赤ちゃんができると、これまで考えもしなかったことを考えたり、興味を持ったり、悩んだりしませんか。しかも、それが自分のことではなく、赤ちゃんのことだったりすることもあるでしょう。
自分が赤ちゃんだった頃と時代も変わり、情報量も多く、色々な事に挑戦できる機会も増えていて、今は赤ちゃんへの英語教育も盛んになっています。
しかし、英語教育はいつから始めるのがいいのでしょう。小さな我が子を見つめながら、赤ちゃんへの英語教育を始める時期を考えてみましょう。
赤ちゃんの英語教育を始めるのに、ベストなタイミングは生後6~8か月と言われています。まだ、日本語も話していないのに?と思うかもしれませんが、これには理由があります。
それは、赤ちゃんの耳は、音を正確に区別する能力が高いからです。代表的な例でいうと、日本人の大人にとって聞き取りも、発音も難しいとされる、「L」と「R」の違いを赤ちゃんは正確に聞き分けられるのです。
英語教育を早くから始めることがいいとされる、もう一つの理由があります。それは、赤ちゃんのうちは、英語習得を学習と捉えていないからです。
大きくなって、脳の言語野が日本語で埋め尽くされてから英語を学ぶと苦労しますが、赤ちゃんの時期はまだ余裕があるのです。ですから、まずは学習ではなく、親子で楽しく英語にふれることが大事です。
赤ちゃんの英語勉強方法というと、どういったものが思いつきますか。英語の本を一緒に読む、英語の歌を聞き流す、スマホアプリを使う、教室に通うなど、色々な方法があります。
ここから英語勉強方法を7つ紹介します。自分たちのライフスタイルに合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの英語教育に重要なのはインプットです。そこで、最初におすすめするのは、英語の歌の聞き流しです。これは一緒に歌うというより、BGMとして聞き流す方法です。
そして、歌に合わせて、表情を変えたり少し体を動かしたり、また成長に合わせて、手遊びなど取り入れると脳の他の部分も刺激されます。
英語の歌の聞き流しに、いつからいつまでなど制限はありません。英語の歌はCDを購入することも出来ますし、動画サイトで探すことも出来ます。赤ちゃんのお気に入りの歌がみつかると、あやす時にも活用できそうです。
赤ちゃんへの英語勉強で欠かせないのが、英語の本の読み聞かせです。英語の絵本探しに馴染みがない、英語で読んであげるのが苦手という親御さんもいるかと思います。
英語がたくさん書かれていることが大切ではありません。家で遊びの一つとして一緒に読んで聞かせることが大切です。
動画サイトを利用すると、ネイティブの子供たちも触れるであろう、楽しそうな音楽とともに、かわいいキャラクターたちの動画を見ることができます。
ネイティブの子供たちも歌いながら覚えていく、数の数え方、形の名前、歯磨きの仕方など成長に合わせて見ることができます。
たくさんの動画からお気に入りをみつけるのも楽しめるでしょう。
英語のおもちゃで遊ぶことに難しさを感じる場合は、アルファベットがかかれているものや、ボタンを押すと英語の音声が流れるもので遊んでみましょう。つまり、アルファベットや英語が身近にある環境を作るのです。
ABCの書かれたカードや積み木、英語の音声がでる本などもそうです。赤ちゃんは学習している感覚はなく、自ら楽しんで英語の勉強に取り組めます。
また、これらのおもちゃを選ぶとき、いつから英語教育を始めるかあまり考えないと思います。気に入ったおもちゃに英語という付加価値があるのです。
赤ちゃんと一緒に英語を楽しむのに、何から始めていいのかわからない、何を選んでいいのかわからない時は、英語教材を活用することを検討するのもいいかもしれません。
英語教材は、子供に人気のキャラクターの教材や、大手通信教育の教材など多く存在しています。教材はカードや本、CDなどのメディアと多岐にわたり、またイベントなどでアウトプットの場を設けているものもあります。
教材の価格は数万円~数十万円と高く感じるかもしれませんが、長期で考えるとそうとも言えません。
手軽にいつでも出来る勉強方法として、スマホアプリがあります。スマホアプリには、絵本や音楽、ゲームなどさまざまなものがあり、好みによって使い分けることが可能です。また、購入や申し込み手続きの必要もないので、いつからでも始めることができます。
しかし、この時の注意点は、スマホで遊ばせるのではなく、一緒に楽しみましょう。
0歳の赤ちゃんを連れて英語教室に通うのは大変そうではありますが、そのメリットはあります。教室に通うと、先生の表情を間近に見ながら、触れ合いながら学べます。これは、英語だけでなく発達においてもいい刺激になります。
また、同じくらいの子供をもつ親御さん同士、励まし合いながらも、リフレッシュする場にもなるかもしれません。
子供の将来のために、よりよい教育を与えてあげたいという思いは、多くの親御さんがもつものでしょう。しかし、いつから英語学習を始めたらよいのでしょう。
日本語も話せない赤ちゃんの頃から、英語教育に取り組むメリットはあるのか、また弊害はないのか、疑問にもつ親御さんもいると思います。
しかし、赤ちゃんだから苦労せずにすむ、メリットもあるのです。
赤ちゃんの耳と脳は期間限定での特別仕様になっています。赤ちゃんは成長の過程で言語を習得していきます。脳がスポンジのようにどんどん吸収できる仕組みになっているのです。
そして、この時期の赤ちゃんは環境によって、日本語、英語、フランス語、なんでも話せるようになるのです。
つまり、大人になって英語を勉強して、リスニングが難しい、発音が難しいと感じるのは、既に耳と脳がその時期を過ぎてしまっているからです。人間の脳は3歳までにほぼ完成すると言われています。赤ちゃんのうちから、たくさんの英語に触れさせる機会を作ってあげましょう。
日常生活の中で言葉を覚えていく赤ちゃんにとって、英語を学ぶのは日本語を学ぶのと同じ感覚のようです。大きくなって英語と学ぶと、「ありがとう」は「Thank you」と変換しますが、赤ちゃんにとっては、このシチュエーションは「Thank you」と覚えていくようです。
英語が勉強でなく、自然に学べる年齢のうちに、たくさんインプットできる環境を作ってあげましょう。そして、その期間はいつからいつまでと、明白なものはなく、個人差があるので逃さないように注意しましょう。
赤ちゃんの英語教育を始め、成功させるには、いくつかポイントがあります。赤ちゃんとの時間、赤ちゃんの将来がより良いものとなるように、心がけてみましょう。そして、いつから始めるか、悩むかもしれませんが、親子で楽しめるものから始めることをおすすめします。
ここからは英語教育のポイントを3つ紹介します。
最初のポイントは、英語を学習する際、親子で楽しむことです。赤ちゃんと一緒に英語の本を読んだり、歌を歌ったりしてコミュニケーションをとることで、赤ちゃんは英語により興味を持ち、聞き取る力、話す力をつけていくことでしょう。
これはいつからでも始められるので、思い立ったら始めてみましょう。
次のポイントとして、継続して学ぶことです。赤ちゃんが日本語を覚えるのも、周りが意識していなくても繰り返し日本語を使っているからです。それと同じように、英語で話しかける、英語の歌をかけ流しするということを繰り返します。
また、成長によって遊びや興味も変わってきます。成長に合わせて学習方法も変えてみるのもオススメです。
赤ちゃんの頃から英語教育を始めることに、メリットだけではないことも忘れてはいけません。母語である日本語の勉強も大切です。
英語教育に力を入れるあまり、日本語をおろそかにすると、日本語の発達に支障が出てくることもあります。母語の発達に支障が出た時に考えられる問題として、周りの子とコミュニケーションがうまく取れず、ストレスを感じたり、引きこもってしまうことがあります。
バイリンガルを目指した結果、日常会話はどちらの言語も話せても、抽象的な内容を伝達したり理解できないセミリンガルになってしまうことも稀ではありません。
これまでのまとめとして、赤ちゃんの頃から英語教育を始めることが、英語の習得にはいいということが分かりました。しかし、日本語の勉強も必要です。両立させるためにも、習い事ではなく、親子のコミュニケーションとして始めてみてはいかかがでしょうか。
子育てで必要な表現、使いたいフレーズなどは、ノートに書き留めておくとすぐに使えます。人気のアニメや映画を英語で一緒にみる、寝る前などリラックスできる時間に、子守唄に英語の歌をかけるのもおすすめです。