結婚式にかかる値段は、挙式と披露宴に参加する人数によって異なります。また、挙式の内容や披露宴の内容、開催時期によっても変動してきます。
一例を挙げると、秋に挙式と披露宴に70名ほど招待する場合は、約400万円かかるといわれています。
結婚式でかかる費用は、大きく3つに分けることができます。まず1つ目が挙式代です。挙式の会場費や、フラワーシャワーなどに費用がかかります。結婚式を挙式のみにすると、費用はかなり抑えることができます。
2つ目が披露宴代です。披露宴は、参加してくれる人数によって値段が変わってきます。料理代や引き出物代などがかかります。最後は、衣装代などです。新郎新婦の衣装代やヘアメイク代などにもお金がかかります。
理想の結婚式を挙げるためには、想像以上の費用がかかると思った方も多いでしょう。しかし、結婚式代全てが自分達の負担額になるということではありません。
結婚式では一般的に、出席してくれる方からお祝いとしてご祝儀を頂きます。双方の両家から金銭的な援助をしてもらっているケースもあります。それらを差し引いた金額が2人が実際に払う金額になります。
結婚をすると、結婚式はもちろんのことそれ以外でもお金がかかります。一方で、お祝いとしてもらえるお金があるのをご存知でしょうか。
会社の福利厚生などでお祝い金をもらえるケースもあるので、自分の勤務先の福利厚生について一度調べてみるのも良いでしょう。ここからは、結婚をしたらもらえるお金について紹介します。
結婚をすると、職場や市町村からお祝い金を頂ける場合があります。このようなお祝い金は、自分で申請などをすることで受け取ることができるものが多いです。
また内閣府の結婚生活支援事業として、以下の要件すべてを満たした世帯を対象に、新生活のスタートアップにかかる費用の支援があります。
・令和3年1月1日から令和4年3月31日までに入籍した世帯
・ご夫婦の所得を合わせて400万円未満(世帯収入約540万円未満に相当)
・ご夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下の世帯
・その他、お住いの市区町村が定める要件を満たす世帯
この制度は市町村によって詳細が異なり可能性があります。詳しく知りたい方は、お住まいの市町村に問い合わせてみると良いでしょう。
出典:令和3年度 結婚新生活支援事業 チラシ|内閣府
参照:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/hojokin/r03/pdf/chirashi.pdf
親族や友人が結婚式に出席をする場合は、一般的にご祝儀をつつみます。ご祝儀は、2人の新しい門出を祝う気持ちを金品にかえたものです。ご祝儀を頂いた際にはありがたく受け取り、結婚費用に役立てましょう。
ご祝儀やお祝い金を差し引いたとしても、結婚式費用は大きな金額となります。そのため、多くの方が結婚式の費用は、両親や親族などから援助をしてもらって結婚式を挙げているといわれています。
援助してもらえる費用は、その家によって異なります。結婚式を挙げることになった際は、まず両家が援助してくれるかどうかを確認しましょう。
結婚式費用の支払いは会場によって異なりますが、結婚式当日の前に支払うケースが多いといわれています。また、支払は現金で行うことが一般的でしたが、最近では他の支払い方法も増えてきています。次は、結婚式の費用の支払方法について解説します。
結婚式費用を現金で支払う場合は、指定口座振り込みをする支払方法が増えてきています。振込期日までに支払額が準備できないような場合は、披露宴のプランや、結婚式場そのものの変更が必要になってくる可能性があります。
結婚式費用をブライダルローンを活用して支払う方もいます。ローンは、支払える範囲の金額を分割で月々支払えます。そのため、今すぐに結婚式費用を準備できないという方にはおすすめです。
しかし、ローンを組む場合は、審査に時間がかかる場合があります。また、新生活がスタートと同時に返済も行っていかないといけません。前もって2人で返済などの計画を相談してから、ローンを組むようにしましょう。
クレジットカードで結婚式費用を支払うことができる会場も増えています。クレジットカードを使えば、ポイントやマイルが貯まるという利点もあります。
会場により異なりますが、支払いの際に現金とカードを併用できる場合もあります。結婚式会場の検討をする際は、支払いの方法についてもしっかり確認をするようにしましょう。
ここからは結婚式以外に結婚でかかる費用と支払いの時期について解説していきます。今回は、指輪の代金を始めとした4項目をピックアップしていきます。
結婚式以外に結婚でかかる費用と支払いの時期についてご興味がある方は、参考にしてください。
結婚をするとなると多くの方が、指輪の購入にお金を使うのではないでしょうか。特に、男性はプロポーズの際に女性に婚約指輪を渡すという方が多いです。
以前は婚約指輪は給料3か月分ともいわれていました。しかし最近では、質が良く値段もそこまで高くないものもあります。無理をしすぎず、購入できそうなものを選ぶと良いでしょう。
結納とは、結婚前に両家が顔合わせをする食事会のことを指します。結納は、もともとは仲人をたてて、それぞれの家族が贈り物を贈り合って親睦を深めていました。
しかし、最近では仲人もたてず、シンプルに食事だけを行うケースも多いです。また結納に関しては、地域や家庭によって考え方が異なります。結納をどんな形で行うかを家族に相談してみると良いでしょう。
結婚が決まってから2人で住み始めるならば、新生活の準備にもお金がかかります。新居にかかる費用や、引っ越し代、そして家電やインテリアなどをそろえるのにもお金がかかります。
お金をかければかけるほど、新生活は華やかなものになるでしょう。しかし、結婚新生活をスタートすると何かとお金がかかってきます。
新生活にかかる費用は、節約できるところはしっかり節約をしていくことをおすすめします。
結婚式が終わったら新婚旅行に行きたいと考えている方も多いでしょう。新婚旅行は、行き先や滞在する日数によって費用が異なります。
海外を選ぶと旅費に加え、パスポートの手配などもあるため、それなりの金額がかかってきます。
結婚式は、ご祝儀やお祝い金をもらうとしても、それでもそれなりの金額がかかる一大イベントです。
しかし、やり方次第で結婚式の費用は抑えることも可能です。その節約方法は色々とありますが、ここではその方法を4つ紹介します。結婚費用を上手に抑えたいという方はぜひ参考にしてください。
まず1つ目の方法は、結婚式を挙げる時期にこだわらないことです。結婚というとジューンブライドというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。結果として、6月は結婚式を挙げたいという方が増え、値段も高くなる傾向があります。
一方で、真冬や真夏などの時期は、結婚式をあげることを避ける人も多いので、値段が下がるといわれています。
結婚式場によっては、こちらで用意したアイテムを持ち込める会場もあります。その場合は、ウェルカムボードや装花など、持ち込めるものは持ち込むと節約になります。
しかし、式場によっては持ち込み代が別途かかる可能性があります。こちらでアイテムを持ち込む際は、持ち込み代がいくらかかるかを確認するようにしましょう。
また、結婚式まで時間的に余裕がある方は、招待状を手作りで贈るのも良いでしょう。
結婚式は、大安などの吉日に挙げたいと考える人も多いです。そのため、そのような日は値段が上がります。結婚式の費用を抑えたいのであれば、吉日を避けて挙げるのも良いでしょう。
最近では結婚式の費用を抑えたい方のための、ナイトウエディングプランもあります。ナイトウエディングとは、通常結婚式を行なわない夕方から夜にかけて、結婚式と披露宴を行うものです。
ナイトウエディングは、昼間とは違うロマンチックな空間の中で結婚式を挙げることができます。
4つ目の方法は式場の限定プランを利用する方法です。結婚式場の中には、格安の限定プランを用意してくれている式場もあります。
格安プランの中には、通常の式と披露宴から色々なものが省かれている可能性もあります。そのため、値段だけ見て決めるのではなく、プランの中身までしっかり確認をすると良いでしょう。
人生の一大イベントである結婚には色々とお金がかかります。特に結婚式は、希望通りの結婚式を挙げたいとなると、驚くほどの金額になってしまうという方も多いでしょう。
大切なのは2人が納得した形で結婚生活をスタートすることです。最近では結婚式費用の支払方法も色々とあります。まずは、この記事を参考に2人でどのような結婚式にしたいかを話し合ってみてはいかがでしょうか。