リンクコーデとは、服の種類や、色、柄、ブランド、模様などで部分的にお揃いにした、リンク(繋がり)のあるコーディネートのことです。
コーディネートを完全に一致させる「ペアルック」は恥ずかしいという方でも、リンクコーデでしたら、お揃いの小物だけでも良いので手軽に挑戦できるのではないでしょうか。
リンクコーデのおしゃれを楽しんでいる親子を街でよく見かけますが、親子だけでなく、友達同士や男女の恋人同士もリンクコーデを楽しんでいるグループが多いようです。
中には夫婦、兄弟、姉妹、双子、家族全員、祖父と祖母、ペットの犬までもが、服の素材や模様などを合わせてリンクコーデをしている姿が見られます。
リンクコーデとは、コーディネートの一部分以上が何かで関連づいていることです。それは、アイテムでも色でも模様でも素材でも何でも構いません。何か一つでもリンクしていれば、リンクコーデの完成です。
ここからは、簡単にリンクコーデができる例を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
リンクコーデを手軽に試せるのは、お揃いのアイテムからではないでしょうか。手持ちのアイテムも、親子で同じような種類のアイテムを合わせれば、親子のリンクコーデが出来上がります。
例えばデニムパンツ、ティーシャツ、ワンピース、スニーカーなどを合わせてみてはいかがでしょうか。デニムパンツでも、なるべく同じような色味でダメージ具合のものを選ぶと、よりリンクコーデらしくなるでしょう。
同じアイテムを持っていなくても、小物やコーディネートの色使い、アイテムの素材を合わせるだけでもリンクコーデになります。
例えばニット帽やマフラー、靴下などの小物で合わせたり姉弟の場合はお姉ちゃんがデニムのワンピース、弟がデニムパンツのように素材を同じにすることで、リンクコーデができます。
ママのセーターの色と赤ちゃんのロンパースの色を合わせたりと、リンクコーデは全てがお揃いでなくて良いので、無限に可能性があるのです。
ここでは具体的なアイテムを用いて、それぞれどのようなリンクコーデができるのかを紹介していきます。
一つ一つは定番のアイテムですが、リンクコーデにすることでおしゃれ度が増し、家族の絆が深まるので一緒に過ごす時間がますます楽しいものとなるでしょう。
カーディガンは、一枚で着られるものもありますし、春や秋の肌寒い日は羽織ったり、肩から掛けたりと便利なアイテムなので、持っている方も多いでしょう。
家族で同じ色のカーディガンを合わせたり、同じ素材のものを選んだりしても良いでしょう。カーディガンの中に着るものは、全然違うものでも構いません。
他がバラバラのコーディネートでも、同じカーディガンというアイテムで統一感を持たせてくれます。
年齢や性別を問わないオーバーオールはリンクコーデにぴったりのアイテムです。オーバーオールはコーディネートの主役になりますので、二人、三人とお揃いにすることで周囲からの注目を集められるでしょう。
リンクコーデをする場合は、インナーや小物は敢えて全く別のものを選ぶと良いでしょう。それぞれ好きな色や柄のインナーを着たり、カーディガンを羽織ったり、帽子やリュックなどの小物を使ったりして、同じオーバーオールのコーディネートでも個性を出すと楽しいでしょう。
デニムはリンクコーデに使いやすいアイテムです。デニム素材のパンツやGジャン、スカート、オーバーオールなどのアイテムや、デニムを使ったバッグやアクセサリーなどを合わせても良いので、挑戦しやすいのでしょう。
Tシャツやネルシャツでカジュアルなストリート風に仕上げても良いですし、ブラウスやジャケットなどできれいめに仕上げても素敵です。
リンクコーデに使用するデニムは、同じくらいのダメージ加減や色落ち加減のものを選ぶと、よりお揃い感が出るので良いでしょう。
帽子は季節感を出したり、コーディネートを引き立ててくれたりする便利なアイテムですが、リンクコーデに使うことで、ますますおしゃれが際立ちます。
帽子と言っても、キャップやニット帽、ベレー帽、ハット、ハンチングなど様々な種類がありますが、リンクコーデには全く同じ帽子を被る必要はありません。
例えは、大人は黒いキャップで子供は黒いニット帽などのように色を統一することや、母娘で色違いのストローハットを被るといった素材合わせも素敵なリンクコーデになります。
オシャレは足元からという言葉がある通り、靴をリンクコーデに使うことでもセンスを感じられるでしょう。
スポーツブランドのスニーカーや、カジュアルで人気ブランドの靴は、メンズもレディースもキッズも、サイズが充実しているので取り入れやすいでしょう。
ブランドが違っていても、ホワイトのスニーカーで統一したり、ヒョウ柄や迷彩柄、星柄などの柄物のスニーカーを合わせても、さりげなくオシャレなリンクコーデになるでしょう。
秋冬にニットでリンクコーデするというのもおすすめです。ショップには毎年多くの種類のニットが並びます。品質が良く安いことが特徴です。デパートではハイブランドでクオリティの高いニットを購入できます。
同じ色で合わせたり、Vネックやタートルネック、ケーブルニットといったデザインで合わせたり、帽子やバッグなどの小物にニット素材を取り入れたりと、合わせ方はさまざまです。
ベージュやグレー、くすんだピンクやイエローといった落ち着いた色でのニットはリンクコーデに取り入れやすいでしょう。
カジュアルで着心地が良く洗濯も簡単なトレーナーは、持っている方も多いのではないでしょうか。ちなみにトレーナーとスウェットは違う言い方ですが、ファッションでは同じ意味として使われます。
汚れてもすぐに洗えるトレーナーは、海やキャンプにもってこいのアイテムです。旅行中にトレーナーのリンクコーデで記念写真を撮っても、良い思い出になるでしょう。
姉妹や母娘でワンピースを使ったリンクコーデも可愛いです。夏はリゾート風のワンピース、冬はニットワンピースなど、年間を通して着られることもワンピースの魅力の一つです。中にはママの手作りのワンピースを着ているお子さんもいます。
ワンピースを使ったリンクコーデというと、男の子ママは諦めてしまいがちですが、ママがワンピースと黒スキニー、息子がママのワンピースと同じ色のシャツと黒いパンツといった色合わせでもリンクコーデが完成しますので、ぜひ取り入れてみてください。
ロゴTシャツとはTシャツにブランド名などが書かれたもので、英語やローマ字で単語やメッセージが書いてあるものが多くあります。70、80、90㎝のベビー服から大人サイズまで、年齢問わず着られる便利なアイテムです。
ワンポイントのロゴTシャツでしたら、3兄弟や4人家族などのように人数が多くなっても、くどくならずにさりげないリンクコーデが楽しめるでしょう。
チェックシャツは1枚で着ればコーディネートの主役になりますし、肌寒い日に軽く羽織ったり、ニットやパーカーの裾から出したりと、着回しのできる便利なアイテムです。
デニムパンツやチノパンに合わせてカジュアルに着ることもできますし、スーツの下に着たりレザーのブルゾンに合わせたりすればお出掛けにも使えます。
リンクコーデが少し難しいと感じる方は、マフラーなどの小物から始めることをおすすめします。
それぞれが全く違うテイストのコーディネートでも、同じ色や柄のマフラーを合わせるだけで不思議と統一感が出てきます。顔の近くに使うマフラーは存在感があり、リンクコーデのポイントとなるアイテムの一つです。
洋服のアイテムや小物をリンクコーデすることは嫌いという方も、同じ時計を身に着けることでしたら抵抗なく取り入れられるのではないでしょうか。
お揃いの腕時計を着けることは、年齢問わず、気兼ねなく楽しめるリンクコーデの一つです。
何色を使うのも自由なリンクコーデですが、家族でリンクコーデを楽しむ際、取り入れやすい配色があります。
こちらで紹介するコーディネートしやすい色の組み合わせで、色々なリンクコーデに挑戦してみてはいかがでしょうか。
取り入れやすい配色の一つは黒と白のモノトーンカラーです。モノトーンは簡単に取り入れることができて、失敗が少ないというメリットがあります。
白いトップスに黒いボトムスというシンプルなコーディネートも良いですが、白と黒のボーダーやギンガムチェックなどの柄物を取り入れると、オシャレ度がワンランクアップします。
ベーシックカラーであるネイビーと定番のデニムもリンクコーデに適した配色です。ネイビーなどの濃色のデニムはカジュアルにもきれいめにも使える便利なアイテムです。
また、ネイビーのドレスやスーツは上品に見え、結婚式や二次会にも着用できます。ウェディングなどのフォーマルな場での家族リンクコーデは記念に残ることでしょう。
ブラウンカラーは取り入れやすいカラーの一つです。リンクコーデにも流行のブラウン系を取り入れてみるとよいでしょう。
ブラウンカラーは地味になりがちですが、レオパードなどのアニマル柄と相性が良いので、靴や小物に取り入れて、コーディネートのアクセントに使うこともおすすめです。
ブラックとカーキの組み合わせは洗練されたコーディネートに仕上がります。季節感を出すために、秋冬は濃いめのカーキを、春夏は薄めのオリーブカラーを使うと良いでしょう。
重くなりがちなブラックとカーキですが、インナーや小物にホワイトを入れると軽さとこなれ感が出るので試してみてください。
ここまで、リンクコーデについて紹介してきました。リンクコーデに自信がない場合は、通販のリンクコーデ専門店を利用することも一つの方法です。おしゃれなコーディネートが完成された状態で販売しているので、お気に入りのアイテムをセットで購入することができます。
親子でリンクコーデをして、旅行やライブに行くとより一層思い出深い一日となるでしょう。また、誕生日やハロウィン、クリスマスなどにリンクコーデをすることで、イベントがますます盛り上がります。
この記事を参考に、家族でリンクコーデにチャレンジしてみてください。