妊娠はママだけでなくパパにとっても嬉しい出来事です。
特に初めての妊娠だと喜びが大きいものの、今後の生活の変化や職場への報告の仕方など、心配になることもあります。
ママが安心して妊娠期間中を過ごすには、パパのサポートが必要不可欠になります。ママと職場の板挟みにならないよう、こちらの記事では妻の妊娠と職場について紹介します。
一般的には安定期に入る16週頃に伝えることが多いでしょう。しかし、場合によっては安定期に入る前に伝えておいた方が良い例もあります。
妻が妊娠すると最初に当たる壁が「つわり」です。個人差はありますが、家事や仕事ができない程具合が悪くなることもあります。
場合によってはつわりで苦しむ妻の代わりに家事を行い、妊婦検診時に仕事を休んで付き添うことも必要になります。職場の理解を得るためにも、妻の妊娠を早めに報告することで周りの理解も得られやすくなります。
また、パパが育児休暇取得の予定があるなら、早めに伝えることでスムーズに業務の引継ぎもできます。
繁忙時期だと言い出しにくいこともあるでしょう。特に業務をたくさん抱えているパパや、職場によっては忙しい状況での報告はとても言いづらいでしょう。
しかし妻の妊娠をギリギリまで報告しないと、出産のタイミングと仕事が重なって休めなくて、いざという時に動くこともできなくなります。
子供が生まれる瞬間は一度きりです。早めに上司へ報告と希望を伝えることで、パパも安心して仕事ができるのではないでしょうか。
ここからは妻の妊娠を報告するタイミングについて解説していきます。今回は、「妊娠がわかったとき」を始めとした5項目をピックアップしていきます。
妻の妊娠を報告するタイミングについて知りたい方は、参考にしてください。
妊娠発覚時に伝えることで、体調が変化しやすい妻をサポートできます。
「妻が妊娠しました。まだ初期の段階ではありますが、今後の体調の変化でお休みをいただくことが増えるかもしれません」と伝えておけば、配慮してくれることもあるかもしれません。
ママの希望も聞いたうえで、初期の時点で伝えるか相談できると良いでしょう。
つわりがあるママは大変な時期です。初期のタイミングで上司へ報告し、理解をもらいましょう。
もう少しで安定期に入るころではありますが、妻のつわりが一番大変な時です。その時に妻の体調も併せて伝えておくと、お休みが必要になった時に相談しやすくなります。
妻のサポートをしっかり行えるように妊娠初期の時点で伝え、職場からの理解を得るのも良いでしょう。
安定期に入るとつわりも落ち着いてくる人もいるでしょう。妊娠中期(妊娠16週~27週)に入ると一般的に「安定期」と言われます。
もちろん全くリスクがなくなるわけではありませんが、初期に比べると安心でき、上司へ報告するタイミングに適しています。
妊娠がわかったタイミングでいつ会社へ伝えるか妻との話し合いも必要です。妊娠すると、ナイーブな状況になっていることも多いでしょう。
お腹が目立つまでは黙っていたいという考え方もありますし、万が一に備えて分かった時点で伝えたいという考え方もあります。
夫婦同じ職場でも同様です。
パパはできるだけママの仕事の負担を減らしてほしいと願うかもしれませんが、妻の要望も受け入れてあげてください。
前例を調べて、報告するタイミングを決めるのもオススメです。
職場内に先輩パパがいるのなら、どのタイミングで報告したか聞いてみましょう。直接報告したか、メールなどで報告したか、参考するのも良いでしょう。メールの場合は例文があるのかどうか確認が必要です。
職場の業務形態によっては、安定期までに伝えないと業務に支障が出る場合もあります。早く妊娠を打ち明けてほしいと思う上司もいれば、ギリギリまで伝えなくていいという上司もいます。
先輩パパに相談する場合、まだ上司に伝えていない状況かと思いますので、他言されないように注意しましょう。
ここからは妻の妊娠を報告すべき相手について解説していきます。今回は、「直属の上司」を始めとした5項目をピックアップしていきます。
妻の妊娠を報告すべき相手について知りたい方は、参考にしてください。
まずは上司に伝え、伝えるべき人の指示をもらうのが無難です。
社内には様々な事情を抱えている人がいます。上司は部下の事情を把握されていることも多いので、社内や部内のメンバーに伝えて良いか、指示をもらいましょう。
妊娠初期に上司へ報告した場合、社内や同僚への公表は安定期に入ってから伝えることもあります。公に公表する時期は上司と相談して決めましょう。
上司へ報告する際、出産予定日の共有、育児休暇取得の希望も忘れずに相談しましょう。
上司への報告が済んだら同じ部署の先輩や同僚へ報告しましょう。
育児休暇を取得するのであれば、その影響を大きく受けるのは一緒に働く先輩や同僚です。
「妻が妊娠しました」と報告するだけでなく、今後の予定など伝えられることは前もって伝えておくと、同じ部署の先輩や同僚も心構えができます。
育児休暇の取得はもちろん権利ではありますが、仕事をサポートしてくれる同僚への感謝を忘れずに、日頃からコミュニケーションをしっかり取りましょう。
必須ではありませんが、お世話になった上司や先輩へも報告しましょう。会社によっては出産すると社内報などで紹介する場合があります。
お世話になった上司や先輩にとって、間接的に知るよりも直接報告があると嬉しいものです。家族が増えることで、益々仕事へ精進してくれるのではないかといった期待もあります。
元上司や先輩への感謝の気持ちと成長していく自分を見せる機会でもありますので、是非報告しましょう。
直属の部下への報告も行いましょう。
急な妻の体調の不良や出産で急遽お休みしてしまうこともあります。そうなった時に部下が困らないようきちんと報告し、自分が不在となった際、誰に指示を仰げばいいのかも伝えておきましょう。
関係部署への報告も忘れずに行いましょう。
育児休暇を取得する意思がある場合、必ず総務へ報告しましょう。その他出産の一時金や、妻が出産を機に扶養に入るケースもあります。
必要な手続きが増えますので、総務関連の手続きを進めていきましょう。また、子供の健康保険証の手続きなども確認しておくと安心です。
ここからは妻の妊娠報告で伝える内容について解説していきます。今回は、「出産予定日」を始めとした4項目をピックアップしていきます。
妻の妊娠報告で伝える内容についてご興味がある方は、参考にしてください。
出産予定日を伝え、その時期の仕事の調整を図りましょう。
出産予定日付近に大きなプロジェクトがあったり、既に仕事の予定が入っていたりすることもあります。出産予定日を伝えることで、上司や同僚からの配慮を得られやすくなります。
既に仕事の予定などが入っている場合も上司へ共有し、指示をもらっておいたほうがいいかもしれません。
育児休暇を取得する場合は早めに伝えることが大切です。
出産から育児休暇に入る場合、長期で仕事を休むことになるため事前に引継ぎなどの準備が必要です。先々予定している時期と重なっているのであれば、スケジュールを組みなおしたり、担当変更も必要になったりします。
出産は喜ばしいことですが、その分の仕事の負担が増える方が出てくるのも事実です。日頃から感謝の気持ちを持って接し、育児休暇後に周りの方々が困らないよう、余裕をもって引継ぎしましょう。
妻の体調についても共有しましょう。
個人差はありますが、中には重度のつわりで入院を余儀なくされる妊婦さんもいます。つわりがひどいと妊婦検診に付き添うためのお休みが必要となったり、上のお子さんがいる場合は上の子のお世話などで残業が難しくなったりすることもあります。
事前に妻の体調について上司へ報告できれば、配慮も得られやすく、上司も妻の体調を気遣ってくれるかもしれません。
職場と家庭を両立するためにも報告しましょう。
心配事などがある場合も迷わず報告しましょう。気になることや心配事がある際も、思い切って上司へ相談しましょう。
例えば妻が遠方の実家へ里帰り出産の場合、出産予定日前からお休みを頂けるのか、また、妻が突然の入院が必要になることもあります。
「前もって予定できる休み」や「突然休まなくてはならない」ということもあるので、そのような心配がある場合は伝えておいたほうが無難です。
また上司もお子さんがいる場合、親身に話を聞いてくれるかと思います。
妻の妊娠がわかったら余裕をもって伝えましょう。妻の妊娠が嬉しくて早く上司や同僚へ伝えたい気持ちもわかりますが、時期や状況を見間違えるとトラブルにもなりかねません。
また、妻の妊娠を伝えるタイミング1つでパパや家族への見方が変わってしまうこともありますので、時期とタイミングは慎重に見計らいましょう。
ですが、妊娠中はリスクや予期せぬことが起こることも事実です。事が起こってから慌てて「実は嫁が妊娠しておりまして・・・」と切り出されては上司も驚くかと思います。
最近では男性社員の育児休暇の推奨も進んできており、男性社員が育児休暇を取得することも珍しくなくなってきました。育児休暇を取得する場合、業務の引継ぎや調整が入るので、早めに伝えてほしいという上司もいます。
先輩パパへ上手に相談しながら報告のタイミングを見定め、みんなから祝福される報告ができると良いでしょう。