が必要になることがあります。必ず利用する航空会社に確認しておきましょう。


フライトでは、エコノミークラス症候群の危険性があります。遠出する場合は、できるだけフライト時間が短い旅行先を選ぶようにしましょう。

旅行先の選び方3:アクティビティがメインの場所は控えよう

妊娠中は、アクティビティがメインの場所は控えましょう。アクティビティとは、リゾート地でのさまざまな遊びのことです。


海に行った場合、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツは、水圧が酸素濃度に影響を及ぼし、お腹の赤ちゃんに良くありません。遊園地に行った場合は、ジェットコースターなど、お腹に衝撃がありそうな乗り物は控えるようにしましょう。

妊婦が旅行するときは持ち物を確認しよう

妊婦が旅行するときに持っていきたい持ち物や旅行先の選び方について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。


妊娠していないときは、「何か足りないものがあっても現地調達すればいい」と考えがちですが、妊娠時は急な体調変化もあり、身軽に行動できるわけではありません。


荷物が重くなりすぎる場合は宿泊先に郵送という手もあります。母体とお腹の赤ちゃんの安全のためにも、妊婦が旅行する場合持ち物はしっかり確認しましょう。