赤ちゃんの成長を見るなかでママやパパは、いつからつかまり立ちをするのか、何ヶ月でつかまり立ちをするのが平均的なのか、自分の赤ちゃんは成長が遅れていないかと気になるでしょう。
赤ちゃんがつかまり立ちをするのは、早くて6ヶ月から7ヶ月、遅くて1歳と言われています。しかし赤ちゃんの成長は個人差があります。特に個人差が大きく出ると言われているのが、つかまり立ちです。
赤ちゃんはお座りやハイハイをするようになってくると、足の筋力がつき、自分でたちたいという気持ちが生まれます。
たっちから歩くまでの過程として、赤ちゃんの脇を支えると足を突っ張ってみせるところから始まります。
体重を支えられるようになると、つかまりだちができるようになり、つかまり立ちに慣れると次第に足をずらし動かせるようになります。これを伝い歩きと言います。
この伝い歩きができるようになると、何にもつかまらずたてるようになり、歩き始めます。伝い歩きとハイハイを繰り返し、たっちから歩くまで成長していくのです。
赤ちゃんがたっちできるようになると、その分危険も増えます。大人から見て危険なものが無くても赤ちゃんから見たら危険ということもあるでしょう。
ここからは、たっちの際に気を付けなくてはいけない注意点を6つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんの筋力は成長の途中なので、たっちができ始めた頃はまだ未発達なことがあります。赤ちゃんは転んだ時に手を広げるようとする反射が備わっていますが、たっちをするのが早いと、反射が備わる前ということもあり、手をつくことなく転倒し頭を打つ危険性もあるのです。
ママやパパがしっかり見守ることももちろんですが、プレイマットを敷いたりリュック型クッションを使用するなど、頭を守る対策をすることが必要と言えます。
赤ちゃんに危険が無いよう、どんなに注意して物の配置や置くものを考えたとしても、危険をすべて排除することは難しいでしょう。つかまり立ちをするときに体重をかけて倒れてしまう可能性があります。
赤ちゃんの目線と大人の目線は違うこともあり、思ってもみない場所で遊びだすこともあります。赤ちゃんに入ってほしくない場所がある場合は、移動の範囲を制限し目が届くよう、ベビーサークルを使用することも一つの手です。
大人にとっては何でもない机の角や壁の角も、赤ちゃんからみると大きなケガにつながり危険です。まだたっちを練習中の赤ちゃんは、バランスが悪くどのように転ぶか予測できません。
少しでも危ないかなと感じる場所にはコーナーガードを付けておくことで、万が一転倒しぶつかってしまってもケガにつながることを防ぐことができるでしょう。
たっちの時期に入ると、今までとものの見え方が変わり興味が広がります。赤ちゃんは好奇心旺盛なので、いろんなものに触れ口に入れようとします。また手を伸ばしバランスを崩すこともあります。
赤ちゃんの手が届く範囲には、赤ちゃんが手に取って遊んでも大丈夫なおもちゃ以外置かないように、整理整頓をこころがけましょう。
たっちをはじめて移動ができるようになると、注意すべきことは誤飲です。ボタンや電池、タバコや硬貨など、赤ちゃんは興味があるものに手を伸ばし口に入れます。小さいものはそのまま飲み込んでしまう可能性があるため、手の届かないところに置くようにしましょう。
洗剤やお酒類は、開けることができないだろうと思うかもしれません。しかしいつの間にか開けられるようになっていたということもあります。飲み込んでしまい中毒が心配される物も「蓋があるから大丈夫」と思わず赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
周りの子に比べてたっちが遅い、11ヶ月になったけどたっちしないなどと心配になるかもしれません。しかし赤ちゃんの成長はその子によって違いがあるものです。無理にたっちの練習をする必要はありません。
もし練習するのであれば、赤ちゃんの様子を見るなかで、ハイハイがしっかりできるようになって、たっちしようとする兆候が見えてきてからで良いでしょう。
赤ちゃんがたっちしはじめた際に使用すると便利なグッズや、赤ちゃんが楽しく遊ぶことで、自然とたっちやあんよの練習につながる玩具を紹介します。
また、たっちだけでなく、たっちより前のお座りや、たっちした後まで楽しめる玩具や、手先の運動にもつながるものもあります。
赤ちゃんのたっちが遅いなど、心配しているママはたっちの練習に使えるか、ぜひ参考にしてみてください。
ミツバチの形をしたリュック型クッションです。タッチやあんよをする際に背負うことで、転んだ時に頭をぶつけることを防止します。
メッシュでできているので蒸れにくく、145gと軽いので赤ちゃんの負担も少ないです。リュックのひもは長さ調節可能なので、クッションを頭の位置にしっかり合わせることができます。
赤ちゃんが転んだ際に危険なテーブルや家具など、角に貼ることでぶつかった衝撃を和らげることができるクッションです。好みの長さにカットできたり、くりかえし貼り付けすることも可能です。
色はクリアやウッドカラーと、貼っても目立ちにくいので赤ちゃんも気が付きにくく、すぐにはがれてしまうこともないでしょう。
遊びながら手や指の発育を促すテーブルです。子どもの好奇心を刺激する遊びが11種類、メロディーが5曲、アンパンマンと仲間たちがおしゃべりもします。
6ヶ月ごろからのお座り期では床に置いて、10ヶ月ごろからのつかまり立ち期ではビジーテーブルとして、1.5歳ごろからのお絵描き期はテーブルとして、成長に合わせ長く使えます。
8ヶ月~3歳まで使用できる天然木でできた押し車です。本体前面には掴む練習になる積み木が付いています。走行速度調節ができるので、赤ちゃんのよちよち歩きのスピードに合わせることができます。
転倒防止で本体中央へ押し手を配置、角をなくしたつくりにしてあり、安全面にも考慮されているので安心して使えるでしょう。
たっちの知育・お座りの知育・ハイハイの知育と26種類の遊び方ができる知育玩具です。成長や興味によって遊び方を変えることができるので、長く遊ぶことができます。
また大きくなったらおもちゃ箱として使用することも可能です。
赤ちゃんが歩けるようになるために、まずはお家の中でママやパパと一緒に練習します。歩く練習にぴったりなアイディアを紹介します。
遊びながら練習できたり、赤ちゃんのやる気を高める方法でもありますので、ぜひ参考にして、お子さんに試してみてください。
大好きなママやパパに呼ばれると、手を伸ばし歩いて近くに行こうとする姿を見せてくれるでしょう。そんなときは、少し離れた場所で「おいで」と呼び掛けてみてください。
初めから離れすぎて距離があると、あんよではなくハイハイで向かってきてしまったり、途中で転んでしまう可能性があるので、赤ちゃんが数歩でママやパパのもとへたどり着ける距離から始めることがポイントです。
赤ちゃんにとってママやパパから声をかけてもらうことは、何よりも頑張る力になります。
声をかけてあげることや褒めてあげることは、子どものやる気を高めてあげることにつながります。「いっちに、いっちに」「がんばれ」「上手だね」「すごいね」など、少し大げさなくらいに声をかけてあげると、嬉しいと感じ自信がつきまた歩こうという気持ちになるでしょう。
赤ちゃんがいる位置より少し距離のある場所に、興味のあるおもちゃを置くことで、その場所まで行けば遊ぶことができると思い、赤ちゃんは行こうと頑張ります。
赤ちゃんがおもちゃまでたどり着いたら、少し場所をずらすことを繰り返し行う事で、少しずつ進んでいくのも良いでしょう。赤ちゃんが楽しみながら自然と歩く練習になります。
赤ちゃんの成長は一人ひとり早さが違います。もちろん何ヶ月までにたっちをするなど目安はあります。しかしそれはあくまでも目安であって、絶対にそれ通りに成長するとは言えません。
ママやパパは自分の子どもがたっちが遅い、歩くのが遅いと心配になるかもしれませんが、赤ちゃんは自分の筋力が発達するよう準備しています。転倒対策や安全な環境づくりなどをしながら、ゆっくりとした気持ちで見守ってあげる事が大切です。
無理に練習しないで、赤ちゃんが頑張ろうという気持ちが出たら応援してあげましょう。