種類別の新生児肌着の選び方と肌着を着せられる期間を解説!おすすめは?

新生児にとっての肌着の役割

大人の肌に比べ、とても弱い新生児の肌をさまざまな刺激から優しく守る役割をしているのが肌着です。


新生児は自律神経が未成熟で体温調節がうまくできないだけでなく、とても小さい体をしているのに汗腺は大人と同じ数あり、汗をかきやすいという特徴もあります。


肌着を着せることで汗を吸い取り、体温を調節し、新生児が快適に過ごすことができます。

新生児肌着の基礎知識2つ

はじめての育児の場合、肌着を用意しなくてはならないということは理解していても、「どれぐらいの枚数を用意していたらいいの」「赤ちゃんの肌着には特別な洗濯方法があるの」など疑問に感じていることも多いでしょう。


ここからは、肌着はどれぐらいの枚数用意すればいいのかということや、肌着の洗濯方法を紹介していきます。

新生児肌着の基礎知識1:用意する枚数について

新生児の肌着は生まれる季節により用意する枚数に違いがでてきます。生まれてくる季節を考えながら用意する枚数を決めましょう。


室内で過ごすことが多い夏場でも新生児は大人よりも汗をかきやすいです。着替えの回数が増えるので、肌着は多めに用意しておく方がいいです。


冬場は汗をかくことは少なく着替える回数も少ないですが、洗濯しても乾きにくいことが考えられるので多めに用意しておいた方がいいでしょう。

新生児肌着の基礎知識2:洗濯方法を確認しよう

新生児の肌はとてもデリケートですから大人の洗濯物とは別に洗い、赤ちゃんの衣服を洗う専用洗剤を使うと良いでしょう。


新生児は皮脂汚れだけでなくミルクや排泄物で肌着が汚れることもあり、洗濯機で洗うだけでは汚れが落ちないこともあります。洗濯機に入れる前につけおきしたり、手洗いして汚れをあらかじめ落としておくようにしましょう。


また、買ってきたばかりの肌着は水通しをしてのりや薬剤を取り除いておくと安心です。

【5種類別】新生児肌着の選び方と着せられる期間

新生児の肌着には、主に長肌着・短肌着・カバーオール肌着・ロンパース肌着・コンビ肌着の5種類があります。季節や月齢に応じて組み合わせを変えたり、着せる枚数を変えたりして赤ちゃんが快適に過ごすことができるように調節してあげます。


ここからは、種類別の新生児肌着の選び方と着ることができる期間を紹介していきます。

新生児肌着の選び方1:長肌着

着物のような形をし、新生児の足先までカバーすることができる長めの肌着が長肌着です。


長肌着は股の部分にボタンがなく裾が開いている種類の肌着なので頻繁におむつ替えが必要な新生児期や寒い時期に生まれの子に選びたい肌着です。


生後3ヶ月ごろまで着せることができる肌着ですが、裾が開いているので足を動かすようになるとすぐに肌蹴てしまいます。赤ちゃんの成長に合わせてほかの種類の肌着に変えていくと良いでしょう。

新生児肌着の選び方2:短肌着

腰ぐらいの短い丈をした肌着が短肌着で、新生児が使うことができる定番の肌着です。


ほかの種類の肌着と組み合わせて重ね着させる場合に一番下に着せることが多い短肌着は、オールシーズン使うことができます。寝かせたままで着せることもでき便利ですから、生まれる季節を問わずに複数枚持っておいた方がいいでしょう。


長くて生後半年ごろまで使うことができますが、活発に動き出すと肌蹴てしまうこともあります。

新生児肌着の選び方3:カバーオール肌着

トップスとズボンのようなボトムスがつながった、つなぎのような形の全身を包むことができる種類の肌着をカバーオール肌着と言います。


前が打ち合わせになっており脱ぎ着させやすいだけでなく、股下がスナップボタンで留めるようになっているのでおむつ替えがしやすいです。肌着としてだけではなく、部屋着としても便利です。


足をバタバタ動かしてても肌蹴ることがないので、ハイハイ期でも使うことができます。

新生児肌着の選び方4:ロンパース肌着

ロンパース肌着もトップスとボトムスがつながったつなぎのようなボディースーツ型の肌着ですが、カバーオール肌着とは違い足全体が出ているという特徴があります。


足全体が出ているので赤ちゃんの足の動きを妨げることがないので、2歳ごろまで使うことができます。


前開きや肩口にスナップボタンがついた肩開きのものがありますので、成長に合わせて選んであげるといいでしょう。

新生児肌着の選び方5:コンビ肌着

短肌着や長肌着のような前開きの肌着の股下にスナップボタンが付いている種類の肌着をコンビ肌着と言います。


股下にあるスナップボタンを留めることでズボンのようになるので、足をパタパタ動かしてもめくれ上がることがありませんし、おむつ替えも楽にできます。


一般的に生後1ヶ月ごろから使われることが多い肌着ですが、お座りをする時期になると着せるのが大変になりますので、違う種類の肌着に変えていくと良いでしょう。

【5種類別】おすすめの新生児肌着

新生児の肌着にはどのような種類があり、種類による特徴や選び方そして着せることができる期間を知ることができましたが、肌着にはサイズや使われている素材の種類にも違いがあります。


肌への刺激がない作りのものや生まれ月に合った素材のものを選びたいですが、たくさんの種類の中からどれを選べばいいかわからないという方もいるでしょう。ここからは、おすすめの肌着を種類別に紹介していきます。

おすすめの新生児肌着1:長肌着

おすすめの長肌着はANGELIEBE(エンジェリーベ)匠シリーズの「フライス長肌着(無蛍光)」です。


通気性・吸水性が良いフライス素材でできた肌着で、オールシーズン使うことができます。日本製で蛍光染料を使用していない種類の肌着ですから、肌が弱い赤ちゃんでも安心して使うことができます。

サイズ50~60cm
素材フライス(コーマ糸綿100%)
価格¥1,408(税込)

おすすめの新生児肌着2:短肌着

おすすめの短肌着はミキハウスの「ピュアベール天使のはぐフライス短肌着」です。


ミキハウスの肌着には抗菌・抗ウイルスのピュアベール加工がされいるという特徴があり、デリケートな赤ちゃんに安心して使うことができます。天然コットン100%で吸水性・耐久性にも優れています。

サイズ50cm、60cm
素材フライス(綿100%)
価格¥1,430(税込)

おすすめの新生児肌着3:カバーオール肌着

おすすめのカバーオール肌着はfamiliar(ファミリア)のアニマル柄が描かれた「カバーオール型肌着」です。


ファミリアのカバーオール肌着はお腹周りはゆったりと足首周りはフィットするように作られているので、赤ちゃんの動きを妨げません。


綿100%を使用して作られているので通気性・吸水性に優れているだけでなく、保温性もあるのでオールシーズン使うことができます。

サイズ50cm、60cm
素材フライス(綿100%)
価格¥4,180(税込)

おすすめの新生児肌着4:ロンパース肌着

おすすめのロンパース肌着はミキハウスの「ピュアベール天使のはぐロンパース肌着」です。


前開きタイプのロンパース肌着ですから寝かせたままで着せることができるので新生児の頃から使うことができます。


こちらの肌着もピュアベール加工が施されているので安心して赤ちゃんに着せることができます。

サイズ60㎝、70㎝
素材フライス(綿100%(リブ部分)綿74%、ポリエステル26%)
価格¥4,180(税込)

おすすめの新生児肌着5:コンビ肌着

おすすめのコンビ肌着はCombimini(コンビミニ)の「コンビ肌着(どうぶつ)」です。


綿100%で作られた肌着で、外縫い仕様になっているのでデリケートな赤ちゃんの肌を優しく包んでくれます。掛け違いを防止するためのボタンが付いているのでおむつ替えがしやすいです。

サイズ50~60、60~70
素材フライス(綿100%)
価格¥1,600(税抜)

新生児の季節ごとの肌着の着せ方

新生児は肌がデリケートでまだまだ体温調節を上手にすることができず、想像以上に汗をかいてしまうこともあります。ですから、季節ごとに組み合わる肌着の種類や枚数を変えてあげる必要があります。


ここからは、新生児が快適に過ごすことができるような季節ごとの肌着の着せ方を紹介します。

春生まれ新生児の基本となる着せ方は短肌着とコンビ肌着の組み合わせです。


比較的過ごしやすい季節ですが、3月はまだまだ肌寒い日が多く逆に5月は汗ばむ陽気が増え、月により気温の変化が激しいです。


ですから春生まれの新生児に着せる肌着は素材の種類に注意して選ぶようにしたいです。3月生まれの場合には季節を問わずに着ることができる「フライス」、5月の場合には通気性の良い「天竺」を選ぶといいでしょう。

室内で過ごすことが多い新生児ですが夏は室温次第で汗を多くかいてしまうこともあります。ですからコンビ肌着一枚で過ごすことができますが、エアコンが効いている部屋では冷えを防ぐため短肌着を組み合わせるなど重ね着させるようにしましょう。


汗をかきやすいので肌着の素材は、通気性や吸収性の良い種類が良いですから、「メッシュ」や「ガーゼ」、「天竺」がおすすめです。

秋も春同様に9月は残暑が厳しく、11月は寒い日も出てくるなど気温の変化が激しいです。ですから、暑さが残る時期はコンビ肌着一枚でも過ごすことができますが、気温に応じて短肌着を組み合わせるなどして調節してあげる必要があります。


素材の種類も生まれ月により変えてあげる必要があり、暑さが残る9月は「フライス」や「天竺」を、寒さが厳しくなる11月は保温性に優れた「ニットガーゼ」にするといいです。

冬は短肌着とコンビ肌着の組み合わせを基本として、その上に洋服を着せてあげるようにします。


寒さを心配して厚手の洋服を一枚着せようとしますが、室温によっては汗をかいて新生児が不快に感じてしまいます。薄手の肌着を重ね着させることで、状態に合わせて脱ぎ着させることができます。


肌着の素材は保温性に優れた「ニットガーゼ」や季節を問わずに使える「フライス」といった種類がおすすめです。

新生児肌着の種類を知っておこう

新生児はとてもデリケートですから、季節や状態に合わせて肌着を選んだり調節したりしてあげる必要があります。


肌着の種類を知っておくと生まれくる赤ちゃんに合った肌着を選ぶことができますので、肌着の種類をあらかじめ勉強しておくといいでしょう。


種類や枚数選びに迷ったら新生児肌着がセットになったものを選ぶという選択肢もあります。