生後9ヶ月になると、離乳食も後期になり、回数も3回食に進みます。ハイハイは盛んになり、つかまり立ちを始める子もいます。
表情もより豊かになり「ブブブ」などの言葉も出てきます。一人遊びもできるようになり、周りにあるものに興味を示し、手あたりしだいに遊ぶので、大切なものや危険なものは赤ちゃんから遠ざけましょう。
日中活発に体を動かすと食べる量も安定し、授乳間隔も比較的開いてきます。
生後9ヶ月の授乳は1日2〜5回程度が目安とされています。ただし、赤ちゃんの成長過程はさまざまですので、離乳食の進み具合などによっても変わってきます。
離乳食が進めば自然に授乳の回数も減ってきます。赤ちゃんを寝かせるのに授乳でしている方もいらっしゃるでしょう。しかし、3回食になれば、卒乳に向けて準備を始めてもいい時期です。
生後9ヶ月の赤ちゃんの成長はさまざまです。離乳食を好んで食べる子もいれば、嫌がって思うように進まない子もいるでしょう。それによって授乳回数も変わってきます。
赤ちゃんの成長に合わせた授乳をすることが大切ですので、授乳回数が減らなくても、あまり心配しないようにしましょう。
生後9ヶ月頃になると、授乳の間隔も以前より長くなってきていることでしょう。授乳量は、ミルクだと1回100~200mlを目安にしてください。回数は1日2~5回です。
ただし、これはあくまで「目安」です。これらの「数字」よりも、赤ちゃんの機嫌がいいかどうか、順調に発育しているかどうかを気をつけて見ていきましょう。
母乳の場合は、離乳食の邪魔にならない時間であれば、基本的に飲みたいだけ飲ませてあげて大丈夫です。水分補給の目的もありますし、お母さんとのスキンシップという意味でも大切です。
もし、離乳食をあまり食べたがらなければ、母乳をあげる時間帯や、回数を見直してみましょう。母乳でお腹がいっぱいになり、離乳食が進まないケースもあり得ます。
離乳食を1日3回しっかり食べていれば、食後に授乳する必要はありません。ですので、授乳回数を減らすコツとしては離乳食を十分に食べてもらい、赤ちゃんが欲しがっても、離乳食後は授乳しないことです。
もし大丈夫なようでしたら、夜間授乳を減らしてみるのもいいでしょう。また、授乳時間を短くするのもおすすめです。
食べることに積極的で、しっかり離乳食を食べてくれるなら、食後に授乳する必要はありません。しかし、離乳食を嫌がったり、少ししか食べなかったり、食べむらがあったりする場合は、栄養が足りているか心配になるでしょう。
そのような場合は、食後に母乳をあげたり、フォローアップミルクをあげても構いません。お母さんや赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。
生後9ヶ月になり、授乳回数を減らしていく段階になると、気になるのが離乳食と授乳の量です。
この頃は離乳食の量が増えてくるため、授乳の量や回数を減らしていきます。なかなか離乳食が進まない場合はフォローアップミルクや母乳で栄養面をカバーしていきましょう。
ただし、離乳食をあまり食べないからといって、授乳に頼りすぎると、余計離乳食を食べなくなることもあるので、バランスを見ながら進めていきましょう。
生後9ヶ月だと離乳食も後期となり、回数も3回になります。しかし、いつから3回食にしたらいいか悩む方も多いかと思います。そこで、3回食にする目安をお伝えします。
まず、離乳食を嫌がらずに食べているでしょうか。また、柔らかい食材をはぐきを使ってもぐもぐしているでしょうか。そして、自分で手を使って食べようとしているでしょうか。
これらがみられれば3回食に移行するタイミングと言えます。まず、離乳食を嫌がらずに食べているでしょうか。また、柔らかい食材をはぐきを使ってもぐもぐしているでしょうか。そして、自分で手を使って食べようとしているでしょうか。
これがみられれば3回食に移行するタイミングと言えます。赤ちゃんに合わせて食事回数を増やしていきましょう。
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フォローアップミルクは、離乳食で足りない栄養を補うためのミルクです。鉄分・カルシウム・ミネラルなどが強化されています。
生後9ヶ月頃の赤ちゃんが離乳食で不足しがちなのは鉄分です。鉄分の多い食材を意識的に離乳食に使いましょう。しかし食べむらがあったりで、栄養面が心配な場合は、フォローアップミルクを飲ませてもよいでしょう。
しっかり離乳食を食べていれば、フォローアップミルクを与える必要はありません。
フォローアップミルクは、離乳食を食べた後に飲ませましょう。離乳食を食べる前に飲ませると、それだけでお腹がいっぱいになり離乳食の食べが悪くなることもあるからです。
また、フォローアップミルクは栄養価も高いので、与えすぎるとたんぱく質などが過剰摂取になってしまいます。赤ちゃんにあげる量を調整しましょう。
哺乳瓶であげる必要はなく、赤ちゃんの成長に合わせてコップなどを使うと、コップ飲みの練習もできます。
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離乳食が3回食になっていると、基本的に夜間の授乳はしなくても大丈夫です。しかし、生後9ヶ月は、まだまだ夜泣きはみられます。夜泣きの時には必要であればミルクや母乳を与えても問題ありません。
とはいえ、9ヶ月くらいから卒乳の準備をするお母さんも多いかと思います。夜中に泣き出しても、すぐに授乳するのはやめて、身体をトントン優しくたたいてあげたり、抱っこしたりして様子を見ましょう。
離乳食も進んできて、3食きちんととれて、順調に体重が増えてきているなら、卒乳の準備を始めてもいいでしょう。子どもの発育は個人差がありますので、焦ることはありません。子どもの発育状況に合わせて準備をしていきましょう。
「準備と言ってもどうしていいかわからない」というお母さんのために、「夜のみ断乳」「授乳期間を短く」「道具を使う」の卒乳準備3つを説明します。
まずは夜のみ断乳をしてみてはいかがでしょうか。そのためには生活リズムを整えましょう。起きる時間や寝る時間を一定にして、日中はたくさん遊び、お昼寝は短めにします。
夜中にお腹が空かないように、寝る前の授乳はたっぷりとしておきます。そのときですが、添い乳ではなく、抱っこで行いましょう。おっぱいをくわえながら寝る習慣がもしあるなら、それをやめていきましょう。
夜中に泣いたら、抱っこやおんぶであやします。
だんだんと授乳時間も短くしていきましょう。毎回授乳にかけていた時間を徐々に減らしていきます。
こうすることにより、母乳を飲む量が減り、また母乳の分泌量も自然に減っていき、卒乳後のお母さんの身体の負担も軽くなることでしょう。
ストローマグやコップなどを上手に使うことができれば、授乳なしでもフォローアップミルクなどを飲むことができ、栄養面の心配をしなくてすみます。生後9ヶ月頃になると、上下の唇で物を挟めるようになるので、ストローの練習ができるようになります。
ストローマグやコップなどは、子どもが持ちやすいかどうか、飲み物が漏れないか、手入れしやすいかどうかをポイントとして選びましょう。
仕事復帰や次の妊娠のタイミング、お母さんの体調などによっても卒乳時期は変わることでしょう。卒乳することを2週間以上前から赤ちゃんに伝え、心の準備の時間をあげましょう。
周りがもう卒乳準備を始めているからといって焦る必要はありません。お母さんと赤ちゃんにとって無理のない方法で進めましょう。