【専門家監修】赤ちゃんに効果的なベビーオイルの使い方4つ|メリットや注意点

ベビーオイルの使い方とは?

ベビーオイルは、敏感な赤ちゃんの肌を傷つけないために、ほとんどが無香料・無着色の低刺激オイルです。赤ちゃんの肌ケアにはベビーオイルを上手く使って柔らかくて敏感な赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。


ベビーオイルにはさまざまな使い方があり、赤ちゃんの全身に使えます。保湿ケアだけに限らず、耳掃除や便秘対策にも使えるので、赤ちゃんのために備えておきたいアイテムの1つです。

赤ちゃん用のベビーオイルの成分と使い方2つ

ベビーオイルには「植物油」と「鉱物油」の2種類のタイプがあり、それぞれに特徴があります。


使用目的によって2つの種類を使い分けると、それぞれのメリットを活かした使い方ができるので、ちがうタイプのベビーオイルの特徴を把握しておくとよいでしょう。


そこでここではベビーオイルの成分とそれぞれの使い方をご紹介します。購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

ベビーオイルの成分と使い方1:植物油

植物の種などから抽出されたオイルを原料としているベビーオイルは、適度な皮膜を作って肌を保護するため毛穴を塞がず肌に浸透しやすいという特徴があります。


刺激が少ない植物性のベビーオイルは、保湿ケアの他にマッサージにも最適で繊細な赤ちゃん肌におすすめのオイルです。


しかし植物性であるため、酸化しやすいことや、赤ちゃんによっては肌に合わず、アレルギーを起こしてしまう場合もあります。


開封後は保管場所に気を付けてできるだけ早めに使い切ることや、使用前にパッチテストをするなど使い方に注意が必要です。

ベビーオイルの成分と使い方2:鉱物油

石油を原料としている鉱物油は、肌にオイルが浸透しにくいため肌の上に止まり、保湿効果を高めると共に外部の刺激からも肌を守ってくれるという特徴があります。


しかし肌に浸透しにくいため毛穴に詰まりやすいことや、添加物が含まれているものが多いので、使い方によっては肌の負担になる場合もあります。


鉱物性オイルは、耳や鼻のお手入れ、おむつかぶれやよだれ対策など、肌を保護するために使用すると比較的赤ちゃんの肌に負担をかけずに使えます。

赤ちゃんに効果的なベビーオイルの使い方4つ

万能なベビーオイルですが、具体的にはどんな使い方ができるでしょうか。植物性オイルか鉱物性オイルによっても効果的な使い方は異なります。


ここではケアの目的に合わせたベビーオイルの使い方を4つご紹介します。ベビーオイルを使用目的に合わせて活用して赤ちゃんの肌ケアに役立てましょう。

効果的なベビーオイルの使い方1:頭皮ケア

生後3ヶ月ごろまでの乳児には頭皮に黄色いかさぶたのようなものがこびりつくことがあります。


これは入浴だけではなかな取り除けません。入浴前に植物性のベビーオイルを塗りこむか、オイルを含ませたコットンを頭皮に被せてかさぶたにオイルを染み込ませておきましょう。


ベビーオイルの効果でかさぶたが柔らかくなり赤ちゃんの頭皮を洗う際、はがれやすくなります。無理せず毎日少しずつ取り除いてあげましょう。

効果的なベビーオイルの使い方2:マッサージ

ママが赤ちゃんと直接触れ合うベビーマッサージは大事なスキンシップのひとつです。マッサージを通して赤ちゃんは安心感や愛情を感じられるといわれています。そして赤ちゃんとママの信頼関係をさらに深くしてくれる役割があります。


そんなベビーマッサージに活用できるのがベビーオイルです。肌に馴染みやすい植物性のオイルを使用するとよいでしょう。マッサージでオイルを使用すればスキンシップと同時に赤ちゃんの保湿ケアもできます。

効果的なベビーオイルの使い方3:おへそや耳掃除

特に皮膚が柔らかいおへそや耳のお手入れには綿棒にベビーオイルを含ませて使うと刺激を減らせます。


また、オイルの保湿効果で耳垢、おへそのお手入れだけでなく、鼻垢や鼻づまりなどが取れやすくなり簡単に綺麗にケアできます。


気を付けることはオイルを付けていることで耳の奥まで綿棒を入れ過ぎないことと毎日掃除はしないことです。耳を傷つけてしまわないように、赤ちゃんの耳ケアは手前の見えている部分だけにして、毎日ではなく汚れがあるときだけにするようにしましょう。

効果的なベビーオイルの使い方4:便秘時の潤滑油

赤ちゃんはお母さんの食べたものが影響して便秘になることもあれば、母乳やミルクから離乳食に切り替わったタイミングの時などに便秘になりやすいです。


そんな時は肛門にオイルを含ませた綿棒で刺激してあげると便が出やすくなります。綿棒を直接お尻に触れさせると、肌に負担になってしまうのでベビーオイルを含ませることがポイントです。


ベビーオイルが潤滑油の役割を果たしてくれるので、肌に負担をかけることなくお尻のマッサージもスムーズに行えるでしょう。

赤ちゃんにベビーオイルを使うメリット2つ

ベビーオイルは産後の必須アイテムとして備えている人が多いアイテムです。赤ちゃんにベビーオイルがおすすめな理由は、植物や石油などの天然成分由来で赤ちゃんに優しいオイルというだけじゃないメリットもあります。


ここからはそのメリットを2つご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ベビーオイルを使うメリット1:コスパがよい

肌をケアするオイルはベビーオイルに限らずさまざまなオイルが販売されています。その中でも特に赤ちゃんにおすすめとされている植物性のオイルは高価なものが多いですが、ベビーオイルなら植物性のタイプでも比較的安価になっています。


赤ちゃんに使うベビーオイルは消耗品でもあるので、頻繁に使用する分コスパがよいのは嬉しいメリットと言えるでしょう。

ベビーオイルを使うメリット2:保湿ができる

赤ちゃんの肌は乾燥しやすく、肌の乾燥が進んでしまうと乳児湿疹の原因となることもあります。そんな時、ベビーオイルなら赤ちゃんの体全体を保湿できるので肌をしっかり乾燥から守ります。


特に乾燥が激しい季節には潤いを与えるベビーローションの後にベビーオイルを使用しましょう。オイルが肌にふたのような役割をして水分の蒸発を防ぎ、潤いを保つ効果が期待できます。

赤ちゃんにベビーオイルを使うときの注意点3つ

赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。赤ちゃんに優しくつくられているベビーオイルといっても、敏感な赤ちゃんの肌を守るためには注意して使用する必要があります。


赤ちゃんの肌質にあっているオイルを使っているか、適切な量で使用しているのかなど、ベビーオイルを効果的に使うためにも、使用する前にきちんと把握しておくことが大切です。

ベビーオイルを使うときの注意点1:生後3ヶ月が目安

赤ちゃんは汗腺の数が多いため汗をかきやすくママからの女性ホルモンの影響もあり皮脂の分泌も盛んです。つまり赤ちゃんの皮膚は汚れやすい条件がそろっているのです。


生後3ヶ月ごろまでのスキンケアは沐浴などで清潔に保ち入浴後はローションを使って適度な潤いを与えましょう。


ベビーオイルは生後すぐからの使用も可能ですが、3ヶ月を過ぎた頃から皮脂の分泌量が減ってきますので、その頃を目安にベビーオイルを使用するとよいでしょう。

ベビーオイルを使うときの注意点2:パッチテストをする

肌に優しいベビーオイルでも、その成分によって赤ちゃんがアレルギーを起こす場合もあります。使用するオイルが肌にあったタイプなのか確認するために、必ずパッチテストをしてから使用しましょう。


オイルを染み込ませたガーゼを赤ちゃんの二の腕や太ももなどに30分以上接触させ、その後2日間様子をみて異常がなければ使用するようにしてください。異常があれば使用を中止して赤ちゃんの肌に合うオイルを再検討してみましょう。

ベビーオイルを使うときの注意点3:つけすぎない

ベビーオイルは肌に保護膜を作る役割が強く、肌に浸透しにくいため塗りすぎてしまうと毛穴詰まりの原因になってしまうといわれています。


肌に水分を閉じ込めるふたのような役割と考えると、肌に薄い膜を張るイメージで一度に使う量は少量でも効果的です。


つけすぎてしまうと、逆に不快感さえ感じてしまいます。乾燥しやすい箇所などは部分的に重ね塗りをする程度に控え、つけすぎには注意するようにしましょう。

ベビーオイルを赤ちゃんに使ってみよう

赤ちゃんのスキンケアの基本は清潔を保つこと、そしてその手助けとなるのが赤ちゃんに優しいベビーオイルです。


ベビーオイルを使用することで赤ちゃんの肌の調子が整い乾燥が防げます。また、スキンシップのマッサージなどのママとの癒しタイムにもベビーオイルをどんどん活用して赤ちゃんの健やかな肌を守りましょう。