妊娠中で寂しい時の対処法8選|妊娠中に旦那さんにできることとは?

妊娠中に感じる寂しさ

女性が妊娠するとさまざまな変化が生じます。自分の体調や胎児の変化だけでなく、環境も変化します。それに伴って、ママ自身もそばにいる夫も寂しいと感じることがあります。


それによって、これまでうまくいっていたことが滞ってしまったり、トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。


妊娠中のママがどんな寂しさを感じることがあるのか、またその理由について見ていきましょう。

妊娠中は情緒不安定で寂しい

妊娠中は情緒不安定になり寂しいと感じることが増えますが、その原因は時期によって異なります。妊娠初期はつわりなどの不調、中期は大きくなっていくお腹が原因で行動が制限されるストレス、後期は近づいてきた出産への不安が原因となります。


また、ホルモンバランスの急激な変化や妊娠によって休職・退職した人は環境の変化などで、情緒不安定になりがちです。特に、妊娠後期はホルモンの影響を強く感じる傾向があります。

里帰り中で夫に会えなくて寂しい

里帰り出産をするママは夫と会えない時期が続くため、寂しいと感じることが多いでしょう。里帰り期間は臨月に入る前から産後1~2ヶ月が一般的です。


出産前は夫婦二人でお腹の中の赤ちゃんのことを想ったり、出産準備をしたりしたいママも多いでしょう。しかし、離れているとコミュニケーションがとりづらく顔を合わすこともままなりません。


一方でしばらくの間一人暮らしとなるパパも、寂しいと感じる場面が多いでしょう。

寂しさが夫婦関係に影響することも

お腹の中で新しい命を育んでいるママと、自身に変化がないパパとでは心境の変化に差異があります。


当然、親としての自覚の芽生えも両者には違いがあり、ママの期待が大きいほど寂しいという感情や失望感が高まり、夫婦関係の悪化につながることがあります。


そして、二人の間に心の距離ができたり、逆にパパに対する依存が強くなって束縛が強くなるなど、ママの寂しい気持ちを放置しておくのは決してよくありません。

妊娠中のストレスは赤ちゃんにもよくない

妊娠中に寂しいなどの負の感情によるストレスをためると、お腹の赤ちゃんにも良くない影響があります。


例えば、ストレスによって全身に力が入って体が硬くなったり、自律神経のバランスを崩して血管の収縮が起こったりすると、胎児に栄養や酸素が供給されにくくなります。


さらに、ストレスによってホルモンの分泌に影響を与えたり、下腹部に力が入って早産や流産の危険性が上がります。

妊娠中で寂しい時の対処法8つ

前述したとおり、妊娠期間中は情緒不安定になったり寂しい気持ちになる場面が増えるため、幸せであるはずの妊娠期間がつらい時期になってしまうこともあります。


そんな時は、「これをしなければいけない」と義務感を持たず、自分のやりたいことをして気持ちを切り替えるのが一番です。


ここからは、妊娠期間中に寂しい感情を抱いたときの対処法を紹介します。

寂しい時の対処法1:友人や周囲の人と話す

気の置けない人とおしゃべりをするのは、ストレス発散に最適です。産前産後は家にこもりがちになるため、人としゃべる機会が減り寂しい気持ちになることも多いでしょう。


気の休まる相手とたくさんしゃべって笑うことで、内にこもった気持ちを吐き出しストレスを発散しましょう。


出産に対する不安や夫に対する不満は、同性の友人や先輩ママに聞いてもらうと不安が解消できたり、愚痴を言うことでスッキリするでしょう。

寂しい時の対処法2:医師に悩みを相談する

妊娠中は心配や不安がつきものです。お腹の赤ちゃんの成長や、ママ自身の体調に関する心配は、やはり医師に相談するのが一番でしょう。特に、寂しい気持ちなどが高じて体に不調が出る場合は、医師に症状を話して指示をもらいましょう。


なお、医師に相談できない場合は、自治体や全国妊娠SOSネットワークなどによる「妊娠相談窓口」で相談してみるのも一つの手段です。電話やネットなどで悩みを相談してみましょう。

寂しい時の対処法3:実家で手伝いをする

家にこもりがちでストレスが溜まっているが、愚痴を吐き出せるほどの友人が身近にいない場合は、自分の実家で両親に甘えるのも良いでしょう。


ただし、たとえ実家と言えども上げ膳据え膳では居心地が悪くなってしまいます。実家に戻ったら折に触れて感謝の気持ちを示し、できる範囲で家事を手伝うと良いでしょう。


特に掃除や食器洗いなどの単純作業に没頭するのは、たまったストレスを紛らわせるのに向いています。

寂しい時の対処法4:ベビーグッズの用意で気分転換する

ベビーグッズの購入など出産準備をすると、ママになることを実感でき前向きな気持ちを取り戻せるでしょう。


また、モノを吟味して購入するという行為はストレスの発散につながります。気分転換にマタニティウェアやベビー用品を買いにショッピングに行くと良い運動にもなります。


また、生まれてくる赤ちゃんのことを考えながら、愛情を込めてベビーグッズを手作りするのも良いでしょう。スタイなどは比較的簡単に作れます。

寂しい時の対処法5:思い出の場所に出かける

妊娠中に夫と出かけるのも、ストレスを発散できる方法です。特に、その行き先が二人の思い出の場所ならばなおさら心が躍るでしょう。


外に出て体を動かすことは、心身ともにリフレッシュさせます。思い出の場所できれいな景色を見ながらゆっくりと歩いたり、レストランで美味しいものを食べながら思い出話をするのも良いでしょう。


普段言えない想いや悩みなども聞いてもらえるチャンスです。

寂しい時の対処法6:普段と違う時間の使い方を楽しむ

普段、仕事や家事に忙殺されている人は、ぜひ普段と違う時間の使い方を楽しんでみましょう。例えば、ゆっくりと読書をしたり音楽を聴いたり、ずっと見たかったDVDを見るのも良いでしょう。


また、マタニティヨガやウォーキングなど、体を動かして気分転換するのもおすすめです。


ストレスや負の感情を忘れられるようにリラックスできたり、とにかく自分が好きなことに没頭できたりすることが、精神状態を安定させます。

寂しい時の対処法7:産後なかなかできないことをする

産後は赤ちゃんのお世話で自分の時間を持つことは難しくなります。ゆっくりテレビを見たり音楽を聴く時間はおろか、食事をする時間すらままならない場合もあります。また、夜間も授乳があるため寝不足にもなります。


そのため、産前には産後にできなくなることをしておくと良いでしょう。例えば、夫と小旅行に行ったり、自分の趣味に没頭したり、ゆっくりと外食するなどです。また、思う存分睡眠をとるのも良いでしょう。

寂しい時の対処法8:アロマでリラックスする

ストレスを抱えているときには、アロマの効果でリラックスすることができます。芳香浴は気分をスッキリさせたり、アロママッサージは腰痛やむくみなどのマイナートラブルを解消してくれるなどの効果が期待できます。


ただし、精油の種類によっては、妊娠中は禁忌となっているものもあります。使用法や注意事項をしっかりと守って、上手に取り入れていきましょう。

奥さんの妊娠中に旦那さんができること4つ

前述したとおり、妊娠中はホルモンバランスの急激な変化などによって、体調や精神状態が不安定になりがちです。


そんなママの一番の見方は、やはり夫の存在でしょう。しかし、夫はときにストレスの元になる場合もあります。そうならないために、ママの妊娠中にパパができることを紹介します。

妊娠中に旦那さんができること1:コミュニケーションを積極的にとる

男性は自分の気持ちや愛情を表現するのが苦手な人が多く、女性はそれに気分を害したり失望しがちです。


そのため、妊娠中のママには、なるべく普段から積極的にコミュニケーションをとってママの話をしっかりと傾聴し、同時に自分の気持ちや思いを伝えるよう努力しましょう。


また、お腹の赤ちゃんに呼びかけたり、生まれてくる子供についての思いを語り合うと、ママはより前向きな気持ちを持てるでしょう。

妊娠中に旦那さんができること2:ママ・パパ教室に参加する

近年では、自治体が積極的にパパも参加できる「両親学級」を主催しています。両親学級では、元気な赤ちゃんを産み育てるための正しい知識を夫婦で一緒に学ぶことができるだけでなく、パパやママになるという自覚が芽生えやすくなります。


ママは、自分だけでなくパパも妊娠中や出産に関する知識を持っていてくれることで安心でき、命を育む苦労などを共有できるため、ぜひ両親学級には参加しておきましょう。

妊娠中に旦那さんができること3:家事をする

妊娠中のママは、全期間を通して行動が制限されます。妊娠初期はつわりなどで体調や気分が芳しくなく、中後期になるとお腹が大きくなるために動きにくく、家事が思い通りに進まないでしょう。


また、家事はパパが思っている以上にやることが多いため、ママに家事リストを作ってもらい、積極的に関わりましょう。


産前にパパが家事の要領を得ておけば、産後のママにも大きな助けとなります。

妊娠中に旦那さんができること4:ベビー用品などを一緒に準備する

出産予定日が近づいてきたら、ベビーグッズを揃える必要がありますが、夫婦一緒にそれらを選んだり準備している時間は、幸せを感じる楽しい時間です。パパが積極的に取り組めば、ママの負担も減り、寂しい気持ちも解消できるでしょう。


また、ベビー用品は重いものや組み立てが必要なものもあり、男性の手が必要なこともあるため、パパが一緒に準備をしてくれると心強いでしょう。

寂しい時は抱え込まないのが一番!

妊娠や出産は女性にとって大きなイベントです。特に初めての場合は、喜びと同時に寂しい気持ちや不安、ストレスなどを抱くでしょう。


しかし、それらは誰もが大なり小なり持つもので、解消する手立てもあります。強い不安に襲われても慌てたり否定せずに、それを解消できる方法をみつけましょう。


また、夫をはじめとする周囲の人にうまく頼ることも大事です。決して一人で抱え込まないようにしましょう。