【4種類別】新生児が着れる服の選び方と用意すべき枚数を解説!

新生児服にはどんな種類があるの?

新生児服には、メインとなる肌着と上着、さらに季節によってアウターや帽子などのアクセサリー類があります。


肌着だけでも短肌着や長肌着、コンビ肌着、ロンパースなど多くの種類があり、何をどれぐらいの枚数そろえればいいか分かりづらいと思います。


この記事では、新生児服の選び方とそろえるべき枚数について詳しく説明していきます。

【4種類別】新生児が着られる服の選び方と用意すべき枚数

新生児の服はたくさんの種類があります。また、ツーウェイオールやカバーオールなど大人の服とは名称が違うものが多く、上着なのか肌着なのか分かりにくくなっています。


そこで、新生児が着る服を上着・肌着・アウター・アクセサリー類にわけて、選び方と用意すべき枚数について詳しく説明していきます。

選び方と用意すべき枚数1:上着

新生児用の上着とは、肌着の上に着る服のことです。


ツーウェイオールやカバーオールなどの日常的に使うものと、ベビードレスのようなイベントごとでしか使わないものがあります。新生児のうちは吐き戻しやおもらしなど汚すことが多いので、気軽に洗えるものがいいでしょう。


外出しないのであれば上着の枚数はあまり必要ありません。

ツーウェイオール

ツーウェイオールとは、ドレスタイプにもカバーオールタイプにもなる上着のことです。


股下にボタンがついていて、ボタンの留め方でワンピースのようにしたりつなぎのようにしたりできます。動きの少ない新生児期にはドレスオールとして使い、足を動かして裾がまくれ上がるようになったらカバーオールにすることで、長く使うことが可能です。


ツーウェイオールの枚数は、3~4枚準備するといいでしょう。

ベビードレス

ベビードレスとは、赤ちゃん用のセレモニードレスのことです。


服の形としてはツーウェイオールやドレスオールに、セレモニーコートというレースやチュールの上着がついているものが多いでしょう。退院時やお宮参りのときなどイベントで着る服なので、日常的に着ることはあまりありません。


ベビードレスの枚数は1枚あれば大丈夫でしょう。

カバーオール

カバーオールとは、つなぎのように上から下までつながったズボンタイプの服のことです。


足をよく動かすようになると、服がずれないように股下のボタンで留められるカバーオールが便利です。新生児期は1日に10回以上おむつ替えをするので、ボタンの数が少ないものを選ぶと手間がかかりません。


カバーオールの枚数は3~4枚準備するといいでしょう。ただし、ツーウェイオールがあればなくても構いません。

選び方と用意すべき枚数2:アウター

新生児用のアウターとは、上着のさらに上に着る防寒着のことです。


家の中で過ごすことの多い新生児期には必要ないこともあります。しかし、冬生まれで、上の子の送迎などで早い時期から外出する必要があるときは準備しておいた方がいいでしょう。

コート

コートは、大人の服と同じで、上半身を覆う防寒着のことです。


ダッフルコートやピーコートなど様々な種類がありますが、月齢の高い子向けのものが多いので、新生児用のサイズかどうかチェックして買うようにしましょう。


コートの枚数は1枚あれば大丈夫でしょう。

セーター

コートを着るほどではないけれど上着だけでは寒いときは、セーターが便利です。セーターを選ぶときは、前開きのカーディガンタイプを選ぶようにしましょう。


新生児は首がすわっていないので、頭からすっぽりかぶるタイプのセーターは着せにくいです。カーディガンタイプであれば成長してからも使うことが可能です。


セーターの枚数は1枚あれば大丈夫でしょう。

ベスト

ベストは、セーターと違って袖がないタイプのアウターです。脱いだり着せたりしやすいので新生児のアウターに便利です。


新生児は体温調節能力が未発達なので、こまめに衣類で調節してあげる必要があります。脱ぎ着のしやすさは選ぶポイントの一つです。


ベストの枚数はセーターと合わせて1枚あれば大丈夫でしょう。

ジャンプスーツ

ジャンプスーツとは、服の上下が一体となったつなぎタイプの服のことです。カバーオールなどもジャンプスーツの一種ですが、単にジャンプスーツといった場合は冬用の防寒着を指すことが多いようです。


真冬や寒さが厳しい地域ではジャンプスーツがあると便利です。手首や足首が閉じれるものを選ぶと手足の先が冷たくならず安心です。


ジャンプスーツの枚数は1枚あれば大丈夫です。

選び方と用意すべき枚数3:肌着

肌着は、赤ちゃんの肌の上にすぐ着るものです。赤ちゃんの肌に一番多く接するものなので、肌に優しい素材を選びましょう。


肌着には、短肌着・コンビ肌着・ロンパースなど形によって種類があります。それぞれの肌着と用意すべき枚数について説明していきます。

長肌着

長肌着は、浴衣のような打ち合わせ式の肌着で、足元までを覆うタイプのものです。


短肌着と重ねて着せたり、暑い時期は長肌着一枚で着ることもあります。裾が長いので足を覆うことができますが、股下にボタンがないのではだけないように留めることはできません。寒い地域や、寒い時期に生まれる予定があれば準備してもいいでしょう。


長肌着の枚数は、コンビ肌着と合わせて5~6枚用意します。

短肌着

短肌着は、おなかの辺りまでの短い丈の肌着のことです。


新生児のうちは短肌着を着る機会が多いので、忘れずに準備しましょう。多くは浴衣のような打ち合わせ式で、紐で結んだりボタンで留めたりします。中にはマジックテープで留めるタイプもあります。使いやすいと思うものを選んでみてください。


短肌着の枚数は5~6枚です。

コンビ肌着

コンビ肌着は、股下にボタンがついている肌着のことです。


裾をボタンで留められるので、はだけてしまう心配がありません。おむつ替えのときにボタンを外したり止めたりするのが少し手間ですが、カバーオールよりはボタンの数は少なくなっています。


新生児期は短肌着とコンビ肌着だけで過ごすことも多いので、気に入ったデザインのものを選ぶといいでしょう。


コンビ肌着の枚数は5~6枚準備しましょう。

ロンパース

ロンパースとは、股下にボタンがついている足を覆わないタイプの肌着です。


コンビ肌着は裾が長く膝の辺りまでありますが、ロンパースにはありません。その分、ボタンを留めると肌着がずれることなく赤ちゃんの体を覆ってくれます。よく動くようになってからは短肌着の代わりに使うことが多いでしょう。


ロンパースはなくても構いません。短肌着の枚数とあわせて5~6枚あればいいでしょう。

選び方と用意すべき枚数4:アクセサリー類

新生児用に準備するものは、季節に応じて帽子・ミトンや手袋、おくるみ、レッグウォーマーがあります。


あれば便利ですが、必須というわけではありません。新生児期から外出が多いのか、外の気温や過ごし方を考えて購入を検討してみてください。


それぞれのアクセサリー類について詳しく説明していきます。

帽子

日差しが強い時期はつばの広いもの、気温が低い時期はニットなど防寒ができる帽子を選びましょう。


赤ちゃんは紫外線や寒さに弱く、髪の毛も薄いことが多いので、頭はしっかり守ってあげる必要があります。また、赤ちゃんの頭のサイズはすぐに変わっていくので、伸縮性のあるものにすると長く使えて便利です。


帽子の枚数は1つあれば大丈夫です。

ミトン・手袋

ミトン・手袋は、医師や助産師など専門家と相談した上で、必要であれば購入しましょう。


赤ちゃんは手足で体温調節をしているので、ミトンや手袋で覆ってしまうとかえって熱がこもりすぎてしまう危険性があります。アトピーがあるなど医師が必要だと判断した場合以外は、ミトンや手袋はつけない方がいいでしょう。


ミトン・手袋はなくても大丈夫です。

おくるみ

おくるみは、赤ちゃんを服の上から包むタオルケットのようなもののことです。


新生児で首がすわらないうちは、服を脱いだり着せたりするのも一苦労です。おくるみがあれば、寒いときはさっとくるんであげたり、日差しが強いときは日よけとして使えたりしてとても便利です。


寒い時期なら厚手のもの、暑い時期ならガーゼ生地の薄手のものを選ぶといいでしょう。


おくるみの枚数は1枚あれば大丈夫です。

レッグウォーマー

新生児は頻繁におむつ替えをするので、足元の保温にはおむつを覆わないレッグウォーマーが便利です。


赤ちゃんは手足の先で体温調節をしているので、靴下で足先を覆ってしまうより、レッグウォーマーで足首から膝までを温めてあげる方がいいでしょう。冬だけでなく、夏は紫外線対策に使うこともできます。


レッグウォーマーの枚数は1つあれば大丈夫です。

新生児服の枚数における考え方3つ

新生児服の枚数を考えるときに重要なのは、肌着と上着の兼ね合い、今後の成長、寝具との合わせ方の3つです。


新生児は1日の大半を寝て過ごすため、外出しないのであれば上着がいらないケースもあります。また枚数を多く準備しすぎても、あっという間に大きくなって着られなくなる可能性があります。


準備する枚数を考える際のポイントについて詳しく説明していきます。

枚数における考え方1:肌着と上着との兼ね合わせ

新生児服は肌着の枚数をそろえ、外出頻度に応じて上着を買い足すようにしましょう。


新生児服の基本的な組み合わせは短肌着とコンビ肌着です。寒ければその上にツーウェイオールなどの上着を着せます。暑ければコンビ肌着1枚で過ごすこともあります。吐き戻しやおもらしで汚すことが多いので、洗い替えも含めて肌着の枚数は5~6枚は必要です。

枚数における考え方2:今後の成長のことも考える

赤ちゃんの服はまず最低限の枚数をそろえ、成長に応じて買い足していくようにしましょう。


新生児服は50サイズのものがほとんどですが、中には新生児期が終わる前にサイズアウトしてしまう子もいます。逆に成長するからと一回り大きなサイズを準備していると、なかなか服と成長が合わずに使えないままになることもあります。特に短肌着や長肌着は新生児期しか使いません。


新生児服は枚数を揃えすぎないことをおすすめします。

枚数における考え方3:寝るときの服装と寝具との合わせ方

新生児は1日の大半を寝て過ごしているので、寝具と服の合わせ方はとても重要です。


暑い時期は薄手の綿布団やタオルケットをかけて寝ます。服はコンビ肌着1枚か、冷房をつけていれば短肌着をあわせて着せましょう。


寒い時期は室温に応じて、掛け布団に毛布をあわせます。服は短肌着にコンビ肌着を着せ、背中やおなかが冷えていればスリーパーを着せてあげましょう。

生まれた季節別の服の着せ方

新生児期は生まれてから1カ月です。生まれた季節によって、着せる服と準備すべき枚数は変わってきます。


短肌着など新生児期しか着ない服もあるので、生まれる季節に応じて必要な服を選び準備しましょう。春、夏、秋、冬の季節ごとに、服の着せ方を紹介していきます。

春生まれの新生児の場合

春生まれの新生児の場合は、短肌着の上にコンビ肌着を着せましょう。


家の中で過ごすのであれば、短肌着とコンビ肌着だけで大丈夫です。外出するときは、短肌着かコンビ肌着の上にツーウェイオールかドレスオールを着せます。肌寒い時期であれば、気温に応じておくるみなどで調節しましょう。

夏生まれの新生児の場合

夏生まれの新生児の場合は、コンビ肌着だけでも過ごせます。


短肌着だけはおなかが冷えてしまうので、肌着1枚で過ごすときはコンビ肌着か長肌着にしましょう。ただし冷房をつけていると冷えることがあるので、短肌着とコンビ肌着、あるいは薄手のツーウェイオールで調節してください。


赤ちゃんの体温は、背中やおなかなど体の中心部をさわって判断します。

秋生まれの新生児の場合

秋生まれの新生児の場合は、春と同じように短肌着とコンビ肌着を着せましょう。


秋といっても9月などは日中暑いときが多くあります。暑ければ短肌着を脱がせてもいいですし、寒くなってきたらベストなどのアウターを着せて調節しましょう。日差しが強いときは帽子やおくるみで紫外線から守ってあげるようにしてください。

冬生まれの新生児の場合

冬生まれの新生児の場合は、短肌着とコンビ肌着の上にツーウェイオールやカバーオールを着せましょう。


外出するときはベストやカーディガンなどのアウターにおくるみ、帽子を使って赤ちゃんの体が冷えないようにしてください。屋外から室内に入ると気温差で暑くなりすぎることがあるので、服を着こむよりも調節しやすい小物で防寒するといいでしょう。

新生児服を用意する枚数を考えよう

新生児服は、生まれてくる季節や過ごし方によって必要なものと枚数が変わります。


基本的には肌着類の枚数をそろえ、その他のものは必要最低限の枚数のみ準備し、成長に応じて買い足していくようにすると無駄になりにくいです。生まれてくる赤ちゃんが快適に過ごせるように、季節と過ごし方をしっかり考えて準備してあげてください。