赤ちゃんのげっぷはいつまで必要?コツ6つと出ない時の対処法を紹介

赤ちゃんにげっぷが必要な理由3つ

今回は、赤ちゃんのげっぷはいつまで必要か、コツ6つと出ないときの対処法について紹介していきます。赤ちゃんにいつまでげっぷをさせればよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。


初めに赤ちゃんにげっぷが必要な理由について紹介します。赤ちゃんにげっぷが必要な理由は、お腹が張ってしまうため、消化吸収を助けるため、吐き戻しを防ぐためなどがあります。

げっぷが必要な理由1:お腹が張ってしまう

げっぷが必要な理由の1つ目は、お腹が張ってしまうためです。赤ちゃんは母乳やミルクを飲むとき、たくさんの空気も一緒に飲み込んでいます。さらに、泣いているときも空気を飲み込んでいるといわれています。その空気が胃にたまりお腹が張ってしまうのです。


お腹の張りが原因で、赤ちゃんは苦しくて泣くこともあります。お腹が張って泣いているときはげっぷが足りない可能性もあるので、しっかりげっぷをさせてあげましょう。

げっぷが必要な理由2:消化吸収を助ける

げっぷが必要な理由の2つ目は、消化吸収を助けるためです。赤ちゃんはたくさんの空気を母乳やミルクと一緒に飲み込んでいます。空気を出しておかないと、せっかく飲んだ母乳やミルクを一緒に吐き出してしまう時があります。


しっかり胃の中に母乳やミルクをとどめて消化吸収してもらうために、胃の中の空気をげっぷとして出すことが必要です。

げっぷが必要な理由3:吐き戻しを防ぐ

理由の3つ目は、吐き戻しを防ぐためです。赤ちゃんの内臓は未発達のため、お腹がいっぱいになると母乳やミルクが食道のほうに逆流しやすくなっています。そのため飲んだ母乳やミルクを吐き戻してしまうのです。


吐き戻しをすると、せっかく飲んだ母乳やミルクの量が減ってしまいますし、肌着や洋服も着替えさせなければいけません。吐き戻しを防ぐためにげっぷを出してあげましょう。

赤ちゃんのげっぷは生後からいつまで?

新生児のころは授乳後にげっぷをさせると助産師さんにも教えられるでしょう。しかし、成長していくにつれて、いつまでもげっぷが出なかったり、げっぷが出ないのに吐き戻しもなくなったりと心配になる方も多いのではないでしょうか。


ここでは、赤ちゃんのげっぷは生後からいつまでかについて紹介します。生後3~4ヵ月頃と生後5~6ヵ月頃のげっぷの状態についてですので参考にしてください。

生後3~4カ月頃

生後3~4ヵ月頃になると、げっぷをさせようとしても何も出てこなくなることが増えます。この頃は自分で体を動かせるようになるため、腸が動き、おならとして飲み込んだ空気を出すようになります。


生後3~4ヵ月の頃は新生児期と比べてげっぷが減りおならが多くなりますが、健康でしっかり成長している証拠です。

生後5~6カ月頃

生後5~6ヵ月頃になると、自分でげっぷが出せるようになります。この頃は首がすわり、多くの赤ちゃんが寝返りできるようになります。そうなると、寝返りしたときに自然とお腹の空気がげっぷとして出てきます。


生後5~6ヵ月頃は自分でげっぷができるようになりますが、げっぷが出なくて苦しそうな様子であれば背中をさすってサポートしてあげましょう。

赤ちゃんにげっぷを出させるコツ6つ

授乳後の赤ちゃんにはげっぷが必要ですが、いつまでも出ないときもあるでしょう。げっぷが出ないときは様々な体制で試してみるとよいです。


ここでは、赤ちゃんにげっぷをさせるコツを6つ紹介します。赤ちゃんにげっぷをさせるコツは、太ももに横向きで座らせる、縦抱きをする、背中を下から上へとさする、出やすい角度を探す、時間をかけ過ぎない、うつ伏せにするなどがあります。

げっぷを出させるコツ1:太ももに横向きで座らせる

げっぷを出させるコツ1つ目は、太ももに横向きで座らせることです。赤ちゃんの首と胸を支えながら自身の太ももに座らせてげっぷをさせます。胸を支えることで圧迫されてげっぷが出やすくなります。


座らせてげっぷをさせるときは、首が座っていない赤ちゃんは注意が必要です。片手で胸を支えるときは赤ちゃんを手にもたれかけさせるように座らせて、少し前のめりになるようにしてげっぷをさせましょう。

げっぷを出させるコツ2:縦抱きをする

げっぷを出させるコツ2つ目は、縦抱きをすることです。赤ちゃんの頭を支えてお腹を少し圧迫するように縦に抱きながら、抱いている人の肩に赤ちゃんの顎をのせます。片手でお尻を支えて、もう片方の手で下から上に背中をさすったり優しく叩いたりします。


縦抱きをするときに赤ちゃんが吐き戻す場合があるので、抱いている人の肩にガーゼなどを置いておきましょう。その際は赤ちゃんの鼻や口をふさがないよう注意しましょう。

げっぷを出させるコツ3:背中を下から上へとさする

げっぷを出させるコツ3つ目は、背中を下から上へとさすることです。空気は下から上へ動くので、胃の辺りからうなじに向けて背中をさすります。お腹の中の空気を押し上げるイメージです。


げっぷをさせるには背中を叩くイメージが強いですが、なかなか出ない場合もあるので背中を下から上へさすることも試してみましょう。

げっぷを出させるコツ4:出やすい角度を探す

げっぷを出させるコツ4つ目は、出やすい角度を探すことです。赤ちゃんのげっぷが出やすい角度には個人差があります。いつまでも出ないからといって焦らず、様々な角度を試して赤ちゃんのげっぷが出やすい角度を探してあげましょう。


げっぷが出ないからといって、長時間げっぷをさせるのは赤ちゃんの負担になってしまいます。適度に様々な角度を試すのがよいでしょう。

げっぷを出させるコツ5:時間をかけ過ぎない

げっぷを出させるコツ5つ目は、時間をかけ過ぎないことです。赤ちゃんのげっぷがいつまでも出ないことはよくあることです。だいたい5分ぐらい背中をさすったり優しく叩いたりしてあげましょう。


げっぷが出ないと焦って時間をかけてげっぷをさせる必要はありません。時間をかけ過ぎると赤ちゃんへの負担になってしまう場合があるので注意しましょう。

げっぷを出させるコツ6:うつ伏せにする

げっぷを出させるコツ6つ目は、うつ伏せにすることです。自身の太ももに赤ちゃんをうつ伏せで寝かせて、下から上に背中をさすったり優しく叩いたりします。うつ伏せは赤ちゃんのお腹が圧迫されるので空気が出やすい姿勢になります。


赤ちゃんをうつ伏せで放置することは危険なので、必ず目を離さずにげっぷをさせるようにしましょう。

げっぷがいつまでも出ない時の対処法4つ

授乳後赤ちゃんにげっぷさせようとしても、いつまでも出ないということもあるでしょう。いつまでも出ないと、心配になったり焦ったりする人も多いのではないでしょうか。


最後に、げっぷがいつまでも出ない時の対処法4つについて紹介します。げっぷがいつまでも出ない時の対処法は、姿勢を変える、縦抱きで様子を見る、無理に出させない、横向きにして寝かせるなどがあります。

げっぷが出ない時の対処法1:姿勢を変える

げっぷが出ない時の対処法1つ目は、姿勢を変えることです。げっぷが出やすい姿勢は赤ちゃんによって個人差があります。


いつまでもげっぷが出なくても、姿勢を変えた瞬間に出るということもあります。出なくても焦らず色々な姿勢を試してみましょう。

げっぷが出ない時の対処法2:縦抱きで様子をみる

げっぷが出ない時の対処法2つ目は、縦抱きで様子を見ることです。いつまでもげっぷが出ない時は赤ちゃんを縦抱きにして室内を少し歩き回ったりしてみましょう。縦抱きだとお腹が圧迫されてげっぷが出やすくなります。


げっぷが出ない時はお腹に空気がたまっていない可能性もあるので、焦らず落ち着いて縦抱きのまま様子を見るようにしましょう。

げっぷが出ない時の対処法3:無理に出さなくても大丈夫

げっぷが出ない時の対処法3つ目は、無理に出させようとしないことです。いつまでも出ないからといって、長時間げっぷをさせようとすると赤ちゃんの負担になりますし、げっぷをさせる側も疲れてしまいます。


もしげっぷが出なくても、おならとして排出されたり、吐き戻しで母乳やミルクと一緒に排出されたりします。赤ちゃんの吐き戻しはよくあることなので、あまり神経質になり過ぎなくても大丈夫です。

げっぷが出ない時の対処法4:横向きにして寝かせる

げっぷが出ない時の対処法4つ目は、横向きにして寝かせることです。中には授乳中にげっぷをせず寝てしまう赤ちゃんもいます。その時は赤ちゃんを横向きにして寝かせましょう。布団にバスタオルなどを敷いておくと吐き戻しをした時でも安心です。


仰向けで寝かせると、吐き戻しをしたとき喉に詰まってしまう可能性があるので、必ず横向きで寝かせましょう。

赤ちゃんのげっぷはいつまで必要か把握しよう

赤ちゃんのげっぷはいつまで必要か、コツ6つと出ない時の対処法について紹介しました。赤ちゃんのげっぷが出ないことはよくあることですし、いつまでもげっぷが出ないからといって焦る必要はありません。


赤ちゃんのげっぷはいつまで必要か把握し、その期間を楽しんでいきましょう。