まずは、生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴を見ていきます。生後6ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんが寝返りをうてるようになります。
早い子だと、1人で座ったり、はいはいができる子も出てきます。寝ているだけの時期を過ぎ、赤ちゃんの意思で動くようになるので、大人は赤ちゃんからなかなか目が離せなくなってきます。
生後6ヶ月では、男の子の体重は6.4キロ~9.5キロ、身長は63.6センチ~72.1センチ、女の子の体重は6.0キロ~9.0キロ、身長は61.7センチ~70.4センチになります。
生まれたころは3キロ50センチくらいだった赤ちゃんが、半年でこれだけ成長します。動きが大きくなると同時に体も大きくなるので、お風呂の入れ方もそれまでと勝手が違ってきます。
生後6ヶ月の赤ちゃんのお風呂の入れ方を具体的に解説します。基本的な流れは、生後1ヶ月くらいのお風呂デビューのときの入れ方とあまり変わりません。
大人が1人しかいない場合は、赤ちゃんと自分の着替え、体洗い、保湿まですべてひとりでこなさなければいけないため、あらかじめ入れ方の段取りを決めておくのがとても重要です。
まずは、お風呂から上がったときに必要なものを準備します。赤ちゃんのものに気を取られがちですが、大人のものも忘れないようにしましょう。
用意するものとしては、赤ちゃん用と大人用のタオル、着替え、おむつ、必要に応じて保湿剤などが必要です。湯冷めしないよう、お風呂場から出てすぐ取れる場所に置いておきましょう。
大人は、赤ちゃんの着替えを済ませるまでゆっくり体を拭けないこともあります。そんなときは、さっと着られるバスローブがあると便利です。
着替えなどを準備している間に、お風呂場や脱衣所の温度も調整します。
冬場はお風呂場自体も寒くなっているので、シャワーの湯気や浴室暖房で空気を温めておくと安心です。
脱衣所に関しても、夏場は扇風機、冬場はヒーターなどを置いておくといいでしょう。
着替えの準備と一緒に、お風呂で必要なものも用意します。ボディソープ、シャンプー、スポンジなどの体を洗うもの、ベビーチェアやおもちゃなど、大人が洗うのを赤ちゃんが待っているときに使うものを準備します。
寝返りやハイハイを始めた赤ちゃんを大人しく待たせるのは大変なので、赤ちゃんをしっかり固定できるベビーチェアは必需品です。
お風呂に入る直前にも、お湯の温度を確認しておくと安心です。湯温計などを使って、夏場は38度くらい、冬場は40度くらいが良いでしょう。
熱いお風呂に入るのが好きなご家庭も、赤ちゃんと一緒に入るときは熱すぎるお湯は避けたほうが無難です。
まずはママが自分の体や髪を手早く洗います。その間、赤ちゃんにはバスマットやバスチェアで待っていてもらいます。ときどき赤ちゃんにもかけ湯をしてあげると、体を冷やさずにすむでしょう。
脱衣所で服を着たまま待てるようなら、そうしても構いません。ママの顔が見えないと不安になる赤ちゃんもいるので、その場合は浴室のドアを開けておくと赤ちゃんもママも安心です。
ママが洗い終わったら、赤ちゃんを膝の上かバスマットなどの上に乗せて洗いましょう。洗い終わったら、一緒に湯船に入ります。
湯船につかる時間は2~3分ほど、体を洗う時間も含めて10~15分くらいに収めるようにします。
ママが洗うのを待っている間や湯船につかっている間、ぐずったり動いたりしてしまう赤ちゃんもいるでしょう。そんなときは、お風呂用おもちゃを用意して遊んでいてもらいます。
お部屋で遊ぶのとは違うおもちゃを用意しておけば、赤ちゃんにとって楽しいお風呂タイムになるでしょう。
赤ちゃんと一緒に入るお風呂は、ひとりで入るのとは全く勝手が違います。生後6ヶ月になると寝返りをする子がほとんどなので、滑って怪我したり溺れたりする危険もあり、赤ちゃんを安全にお風呂に入れるのは一苦労です。
そんなときに役に立つ、赤ちゃんを洗うときや待たせるときにおすすめのグッズを紹介します。
新生児期の沐浴から使えるベビーバスです。永和のベビーバスはキッチンのシンクでも使えるくらいコンパクトなサイズで、お風呂場に置いても場所をとりません。
赤ちゃんのずれ落ちを防ぐおしりストッパーもついているので安心です。大人のお風呂と赤ちゃんのお風呂を分けたいとき、赤ちゃんだけお風呂に入れたいときに使えます。
アップリカのバスチェアは、リクライニング角度が3段階で変えられるので、生後6ヶ月の赤ちゃんはもちろん、生まれたばかりから24ヶ月ごろまで使えるでしょう。
また、折り畳める構造なので収納場所に困らないのも魅力的です。
お座りができるようになったら、リッチェルのベビーチェアがおすすめです。対象月齢は7ヶ月~24ヶ月ごろまでで、長期間使えます。重心が低く作られているので、赤ちゃんが前に倒れるのを防げて安心です。
エアポンプ内蔵型で、膨らます手間もかかりません。また、空気を抜けば小さくたためるので、旅行や帰省の際に持ち運ぶのも便利です。
バンボベビーソファーは、腰が座る前の生後4ヵ月ごろから使えます。座った重みで赤ちゃんをしっかり包み込み、簡単に抜け出せないようになっています。
ただし、こちらは浴室での利用は推奨されていないため、脱衣所で待つときに使うようにしましょう。
赤ちゃんもいつもお部屋で使っているイスなら、脱衣所で待っているときも安心して座ってくれるでしょう。
ねんね期の赤ちゃんには、新生児期から生後6ヵ月ごろまで使える、リッチェルのお風呂マットがおすすめです。赤ちゃんを寝かせてもひんやりしないので、お風呂の時間をご機嫌で過ごせます。
おしり部分にお湯を張れば、さらに温かく過ごせます。水切れもよく軽いので、お手入れも簡単です。
寝返りをするようになるとマットから落ちる危険があるので、しっかり赤ちゃんを固定できるバスチェアへの切り替えを検討してください。
アンパンマン コップでジャージャーは、コップ、プロペラ、シャワーの3点セットで、水遊びを楽しめます。
コップやシャワーから流れる水でプロペラが回るなど、組み合わせて遊べます。いろいろな遊び方があるので、赤ちゃんも飽きずに遊んでいてくれるでしょう。
3つのおもちゃは重ねられるので、浴室内でもコンパクトに収納できます。
お風呂のおもちゃといえば、湯船に浮かべるあひるが思い浮かびますが、Sassyのプカプカあひるは、お湯が熱すぎるとおなかが白くなる「あっちっちセンサー」で、お湯の温度がわかります。
お湯の動きに合わせて揺れるあひるのおもちゃで、楽しいお風呂タイムが過ごせるでしょう。
生後6ヶ月の赤ちゃんは寝返りなどでよく動くようになるので、バスチェアやおもちゃを使って安全にお風呂に入れてあげましょう。
赤ちゃんのお風呂の入れ方は、ひとつではありません。日々成長する赤ちゃんに合わせた入れ方を見つけるのは簡単なことではありませんが、ご家庭の事情や赤ちゃんの発達具合、性格などによって、それぞれに合った入れ方を探してみてください。