里帰り出産に準備する持ち物総合12選|里帰り出産のメリット3選を紹介

里帰り出産とは

里帰り出産とは、出産直前から産後数カ月の期間を実家で過ごすことです。出産前は体が重く思うように動けなかったり、産後は体力も落ちてしまったりします。そんな時、里帰り出産なら自分の母親など、家族からのサポートを受けられます。


特に、初めての出産を経験する場合は分からないことも多く不安になる人も多いでしょう。そんな人は、安心して出産に臨むためにも、慣れ親しんだ実家での里帰り出産がおすすめです。

里帰り出産をする時のポイント4つ

里帰り出産をスムーズに進めるためには4つのポイントがあります。両親への報告や、現在お世話になっている病院への連絡、帰省後にお世話になる病院の予約などがあります。


帰省直前になって慌てて準備が不十分になってしまわないように、必要なことを早めにチェックしておきましょう。

里帰り出産のポイント1:里帰り先に連絡

里帰り出産を希望する場合は妊娠の報告する際、その気持ちをご両親に伝えておきましょう。受け入れる側も、お母さんと赤ちゃん二人が過ごせるお部屋や布団の準備などが必要になるからです。


出産間近になってからの連絡では、そういった準備が不十分となりがちです。余裕をもって連絡しておけばご両親も万全に備えてくれるでしょう。産後は体力も落ちてしまうので、充分にリラックスして過ごすためにも早めに連絡しておきましょう。

里帰り出産のポイント2:里帰り先での産院や病院の分娩予約

里帰り出産の連絡を済ませたら、出産したい産院を決めましょう。分娩方法などは病院によって違いがあるため、希望する出産方法が可能かどうか、入院期間はどのくらいか、入院中の過ごし方などについても事前に調べておくと良いでしょう。


地域によっては出産できる病院が限られているところもあるので、早めに調べておくと安心です。インターネットや実際に入院経験がある人などから情報を集めて、信頼できる産院を選びましょう。

里帰り出産のポイント3:里帰り出産の意向を伝える

里帰り出産までお世話になる産婦人科の担当医師に、里帰り出産の意向を伝えましょう。伝えることにより、担当医師は里帰り出産までの妊娠経過の状態や、胎児の状態などを紹介状に記述してくれます。


転院は紹介状がなければ受け入れられない病院も多いため、紹介状は必ずお願いするようにしましょう。これまでの経緯を把握できる情報があれば、転院先の病院でトラブルが発生した場合も安心できます。

里帰り出産のポイント4:日程を計画

里帰り出産の時期は、妊娠34週から35週頃が一般的ですが、季節によっては、もっと早めに行動する必要性があります。


例えば、帰省時期が年末年始に重なってしまうと、交通機関が込み合い帰省の移動時間が、妊娠中の身体に負担となってしまうこともあります。


また、真夏の暑い時期も同様です。初めての出産で、帰省時期を迷ってしまう場合は、かかりつけ医や助産師さんに相談し、アドバイスをもらって決定しましょう。

里帰り出産に準備する持ち物総合12選

里帰り出産では、自分の身の回りのものだけでなく当然、産まれてくる赤ちゃんのために用意するものもたくさんあります。また、産後のさまざまな手続きに必要な書類もあります。


ここからは、里帰り出産に準備する持ち物12選ご紹介します。事前に準備できていれば安心して出産にも望めるので、是非チェックしておきましょう。

里帰り出産で準備する書類4つ

出産後は出生届などさまざまな手続きが控えています。それらをスムーズに行うためにも事前に大事な書類は準備しておくようにしましょう。


状況により人それぞれ異なる場合もありますが、ここでは基本として準備しておきたい書類を4つ紹介します。

里帰り出産で準備する書類1:母子手帳・健康保険証

母子手帳や健康保険証は、産後に赤ちゃんの出生届の手続きや、赤ちゃんの健康保険証の手続きをする際に必要になります。その他にもお母さんや赤ちゃんの健康状態を把握できる大事な情報源にもなります。


里帰り出産する際は忘れずに持ち帰るようにしましょう。

里帰り出産で準備する書類2:病院の紹介状

転院する際に必要となるのが病院からの紹介状です。紹介状はこれまでの検査結果などの経過報告書でもあります。帰省先の産院で初めて健診を受ける時に渡す場合が多いので、忘れずに持参しましょう。

里帰り出産で準備する書類3:印鑑

印鑑は、急な手術に備えるためにも準備が必要です。万が一の時に備えてすぐに対応できるようにしておきましょう。


また、出産後にはさまざまな手続きをする必要があります。それらの申請書に記入する際も印鑑が必要となることがあります。たくさんの手続きがスムーズに済むように忘れずに持参しましょう。

里帰り出産で準備する書類4:その他証明書

その他にも診察券、各種保険証、入院保証金も準備しておきましょう。また、出産育児一時金などのさまざまな手続きに必要となる申請書も準備しておくと後がスムーズです。


さらに、受給条件を満たす人は、健康保険出産手当金請求書も準備しておきましょう。

里帰り出産でママが準備するもの3つ

里帰り出産で、帰省してから産後退院するまで、ママが準備するものを3つ紹介します。帰省時に全て準備できなくても里帰り先や、入院時、退院後など、その時々に必要となるタイミングで揃えても問題ありません。


おむつやミルクなどは赤ちゃんによって好むものが違う場合もあるので、様子を見ながら揃えたほうが良いこともあります。妊娠中の身体の負担にならないように焦らず、少しずつ揃えるようにしましょう。

里帰り出産でママが準備するもの1:里帰り先で準備するもの

妊娠後期の身体で帰省準備を全て整えようとすると、身体に負担になってしまうこともあります。パジャマやマタニティー用の服など、産前産後に必要となる衣類や、下着など里帰り先でも準備できるものは、帰省後にサポートしてくれる人に頼むか一緒に準備しましょう。


妊娠中に着るマタニティーウエアだけでなく、産後の体型変化や体調にも対応できるように、ゆったりとした服を選ぶと良いでしょう。

里帰り出産でママが準備するもの2:入院時に準備するもの

入院時には、産後に必要となる授乳用の服や、歯ブラシや洗面用具、化粧品など身だしなみを整えるもの、箸やスプーン、履物などを準備します。


産後に身に付ける服は、胸元が開けられる仕様になっている服や、シャツなどの前開きの服を準備しておくと授乳する時にスムーズです。また、産後は体調が崩れて、肌の調子も悪くなってしまいがちなので、基礎化粧品等は普段から使い慣れているものを準備しておくと安心です。

里帰り出産でママが準備するもの3:退院後に準備するもの

退院後は、産後に必要となる骨盤ベルトや補正下着を準備しましょう。出産直後は、骨盤がゆるみがちで体に負担がかかってしまうため、骨盤ベルトや補正下着などでしっかりサポートする必要があります。


骨盤のゆるみは、産後の体型の変化にも影響してくるので、できるだけ備えて活用するようにしましょう。


また、出産後の悪露にも対応できる産褥用ショーツもあると退院後に受ける診察時や自宅でも使えて便利です。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの5つ

産まれたばかりの赤ちゃんに必要なものを5つ紹介します。持ち運びが大変になるものに関しては、帰省先で準備しておいてもらったり宅急便を利用したりなどして事前に準備しておくと良いでしょう。


産まれたばかりの赤ちゃんは特にデリケートです。衣類や寝具など赤ちゃんが直接触れるものは赤ちゃんが快適に過ごせるものを選びましょう。


洋服などはお祝いで頂くことも多いので、最低限必要なものを準備しておくと良いでしょう。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの1:衣類

赤ちゃん用の衣類は肌触りのやさしい素材のものがおすすめです。短肌着なら5枚程、長肌着なら3枚程、コンビ肌着も3枚程あったほうが良いでしょう。


その他にも季節に合わせて、暖かいおくるみや、吸水性や通気性の良い衣類などがあると安心です。いつでも赤ちゃんが快適に過ごせるような衣類を準備しておきましょう。


また、新生児には、ガーゼやタオルなども必要となる機会が多いので、それらも多めに準備しておくと安心です。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの2:沐浴用品

赤ちゃんの沐浴に必要となるソープ、綿棒、スキンケア用のベビーローションなどは、効率よく使えるようにいつもセットにして準備しておきましょう。


赤ちゃんの沐浴の仕方はそれぞれですが、ベビーバスを使用する場合は持ち運び難いので家族に準備をお願いすると良いでしょう。また、赤ちゃんの肌はデリケートなので、沐浴後のスキンケアも欠かせません。スキンケアに使うベビーローションはマッサージの時にも使えます。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの3:衛生用品

おむつやおしりふきなどは、毎日必要となるものなので、ある程度ストックがあると安心です。


赤ちゃんは、おむつの素材やサイズが合っていないとおむつかぶれを起こすこともあります。おむつはメーカーによっても通気性や吸水性などの違いがあるので、赤ちゃんが快適に過ごせるものを選んであげることが大切です。


おしりふきも直接赤ちゃんの肌に触れるものなので、特に新生児の時期は肌触りのよいものを選ぶようにしましょう。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの4:ミルクグッズ

ミルクグッズはミルク育児が決まっている人はもちろん、母乳育児を予定している人でも準備しておくと安心です。母乳育児と決めている人でも、体調によって母乳の量が変わることもあります。母乳が出にくい場合はミルクに頼ることもあるので、念のために備えておきましょう。


また、哺乳瓶と一緒に、保管する収納ケースも必要になります。収納ケースは使い終わった哺乳瓶の消毒を兼ねているタイプのものを選ぶと手間が省けて楽です。

里帰り出産で赤ちゃんが準備するもの5:ベッド・布団

布団は季節によっても準備する内容が異なりますが、一日の大半を寝て過ごす赤ちゃんが快適な睡眠をとれるようにしっかりと備えておきましょう。


布団カバーなどは洗い替え用に2枚あると便利です。また、汗やおしっこ、ミルク吐きの対応にキルトパットや防水シートもあると安心です。


赤ちゃんが使用するベッドや布団は、里帰り先の家族が用意してくれるケースが多いようですが、念のために事前にしっかり確認しておきましょう。

里帰り出産のメリット3選

里帰り出産をあえて選ばずに出産する人もいますが、メリットも多いので、里帰り出産が可能な状況なら是非おすすめします。


里帰り出産するメリットはさまざまですが、ここでは3つ紹介します。里帰り出産は、精神的安定や、産後の体力回復のためにも有効な手段です。里帰り出産しようかどうか、迷っているという人はメリットを知り是非参考にしてみて下さい。

里帰り出産のメリット1:精神的にリラックスできる

初めての出産ではもちろんですが、出産経験があっても産前産後のママは心配や不安なことが多くなり、精神的に不安定になってしまうことがあります。


そんな時、育児経験が豊富なご両親がそばにいてくれると、いつでも不安や心配事を相談したり、アドバイスをもらったりできます。


安心感を得ることで、精神的にもリラックスして過ごせるでしょう。ママが心穏やかに過ごすことは、赤ちゃんにとっても大切なことです。

里帰り出産のメリット2:赤ちゃんに専念できる

里帰り出産なら、ママの家事の負担を減らせるので赤ちゃんのお世話に専念できます。上の子がいる場合でも、家族が面倒をみてくれるので、ママが赤ちゃんに付きっきりになってしまっても寂しい思いをさせることが少ないでしょう。


また、産後のママの身体は出産により大きなダメージを受けており、体力も落ちている状態です。そんな時サポートしてくれる家族がいれば、家事を任せて休養しながら体力を回復できます。

里帰り出産のメリット3:バランスの良い食事がとれる

産後を実家で過ごせると、食事の支度もサポートしてもらえます。


産後は、体力低下や育児による寝不足などで、食事の支度まで手が回らないことも多いでしょう。そんな時でも家族に頼れば、いつでも栄養価の高いバランスの良い食事を作ってくれます。


母乳はお母さんの食べたものの栄養から作られています。そのため、産後の食事のサポートは重要でとてもありがたいものになります。

里帰り出産は必要な準備物を事前にチェックしよう

里帰り出産は、実家のサポートを受けられるため、お母さんには心強く安心できる出産です。しかし、より快適に里帰り出産するためにはしっかりとした準備が必要です。実家に頼れるものもあれば、自分でしか準備できないものもあります。


必要なものや、やるべきことをリストにしておくと良いでしょう。それらをしっかりと把握して、調達するものや産後の手続きに必要な書類など事前にチェックしながら準備しておきましょう。