新生児期から1才までの赤ちゃんの洋服サイズの目安|選ぶポイントも紹介

赤ちゃん服と子供服の違い

子供の服を選ぶときに、多くの人が気を付けるのはサイズ感ですが、赤ちゃん服と子供服では、他にも注意すべきポイントがあります。


いつからいつまでが赤ちゃん服といった明確な時期はありませんが、子供の成長によって過ごしやすい服も変化していくため、その時期に合わせた服装を選んであげましょう。

赤ちゃん服の特長

赤ちゃん服は、ベビー服とも呼ばれ、おおまかに50cm~100cmのサイズ展開が一般的です。赤ちゃん服の大きな特徴は、股下や肩のスナップ、前開きの肌着など、着脱がしやすい工夫があることです。


赤ちゃんは、頻繁におむつを替えたり、よだれなどで汚れた服を着替させえたりする必要があります。離乳食が始まれば、食べこぼしで服が汚れることも増えるでしょう。


お座りができるようになると、上下セパレートタイプの服も取り入れやすくなりますが、トップスやボトムスも袖周りやお尻周りにゆとりがあり、着替えさせやすいデザインのものが多いのが特長になります。

子供服の特長

子供服は、キッズウェアやキッズ服とも呼ばれ、約100cm~160cmのサイズ展開が一般的です。子供服の特長は、子供の動きを妨げないよう、細身のデザインのものが多いことでしょう。


例えば、トイレトレーニングをしている時期であれば、子供が自分で着脱しやすいボトムを選ぶ必要があるでしょう。より活動的になる年齢では、衣服が遊具などに引っ掛かることのないよう、細身で身体に合ったサイズのものを選ぶなどの工夫が必要になります。

新生児期から1才までの赤ちゃんの洋服サイズの目安3つ

新生児期から1才までの赤ちゃんは成長も早く、赤ちゃんによって体格に差が出る時期でもあるため、月齢だけでなく赤ちゃんに合わせた服のサイズ選びも重要です。


ここからは、月齢や身長の推移に合わせた赤ちゃん服のサイズや種類を紹介していきます。


服のサイズがわからないときや、赤ちゃん服のサイズの測り方や見方を知りたいときなどに、ぜひ参考にしてみてください。

1:0ヶ月~3ヶ月頃

厚生労働省の調査によると、生まれたての赤ちゃんの平均身長は約50cmで、生後1~2ヶ月の間に5cmほど伸び、3ヶ月頃には約60cmになると言われています。


そのため新生児期には着丈50cm、1ヶ月を超える頃には60cmへサイズアップするとよいと言えるでしょう。


また、この時期の赤ちゃんは、前開きの肌着にドレスオール(ツーウェイオール)などがメインとなり、気温に合わせて薄手のものを着せたり、ベストなどを足したりして温度調節するのが一般的です。


股下がゆったりしたドレスタイプの服は、めくるだけでおむつ替えもしやすいため、おすすめでしょう。

2:3ヶ月~5ヶ月頃

3ヶ月~5ヶ月になると、赤ちゃんの平均身長は約60cm程となります。この時期は着丈60cmから70cmの服が目安となります。


3ヶ月頃になると赤ちゃんの足の動きも活発になるため、ドレスオールのスナップを留めてパンツ型にして着せたり、肌着の上にカバーオールやロンパースを合わせたりするとよいでしょう。


また、生後5ヶ月を過ぎた赤ちゃんは何でも口に入れるようになります。そのため、飾りボタンなどの装飾品がついた衣服は避けるようにしましょう。

3:5ヶ月~1才頃

5ヶ月~1才頃にかけて、赤ちゃんの平均身長は約65cmから70cm前半にまで伸びてきます。着丈は70cmから80cmが目安となりますが、体重や身幅にも個人差があるため、成長に合ったサイズを着せてあげましょう。


赤ちゃんの動きが活発になると、前開きの服はスナップを留めるのが大変になってくるため、頭からかぶせるタイプの肌着や、お座りができるようになったらセパレートの服も着せやすくなるでしょう。

1才を過ぎた赤ちゃんから幼児期までの洋服サイズの目安5つ

ここからは、1才を過ぎた赤ちゃんから幼児期までの洋服サイズの目安について、年齢ごとに詳しく見ていきましょう。


この時期の子供の洋服は、赤ちゃん服から子供服へと変化していきます。サイズとともに着用感や機能性など、重視する点も一緒に紹介しているため、ぜひ参考にして服を選んでみてください。

1:1才~2才頃

1才~2才にかけて、子供の平均身長は約75cmから85cmとなっています。この時期の着丈は、80cmから90cmのサイズが目安となるでしょう。


この時期は、自分で脱ぎ着する練習を始める子供も増えてくるため、タイトすぎるものより、ゆったりしたシルエットで伸縮性のよいものを選ぶとよいでしょう。


また、子供は汗をかきやすいため、肌着なども吸湿性や通気性のよい綿素材などがおすすめです。

2:2才~3才頃

2才~3才にかけて、子供の平均身長は約85cmから95cmに成長していきます。この時期の着丈は、90cmから100cmのサイズが目安となるでしょう。


2才頃からは多くの子供がトイレトレーニングを始めます。スムーズに着脱できるよう、ウエストゴムはきつすぎず、タイトすぎない伸縮性のあるボトムを選んであげるのがおすすめです。


アウターなどは、ワンサイズ大きめを選ぶと長く着られます。また、インナーが着こみやすいため、気候に合わせて衣服を調整しやすくできるでしょう。

3:3才~4才頃

3才~4才頃になると、子供の平均身長は約95cmから100cmとなり、成長が緩やかになってきます。着丈は95cmから100cmが目安となるでしょう。


通園が始まる子供も多い年齢のため、コーディネートしやすいシンプルなデザインや、速乾性の服が着回ししやすく便利です。また、園によってはぴったりしたレギンスやタイツなどは、着脱のしにくさなどから禁止されている場合もあります。


活動的に動き回ることも増えていくため、サイズが大きいものやルーズなシルエットのボトムは、裾を踏んでケガにつながる可能性もあり危険です。できるだけ動きを妨げないサイズのものを選んであげましょう。

4:4才~5才頃

4才~5才頃になると、子供の平均身長は約100cmから110cmとなります。着丈は100cmから110cmが目安になるでしょう。


この時期は、着丈のほかに胸囲や肩幅、股下などがサイズ表記される子供服がメインとなります。身長だけでなく、体格に合った服を選んであげるとよいでしょう。


子供の洋服の好みや個性も出てくる時期のため、好きな色やデザインを本人に聞いてみるのもおすすめです。着こなしやすい丈夫な素材のものを選んであげましょう。

5:5才~6才頃

5才~6才頃になると、子供の平均身長は約110cmから120cmに成長します。着丈は110cmから120cmが目安となるでしょう。


この時期は、小学校入学を目前に控えた時期になります。そのため、入学する学校が私服通学かどうかチェックしておき、私服なら学校で着ることを想定して服を選びましょう。


装飾が少なく洗濯機で回せる丈夫な素材で、着回ししやすいデザインのものなら、毎日の洗濯も手軽で朝の支度にも手間取らず便利でしょう。

サイズ以外に赤ちゃんの洋服を選ぶときのポイント5つ

赤ちゃんの洋服を選ぶ際には、サイズ以外にも気を付けるポイントがいくつかあります。


赤ちゃんサイズの服は可愛らしいデザインのものも多く、見ているだけで楽しいものですが、「可愛いけれど使い勝手が悪くていらない」といったことにならないよう、選び方にも注意しましょう。


ここからは、サイズ以外に赤ちゃんの洋服を選ぶときのポイントを5つ解説していきます。

  • 月齢別に合わせて選ぶ
  • 海外ブラントの洋服は着丈やシルエットに注意して選ぶ
  • 季節を考えて選ぶ
  • 通販を利用するときは身幅や着丈に注意して選ぶ
  • 成長のスピードに合わせて選ぶ

1:月齢別に合わせて選ぶ

赤ちゃんの成長は驚くほど早いため、月齢別にサイズを合わせて選ぶ必要があります。


出生時の赤ちゃんの平均身長は約50cmで、服のサイズの目安は50cになりますが、生後半年も過ぎる頃には、標準で15cmほど伸びてサイズ70cmを着用するようになります。


新生児期には着られた服もすぐに小さくなってしまうため、用意したのに着せる機会がなかった、とならないよう注意しましょう。

2:海外ブラントの洋服は着丈やシルエットに注意して選ぶ

海外ブランドの赤ちゃん服は、日本と比較するとサイズは細かく設定されていますが、インチ表示のものや、12m~18m(12ヶ月から18ヶ月)といった月齢表示のものもあるため、ややわかりにくいでしょう。


また、着丈が長く細身のものが多い傾向があり、使いにくいケースもあるため、口コミで着用感をチェックしたり、通販サイトのサイズ表で身幅を確認したりしておくのがおすすめです。

3:季節を考えて選ぶ

月齢のサイズと併せて、着用する季節を予想してアイテムを選ぶことも大切なポイントになります。


例えば、秋生まれの赤ちゃんの場合、夏服や春服は着させられません。また、準備しても翌年にはサイズアウトしてしまい着用する機会がなくなってしまう可能性もあるため、季節にも注意しましょう。

4:通販を利用するときは身幅や着丈に注意して選ぶ

商品を直接見ることのできない通販を利用する場合、ブランドによってサイズ感が違うため身幅や着丈、袖や股下の長さにも注意して選びましょう。


着丈が合っていてもヒップやウエストが窮屈だったり、袖や裾が余ってしまったりする可能性があります。


また、靴やスニーカーは実寸に0.5cm~1cm程の余裕を持たせたサイズが適正ですが、足が靴の中で安定して歩きやすいよう、甲の高さや横幅も合わせる必要があるでしょう。

5:成長のスピードに合わせて選ぶ

赤ちゃんは成長にも個人差があるため、成長のスピードに合わせて服を選んであげましょう。


大きい赤ちゃんならゆったりめの服や、ひと回り大きめのサイズを選んであげれば、ウエストや足回りがきつくてサイズアウトしてしまうことも防げるでしょう。


また、ハイハイを始めた女の子の赤ちゃんにワンピースを着せる場合、膝で踏んでしまってケガにつながる恐れもあるため、短めのチュニックタイプがおすすめです。赤ちゃんがのびのびと過ごしやすいよう、成長に合わせた服を選んであげましょう。

赤ちゃん服から子供服まで幅広くサイズ展開しているブランド6選

ここからは、赤ちゃん服から子供服まで幅広くサイズ展開しているブランドを6つご紹介します。


お手頃価格のブランドや高品質の老舗ブランド、流行を取り入れやすいブランドなど、さまざまなテイストのお店を紹介しています。


子供の普段着を選ぶ際や、出産祝いや誕生日のプレゼントを選ぶ際の参考にしてみてください。

1:西松屋

赤ちゃん服から子供服のみならず、マタニティやベビー用品、玩具なども提供しているのが西松屋です。


赤ちゃんのコンビドレスやプレオールが700円前後、10枚組の新生児の肌着セットが3,000円前後と、着替えの多い赤ちゃん服や肌着もかなりのプチプライスで揃えられます。セール時期にはさらに値下げされるため、ジャストサイズの服も気軽に買い足せるでしょう。


出典:マタニティ・ベビー・子供服(~160cm)など情報満載|西松屋
参照:https://www.24028.jp/

2:BABYDOLL

BABYDOLLは、やんちゃな子供に似合う色鮮やかなカラーリングや、大人顔負けのデザインが揃っています。


さまざまなキャラクターデザインのアイテムも豊富で、ブランドオリジナルの親子おそろいコーデのアイテムも購入できます。また、比較的低価格の商品も多いのが特徴です。


新生児から使えるドレスオールは、使いやすいカラースナップや肌あたりのよい綿素材で、ギフトなどにも喜ばれるでしょう。


出典:子ども服&親子おそろい BABYDOLL|ベビードール
参照:https://babydoll-official.com/

3:petitmain

可愛くて使い勝手のよいアイテムが豊富なのが、petitmainです。


写真映えするデザインの服は日常使いだけでなく、お祝い事や記念日にも使いやすいでしょう。オーガニックコットン使用の肌着やおしゃれなセットアイテムなども手頃な価格で購入でき、親しい人へのプレゼントにもおすすめです。


出典:オフィシャルサイト|petit main (プティマイン)
参照:http://petitmain.jp/

4:miki HOUSE

子供の笑顔や安心安全を第一に考えたアイテムを、数多く展開しているのがmiki HOUSEです。


赤ちゃんの退院祝いやお宮参りにもぴったりな可憐なセレモニードレスや、レースのスタイ・ケープ、ファーストシューズなども数多く取り揃えてあります。


丁寧な作りと赤ちゃんや子供の可愛さを引き立たせるデザインは、特別な贈り物として喜ばれるでしょう。


出典:ミキハウスオフィシャルサイト|miki HOUSE
参照:https://www.mikihouse.co.jp/

5:BRANSHES

アイテムの質感や素材にもトレンドを取り入れた、赤ちゃん服や子供服を取り扱うブランドで、大人にも人気なのがBRANSHESです。


服だけでなく水で落とせるキッズコスメや、オリジナルファブリックのレインコート、リュックなどの雑貨も多いのが特徴です。赤ちゃん服はセパレート風カバーオールや、1枚で着られる便利な肌着付きのツーウェイオールなど、デザインと機能性共に充実しています。


ひと味違う子供服を探したいという人にもおすすめできるでしょう。


出典:子供服のブランシェス|BRANSHESコーポレートサイト
参照:https://www.branshes.jp/

6:devirock

赤ちゃん服・子供服のプチプラブランドで話題なのが、ECサイトのdevirockです。


価格帯はTシャツやトレーナーが税込1,000円以下のものもあり、アウターも2,000円~3,000円前後と手頃な価格のアイテムが豊富です。


自社サイトのほか、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのポイントを貯める目的で普段使っているECモールで購入できるのも、魅力でしょう。


出典:子供服の通販|デビロック公式サイト
参照:https://devirockstore.net/

赤ちゃんの成長に合わせたサイズの洋服を選ぼう

本記事では、赤ちゃんの洋服のサイズの目安や選ぶポイント、おすすめブランドなどを紹介してきました。


赤ちゃんの洋服はデザインだけでなく、成長に合わせてのびのびと活動できる、着心地の良いものを選んであげることが重要です。


小さな赤ちゃんの時期は驚くほど早く過ぎていきます。ぜひ、その時期ならではの可愛らしい、赤ちゃんが気持ちよく過ごせる洋服を着させてあげましょう。