この記事では、二人目妊娠報告はいつ誰にするのか、パターン別の報告時期や伝え方を8つご紹介します。
一人目の妊娠報告に比べて、二人目の場合は「いつ、どう伝えたらいいのか悩む」という人も多いのではないでしょうか。
二人目の妊娠は、一人目の妊娠の時とは置かれている状況や環境に大きな違いがあります。妊娠を伝えることによって出てくる、さらなる変化などを考慮しながらタイミングを見計って行いましょう。
二人目妊娠時と一人目妊娠時の分かりやすい違いは、お腹の膨らみ方です。
一度妊娠を経験していることで腹筋が緩み、さらに妊娠前の状態に戻る前に妊娠することが多いため、多くの人が早い段階からお腹が膨らみ始めるといわれています。
また一人目よりも胎動を早く感じたり、体調の変化にも気づきやすいとも言われています。つわりがひどい時などは、上の子を預けられるような協力者をみつけておくと安心でしょう。
ここからは、「二人目妊娠報告は誰にいつするのか」ということについてご紹介していきます。
一人目の妊娠の時との大きな違いは、「上の子の世話をしながら自分の体調の変化と向き合う」ということです。体調が悪い時や検診の時など、上の子の面倒を見てくれる人が必要な場合も出て来ますので、周囲への報告は重要です。
また、仕事をしている場合には、今後の仕事についての引継ぎなど、上司や同僚にも報告する必要があるでしょう。
パパへの報告は、二人目の妊娠が分かった段階ですぐにしましょう。
つわりなどで体調が悪い場合、真っ先に上の子の世話や家事をお願いすることができるようにパパへの報告は一番にしておきましょう。
パパへの報告は、一緒に妊娠検査薬で陽性を確認するパターンもありますし、妊娠を病院で確認できた時点ですぐに報告するというパターンもあります。
家族が増える喜びを、パパと二人で分かち合いましょう。
一般的に、両親へはパパへの報告が終わってからすぐ、義理両親へは病院で妊娠の事実を確定させてから報告を行う人が多いようです。
パパへの報告と同じように、何かあった時に上の子の世話などをお願いする可能性があることを想定して、両親や義理両親へは早めに報告しておくようにしましょう。
その際、妊娠の報告と合わせて「もしもの時はお世話になるかもしれない」という旨を伝えておけば、協力をお願いしやすくなるでしょう。
会社の上司への報告は、なるべく早くしておいた方がいいでしょう。
タイミングを逃すと伝えるのがどんどん難しくなってしまいますが、妊娠するとつわりなどの体調不良や妊婦健診で会社を休むことが多くなるでしょう。仲のいい同僚に先に伝えるのではなく、まずは直属の上司に伝えるのがマナーです。
なお、上司へ妊娠報告する際は、出産後は産後育児休暇を取得して職場復帰するのか、辞めるのかを考えてから報告するとよいでしょう。
ママ友への妊娠報告は、家族などの親しい人よりも遅く、安定期が過ぎてからにしましょう。
特に、妊娠初期は何が起こるか分からないので、安定期に入って落ち着いた段階で報告するのをおすすめします。
体調の変化やお腹の膨らみに気づいたママ友から「妊娠したの?」と聞かれる場合もありますが、その場合には報告しても良いでしょう。
友達への報告のタイミングは、相手との親しさや関係性によって変わってきます。
頻繁に連絡を取るような親しい友達への報告でも、妊娠初期は何が起こるか分からないため、安定期に入って体調が落ち着いてから行う人が多いようです。
一方、あまり親しくない友人の場合には、出産した後に報告したり、個別には報告せずにSNSで一度に大勢の友達に報告したりするパターンもあります。
上の子を保育園や幼稚園に預けている場合は、預け先にも忘れずに報告しましょう。
ママの変化を敏感に感じる上の子の気持ちには、フォローが必要です。また、二人目妊娠したからこその相談できますので、安定期に入った頃に報告しておくと良いでしょう。
なお、二人目妊娠を機に退職や産後育児休暇の取得を考えている場合は、上の子の退園が必要になる場合もあります。
このまま継続して預けられるかどうかなど、しっかり確認しましょう。
会社の同僚への妊娠報告は、仕事での関わり具合い方によって変わってくるでしょう。
たとえば、上司や同じチーム・プロジェクトで動くことが多い同じ部署の同僚などには、早めに伝えておきましょう。
なぜならば、体調不良や定期検診などで休んだり早退したりする可能性があるからです。一緒に働く仲間には、早めに事情を伝えておいた方が信頼関係を保てるでしょう。
なお、あまり関わることのない同僚などには、安定期を過ぎてからで構わないでしょう。
二人目が生まれるということは、大人だけではなく上の子にも伝えましょう。
妊娠中は、ママの体調は変わりやすく、つわりがひどくて遊んであげられない日もあるでしょう。そんな時に、上の子が不安な気持ちになったり、必要以上に心配したりすることのないように注意しましょう。
上の子の気持ちに寄り添いながら、分かりやすい言葉で「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」になることを伝えてあげるとよいでしょう。
二人目の妊娠の場合、お腹の膨らみや体調の変化から周囲に分かってしまうケースもあります。
できるだけ穏やかな気持ちで出産に臨みたいと、安定期まで報告を待っているうちに、お腹が目立ち始めることもあります。また、上の子が幼稚園などで話してしまって周囲に知られてしまうこともあるでしょう。
自分から報告する前に妊娠を知られてしまった場合は、「無事に安定期を迎えてから報告する予定だった」と伝えるとよいでしょう。
ここからは、二人目妊娠時に注意したいことについてご紹介します。「上の子の様子を確認する」「休む時間を作る」「時には周りを頼る」という3点です。
二人目の妊娠は、一人目の時とは違って上の子のお世話があるため、思いどおりに物事が運ばないことも多くなってきます。
体もだんだん重くなってきて体力の消耗も激しくなるので、できるだけ無理のないように過ごせる工夫を行いましょう。
二人目妊娠時の注意点の一つ目は、上の子の様子を観察することです。
年齢にもよりますが、上の子は赤ちゃんが生まれる喜びと同時に、環境の変化に戸惑うことが多くなります。また、ママからの愛情を独り占めできなくなることへの不安を感じるようにもなるでしょう。
上の子の様子が普段と少しでも違うようであれば、不安を抱えている可能性があります。上の子の変化に気づいたら、ぎゅっと抱きしめて気持ちに寄り添ってあげましょう。
二人目の妊娠を知った後、漠然とした不安から上の子が甘えん坊になることがあります。抱っこをせがんだり、抱っこをしてほしくてお腹に乗ってくることもあるでしょう。
そんな時は、「甘えたい、抱っこしてほしい」という気持ちを否定せずに、「抱っこしてほしいよね」と共感し、「お腹の中には赤ちゃんがいるからお腹の上には乗らないでね」と優しく話しましょう。
膝の上に乗せる、抱きしめるなどの方法でスキンシップをとってあげるとよいでしょう。
二人目妊娠時の注意点の二つ目は、休む時間を作ることです。体を壊してしまっては、上の子にもお腹の中の赤ちゃんにも良いことはありません。
妊娠中とはいえ、ママには大切な仕事があります。時として、動きっぱなしになり、ゆっくり体を休めることができないという日もあるでしょう。
なるべく休む時間を作って、心身ともに落ち着けるようにしましょう。
二人目妊娠時の注意点の三つ目は、「時には周りを頼ること」です。
つわりで体が辛い時でも、上の子の世話を後回しにすることは難しいでしょう。
そんな時には、一時保育を利用したり、家族に上の子のお世話をしてもらったりと協力してもらいましょう。
また、仕事をしている人は、体調が悪い時に休むことができるよう、職場にも理解と協力をお願いしておくとよいでしょう。
妊娠・出産は、家族にとってとても喜ばしいことです。しかし、二人目の妊娠の場合は一人目の時とは環境が違うため、今までは普通にできていたことができなかったり、ゆっくり休む時間が取れなかったりということも少なくありません。
ママが穏やかに出産までの日々を過ごせるように、妊娠を確認したら適切な時期に周囲に報告し、理解を得られるようにしておきましょう。