気分転換をかねて家族旅行を考えている時に、真っ先に思いつくのがのんびりくつろげる温泉ではないでしょうか。しかし赤ちゃんがいる家庭では、温泉デビューを本当にさせて良いのかなど心配はつきません。
赤ちゃんの温泉デビューのタイミングや、気をつけなければならないこと、温泉施設選びのポイントなどを紹介します。家族旅行を考えているパパ・ママはぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんの温泉デビューを考えている際に確認しておきたいポイントを絞ってみました。大人だけの温泉旅行では気にならなかったことも、赤ちゃんと一緒だと変わってきます。
施設のホームページに記載されていることも多いので、予約前に確認しておきましょう。
基本的に赤ちゃんが初めて温泉に入る時の適齢はありません。一般的には、1歳半前後に温泉デビューを考えているパパ・ママが多いようです。
泉質や温泉の温度などに配慮すれば、沐浴ができるようになる月齢から入ることもできます。しかしパパ・ママや赤ちゃんの負担を考えると、少なくとも1歳以上になってからが良いでしょう。
赤ちゃんはのぼせやすいため、温泉の温度に気をつけなければなりません。大人にとっては少しぬるく感じてしまう38度くらいが、ちょうどよい温度と言われています。
源泉かけ流し温泉など、時期によって温度に差が出てきてしまうところは事前に確認することが大切です。温泉が熱いからといって、水を足すことはマナー違反になることもあるのでやってはいけません。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、泉質にも注意をしなければなりません。温泉施設には泉質が表示されているので、必ず確認をしておきましょう。
赤ちゃんと温泉を楽しむ際に適している泉質は、単純泉です。大人でも刺激を感じるのはもちろんのこと、硫黄臭がする温泉などは赤ちゃんの温泉デビューには向かないでしょう。
赤ちゃんの温泉デビューの際に確認しておかなければならないのが、施設側がオムツNGではないかということです。施設によってはオムツが外れていない子供は、温泉入浴をNGとしている場合があります。
温泉を楽しみにしていても、着いた時に入れなかったことを知ると気分も滅入ってしまうので、パパ・ママが旅行を楽しむためにもしっかりチェックしておきましょう。施設によっては年齢制限を設けている場所もあります。
赤ちゃんが温泉デビューをする際は、入浴時間にも注意が必要です。どんなにぬるめの温泉でも、体の小さい赤ちゃんはすぐにのぼせてしまいます。
パパ・ママからすると、久しぶりの温泉をゆっくりと満喫したいと考えるかもしれませんが、赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
また温泉に入浴する時間も、できるだけ家に居る時と変わらないリズムにすると赤ちゃんへの負担も軽減できるでしょう。
大人なら温泉に行くと何度か湯浴みを満喫してしまいますが、赤ちゃんは1日に1度の入浴で十分です。家にいる時と同じタイミングで短時間で入り、赤ちゃんをリラックスさせてください。
温泉デビューで大切なのは、赤ちゃんのリズムに合わせてあげることです。もう少し温泉に入りたいなという時には、赤ちゃんが寝た後に家族で協力しながらのんびり温泉を満喫しましょう。
赤ちゃんの温泉デビューで気をつけたいのが、施設選びです。次の3つのポイントに絞って施設選びをすると、快適な温泉デビューができます。
最近では赤ちゃんの温泉デビューを応援する施設や、ウェルカムベビーを謳っている施設もあるので積極的に利用しましょう。
温泉デビューを考えている時の施設選びのポイントにしたいのが、ベビー用バス用品のレンタルの有無です。無くても温泉に入ることができる場合もありますが、あった方が安心して入浴できます。
赤ちゃんの体を洗う時や、温泉の温度に気をつけたい時などベビーバスがあった方がパパ・ママの負担が減ります。レンタルをしている施設もあるため、事前に確認しておきましょう。ベビーバスと共に、バスチェアがあると便利です。
施設にベビーバスが無い際には持参した方が良いです。今はベビーバスの種類もたくさんあります。エアータイプであれば使うときに空気を入れ、使用後に空気を抜けばコンパクトになるので持ち運びに便利です。
今、赤ちゃんが使っているボディソープなど使い慣れているものを持っていくようにしましょう。
まずは、利用しようと思っている施設にどんなベビー用品があるか確認をし、何が必要かを考えながら準備をしましょう。
貸切風呂や風呂付きの部屋がある施設かどうかも、温泉デビューを考えている時に確認しておきたいポイントです。どんなに準備を万全に整えていても、赤ちゃんがぐずってしまうと温泉もゆっくり楽しめません。
温泉付きの部屋を用意している施設もあるので、赤ちゃんの温泉デビューを考えている際には利用してみるのも良いでしょう。
家族みんなで入れるため、パパ・ママの負担も軽減できまするでしょう。
温泉デビューをする際には、脱衣所にベビーベッドがあるかどうかも確認しておきましょう。このベビーベッドの有無で、お風呂あがりに服を着せる時の負担が減ります。
ベビーベッドがないと、ベンチや床に赤ちゃんを寝転ばせて服を着せなければなりません。またパパ・ママが服を着ている最中もかなり気を使ってしまいます。それらを考えると、ベビーベッドはマストといえるでしょう。
自宅で入浴するのとは違い、色々な人が利用する温泉施設ならではの気をつけなければならないポイントがあります。赤ちゃんが温泉デビューをする際の注意点は次のとおりです。
せっかくの温泉デビューを大変な思い出で終わらせてしまわないように、事前に確認しておきましょう。赤ちゃんはもちろんのこと、パパ・ママの安全にかかわるポイントばかりです。
先述していますが、長湯は避けなければなりません。大人に比べると体も小さい赤ちゃんは、どんなに低い温度でものぼせやすいです。そして体の不調をその場で訴えることができません。
40度以下の温泉に、短い時間で終わらせるのがおすすめです。
赤ちゃんに限ったことではありませんが、温泉に入る前後の水分補給は行いましょう。初めての場所、見慣れない場所は赤ちゃんにとってストレスに感じてしまうことがあります。
温泉デビューならパパ・ママにとっても初めてのことばかりなので、できるだけ普通の環境を整えてあげることも大切です。宿についたら水分補給をしながらおやつを食べて、落ち着いてから温泉に向かうようにしましょう。
温泉デビューにあたりパパ・ママが気をつけたいポイントが滑りやすい床です。赤ちゃんを抱っこしながら浴場や脱衣所を歩くことが多いですが、実は油断すると転倒してしまう可能性があります。
赤ちゃんを抱いているときに転倒してしまうと、頭や腰を強打してしまいます。細心の注意を払って、温泉を楽しみましょう。泉質によっては床がぬるぬるになっている場合もあります。
温泉に行く前には、必ず赤ちゃんのトイレは済ませておきましょう。排泄がコントロールできるようになるのは、1歳半からと言われています。
それまでは排泄の頻度は高いので、ベビーバスなどを利用した方が安心です。とは言っても、生理現象なので、トイレを済ませても絶対に大丈夫という保証はありません。万が一、浴場内で排泄をしてしまった場合には、施設側に申告するのがマナーです。
パパ・ママにとっても赤ちゃんの温泉デビューは楽しみなイベントのひとつです。気をつけなければならないポイントはいくつかありますが、赤ちゃん歓迎の施設も増えてきているので、積極的に利用しましょう。
今回紹介した確認ポイントや注意点をチェックしながら、温泉デビューが素敵な思い出となるようにしっかりと準備をしてくださいね。