赤ちゃんはいつから自転車に乗せられる?注意するポイントや選び方も紹介

「赤ちゃんはいつから自転車に乗せていいの?」
「赤ちゃんを乗せるのにいい自転車って、どうやって選べばいいのかな?」


赤ちゃんと自転車での外出を考えている子育て中のママやパパは、このような疑問をお持ちではないでしょうか。自転車があれば、赤ちゃんとのお買い物や保育園の送り迎えなどにも大活躍します。


この記事では、赤ちゃんをいつから自転車に乗せられるのか、また乗せる時の注意点や、安全な自転車の選び方も紹介します。


この記事を読むと、赤ちゃんを安全に自転車に乗せる知識が身につき、赤ちゃんとの外出をより安心して楽しめるようになるでしょう。


赤ちゃんをいつから自転車に乗せられるのか、また乗せる時に注意するポイントや赤ちゃんを乗せる自転車の選び方を知りたいという方は、是非この記事を参考にしてみてください。

赤ちゃんはいつから自転車に乗れる?

ちょっとしたお買い物の時や、保育園・幼稚園の送り迎えの時など自転車は、働くママやパパにとって必需品です。安全面を考えて使用したいけれど、一体いつから赤ちゃんと一緒に自転車に乗れるのでしょうか。


今回はいつから自転車に乗れるのか、自転車を選ぶ時のポイントなどを紹介します。赤ちゃんと自転車の2人乗りは、自治体によってはルールが変わることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

前乗せ後ろ乗せで基準が異なる

自転車に乗せるチャイルドシートには、前乗せタイプと後ろ乗せタイプがあります。それぞれで乗せられる年齢や体重などの基準が異なります。


使う期間や乗せる赤ちゃんの体重によっても、使えるものがあるため事前に確認しておくことは大切です。自転車の運転者が16歳以上であれば6歳以下の子供と一緒に乗ることができます。


前乗せと後ろ乗せの基準の違いは、次のとおりです。

前乗せタイプ

前乗せタイプは、1~4歳くらいの赤ちゃんと一緒に乗ることを目安に設定して作られています。体重の目安は8~15kg、身長は70~100cmが目安です。


目線が届かないと危ない年齢は、前乗せタイプが良いでしょう。首や腰に安定感が出てくる1歳くらいから、利用するのが一般的です。


4歳未満でも体重や身長がオーバーしたら、後ろ乗せタイプに変えていかなければなりません。

後ろ乗せタイプ

前乗せタイプでは乗れない子供を乗せられるようになるのが、後ろ乗せタイプです。体重は8~22kg、身長は70~115cmを目安としています。


年齢は1~6歳が目安となっていますが、後ろに座らせていると目が届かないため安全面の理解度が出てから乗せるのがおすすめです。年齢が基準内でも、体重がオーバーしていたら別な自転車に買い換えるなどの対策が必要となります。

赤ちゃんと自転車に乗る時の注意ポイント

赤ちゃんと自転車に乗る時には、乗れるようになる時期や自転車のタイプを見極めるのはもちろんですが、その他にも準備しておくものなど、注意するポイントがあります。


ここでは、赤ちゃんと自転車に乗る時の注意ポイントを7つ紹介します。赤ちゃんの安全を守るために、これらの点をチェックしてから乗せるようにしましょう。

抱っこ紐はおんぶだけ

ポイント1つめです。赤ちゃんはいつから自転車に乗せても大丈夫なのか気になるママやパパも多いでしょう。目安としては、首や腰まわりが安定し始める1歳からシートに座らせることが可能です。


1歳未満の赤ちゃんには紐を使用し、おんぶをした状態で自転車に乗ります。抱っこの状態は違反となるので、行ってはいけません。またおんぶをして自転車に乗せられる年齢は、自治体によって変わるので確認しておくことが必要です。

長時間の使用にも注意

自転車の乗車時に限ったことではありませんが、抱っこ紐でおんぶをした状態は、赤ちゃんの顔を見ることができません。赤ちゃんの様子を確認できないので、長時間の使用はできるだけ避けた方が良いです。


また抱っこ紐により気がつかないまま、一部分圧迫されている場合もあるので、ママやパパはなるべく注意を払うことを心がけましょう。

ヘルメットやシートベルトをしっかり着用する

自転車に乗せる時のポイントの2つめは、ヘルメットやシートベルトをしっかりと使用することです。いつから一緒に乗れるのかを考えるのと同時に、安全に乗せるためのアイテムも揃えなければなりません。


ヘルメットは万が一の転倒に備えて、シートベルトは安定感をキープさせるためです。どちらのベルトも緩まっていたら、意味が無くなってしまうので子供が嫌がってもしっかりと正しい状態で装着しましょう。

赤ちゃんによってはヘルメットが負担になることも

赤ちゃんによってはヘルメットの装着を嫌がる場合もあります。いつから乗せられるかの基準として、ヘルメットやシートベルトの大切さを理解できる年齢になってからも目安として考えるのが良いでしょう。


ママやパパにとっては嫌がる赤ちゃんや子供に対して、ヘルメットやシートベルトをつけるのは大変なことですが、丁寧に言い聞かせることが大切です。

子供を乗せたままそばを離れない

子供と一緒に自転車に乗る際のポイント3つめが、子供を乗せたままそばを離れないことです。


ほんのちょっとの時間の買い物で子供を降ろすのが面倒、寝ているから起こしたくないなど、理由はいろいろあるでしょう。しかしその少しの時間が思わぬ事故に繋がってしまいます。


子供が少し動いただけで、自転車が倒れてしまうことがあるのです。高い位置から地面に頭や体を打ち付けてしまうこともあるので、大怪我に繋がります。

パーカーの紐やマフラーなど長いものに注意

次に紹介する気をつけたいポイントが、パーカーの紐やマフラーなどの長いものの着用に注意をすることです。これらの長いものは、タイヤやチェーンなどに巻き込まれる危険が出てきます。


巻き込まれそうなものがある時は、服の中にしっかりと入れ込むなどの対策を行いましょう。パーカーの紐は取り外したり、マフラーではなくネックウォーマーに変えたりなど考慮しておくと安心です。

自転車に乗る前には必ず安全点検をする

続いて紹介するポイント5つめは、自転車に乗る前に必ず安全点検をすることです。子供を乗せる前にブレーキの効き具合やハンドルの操作性を確かめておかなければなりません。


また初めて2人乗りをする状態であれば、子供を乗せていきなり公道に出るのではなく庭先や公園などで感覚を知っておくことも大切です。いつから子供を乗せられるのか、確認できたあとは安全対策を行っていきましょう。

安全を第一に考えて走行する

ポイント6つめは、自転車に乗る時に全般的に言えることですが、安全を第一に考えて走行することです。


赤ちゃんを乗せての運転は、1人の時に比べてバランスが取りづらくなります。できるだけ事前に練習して感覚をつかめると安心でしょう。運転中は道路交通法を守り、走行スピードや路面の状態にも気を配ることが大切です。

雨対策グッズを用意しておく

最後に紹介する7つめのポイントは、雨対策グッズを用意しておくことです。他に交通手段がないなど、自転車で雨の日に赤ちゃんと出かけなければならない時もあるでしょう。


そのような時に備えて、チャイルドシートに取り付けるレインカバー、着脱のしやすいレインポンチョなどをあらかじめ用意しておくことが大切です。また、片手で傘をさしての自転車の運転は、大変危険なため、しないようにしましょう。

赤ちゃんを乗せる自転車選びのポイントは?

赤ちゃんを乗せる自転車を選ぶ時には、安全性を重視したいものです。チャイルドシートやタイヤの大きさにも種類があるほか、電動タイプという選択肢もあります。特に初めての場合はどの自転車を選べばいいのか迷う人もいるでしょう。


ここでは、赤ちゃんを乗せる自転車を選ぶ時に参考にしたいポイントを紹介します。

初めての場合は前乗せタイプを選ぶ

赤ちゃんを初めて自転車に乗せる場合は、前乗せタイプを選ぶのがおすすめです。前乗せタイプなら赤ちゃんの様子が見えるため、赤ちゃんが眠ってしまったりシートベルトがずれたりするなどの異変にも気づきやすくなります。


また、チャイルドシートのタイプによって推奨年齢があるため、購入前にチェックするようにしましょう。

「BAAマーク」や「SGマーク」がついている自転車を選択する

赤ちゃんを乗せる際には「BAAマーク」や「SGマーク」がついている自転車をおすすめします。


BAAマークは自転車協会の検査に合格した自転車に交付されるマークです。SGマークは製品安全協会が定める基準に合格した証で、購入から5年間有効の対人賠償責任の保険もついています。


また、赤ちゃんを乗せるとハンドルが重くなるため、乗せ降ろしの時にもぐらつきを防いでくれるハンドルロックつきのものが安心です。

タイヤの大きさは小さいものを選ぶ

タイヤの大きさは小さいものを選びましょう。小さいものはチャイルドシートの位置が低いため、子供を乗せるたびに高く持ち上げなくても済みます。


また、小さいものの方がタイヤが太く重心が低いため、安定感があります。ふらつきにくい上に子供を乗せやすいのは、安全面でも運転するママやパパの体力面でも、大きなメリットです。

電動自転車を選ぶ時は用途に合わせたバッテリーにする

電動自転車は、走行可能な距離を確認した上で、用途に合わせたバッテリー容量のものを選ぶようにしましょう。バッテリー容量が大きいものは、少ない充電回数で長い距離を走れる分、高価格なものが多くなります。


そこまで頻繁に乗らない、または近距離でしか使用しないという場合は、小さい容量のものでも良いでしょう。もちろん毎日のように高い頻度で乗るのであれば、バッテリー容量の大きいものが便利でおすすめです。

カタログをみて体重や身長制限を確かめておく

チャイルドシートに乗せられる体重や身長制限は、カタログに記載されているため購入前に確認しておきましょう。推奨年齢も記されていますが、年齢だけではなく体重や身長が適合していることが重要です。


年齢が基準に合っていても、身長や体重が基準に満たなかったり超えたりしている場合は、危険なため乗せてはいけません。

電動自転車はバッテリー切れの時の動きも把握しておく

電動自転車は、バッテリー切れの時の動きも把握しておくようにしましょう。子供を乗せる電動自転車はその耐久性を高めるために、通常かなり重い作りになっています。もし走行中にバッテリーが切れた場合、普通の自転車のように漕ぐのはかなり困難でしょう。


普段からバッテリーが切れないように、こまめに充電しておくことが大切です。

普通の自転車と電動自転車ならどちらが良いのか

子供を乗せて自転車に乗ることは、なかなか体力が必要となります。電動自転車に惹かれるママやパパも多いのではないでしょうか?子供と2人乗りをするなら、普通の自転車と電動自転車どちらが良いのかみていきましょう。


メリットはもちろん、コスト面も考えてどちらを選ぶのか変わってくるはずです。

状況によっては電動自転車がおすすめ

普通自転車に比べるとコストはかかりますが、電動自転車は生活環境によってはおすすめな場合があります。子供が1人乗るだけで、走行中のバランスは悪くなってしまいます。


1人ならまだしも、2人乗せるとなるとかなりの重さになるので体力に自信がないママやパパはかなりの重労働となるでしょう。そんな時にアシストしてくれるのが、電動自転車です。


長距離を走ったり上り坂があったりする場合は、電動自転車はかなり助かります。

赤ちゃんといつから自転車に乗れるか知っておこう

赤ちゃんといつから自転車に乗れるかは、年齢だけではなく体重や理解力によって変わってきます。1歳未満の赤ちゃんであれば、抱っこ紐でおんぶしながらの自転車走行が良いです。


2歳以降であれば体重や、子供の理解力でいつから2人乗りができるのかをジャッジしていきます。自転車はとても便利なものですが、安全面に考慮することはとても大切です。家族全員が安全に快適に生活できるように、準備をしていきましょう。