赤ちゃんが手足をバタバタする姿は可愛らしくて、いつまでも見ていることができます。しかし、あまりにも赤ちゃんが手足をバタバタさせていると、赤ちゃんにどこか不調があるのではと不安を感じてしまうこともあります。
そのような不安を解消するためにも、赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由や、そのときの正しい対処法を把握しておくようにしましょう。
赤ちゃんは生まれてしばらくすると、手足をバタバタとさせるようになります。この手足のバタバタは、実は赤ちゃんがお腹の中にいるときから始まっています。
赤ちゃんの手足のバタバタは個人差によって差がありますが、だいたい生後2週間〜3週間ほどで落ち着いていきます。また、生後6ヶ月〜7ヶ月ほどになり、ハイハイができるようになる時期になると、手足のバタバタが完全になくなることが多いです。
生後2週間〜3週間くらいまで、赤ちゃんは手足をよくバタバタさせます。あまりに赤ちゃんが手足をバタバタさせていると、どこか不調があるのではないかと不安を感じてしまうことがあります。
しかし、赤ちゃんが手足バタバタさせるのは不調を伝えようとしているとは限りません。赤ちゃんが手足バタバタしていることにはいくつかの理由があるので、赤ちゃんの気持ちを知るためにも、それらの理由を把握しておきましょう。
生まれて間もない赤ちゃんには、まだ体を自由に動かせるだけの筋肉がありません。そのため、機嫌が良いときでも、それを表現する手段を多く持っておらず、手足バタバタをしていることがあります。
赤ちゃんが機嫌が良い場合に手足をバタバタしているときには、笑顔で手足を激しくバタバタさせることが多いので、機嫌が良いとわかりやすいです。
赤ちゃんは体がうまく動かせず、言葉で意思を伝えることができないため、自分の感情を表現する手段をあまり多く持ちません。
そのため、赤ちゃんは機嫌が良いときに手足バタバタをすることがありますが、おむつが汚れたり、お腹が減ったりなどの不快な思いをして、機嫌が悪いときでも手足バタバタをさせます。
不快を感じている場合には手足をバタバタさせながら、泣いていることも多いので、赤ちゃんが何かを求めているということがわかります。
赤ちゃんは自分で言葉を伝えたり、自由に体を動かしたりすることができません。そのため、赤ちゃんには母乳を飲んだり、手のひらに物があると握ったりなど、生きていくうえで必要な行動を無意識に行う原始反射という機能が備わっています。
手足をバタバタさせることもその原始反射の1種で、赤ちゃんは無意識に手足バタバタをさせていることもあります。
赤ちゃんはまだ自分で体をうまく動かすことができないので、右手だけを挙げたり、左足だけを伸ばしたりなど、部位ごとに体を動かすことができず、体のどこかを動かすと別の部分まで動いてしまうことがあります。
そのため、赤ちゃんが手足バタバタをさせているのは、手足の動かし方を学んだり、筋肉をつけようとしたりなどしている場合もあります。
赤ちゃんが手足バタバタをする理由はいくつかあります。その理由には赤ちゃんが機嫌が良いときや、体を動かす練習をしていたりなど、心配をする必要のない場合もあります。
しかし、赤ちゃんが不快や不調などを伝えようとして手足バタバタをしている場合には、それらを解消してあげるために対処する必要があります。そのため、赤ちゃんが手足バタバタをしているときに必要となる対処方法は把握しておくようにしましょう。
赤ちゃんが手足バタバタをさせているときは、赤ちゃんが不快を感じている場合があります。赤ちゃんが不快を感じる原因はいろいろありますが、おむつが汚れていて不快を感じてしまっているということはよくあります。
そのため、赤ちゃんが泣きながら手足バタバタをしていた場合は、まずおむつの状態を確認してあげるようにしましょう。
赤ちゃんが不快に感じるときによくある原因としておむつが汚れている場合があります。また、おむつの汚れと並んでよくある原因はお腹が空いていることです。そのため、おむつが汚れていなければ、お腹が空いていないか確認しましょう。
赤ちゃんは自分で自由に動くことができません。そのため、暑くて背中が蒸れても自分で体勢を変えることができずに不快を感じてしまうことがあります。
また、室温が高かったり、低かったりなどしても、自分でうちわを扇いだり、布団を被ったりなどすることもできないので、赤ちゃんが室温で不快を感じたときも手足バタバタをさせることがあります。室温が原因と考えられる場合は、汗や肌の温度などから確認してあげましょう。
室温が合わないことで、赤ちゃんが手足バタバタをさせてしまうことがあります。そのような場合は、室温を調整したり、服を変えて体温調節をしてあげるようにしましょう。
ただし、その着せ替えた服の着心地が悪いと、赤ちゃんが不快を感じてしまうことになります。そのため、赤ちゃんに着せる服は素材に注意して選ぶようにしましょう。また、縫い目やタグが肌に当たって不快を感じないようなデザインの物を選びましょう。
お腹が空いていた赤ちゃんに授乳をしても、手足のバタバタが静まらないということがあります。そのような場合は、げっぷが足りず、お腹に空気が溜まって不快を感じている場合があります。そのため、もう少しげっぷを促してあげるようにしましょう。
赤ちゃんが夜中に手足バタバタをしていると、体を動かして興奮して寝つきが悪くなってしまったり、親が見ていないところで手足で物をぶつけてしまったりなどしてしまう可能性があります。
そのため、夜は赤ちゃんが安心して眠れるように、優しくおくるみで包んでおくという方法もあります。赤ちゃんをおくるみで包んであげれば、夜に手足バタバタをすることなく、安全と睡眠を確保してあげることができます。
赤ちゃんが夜に手足バタバタをすると眠れなくなることがあります。そのため、夜は手足バタバタをしないためにも、ぐっすりと眠れるようにしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんによく寝てもらうための方法として、ベビーマッサージをしてあげるという方法があります。ベビーマッサージをして、親とスキンシップをとることで安心して、そのまま眠ることもあります。ただし、食後や予防接種の2日以内のマッサージは避けましょう。
赤ちゃんは機嫌が悪いときに手足バタバタをすることがあります。その赤ちゃんの機嫌を直すために、抱っこして赤ちゃんを安心させてあげましょう。
また、抱っこしてベランダや庭に出て外の空気を吸わせたり、散歩に出かけて気分転換をさせてあげたりなどしましょう。
赤ちゃんが手足バタバタしているときは、単純にかまって欲しいだけという場合もあります。そのような場合は、抱っこしてスキンシップをとってあげましょう。また、歌ってあげたり、おもちゃや手を使って遊んであげても良いでしょう。
赤ちゃんと一緒に遊ぶことは、赤ちゃんの発育にも刺激を与えられるので遊びたがっているときは積極的に遊んであげましょう。
赤ちゃんが手足バタバタをする際にはいくつかの理由が考えられます。その理由には、赤ちゃんの機嫌が悪い場合の時もあり、何らかの対処が必要なこともあれば、機嫌が良くて特に対処が必要ない場合もあります。
しかし、対処の必要の有無に関わらず、赤ちゃんが手足バタバタすることにはいくつか注意しておくべきことがあります。もし、その注意点を把握しておかないと、赤ちゃんが危険な目に遭ってしまう可能性もあります。
赤ちゃんは自分で動くことができません。しかし、激しく手足バタバタをしているうちに、体の位置が動いてしまうことがあります。そのため、ベットで寝かせている場合、目を離しているうちに赤ちゃんが手足バタバタをして、ベットから落下してしまう危険性があります。
そのような落下事故を防ぐために、赤ちゃんをベットで寝かせる場合には、柵を付けるなどの落下対策をしておく必要があります。
赤ちゃんは自分で布団を被ったりすることはできませんが、手足バタバタをするうちに布団が移動して顔を覆ってしまう可能性はあります。
赤ちゃんの顔を毛布や布団が覆ってしまうと窒息の危険があります。そのため、毛布や布団の扱いには注意が必要です。
また、沈みやすいソファや布団で寝かせると、手足バタバタの反動で転がり、赤ちゃんがうつ伏せになってしまう可能性があります。これも窒息の危険性があるので注意しましょう。
赤ちゃんが激しく手足バタバタをしていると、不快や不調を伝えようとしているのではないかと不安を感じてしまう人もいます。
しかし、赤ちゃんの手足バタバタは不機嫌なときにだけ行われるものではありません。もし、手足バタバタをする赤ちゃんの機嫌が良さそうであれば、優しくその様子を見守ってあげましょう。