生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴8つ|生後4ヶ月は赤ちゃんの世界が広がる時期!

生後4ヶ月の赤ちゃんって?

生後4ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの体重増加は緩やかになり筋肉もつき始めます。日中起きている時間が増えて、赤ちゃんの1日の過ごし方のリズムができてきます。


首がすわり声のする方を向くようになったり、周囲からの刺激に反応してくる時期で、赤ちゃんの成長を感じられ、うれしい時期でもありますが事故防止など注意する点も増えてきます。赤ちゃんの特徴を知って、神経質にならないよう成長を見守りましょう。

身長や体重

生後4~5ヶ月の赤ちゃんの平均身長は、男の子で59.9~68.5cm、女の子で58.2~66.8cm、平均体重は男の子で5.67~8.72kg、女の子で5.35~8.18kgです。


身長や体重の増加は新生児に比べ緩やかになりますが、身体つきがしっかりして運動機能も発達します。発育に関しては個人差があるので、前月よりも身長と体重が増えていれば、平均と比較して身体の大きさに神経質にならずに見守りましょう。

授乳の量

生後4ヶ月の赤ちゃんは、1回に飲める母乳やミルクの量が増えるので、1日4~5時間おきの授乳になります。あくまで目安ですので、間隔は前後することがあります。


赤ちゃんによって差があるので、時間や回数を気にせず赤ちゃんがミルクを欲しがる時に授乳しましょう。授乳にも手がかかるので、授乳する人も体調を見ながら休息を取るとよいでしょう。

睡眠時間

生後4ヶ月の赤ちゃんは、1日の睡眠時間は約13~14時間くらいになり、日中に起きていることが多くなります。昼寝以外は、夜によく寝るようになりますが、個人差があるので1日のうちで睡眠がとれていれば心配ありません。


日中起きている時には、好奇心旺盛で活発に動きます。昼寝を長くとりすぎたり、起きる時間がバラバラになると体内時計が乱れて生活のリズムが崩れてしまいます。


決まった時間にお風呂に入ったり、朝は日光を浴びるなど、朝と夜のメリハリをつけたスケジュールで生活すると1日の生活リズムが整うようになります。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴8つ

生後4ヶ月になると、首がすわり縦抱きができるようになり、視力や聴力の発達で外界からの刺激に興味を持つようになります。日中に起きている時間が長くなると遊ぶ時間も増えてくるので、いろいろなものを見て、聞いて、触って、学習していきます。


身近な人と一緒に遊ぶことにより、赤ちゃんも愛情を感じて表情豊かになります。好奇心を持つものが増えて動くようになるので、安全に注意していく必要があります。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴:1:首がすわる

生後4ヶ月で赤ちゃんの首がすわり、大人が赤ちゃんの頭を支えなくてもグラグラしなくなります。赤ちゃんの発達は、上半身から下半身の順番にしていき、自分の力で頭の向きを変えたり、持ち上げたりできるようになります。


首がすわったかどうかは、うつぶせの状態から自分で首を持ち上げられるか、あおむけで両手を引くと首が付いてくるかで確認します。首がすわっても1ヶ月程度は慎重に接してあげましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴2:寝返りの準備をする時期

生後4ヶ月の赤ちゃんは、運動機能の発達が背中と腰に進んできて、寝返りの練習をするようになります。身体を動かしながら、コツを覚えて寝返りができるようになってきます。


身体の使い方がわからず寝返りができないこともあるので、サポートするとスムーズにできるようになります。寝返りをしやすい広さも確保してあげます。


寝返りが自分でできないと、窒息する可能性があるので注意が必要です。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴3:唾液量が増える

生後3、4ヶ月くらいから唾液の量が増えてきます。赤ちゃんは、唾液を飲み込む力が弱く口を閉じられないため、よだれとして出てきます。


よだれが出るのは、消化機能が整って消化できるようになってきたということです。唾液は、消化を助けたり、口などの粘膜を保護したり、口の中の洗浄・殺菌・抗菌の作用があります。唾液を飲み込めるようになり、口を閉じる力がついたらよだれは減ってきます。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴4:好奇心や活動量が増える

生後4ヶ月の赤ちゃんは、視力や聴力が発達してくるので、視野が広がり興味を持ったものを目で追うことができるようになります。興味のありそうなおもちゃを見ると、手を出して触れたり掴んだりします。


視力も良くなってじっと見つめることができるので、はっきりした色の絵本を見せて好奇心に対して楽しませてあげましょう。身体をしっかり動かすので動きやすい服装にしていき、季節や体温に応じて調節します。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴5:声や音によく反応する

赤ちゃんは、周りの人やものをじっと見たり、声や音のする方向に向いたりと視覚や聴覚から反応してきます。視覚や聴覚の感覚から外の世界を知って、興味を持つものが増えてきます。


親の顔を認識して、あやすと反応するようになり、声をたてて笑ったり、散歩に行って楽しそうにしたりと表情も豊かになります。怒りや悲しさを泣くという感情表現で表すようになり、泣き声の違いで意志を表現するようになります。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴6:周囲の人のまねをする

生後4ヶ月の赤ちゃんは、「あーあー」などの意味のない言葉を発するようになります。声を出して笑い、周りの大人が同じように声を出してあやすと、言葉を引き出すきっかけになります。


赤ちゃんの聴力が発達すると自分の声を聞こうとして、奇声を発することがあります。奇声の理由も見ながら赤ちゃんの声を聞きましょう。周りからの関わりに赤ちゃんも反応し、まねをするようになります。人のまねはコミュニケーションの手段になります。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴7:ものに触れて掴むようになる

生後4ヶ月の赤ちゃんは、ものを掴めるようになってきます。目で追って興味のあるものに、手を伸ばして掴んだり、握ったり、掴んだものを動かして遊びます。


この頃に指しゃぶりも始まります。振って音がしたり、口に入れたりして感覚を刺激します。赤ちゃんが掴みやすく舐めても安全なおもちゃを準備しましょう。おもちゃを手にして遊ぶので、掴んだものを落としたとき、顔に当たっても痛くない素材のものを選ぶと安全です。

生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴8:あやすとよく笑う

赤ちゃんは、身近な人の顔がわかりあやすと声を上げて笑うようになります。赤ちゃんの周りの大人が、あやして愛情を向けると赤ちゃんも感じるようになってきます。


見る・聞く・触るという感覚が豊かになってきて、いろいろなものを見せながら遊ぶと楽しく感じて、感性も育って来ていろいろな表情も見られるようになります。身の回りにあるものを使って楽しく遊んでたくさん言葉をかけましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんに気をつけること3つ

生後4ヶ月の赤ちゃんは、首がすわって寝返りができるようになり、周りに興味を持ち始めるので、行動も含めて危険が増えます。赤ちゃんの周りの危険なことについて知って、赤ちゃんを危険から守っていく必要があります。


赤ちゃんの面倒を見ながら家事を行なうときは、赤ちゃんの行動や様子に注意して危険がないように見守りましょう。

生後4ヶ月できをつけること1:成長とともに事故の危険も増える

生後4ヶ月の赤ちゃんに、起こる可能性のある事故として「誤飲」「溺水」「火傷」「転落」があります。


興味を持って手にしたものを口にして「誤飲」したり、赤ちゃんは少しの量の水でも溺れるのでお風呂での「溺水」に注意します。


目にしたものを掴んで、高温のものに触れて「火傷」の可能性があります。活動量が増えて「転落」の起こるリスクも高まります。赤ちゃんを囲む環境に危険が増えたことを知って、見守っていきましょう。

生後4ヶ月できをつけること2:口に入れそうなものは近くに置かない

赤ちゃんは、興味を持って手に掴んだものを口に入れることがよくあります。有害なものが体内に入ったり、口に入れたものを誤飲して窒息を起こす可能性があります。


小さくて口に入れやすいものや口に入れてはいけないものを、赤ちゃんから見えるところや手の届くところに置かないようにします。赤ちゃんのいる部屋は、整理整頓して危険な物を置かないように気をつけましょう。

生後4ヶ月できをつけること3:柵のない高所に1人にしない

生後4ヶ月の赤ちゃんは、身体や手足を動かしているうちに思わぬ方向に移動してしまいます。柵のないベッドやソファや椅子から転落することがあります。


一瞬目を離した時に事故が起こりやすいので、転落の危険がないように柵を設置して、高所に1人にしないようにします。眠っていても目覚めて身体を動かすこともあります。転落した場合も考えて、ベッドの下に柔らかいマットを敷いておくと安全です。

生後4ヶ月は赤ちゃんの世界が広がる時期

生後4ヶ月の赤ちゃんは、成長発達が目覚ましく、赤ちゃんが学んでできることも増えていきます。成長の喜びと共に、注意する点も増えてお母さんの悩みも尽きません。


成長には個人差があることや注意点を理解し、赤ちゃんの成長を見守りましょう。