赤ちゃんの髪の毛は、生まれた当時は短かくても成長とともにだんだん伸びてきます。赤ちゃんの初めての散髪どうすれば良いのでしょうか。
自宅で切るのか美容院でプロにお任せするのか、美容院の選び方や持って行った方がいいグッズ、さらに髪の毛を記念に残す方法などをご紹介していきます。
「小さい赤ちゃんを美容院に連れて行くのは大変だし、途中で機嫌が悪くなったらどうしよう」「記念すべき初めての散髪はできれば自分でしたい」という方には、自宅での散髪がオススメです。
赤ちゃんの機嫌のいいタイミングを選んでいつでもできますし、赤ちゃん用のはさみなど最低限のものを準備するだけなので、なによりも経済的です。
しかし、散髪だからといって赤ちゃんはじっとはしてくれません。はさみでケガさせたらどうしよう、上手に切れるかな、という不安もあるでしょう。
初めての散髪を自宅でする場合は、機嫌のいいタイミングや寝ている間に行うなど、赤ちゃんの様子を見ながら十分に注意して行いましょう。
自宅での散髪に不安がある場合は美容院にお任せしましょう。
赤ちゃんの散髪に対応している美容院は、お母さんの膝の上に抱っこした状態で散髪できたり、子供用のイスが準備されている美容院もあります。また、赤ちゃんの機嫌がいい状態で散髪できるようにキッズルームがあったり、内装に工夫がされているところもあります。
是非、事前にチェックしてから納得のいく美容院を選びましょう。
なんといっても、手間がかからないところが美容院で散髪するメリットです。自分ではさみを購入したり、散らばってしまった髪の毛の後片付けの手間もありません。
また、赤ちゃん対応の美容院は慣れているので、スムーズで失敗もなく、仕上がりも自宅とは段違いです。
自宅で散髪してハサミで怪我させてしまったら、といった不安も、赤ちゃん対応のプロにお任せすれば解決です。
では、実際にどのように美容院を選んだらよいのでしょうか。初めての散髪が満足できるよう、美容院を選ぶときの方法をご紹介します。
赤ちゃん対応の美容院といっても、年齢制限を設けている場合もあります。せっかく行ったのに散髪してもらえなかった、雰囲気が赤ちゃんに合っていなくて大泣きしてしまった、といったことにならないためにも、以下の4つの方法を参考にしてみてください。
良いところが見つかったら実際にお店に行って、美容師さんとどんなスタイルにしたいかを事前に相談しておくのもよいかもしれません。
一概に赤ちゃん対応と言っても、「じっと座れるようになってから」あるいは「3歳以上」などと、具体的な条件が決まっている美容院もあります。
一方で、首が座っていなくても寝かせた状態でOKだったり、母さんが抱っこした状態でも散髪可能なところもあります。
年齢制限がなくても曜日や時間が制限されている場合もありますので、予約時に詳しい条件を確認しましょう。
散髪だからといって、赤ちゃんは大人しくするわけではありません。知らない人に散髪されて、不安になるかもしません。
そこで、少しでも楽しく動かないでいられるよう、テレビやDVDプレーヤーがあるところがオススメです。美容院側で選んだビデオが放映されているところもありますし、好きなものを貸出してくれるところもあります。
赤ちゃんが最後まで退屈せずに過ごせるように、テレビやDVDプレーヤーの有無の確認も美容院選びの大切なポイントです。
赤ちゃんが楽しめるキッズルームがあるところもオススメです。
赤ちゃんは、じっと座って散髪が終わるまで待つのはほぼ不可能です。大きな声で泣き出さないか、ヒヤヒヤしながら待つのもつらいものです。
1人で座って散髪できる赤ちゃんの場合は、車などの乗り物に乗りながら散髪できる美容院もあります。
子供用のイスもアニメのキャラクターや車であったり、赤ちゃんが少しでも楽しく過ごせる工夫がされているところもたくさんありますので、美容院を選ぶときはチェックしてみてください。
内装も大切なチェックポイントです。
赤ちゃん専用美容院でない場合、赤ちゃん用の内装になっておらず、赤ちゃんによっては飽きてしまうこともあります。逆に、赤ちゃん専用の美容院であまりに内装が派手でも、あちこちに注意がいってしまい、じっとしていられないこともあります。
大切なのは、その赤ちゃんが落ち着いてじっとしていられるかどうかです。予約前に実際に赤ちゃんと一緒に見学して、赤ちゃんの反応を見てみるのも良いかもしません。
美容院が決まったら、当日持って行くグッズを準備しましょう。
いつものお出かけアイテムにプラスして、赤ちゃんがぐずってしまったときのお助けグッズを持って行くと、いざというときに助かります。
グッズを選ぶポイントとしては、赤ちゃんがいつも使い慣れているものや、退屈して泣き出してしまったときに役に立つものが良いでしょう。
散発の途中でお腹がすいてしまうと、ぐずる原因になります。そんなときのために、赤ちゃんが好きなお菓子を用意しておきましょう。
大きいものより、小さめのものがおすすめです。泣き出しそうになったら少しずつ口に入れてあげれば、それで時間稼ぎにもなります。
ただし、飲食禁止の美容院もありますので、必ず事前に確認しておくことを忘れないようにしましょう。
初めて会った知らない人に髪の毛を切られるわけですから、赤ちゃんも不安になって当然です。
そんなときのために、お気に入りのおもちゃは必ず持っていきましょう。赤ちゃんが落ち着かなくて困ったときのお助けグッズになります。
美容院によっては、赤ちゃんを抱っこしながら散髪してくれるところもあります。
赤ちゃんだけで座って散髪する場合でも、どうしてもぐずってしまったときや眠くなってしまったときのために、抱っこ紐を持って行くと良いでしょう。
初めての散髪で切った大切な赤ちゃんの髪の毛を記念に残す人も多いようです。美容院によっては、散髪と一緒にそのようなサービスを提供しているところもあります。
保存ケースに入れて持ち帰る方法から筆やアート作品にする方法など様々ですが、今回は4つご紹介します。
一番簡単な方法は、保存ケースに入れて持ち帰ることです。
最近では専用のお洒落なケースも多数販売されていますので、事前に購入しておくと良いでしょう。専用ケース以外では小さめのガラス瓶なども素敵です。
美容院で切った髪の毛をきれいなリボンなどで束ねて入れておくと、バラバラにならずきれいに保存できます。
赤ちゃんが生まれて初めて切った髪の毛で作る筆は「胎毛筆」と呼ばれ、とても貴重な記念になります。子供の健やかな成長やいろいろな願いが込められ、お守りとして保存する習慣もあったようです。
筆を作るには、赤ちゃんの筆の専門店に依頼することになります。美容院によってはそのような専門店と提携しているお店もありますので、美容院に問い合わせてみると良いでしょう。
また、作る筆の大きさや種類によって必要な長さや量が違いますので、必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
アート作品として記念に残す方法もおすすめです。キーホルダーにしたり、イラストや写真と一緒にフレームに入れて飾ったり、アイデア次第でいろいろな作品ができます。
この方法の良いところは、少ない髪の毛や筆にはできない短い髪の毛でも記念に残せることです。
完成した作品は、赤ちゃんの成長の証としてお部屋に飾っておくのも素敵です。
大切に伸ばした髪の毛はヘアードネーションとして寄付し、病気などによって髪の毛をなくしてしまった子供たちのために役立てることもできます。
希望する場合は、ヘアードネーション対応の美容院へ予約を入れます。ある程度の長さが必要になりますので、切る前に美容院で相談してみましょう。
自宅で散髪して寄付を受け付けているところに直接送ることも可能ですが、決まったやり方や送り方が必要な場合もあるので、切る前に確認が必要です。
赤ちゃんの初めての散髪について美容院の選び方や記念に残す方法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
人生でたった一度の初めての散髪が素敵な思い出となるよう、選ぶポイントを知って、是非希望に合った美容院を選んでみてください。