コンビ肌着とは、丈が長い上下が繋がっている赤ちゃん用の肌着で、短肌着と重ね着させます。
コンビ肌着は裾が二股に分かれていてそこから足を出すことができる仕様になっています。なので、赤ちゃんが足をどのように動かしても裾がはだける心配がないところが長肌着と違う点です。
首が座っていない赤ちゃんを寝かしたまま脱ぎ着できるように、着物のように前身ごろを合わせて紐で結ぶタイプが一般的です。
股下のスナップボタンの留め方次第で、コンビ肌着としても長肌着としても使用できる2wayタイプもあります。
コンビ肌着を着せるタイミングとして、赤ちゃんが足を活発に動かし始める生後1ヶ月頃からというママさんが多いようです。
赤ちゃんが足を動かしたときに、短肌着や長肌着だけだと裾がめくれてしまうことがあります。裾がめくれる回数が多くなったと感じたら、コンビ肌着を着せたほうがいいでしょう。
また冬生まれの赤ちゃんの場合、月齢や動き方に関係なく着せるママさんもいます。赤ちゃんは体温調整力を育てている最中なので、周りの人が様子を見ながら肌着の脱ぎ着をしてあげましょう。
新生児期の赤ちゃんは、汗や吐き戻しなどで1日に何度も着替えをさせないといけないこともあります。
そう考えると5枚以上のコンビ肌着を用意しておくと、着替えがなくて慌てるということもなくなるでしょう。
赤ちゃんの生まれた季節や洗濯の回数によって用意する枚数も違ってきますし、季節によって着替えさせる回数も変わってきます。赤ちゃんの様子を見ながら必要な枚数を揃えましょう。
赤ちゃんが生まれる前にいろいろと必要な物を揃えたいと思うのは、ママさんだけでなくその誕生を楽しみにしている人たちにとってはごく自然なことです。
ただ、いろいろと揃えたものの、コンビ肌着と何を組み合わせたらいいのか悩んでしまうことも。
次はコンビ肌着をどのように着させるといいのか3通りの方法をみていきましょう。
コンビ肌着を1枚で着せるときは室内の温度に注意しましょう。
梅雨時や明けてから気温が高くなる季節は、エアコンを稼働させることが多くなるでしょう。赤ちゃんは月齢が低いほど体温調節が難しいため、大人にとっては適温でも赤ちゃんにとっては適温ではないことがあります。
肌着1枚なら裾がめくれにくく、お腹が冷えにくいコンビ肌着がおすすめです。赤ちゃんの様子と室内の温度をよく確認しながら、布団をかぶせたり肌着の枚数を調整してあげましょう。
短肌着は赤ちゃんの肌着の中でも一番丈が短く体温調節の役割をしてくれるので、必ず用意しておきたい肌着です。
コンビ肌着や長肌着の下に重ね着させることで、寝て過ごす時間が多い赤ちゃんの体温調節を助けてくれますので、短肌着+コンビ肌着(または長肌着)を基本スタイルにするといいでしょう。
寒いときやお出かけのときは、その上に脱ぎ着ができるベビードレスなどを着せて調整をしてください。
ツーウェイオールやカバーオールなど洋服を着せるときの下着代わりに、コンビ肌着を着せる方法もあります。
これらの洋服は足部分がズボンのように分かれるため、長肌着だと股部分で布が固まってしまいます。また、短肌着だと中で裾がめくれあがってもわからず、お腹が冷えてしまったりこすれたりします。
その点、コンビ肌着であれば股下をズボンのようにできるのでめくれる心配もなく安心です。
用意をしておくと使い勝手の良いコンビ肌着ですが、いろいろな物があって目移りしてしまうことも。
では、赤ちゃんに着せるものはどのような点に着目して選べばいいのか、ポイント別に選び方をみていきましょう。
1番基本的な選び方は、サイズで選ぶことです。
新生児期の間は50cm~60cmのサイズが一般的で、肌着の脇や足部分などがきつそうになってきたら、次のサイズへアップしましょう。
赤ちゃんがお座りを始めたり活発に動き出したら、スナップを留めたり紐を結んだりするのが大変になってきます。そのタイミングでコンビ肌着を卒業するママさんも多いようです。
赤ちゃんの肌着を選ぶ時、サイズと同じくらい気をつけたいのが機能です。
気温が高い時季は吸水性重視、反対に気温が低い時期には保温性重視など季節によって求める機能は変わってきます。
赤ちゃんが寝ている時の様子を見ると、髪の毛が汗で濡れているのを見たことがあるでしょう。そんな時の赤ちゃんは抱き上げてみると背中も汗でびっしょり、ということも。そのような時、コンビ肌着の生地を吸水性がいいものにしておくと少しは安心できます。
生地としておすすめなのは、吸水性・通気性・吸湿性に優れたガーゼ素材です。1年を通して着せることができ、薄地なので重ね着にも向いています。
またTシャツなどに使われる天竺素材もいいでしょう。赤ちゃんは体温調節機能が発達しきっていないため、汗をかくことで体温調節を行っています。汗をかいた肌着はすぐに着替えさせましょう。
通気性がいい生地はガーゼ、フライス、メッシュ素材です。フライス素材は伸縮性もあり、ガーゼ素材と同じく赤ちゃんの肌着としてよく使用され、1年を通して着せることができます。
エアコンをつけるまでもない気温の時期などは、通気性がいい素材の肌着がいいでしょう。
気温が低くなってくると、通気性がいい素材では風邪を引いてしまうのかも、と心配になってしまいます。そこでおすすめなのが保温性に優れた素材のコンビ肌着です。
パイル生地はタオル生地に似ていて、保温性だけでなく吸湿性にも優れているので冬でも汗っかきの赤ちゃんにおすすめですし、スムース生地も優しい手触りの厚手の生地なので保温性に優れています。
基本的にコンビ肌着は短肌着と組み合わせて着せるか、コンビ肌着1枚で着せることが多いです。
新生児期の間はまだ足をバタつかせる時期ではないので、長肌着の方がおむつの交換がしやすいというママさんもいます。
コンビ肌着は長肌着の変わりにもなるので、始めからコンビ肌着を選ぶというママさんもいます。
肌着といえど赤ちゃんには可愛いものを身につけさせたいというのも親心でしょう。定番の白でも十分ですが、無地でもピンクやブルーなどの色つきやキャラクターなどの絵柄の肌着も可愛いです。
また色柄ものやキャラクターが描かれていると、汚れても目立ちにくいというメリットもあります。
暑い季節は肌着だけで過ごすこともあるでしょうから、お気に入りのデザインの肌着を着せてあげてください。
コンビ肌着は股下にスナップボタンをつけることによってズボンのように2股にすることができるようになっています。このスナップボタンが赤ちゃんの肌にこすれないか、という点も着目点のひとつです。
また、オムツを変えたときに素早くボタンをしめることができるかどうかもポイントでしょう。
赤ちゃんが生まれた季節で選ぶのも方法のひとつです。
暑い季節に生まれた赤ちゃんであれば、吸水性や通気性を重視した肌着がいいでしょうし、寒い季節に生まれたのであれば保温性が優先になるでしょう。
Combi(コンビ)のスターターセットは、短肌着・コンビ肌着がそれぞれ2枚ずつのセットになっているので、洗い替えにも便利です。サイズは50~60cmで、短肌着は7分袖です。
コンビ肌着にはかけ違い防止ボタンがついています。赤ちゃんに優しいフライス素材を使用していて、外縫い仕様なため何度洗濯をしても紐がよれません。
赤ちゃんの肌に優しいガーゼ素材で、サイズは50〜60cm、日本で製造しているコンビ肌着です。
“わたガーゼ”は出来る限り、あまく織り上げているガーゼで、洗えば洗うほどふんわりとした肌触りになるのが特徴です。
赤ちゃん用肌着の12点セットは非常に便利なうえ、色はアソートセットとグレーセットから選べます。
柄はシンプルなボーダー、マリン柄、ワンポイントの3柄×2種類ずつで短肌着6枚、コンビ肌着6枚の12枚です。1年中着れるフライス素材でサイズは50~60cmです。
赤ちゃん用品で有名な西松屋の肌着セットで、色はピンク・ブルー・イエローの3色から選べます。
短肌着が3枚、コンビ肌着が2枚で、外側はスナップボタンなので脱ぎ着させやすいようになっています。サイズは50~60cmで、フライス素材です。
サイズが45cmの2,500g未満の低出生体重児用のために開発された肌着で、縫い目はごろつきが少ない平面縫製を採用していて日本製です。
50~60cmの肌着では大きすぎて赤ちゃんの動きを妨げるとともに、吸湿性など肌着本来の役割を果たしてくれません。
このコンビ肌着は小さな赤ちゃんにもフィットする大きさですし、フライス素材なのでオールシーズン使用できます。
可愛いシルバーの星柄のコンビ肌着でサイズは50~60cm、日本製です。
フライス素材の生地で、気温が高い時季の1枚着やほかの季節の重ね着など、1年中着用できます。
ラ・モルフェのコンビ肌着はクリーム・サックス・ピンクの3色から選べる日本製の肌着です。
成長した赤ちゃんに合う70cmのサイズで、ニットサッカー素材の生地は凹凸に編み立てされていて通気性が良いので、気温が高い時季にピッタリです。
エアコンの風などが気になる場合は、おくるみやバスタオルなどで調整してあげてください。
オールシーズン着用できる通気性のいいフライス素材の短肌着3枚、コンビ肌着3枚のセットです。
サイズは短肌着は着丈34cm、身幅24cmでコンビ肌着の着丈は46cm、身幅26cm。星柄とシンプルなボーダー柄なので、気温が高い時季はそのままお出かけしてもOK。縫製も赤ちゃんの肌に優しい外縫いになっています。
子供服で有名なミキハウスの白地に可愛らしい動物柄のコンビ肌着でサイズは50cmです。
天竺素材の生地はさらっとしていて、春から夏向きの薄地で軽い肌触りが特徴です。日本製の外縫い縫製で赤ちゃんの肌にも優しい気遣いをしています。
また、ミキハウスがクラボウと共同開発した繊維上の特定のウイルスの数を減少させる「ピュアベール」が新加工されていて赤ちゃんに安全なのでパパやママも安心です。
始めから多くの枚数を揃えるのもいいのですが、近くにすぐに買いに行けるお店があれば、赤ちゃんの成長に合わせて枚数を揃えるようにしてもいいかもしれません。また生地によっては赤ちゃんの肌に合わないものもあるかもしれません。
とはいえ、コンビ肌着は新生児期からサイズアウトするまで着せることができる便利な赤ちゃん用肌着です。
赤ちゃんに似合う肌着やお気に入りを用意して、快適にすごせるようにしてあげてください。