プリンは加熱温度が低いため中まで火が通りにくく、食物アレルゲンの残存量が多い可能性があります。そのため、まずはしっかりと火を通した固ゆで卵など、加熱時間の長いものに慣れてからスタートしたほうが安心です。
離乳食のプリンデビューは1歳が目安です。離乳食の進み具合や体質により個人差がありますので、心配な方はかかりつけ医とよく相談してから食べさせましょう。
離乳食が進んできた子どもにとって、おやつは必要なエネルギーを補う「第4の食事」といわれています。バナナばかりは飽きてしまうし、市販のおやつは糖分が高すぎて心配というママは多いのではないでしょうか。
そんなときには、手作りプリンがおすすめです。プリンは、少ない材料で簡単に作れ、野菜などを入れてアレンジできるので味にも飽きないでしょう。
この記事では、離乳食に使えるプリンの人気レシピを紹介していきます。砂糖なし、卵なし、卵黄のみのレシピなど、糖分などに配慮したものもあるので、ぜひ作ってみてください。
材料
・かぼちゃ(裏ごし)…小さじ2
・プリンの素(ベビーフード)…1/2包
・ヨーグルト…小さじ1
プリンの素にお湯を加え溶かし、裏ごししたかぼちゃを混ぜます。次に容器に入れて冷蔵庫で1時間くらい冷やし、ヨーグルトをトッピングします。
おすすめの離乳食時期は離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月)で、材料費も100円以下でほとんどお金がかかりません。調理時間の目安としては1時間以上をみておくとよいでしょう。
材料
・全卵…1個
・完熟柿…1個
・牛乳…100cc
全卵と牛乳、みじん切りにした柿を混ぜて容器に入れ、お湯をはった鍋で10分加熱します。
おすすめの離乳食時期は離乳食中期(9ヶ月~11ヶ月)です。材料費は100円以下、調理時間は15分程なので気軽に作れます。
材料
・かぼちゃ…一口大3~4個
・全卵…1個
・牛乳…100cc
・砂糖…大さじ1
加熱してすりつぶしたかぼちゃと人肌に温めた牛乳、砂糖、全卵を混ぜます。容器に入れ、アルミをかぶせて穴をあけ、お湯をはった鍋で12分加熱し、火を止めて10分蒸らします。
おすすめの離乳食時期は離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)で、予算目安は100円以下、調理時間は約30分です。いつものプリンではなく、少し味を変えたいときに作ってみましょう。
材料
・全卵…1個
・バナナ…中1本
・牛乳…120cc
全卵、牛乳、つぶしたバナナを混ぜて容器に入れ、お湯をはった鍋で10分加熱します。
おすすめの離乳食時期は離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約15分です。バナナの自然な甘みを生かしているので、砂糖を控えたいママにおすすめのレシピです。
材料
・全卵…1個
・調乳後の粉ミルク…150cc
・砂糖…小さじ1
全卵と溶いた粉ミルク、砂糖を混ぜ、電子レンジ(500w)で2分程加熱します。
おすすめの離乳食時期は離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約10分です。鍋を使わず、電子レンジで加熱するので簡単に作れます。
材料
・かぼちゃ…1/8個
・全卵…1個
・牛乳…100cc
かぼちゃは小さく刻み、レンジで3分加熱します。かぼちゃと全卵、牛乳を混ぜて容器に入れ、ラップをかけて爪楊枝で穴をあけます。お湯をはった鍋で6分加熱し、火を消して15分蒸らします。
おすすめの離乳食時期は離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約15分です。砂糖を使わない、優しい甘みのプリンです。
材料
・さつまいも…80g
・牛乳…100cc
・卵黄…1個
加熱し裏ごししたさつまいも、卵黄、牛乳を混ぜ、お湯をはったフライパンで5分加熱し、余熱で5分蒸らします。
おすすめの離乳食時期は離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約30分です。卵白を使わないため、卵を始めたばかりの赤ちゃんでも食べられるプリンです。
材料
・お湯…50cc
・ゼラチン…1g
・調乳後の粉ミルク…50cc
・いちご…1個
お湯にゼラチンを溶かし、粉ミルクを加え、冷蔵庫で冷やし固めます。いちごをフォークなどでつぶしレンジで20秒程加熱して冷まし、冷やしたプリンにかけます。
おすすめの離乳食時期は離乳食中期以降です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約30分です。卵を一切使用しないので、まだ卵を食べさせていない赤ちゃんにも作ってあげられます。
しかし、ゼラチンはタンパク質を含み、アレルギーを起こす可能性もあるため注意しましょう。
材料
・卵黄…1個
・牛乳…50cc
・砂糖…耳かき1杯
卵黄と砂糖、牛乳を混ぜて容器に入れ、お湯をはった鍋で5分加熱します。
おすすめの離乳食時期は離乳食中期(7ヶ月~8ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約10分です。一食分を手軽に作れるレシピです。
材料
・牛乳…200cc
・卵…1個
・卵黄…1個
・砂糖…大さじ1
卵、卵黄、砂糖、牛乳を混ぜて容器に入れ、お湯をはった鍋に入れ弱火で5分加熱し、火を止めて10分蒸らします。
おすすめの離乳食時期は離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約30分です。砂糖が控えめなので、自然な甘みに仕上がります。
材料
・米粉…20g
・牛乳…180cc
・砂糖…15g
鍋に米粉と砂糖、牛乳を混ぜ加熱し、へらでかき混ぜながらとろみがつくまで中火で煮ます。とろみがついてきたら、弱火にしてさらに2分煮ます。火からおろし、少し冷めるまでかき混ぜてから、容器に移し冷蔵庫で冷やします。
おすすめの離乳食時期は離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約30分です。卵を使わず米粉で固めるので、卵が食べられない赤ちゃんにも作ってあげられるレシピです。
材料
・さつまいも…80g
・粉ミルク…小さじ5
・湯…100cc
・卵黄…1個
粉ミルクは調乳して冷ましておきます。さつまいもを加熱しすりつぶし、粉ミルクと卵黄を混ぜます。容器に入れ、お湯をはった鍋で15分加熱します。
おすすめの離乳食時期は離乳食完了期(12ヶ月頃)です。予算目安は100円以下、調理時間目安は約15分です。さつまいもの自然な甘みがおいしいレシピです。
子どもは甘いものが大好きですが、市販のお菓子や加工品は子どもに与えてもよいのか迷っているママも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、市販のプリンを与えることは、なるべく避けたほうがよいでしょう。ここからはその理由を説明します。
1歳半頃の1日のおやつの目安は、100~150kcalくらいがよいといわれています。市販のおやつは大人の味覚を基準に作られているので、離乳食期の子どもには甘みが強過ぎるものがほとんどです。
糖分の必要量を大きく超えてしまうこともあるため、市販のおやつはなるべく与えず、バナナやゆでた人参など、素朴な甘みのものを選びましょう。
離乳食は、子どもの味覚を育てる大切な食事です。甘みの強い市販のおやつはクセになりやすく、食材の持つ繊細な味を感じにくくなります。
素材の味を生かした素朴な甘さのプリンをぜひご家庭で作ってみてください。